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宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

Askar FRA300 Pro F5.0とK-1Ⅱでテスト撮影

2022-10-03 15:51:31 | 天体写真(PENTAX K-1&K-1Ⅱ)

この週末は50cmドブとAskar FRA300 Proをアテンザに満載し、

標高1810mの入笠山天体観測所へ行って来ました。

主役はコレ

Askar FRA300 Pro F5.0です。

5枚玉かつProシリーズとのことで楽しみにしていました。

先ずはγCyg付近(構図は無視!)

K-1Ⅱフルサイズ , ISO3200 , 3X180s , NoDark&Flat , JPEGコンポジット

西北西の低空につき、画面右側に諏訪の光害あり。

画面上が北になりますので、横構図ならば画面下側に光害が出て分かりやすかったと、少し後悔。

南東のオリオン付近(左下方向に甲府市街の光害あり)

K-1Ⅱフルサイズ , ISO3200 , 6X180s , NoDark&Flat , JPEGコンポジット

共にスターシャープ、アンシャープマスク等のシャープ系処理無しです。

フルサイズ四隅の星像、周辺減光、コントラスト、ゴースト全て合格点ですね!

中心星像RMS=2μmは嘘ではないようです。 スバラシイ!

モノとしての作り、デザイン、標準付属品なども申し分なしです。

今後は80mmや107mmのProシリーズも出て来るのでしょう。

もうプアマズ・タカハシなんて呼べませんよ。

気付いたら鏡筒も、撮像CMOSカメラも、ガイドスコープも、ガイドカメラも、

バッテリー等の電源関係も、全部中国製品に入れ替わりました。

もう ”中華品質” なんて馬鹿にした呼び方をしてはイケマセン。

私の場合、赤道儀は長年の積み重ねでこんなですけど(^^♪

ポータブル赤道儀がいっぱい!

オマケの50cmドブ(Ninjya500 SynScan改)

ぜんぜんオマケじゃ無いっつーの!

高気圧の後端でシーイング5/5と最高のコンディションでした。

M57 , M27 , M2 , NGC6960網状星雲 , NGC253 , NGC7293 , M1 , hχ二重星団 , M42 ,

木星 , 土星 などを堪能できました。

最高シーイングの標高1810m+50cmドブの威力は半端じゃあ~ありません。

アイピースは、なんちゃってイーソスの誉れ高き 賞月観星さんのXWA13mm_100°を使用。

50cm_F4.5 FL=2250mmでお月様がほぼ全画面に入ります。

本当はXWA20mm_100°が欲しいのですが、何時まで待っても品切れ状態なんですねえ。

最低有効倍率が71倍なので、ナグラー31mm_82°辺りなら最強でしょう。

やっぱりドブは広い視野で見たいです。

 

 


またまたK-1Ⅱを購入しました。

2022-07-27 11:13:38 | 天体写真(PENTAX K-1&K-1Ⅱ)

2016年4月発売の初号機K-1から6年の歳月を経て、再びK-1Ⅱを買いました。

初号機購入時に同胞されていた、リコーイメージング株式会社 代表取締役社長 赤羽 昇氏からのメッセージ。

こういう配慮は嬉しいですね。

K-1からK-1Ⅱにはなったけれど、天文用途ではほぼ同じ性能と言う感じです。

K-1系はミラーボックスケラレを減らす機構が付いているため、Nikon、Canonにくらべてケラレが目立たないのもポイントが高いです。

また、天体用フィルター改装せずとも十分に良い色が出せるため、星景写真をはじめDeepSky撮影にも適しています。

冷却機能こそありませんが、フルフレーム天文用カメラとして第一級品だと思っております。

これからは普通の写真も撮りながら、じっくりと楽しみたいと思います。

 

それにしても、あれから6年も経ったのか・・・( ̄▽ ̄)

 


K-1で撮ったM13等倍画像

2019-06-21 13:45:00 | 天体写真(PENTAX K-1&K-1Ⅱ)

価格.comに書き込んで等倍でご覧くださいと書いたものの、
加工画像は等倍表示されなかったので貼っておきます。
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0001035203/SortID=22722437/?lid=myp_notice_comm#22749748

M13を出来るだけ美しく表現したつもりです。


データはこちら。
https://sky.ap.teacup.com/eti_forest/713.html

球状星団の向こう側、数十億光年彼方の粉銀河が写っています。
宇宙って不思議ですね。


Don't worry Pentaxians・・・ってなんだ?

2018-09-07 19:56:00 | 天体写真(PENTAX K-1&K-1Ⅱ)
各社フルサイズミラーレスの時代になるようですね。
PENTAX使いとしての心配事・・・それは、ミラーレスと言う
選択肢が無く、リコーイメージングもレフ機で行く!
って言っていることですよね。

で、

Don't worry Pentaxians

ってことは、K-1Ⅱのミラーレス機をやることにしました・・・
ということではないかと言う、希望的推測です。
K-1Ⅱのプレミアム・キャッシュバックキャンペーンが始まり
ましたから、GR系ではなくPENTAXブランドでなにか?
でしょうね(^^♪

K-1Ⅱボディーキットと28-105mmWRレンズキットの決め打ちが
アヤシイ~。

期間も9月7日から11月4日まで、申し込みは11月18日までと、
これまた短期間ですね。

技術者目線では、Kマウントアダプター付きのK-1Ⅱミラーレス
なら作れるだろうと思うのです。
一番の低リスクでしょうし、Kマウントレンズ資産も活かせます。
ミラーレス専用マウントかもしれませんが、レンズが無いので
KマウントADありきで来るのでは?
PENTAXのフルサイズ機が欲しい人には、既に行き渡った感が
ありますし、NikonのZマウント機は魅力的に見えます。
何時までもミラーバタバタ機構では、もう誰も買ってくれなく
なるでしょうね。これから一気に流れが変わるので、
”Kマウントミラーレス”と言う選択肢が無いとね。
選択はユーザがするものですから。

天体写真では、既にK1系のOVFは使っていません。
LCD透過で星が見難いですから、もう昔のOVFではありません。
K-1Ⅱミラーレスが650gくらいの重さで出れば良いなあ~(^^♪



DPReviewのK-1Ⅱ評価記事→追試来ましたね!

2018-06-04 18:04:00 | 天体写真(PENTAX K-1&K-1Ⅱ)
ここで書いた記事↓
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/783.html
の、再テストが実施された模様。
https://www.dpreview.com/articles/1423988259/letter-from-the-reviews-editor-pentax-k-1-mark-ii-studio-scene-re-shoot

https://www.dpreview.com/reviews/pentax-k-1-ii-review/5

デジカメinfo
http://digicame-info.com/2018/06/pentax-k-1-mark-ii-8.html

相変わらず憶測で適当なことを書いています。

now, astrophotographers in particular may want to avoid this camera since the baked-in Raw noise reduction may affect the rendition of starry skies at higher ISOs.

PENTAXの人が私のブログを見ているならば、RAWデータでも何でも
送ってあげるからこのレビュアーに見せてあげたら良いと思います。
”かもしれない”とか、”気がする”的な表現を、
実際に撮影すらしていない天体写真について書いてはいけないです。
もっと定量的な評価が出来る、理系ライターは居ないのかね。


K-1Ⅱ その1時間で撮ったDeepSky

2018-05-25 16:32:00 | 天体写真(PENTAX K-1&K-1Ⅱ)

月没直前から撮影をスタート。

月明中のM4。 トリミング無し。
C-14のF7レデューサはバックフォーカスが不明でした。
おそらくは、標準Tリングと同じ55mmだろうと言う想定で
撮ってみましたが、フルフレーム機では周辺像がメタボロ。
おまけに大きなビネッティング付き。
ワイドマウントPKを作っているので、このケラレは
F7レデューサのバックフォーカスが、まるっきり間違っている
ことを示しているのかもしれません。

どなたか、古いジャイアント・イージーガイダーの
F7レデューサ、バックフォーカスをご存知ではありませんか?
もしかしたら100mmくらいあるかも??


フラットも撮りましたが、全く使い物になりませんでした。
よって、今回の画像は全部フラット無しです。
フラットが無いと画像処理がメンドクサイです。

24mm角の1:1切り出しとしました。

M13 , ISO 3200 , 4X90s , 6min Total


M16 , ISO 3200 , 4X90s + ISO 800 , 2X300s , 16min Total


M20 , ISO 3200 , 4X90s + ISO 800 , 2X300s , 16min Total


M8 , ISO 800 , 7X300s , 35min Total



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撮影日時:2018/05/24-25
撮影場所:三峰ヘリポート駐車場(標高900m)
天候:快晴、微風、結露なし
気温:8℃
星空指数:70(月没1:40、薄明開始2:45)
シーイング:天頂 4/5 , 南天 3/5

カメラ:PENTAX K-1Ⅱ
撮像鏡筒:C-14 + F7レデューサ使用でfl=2489mm
フィルター:無し

赤道儀:SkyMax改_E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:50mmF4 + QHY5L-ⅡM + PHD6.3

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・タイマー・リモートコントローラの断線修理を行ったのだが、別の場所に原因があった模様。
 ケーブルを触ると状態が変わる。(-_-メ) 要再修理だ。

・C-14とは言え、フルサイズセンサーだと簡単に写野に入る。
 今回は最初の同期にファインダーを使わなかった。
 QHY5L-ⅡMの画像を見れば、位置の再現性があるために電子ビューファインダーになる。
 もはや光学ファインダーは不要だ。

・ISO800のダイナミックレンジに驚いた。
 5分露光が8割方成功しているので、ISO800で撮るのも悪くない。
 ISO3200でも十分に凄いと感じたが、ISO800は別次元だった。

・アララ、良像範囲が中心付近しかない・・・
 こりゃあ~バックフォーカスが合っていないな。
 バックLCDでは十分に合っているように見えたが、これでは使い物にならない。

・フラットが全く使い物にならないぞ?
 何か間違ったか?
  |
  +->よって、今回はフラット画像が使えない。


K-1Ⅱ その1時間のために

2018-05-25 10:55:00 | 天体写真(PENTAX K-1&K-1Ⅱ)

昨晩の関東は快晴。
ただし、お月さんが大きくて撮影は厳しい。
月没が1時40分、薄明開始が2時45分。
有効撮影時間は1時間しかない。

でも、今日行かないと梅雨入りしちゃうので行って来ました。
20時過ぎにノコノコ出発し、現着22時。
久しぶりの奥秩父です。

今回はK-1Ⅱ+C-14です。
F7レデューサーでfl=2489mmの望遠鏡レンズって感じ。(^^♪
K-1が重いなど、一度も感じたことがありません。



3時まで快晴だったけど、撤収直後に全面薄曇りとなりました。
6時15分帰宅。やはり奥秩父は近くて良いなあ~。


K-1Ⅱ+HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AWはアリか?

2018-05-23 19:46:00 | 天体写真(PENTAX K-1&K-1Ⅱ)

HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW

このズームレンズで星撮り本気モードは有り得るのか?

200mmと言う焦点距離は望遠鏡タイプでは殆ど存在しません。
ボーグの55FLがあるくらいかな?

200mmF2.8 , ISO3200 , 25X60s , 25min Total , Dark=0 , Flat=5


JPEGからの処理です。
もの凄く強い画像処理を行っています。
ここまでくると、JPEGからの処理では当然、無理があります。

RAWからじっくりやれば、かなりイイ線行くと思います。
ダイナミックレンジを考えれば、ISO800で1カット5分×24枚=2時間。
これが最低レベルでしょう。
いくらなんでも25分のJPEGで炙り出すには無理があり過ぎますね(^^♪

200mmF2.8 , ISO3200 , 10X60s , 10min Total , Dark=0 , Flat=0


周辺減光が非常に少ないです。
このM8_M20周辺の作例はフラットを撮っていません。
この程度なら、ホントに楽勝・簡単処理で良い結果が得られます。
等倍で見ると・・・☆屋的には不満足です。
広く撮って等倍拡大して使うなどしなければ、まあ合格点です。
だってズームレンズですから、コレ。

HD PENTAX-D FA★ 50mmF1.4ED DC AW
HD PENTAX-D FA★ 85mmF1.4ED DC AW
HD PENTAX-D FA★135mmF2.8ED DC AW
HD PENTAX-D FA★200mmF2.8ED DC AW
HD PENTAX-D FA★300mmF2.8ED DC AW
HD PENTAX-D FA★400mmF2.8ED DC AW

こう言ったラインナップがあれば良いなあ~(V)o¥o(V)


さて、200mmばかりではなく88mm相当でも撮ってみました。

88mmF2.8 , ISO3200 , 11X60s , 11min Total , Dark=0 , Flat=0


88mmF2.8 , ISO3200 , 11X60s , 11min Total , Dark=0 , Flat=0


パープルフリンジが強烈に出ました。
この画像は、それでも色ノイズ除去フィルターでかなり消しています。
天体用途で88mm域は、チョット使いたくないかな。