HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR
を使って撮った画像です。
色収差やフリンジは目立ちませんが、星像自体は良くないです。
28-105mmの方が良いですね。
また、テレ端70mmは周辺減光もやや大きめです。
24mmワイド端
70mmテレ端
明るい光学系であるほど、フラットが重要です。
このバンビ付近はフラットを撮らなかったため、強い
画像処理が出来ません。
K-1Ⅱ + FSQ-106ED + 0.73レデューサ
ISO3200 , 5X30s , 150sec Total
本気撮り・・・と言っても、JPEG画像からの処理です。
それも、1カット1分×14=14分なんですよコレ。
フラットは、その場で6枚撮りました。
K-1Ⅱ + FSQ-106ED + 0.73レデューサ , F3.65 , fl=387mm
ISO3200 , 14X60s , 14min Total , Dark=0 , Flat=6
もちろん、ノータッチ・トラッキング撮影です。
撮影は楽ですが、画像処理は重いですねえ~(-_-メ)
RAWからの処理だったらエライこっちゃです。
JPEGでいいんじゃね?って思うのは私だけでしょうか。
ちなみに、フラット画像はコレ。
K-1とK-1Ⅱは”フローティングミラー構造”
になっており、ミラーアップと共にミラーが退避して
ミラーボックスケラレを極限まで減らしています。
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/k-1-2/feature/05.html
フルサイズですが、短辺上下のミラーボックスケラレが少ないです。
K-1ⅡのダイナミックレンジがK-1比で大きく改善されて
いるとの情報がありました。
http://digicame-info.com/2018/05/pentax-k-1-mark-ii-7.html
これによると、ISO800付近から上で2倍~3倍のダイナミックレンジ
を確保できていることになります。
ISO25600では、概ね2倍ですね。本当でしょうか?
ISO25600 , 10sec , JPEG一枚画
う~ん、どうでしょう?
コレ、凄いんじゃあないでしょうか。
K-1ではフレーミング用だったISO25600がこの画像。
あえて並べての比較はやりません。
この画像で判断してみて下さい。
ちなみに撮像鏡筒は、
業界最高峰のFSQ-106ED + 0.73レデューサ使用。
F3.65 , fl=387mmです。
K-1Ⅱの天体写真適正?
全く心配ご無用。
今回は小細工無し、JPEG一発撮り1枚画像勝負です。
トーンカーブ+リサイズだけ。ほぼ撮って出し。
撮影パラメータ
CTEではないが、K-1Ⅱのブルーは綺麗だ。
薄い緑のシマシマは夜天光(大気光)です。
------------------------------------------
撮影日時:2018/05/19-20
撮影場所:入笠山天体観測所(標高1810m)
天候:快晴、微風、結露なし
気温:7℃ → -1℃
星空指数:80
シーイング:2/5
カメラ:PENTAX K-1Ⅱ
大三元レンズ:DFA 70-200(2.8) , DFA 24-70(2.8) , DFA 15-30(2.8)
撮像鏡筒:FSQ-106ED + 0.73レデューサ、F3.65(387mm)
フィルター:無し
赤道儀:高橋製作所 J型架台_E-ZEUSⅡ改、昭和機械20E_E-ZEUSⅡ改
ガイド:ノータッチ・トラッキング
------------------------------------------
K-1Ⅱ+大三元が来たので、早速天の川を撮って来ました。
あと1日早ければ、もっと空の条件が良かったのに残念ですが、
とにかく昨日到着し、そのまま機材を詰め込んで右往左往
しながら晴れ間を探して撮って来ました。
90s赤道儀+K-1Ⅱ+HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW
M8,M20付近 , 200mmF2.8(4.0) , ISO_6400 5X30s , 150secTotal
コンポジット前の元データを、Exif残しでリサイズ
NGC7000(北アメリカ星雲付近), ISO_6400 , 6X60s , 6min Total
水蒸気モヤのため、色ムラがあります。
コンポジット前の元データを、Exif残しでリサイズ
DFA15-30(2.8)->15mmF2.8 , ISO6400 , 20sec , 1枚撮り
<撮影設定>
・RAW撮影
・全てのノイズリダクション OFF
・タイマー・リモートコントローラとタイム撮影機能を併用
・赤道儀による自動追尾撮影
<総観>
・K-1である。 以上でも以下でも無く、K-1である。
天体撮影の場合、アクセラレータ強制介入RAWデータの星喰い現象
や、暗部が勝手に潰されると言う懸念があった。
しかし、ノイズリダクション全OFFのRAW撮影なら、
取越し苦労であることが分かった。
・K-1ⅡのRAWに対応した現像ソフトが、まだ無い。
CameraRAW・・・NG、StellaImage7・・・NG
唯一、純正のDigitalCameraUtility5(Ver,5.8.1)だけが使える。
|
+->しかし、なんとも動作の遅いソフトで思考が停止する!
Core i7 + Memory16GB + SSDのパソコンでも、
話にならんほど引っ掛かる。
コイツにタスク占有され、他のスレッドも遅くなる。
・大三元レンズとは言え、高性能望遠鏡タイプレンズには遠く及ばない。
|
+->大口径ズームレンズで、これだけ写れば不満ではない。
しかし、天体撮影を本気で行う気にはなれなかった。
200mm時にLV画像を見ながらピント位置を探るが、
写野中心でも光軸がズレたような偏りがあって点像
にならない。(望遠鏡レベルでの感想です。)
・大三元レンズ全て、LVでのピント合わせが容易で
助かった。特に、アウトドアモニターでブーストすると
微恒星まで見える。
・バッテリーは一晩で2本必要。
これは、ノーマルK-1でも同じであった。
通常、私はACアダプターを使っているので気にならない。
・天体撮影時、超高ISOやアクセラレータの恩恵は無い。
むしろ、RAW現像ソフトが対応しておらず難儀してしまった。
・本体搭載のタイム露光機能中に無表示なのは不安になる。
せめてLEDをチカッ!チカッ!っと光らせてもらいたい。
・ファームウェアバージョン:PENTAX K-1 Mark Ⅱ Ver:1.01
------------------------------------------
撮影日時:2018/05/15-16
撮影場所:柳沢峠付近(標高1162m)
天候:晴れ、高湿度、ガスあり
気温:7℃
星空指数:60
シーイング:4/5
カメラ:PENTAX K-1Ⅱ
大三元レンズ:DFA 70-200(2.8) , DFA 24-70(2.8) , DFA 15-30(2.8)
フィルター:無し
赤道儀:高橋製作所 90s
ガイド:ノータッチ・トラッキング
------------------------------------------
前記事で投稿したM13(HDR)ですが、等倍画像を眺めているとM13の向こう側
に沢山の系外銀河が見えています。僅か14m30sの露光ですから粗いですが、
無理して更にHDR化してみました。
この画像は6.33MBの等倍全画面(4000X4000)ですので大きいです。
M13(HDR) , ISO3200 , 2X180s + 2X60s + 2X15s +
ISO 100 , 1X180s , 14m30s Total
凄い星数!
そして、その向こう側にも系外銀河があって宇宙の立体感が感じられます。
神秘的だあ~~ 球状星団って いったい何?
矮小銀河のなれの果てか・・・
次回は3時間ぐらいかけてM13を撮ってみようと思いました。
梅雨前最後の晴天狙いで入笠山天体観測所へ行って来ました。
5月27日は畑でサツマイモを100株植えつけたり、除草作業があったりで
夕方まで野良仕事。帰宅して風呂に入ってご飯を食べたらマッタリして
しまい、なかなか出発できず・・・なんと22時に入間市を出発し、
0時30分観測所着なりって、薄明が2時50分から始まることは知ってますが。
今回は30cmF4プライムフォーカスで撮影するつもりでセットアップ。
K-1ファームウェアVer,1.41 + IMAGE Transmitter2 Rev,2.20でセットアップ。
ところがギッチョン。
IMAGE Transmitter2がK-1を認識しないではあーりませんか!
K-1のみ最新ファームを入れてきましたが、どうやらIMAGE Transmitter2も
最新版を入れなければならなかった模様。案の定、翌日の日中にRev,2.31を
ダウンロードしたら認識しました。Rev,2.30でKPに対応した訳ですが、
あろうことかK-1を認識できなくなるバグがあったようで、速攻でRev,2.31に
修正されていました。
ってことで、ボウズ防止に夏の銀河を撮ることに。
K-1 , ISO3200 , 40sec , DFA28-105mm->28mmF3.5
有難いことに鉄板ε-180EDが昭和機械製20E赤道儀に載っており、
友人H氏のご厚意により使わせて頂けることになりました。アリガタヤ
薄明まで時間がないため、完全ノータッチでバシバシ撮ります。
尚、共通フラットを6枚撮って使いまわしました。
M8_M20_猫の手 , K-1 , ISO3200 , 10X30s , 5min Total
M16 , ISO3200 , 6X30 , 3min Total
M17 , ISO3200 , 7X30s , 3m30s Total
バンビ付近 , ISO3200 , 9X30s , 4m30s Total
と言うことで、28日の薄明直前1時間の速攻撮りが終了しました。
それにしても、やはりイプは凄いわ。
--------------------------
さて、H氏、Y氏がご帰宅されて28日夜は私一人になりました。
夜半まで頑張るつもりでスタートしましたが、なんとまあ最高のシーイング!
快晴、微風、夜露なしとこれまた好条件が並びます。
やっと撮れたよM51
さて、今夜は30cmF4プライム鏡筒で撮りまくります。
なんと言っても、今日のシーイングはとても入笠山天体観測所とは思えないほどの
ものであり、過去最高のビッタリ星像です。これで撮れなきゃ腕が悪い。
正方形画像は4000X4000 Pixelにトリミングしたものですが、
フラットもダークも適用していません。プライムフォーカスが如何に
光量フラットであるか解ると思います。
それにしてもK-1、ノイズ少ないですねえ~。
D-810AとK-1は、当世最高傑作じゃないだろうか?
M51 , K-1 , ISO3200 , 6X180s , 18min Total
等倍画像
派手目
M97 , ISO6400 , 5X90s , 7m30s Total(薄明終了前)
M63 , ISO3200 , 5X180s , 15min Total
M101 , ISO3200 , 6X180s , 18min Total
M109 , ISO3200 , 5X180s , 15min Total
M81 , ISO3200 , 3X180s , 9min Total
M27 , ISO3200 , 6X180s , 18min Total
M13(HDR) , ISO3200 , 2X180s + 2X60s + 2X15s +
ISO 100 , 1X180s , 14m30s Total
結局0時30分頃から薄雲が出始めてシーイングも悪化。
1時撤収→5時帰宅となりました。
2時間仮眠して普通の月曜日が始まりました・・・俺って凄い。
------------------------------------------
撮影日時:2017/05/27(Sat)~28(Sun)
撮影場所:入笠山天体観測所
天候:快晴、高湿度、28日は雲多し
気温:8℃
星空指数:27日(80)、29日(60)
シーイング:5/5
撮像鏡筒:30cmF4プライム鏡筒、ε-180ED
カメラ:PENTAX K-1
フィルター:無し
コマコレクター等:旧パラコア2インチ
赤道儀:昭和機械25E赤道儀_EZEUSⅡ改
20E赤道儀_E-ZEUSⅡ改
ガイド:100mmF4ツチノコ+QHY5L-ⅡM , ε-180EDはノータッチトラッキング
撮像時間:***
ダーク画像:***
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***
撮像ソフト:PENTAX IMAGE Transmitter2から制御
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
------------------------------------------
・IMAGE Transmitter2 Rev2.20+K-1ファームウェアVer,1.41では接続が出来なかった。
K-1を認識できず・・・org
|
+->IMAGE Transmitter2をRev231にしたら無事動作した。
・ガイドはもの凄く安定しており、RMS=0.25"角と言う、今までで最高値を更新した。
・20E用クランプが必要。
・J型オーバーホールのためお持ち帰り。
・J型にカメラ雲台用の汎用プレートを付けられるようにする。
・ステナビ10+ASCOMドライバーでの動作検証が必要。
|
+->YさんのEndever Win10最新ノートでASCOM関連が動作しなかった原因。
|
+->”管理者権限で実行” これです!
・今回はT100HAのUSB3.1Cポートひとつで全てを賄えた。(E-ZEUSⅡ、K-1、QHY5L-ⅡM)
USB3.0延長ケーブルにUSB_4PortHubでノートラブルであった。
あと数時間で2016年が終わります。
今年はK-1に始まりK-1に終わるといった感じの1年でした。
4月28日に入手してから、実に34回もK-1と天体撮影に出かけました。
最後の撮影はE-ZEUSⅡ化した昭和機械の初期型25E赤道儀に載せた
30cmF4プライム鏡筒でのテスト撮影となりました。
赤緯の回転方向が逆だったり、周回パルス数が間違っていたりしていましたが、
大した問題もなく順調に動作してくれました。
しかし、
前回のコメントに書いた通り、観測所のスライディングルーフに付いている
電動シャッターが結氷によって動作不良となり、氷点下11℃の中で閉まらなくなる
という大トラブルに見舞われました。流石に凍傷を覚悟しましたが、
3時間ほどで動くようになりました。
12月28日は日中0℃を上回って雪や氷が解け、日没と同時に氷点下40℃の寒気団が
やってきて、見る見るうちに-11℃まで下がってしまいました。
こういう時の冬山は恐ろしいですね。
アチコチの金属が音を出し始めます。ギギギギッとか、キーンとか・・・
人にも機械にも過酷な環境です。
そんなこんなでテスト撮影に入るのが遅れ、撮影を始めたころには強風が
吹き荒れるという最悪な条件に豹変しておりました。
まあ、それでも一通りの動作や導入精度、追尾精度の確認はできました。
以下は今年最後のK-1データです。
尚、旧パラコア2インチ+長いバッフルにより盛大にケラレています。
この鏡筒は、元々冷却CCDで小惑星の捜索に使っていたものなのです。
フルサイズのカメラには対応していません。
なので、余計な処理もしていません。
M42_HDR , ISO3200 , 4X180s + 4X60s + 4X15s , 17min Total
M97 , ISO3200 , 3X180s , 9min Total
M106 , ISO1600 , 6X300s , 30min Total
かみのけ座銀河団 , ISO1600 , 2X300s , 10min Total
------------------------------------------
撮影日時:2016/12/28-29
撮影場所:入笠山天体観測所
天候:快晴、弱風のち強風、結霜無し→結霜あり
気温:-11℃
星空指数:90
シーイング:3/5
撮像鏡筒:昭和機械30cmF4プライム鏡筒 ( 30cmF4 , FL=1200mm )
カメラ:PENTAX K-1
フィルター:無し
コマコレクター:旧パラコア2インチ(但し、バッフルケラレもある)
赤道儀:昭和機械初期型25E赤道儀_E-ZEUSⅡ改
ガイド:100mmF4 + QHY5L-ⅡM + PHD2
撮像時間:画像に併記
ダーク画像:画像に併記
フラット画像:画像に併記
フラット用ダーク画像:画像に併記
撮像ソフト:***
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
------------------------------------------
・25E赤道儀をE-ZEUSⅡ化したのでテスト撮影を行った。
標高1810mで撮った馬頭星雲(IC434)です。
IC434 , ISO3200 , 6X180s ,18min Total , NoDark , SkyFlat=4
------------------------------------------
撮影日時:2016/11/25-26
撮影場所:入笠山天体観測所
天候:快晴、弱風、結霜
気温:-7℃
星空指数:90
シーイング:3/5
撮像鏡筒:ZWO-CN15F4 (15cmF4 , fl=600mm)
カメラ:PENTAX K-1
フィルター:LPS-P2
コマコレクター:SkyWatcher コマコレF4 + ワイドマウントPK改( BF=54.51 )
赤道儀:昭和機械20E型赤道儀_E-ZEUSⅡ改
ガイド:50mmF4 + QHY5L-ⅡM + PHD2
撮像時間:画像に併記
ダーク画像:画像に併記
フラット画像:画像に併記
フラット用ダーク画像:画像に併記
撮像ソフト:***
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
------------------------------------------
・20E赤道儀をE-ZEUSⅡ化し、そのままテスト撮影を行った。