SkyMax改イギリス式シェイクダウンで撮った画像です。
・追尾、ギア比、回転方向、300倍速導入、クランプの効き、
E-ZEUSⅡ通信、QHY5L-ⅡM+PHD2動作、なんちゃって極軸望遠鏡、
極軸調整機構などなど・・・
一通りクリアしました。
そこで、ZWO-ASI294MC(非冷却)でのDSO画像検証です。
レグルス , Gain120 , 10X60s , 10min Total , NoDarkAndFlat
M96 , Gain120 , 10X300s , 50min Total , NoDarkAndFlat
M96 , Gain400 , 12X120s , 24min Total , NoDarkAndFlar
特性グラフから見て、Gain120付近が一番良いのではないかと
予測しました。実際の画像もGain400よりはずっと滑らかで
諧調豊かです。しかし、この光学系で1カット5分だと露光不足
は明らかでした。しかも、モニター画面上ではM96の画像が殆ど
見えません。撮っていて不安になって来ます。
対してGain400。
こちらは短時間でもM96がちゃんと見えています。
撮った気になる画像が出てくるのです。
星の色もちゃんと残っています。
上記2枚を良く見ると、
露光時間が長いGain120では微恒星がちゃんと出ているのに、
露光時間が短いGain400では微恒星が出ていません。
一見写っているように見えて、実は元々は写っていない
ということです。単に電気的に増幅している訳ですが、
写っていないものは出て来ないと言うことですね。
CMOSカメラは短時間露光で多数枚コンポジットが吉と
言われていますが、使った感じでは露光量が少なすぎると
やはり写っていません。
Gain120では、最低でも1カット10分が必要になる感じです。
F4での話しですから、イプでは5分で良いことになります。
逆にF8 RCだったらエライことになる訳です。
1カット40分は現実的ではありませんね。
Gain400であればF8でも8分で良いことになります。
案外色抜けも起きていないので、基本はGain400で使えば良いのでは
ないでしょうか。星団を美しく出したい時はGain120を使えば
かなり綺麗でしょう。レグルスの例で見当が付きます。
但し、
微恒星までキチンと出したければ、Gain120で10分露光が
良いと思います。
まあ、まだまだデータが足りません。
もっとたくさん撮ってみないと判りませんね。
あっ、そうそう。
ダークとフラットはやはり撮らないとダメです。
画面左上から変な光条が出ているし、色ムラもあるし、DSOでは
激しく強調処理が入る上、バックがフラットな場合が多くボロが
目立ちます。手抜きはすぐにバレちゃいます(^^♪
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撮影日時:2018/02/17-18
撮影場所:カッパ池P(標高638m)
天候:快晴、強風のち微風
気温:-5℃ / センサ温度=2.9℃
星空指数:70
シーイング:2/5夜半から3/5
撮像鏡筒:GINJI-300FN改 , 30.5cm F4 Newtonian , fl=1220mm
カメラ:ZWO-ASI294MC (Sony IMX294 Back Side Illuminated CMOS m4/3)
フィルター:LPS-P2
コマコレクター:SkyWatcher ComaCorrector F4
赤道儀:SkyMax改イギリス式_E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:Sharp Cap 3.1(Free版)
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
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・追尾、ギア比、回転方向、300倍速導入、クランプの効き、
E-ZEUSⅡ通信、QHY5L-ⅡM+PHD2動作、なんちゃって極軸望遠鏡、
極軸調整機構などなど・・・
一通りクリアしました。
そこで、ZWO-ASI294MC(非冷却)でのDSO画像検証です。
レグルス , Gain120 , 10X60s , 10min Total , NoDarkAndFlat
M96 , Gain120 , 10X300s , 50min Total , NoDarkAndFlat
M96 , Gain400 , 12X120s , 24min Total , NoDarkAndFlar
特性グラフから見て、Gain120付近が一番良いのではないかと
予測しました。実際の画像もGain400よりはずっと滑らかで
諧調豊かです。しかし、この光学系で1カット5分だと露光不足
は明らかでした。しかも、モニター画面上ではM96の画像が殆ど
見えません。撮っていて不安になって来ます。
対してGain400。
こちらは短時間でもM96がちゃんと見えています。
撮った気になる画像が出てくるのです。
星の色もちゃんと残っています。
上記2枚を良く見ると、
露光時間が長いGain120では微恒星がちゃんと出ているのに、
露光時間が短いGain400では微恒星が出ていません。
一見写っているように見えて、実は元々は写っていない
ということです。単に電気的に増幅している訳ですが、
写っていないものは出て来ないと言うことですね。
CMOSカメラは短時間露光で多数枚コンポジットが吉と
言われていますが、使った感じでは露光量が少なすぎると
やはり写っていません。
Gain120では、最低でも1カット10分が必要になる感じです。
F4での話しですから、イプでは5分で良いことになります。
逆にF8 RCだったらエライことになる訳です。
1カット40分は現実的ではありませんね。
Gain400であればF8でも8分で良いことになります。
案外色抜けも起きていないので、基本はGain400で使えば良いのでは
ないでしょうか。星団を美しく出したい時はGain120を使えば
かなり綺麗でしょう。レグルスの例で見当が付きます。
但し、
微恒星までキチンと出したければ、Gain120で10分露光が
良いと思います。
まあ、まだまだデータが足りません。
もっとたくさん撮ってみないと判りませんね。
あっ、そうそう。
ダークとフラットはやはり撮らないとダメです。
画面左上から変な光条が出ているし、色ムラもあるし、DSOでは
激しく強調処理が入る上、バックがフラットな場合が多くボロが
目立ちます。手抜きはすぐにバレちゃいます(^^♪
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撮影日時:2018/02/17-18
撮影場所:カッパ池P(標高638m)
天候:快晴、強風のち微風
気温:-5℃ / センサ温度=2.9℃
星空指数:70
シーイング:2/5夜半から3/5
撮像鏡筒:GINJI-300FN改 , 30.5cm F4 Newtonian , fl=1220mm
カメラ:ZWO-ASI294MC (Sony IMX294 Back Side Illuminated CMOS m4/3)
フィルター:LPS-P2
コマコレクター:SkyWatcher ComaCorrector F4
赤道儀:SkyMax改イギリス式_E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:50mmF4ガイド鏡 + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:Sharp Cap 3.1(Free版)
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
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同日の小河内(標高530m)の最低気温が-4.4℃なので、-6~7℃位ですかねえ?
なんにせよ、いいものを見せてもらいました。
しかしお会いできるのは楽しいですね!
色んな裏話などを聞けて楽しかったです。
ASI294のM96ですが、いい感じですね。
うちの画像はコマコレの問題で星が肥大していると思ってましたが、ひょっとするとシーイングの問題かもしれませんね。(もう少しテストしてみます)
今日は。
夜中に怪しい人たちが来て何かやっていましたが、あんな所でコタツに入って
パソコン見ている人に遭遇したら、そっちの方が余程に怪しいですね(^^♪
私は元々がハード&ファームウェアの人なのですが、全方位エンジニアを
目指して好きなことをやっています。
今回はチカラ技の私に対し、minerさんのやっていらっしゃることはとても
スマートに見えました。そっち方面、そろそろ気合を入れなきゃなあ~と
思いました。良い刺激です。