退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#823:マナーと思いやり、続

2017-03-25 21:20:39 | アメリカ便り
昨日の続きをちょっと。

私は子供たちに、“日本でバスに乗った時、お年寄りが立っていたら席を譲りなさい”と教えていました。
これはマナーです。

日本の若者や老人に近い人たちでも、このマナーは大体守っているようです。
たまに寝たふりしてる人、化粧に夢中になっている女子、ちゃらおちゃんたちが無視していますが。
でも最近目にするのは、その席を譲られた年寄りたちが拒否をしている姿です。

私も札幌の地下鉄で経験しましたが、相手は80歳ぐらいの足の悪い人。
すぐさま、席を譲ろうと立ち上がり、“どうぞ”と勧めると、“良いんですよ”と答えが返ってきた。
それでも勧めると、“すいません”といって座ってくれた。
以前は、誰かが席を譲ってくれるのを待っている年寄りばかりの気がしたが。
それだけ最近の年寄りが元気になってきたのでしょうか。
これはあたっていると思いますね。

いや、きっと昨今の老人人口の増加により肩身が狭くなり、学校や仕事で疲れている若い人たちに座っていてほしいという“思いやり”からくるものなのでしょうか。
そんな思いやりもあるかもしれません。

しかし、席を譲って断られる、または遠慮される側(特に高校生なんか)の立場になったらどう思うでしょうか。
“俺だって仕事で疲れているのに、せっかく席を譲ったのに、断るなんて”。
譲った側は居場所がなくなって場所を移るか、空いた席を目の前に座りたいけどやせ我慢。
そのうちに見ず知らずの餓鬼に座られる、何てことがおきる。

そこで、お年寄りの皆さんへ一言。
席を譲られたら、素直に好意に甘えて座りましょう。
“せっかく譲ってくれたのに、私が強情張って断ったら、譲ってくれた人はどんな気持ちになるかしら”とちょっとでも考えてください。

これは“思いやり”です。

デパートのケーキ売り場。アメリカにもこんなにたくさんの、おいしいケーキがあったらよいのだけど。



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ハブグレジュンタのマミー