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小学校の算数問題をやってみて

2015-07-19 08:34:21 | ブログ
 参考文献に紹介されており、「小学校の算数」と銘うってある問題集をやってみた。この中には、簡単な問題もあるが、難解な問題も含まれており、紹介されているすべての問題が「小学校の算数」なのか否か疑問もあるが、やってみると、楽しくもあり、いろいろ考えさせられることも少なくない。

 60件の問題に挑戦した結果は、正解としたものが47件、誤答と認めたものが9件、未解決の問題が4件であった。正解率は78%程度ということになる。

 正解としたものの中には、代数式を用いたものもあった。これらの計算過程は子供には見せられないし、あまり望ましくないのかも知れない。

 一方、誤答9件の要因を分類してみると、ひっかけ問題らしいものにひっかかったと思われるもの3件、計算手続きを複雑にし過ぎ、シンプル思考の不足と思われるもの3件、論理思考上のミスが1件、答が複数個あり、その一部を見落としたもの1件、問題読み取り上のミスが1件であった。読み取り上のミスは、集中力の欠如であり、もったいない。また、答の見落としは注意力不足であろう。

 小学校の算数問題を解くには、若い頭脳がもつ瞬発力や直観力が必要であり、このような能力が劣化し、脳の手続き記憶中にあるマニュアル手続きやルールに頼る老人には相当苦しいのではなかろうか。

 老人は、目標が明確で、実行途中の手続きが定型化されているような作業は得意であるが、算数問題は苦手の作業のうちに入るのであろう。算数問題に関しては、目標は明確であるが、実行途中のアルゴリズムや解決手続きは自分で見つけねばならない。

 しかし、世の中にある仕事や趣味を見渡すと、目標も解決手続きも自分で見つけねばならないものが結構あることに気付く。例えば、俳句や短歌をつくったり、小説を書いたり、絵を描いたりする作業もそのようなものの範疇に入るのであろう。小学校の算数問題くらいは入門コース程度かも知れない。

 算数問題の中には、ひっかけることも意図していると感じられる問題も含まれる。このような問題の意図にだまされずに、真実を見極めることが必要である。このような問題に強くなれば、振り込め詐欺のような詐欺犯罪に対する抵抗力を養えるのでは?

 算数問題の中の難解な問題については、少なくともその一つを動機として、さらに数学的展開ができるものがあるかも知れない。もしそのような展開が可能であれば、これについてブログを書くことになるだろう。

 参考文献:
 大人脳力開発倶楽部編著「お父さん、できる?小学校の算数」(バジリコ)