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宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

チョロッとじゃ撮れないAbell370はフォトンが足りない!!

2019-11-01 17:09:00 | 天体写真(冷却CMOS)
超大質量銀河団Abell370は、今年の2月にも撮っています。
https://sky.ap.teacup.com/eti_forest/840.html

Abell370
G380 , 2X2 binning , 30X60s , 30min Total , OnlyDarkNoFlat
下にくっ付いているのはAladinです。


おおよそ6.5'X5.0'のエリア。
HST画像はコレ。


1枚画像はこんなもんです。


宇宙うなぎの頭は20等級っぽいですが、ここの夜空ではSNが上がらず
上手く撮れそうもありません。


何せ45億光年とか60億光年の彼方にある、超大質量銀河団と
アインシュタインリングが相手です。
チョロッと撮りでは申し訳ありませんよね~(-。-)y-゜゜゜
赤方偏移6.5とか・・・
全カット金メッキ鏡と近赤外フィルターでSN稼がにゃあ~、
そうそう簡単に写る筈も無く。

ちなみにシーイングも悪かったです。夜半前で2/5 , 夜半過ぎで3/5。
確認撮りのM57も眠い解像感。


3:30終了。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (taki)
2019-11-02 12:30:39
こんにちは。
65cm再調整されてすごい解像度ですね。
しかも前回よりパワーアップしてるのに写って無い?
自分が捕まえたと思ったウナギももしかしてただのゴミ?
結構ショックでかいっす。
よっぱらって浮気してる場合でないわ。
再検証せねば。
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Unknown (☆男(hoshiotoko))
2019-11-02 18:23:30
takiさん

前回は2月、今回は水蒸気多く、湿度90%でした。
バックグラウンドが明るいと、とても20等級超は無理だと
言えそうですね。DSOはSNを上げた上で多数枚加算し、
それを沢山作って加算平均する必要があるのでしょう。
Abell370の構成銀河は20等級超で、うなぎは21等レベル
ではないでしょうか?
中心部が明るい銀河だけが写ったと言えそうです。
返信する

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