退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#822: マナーと思いやり。

2017-03-24 20:05:57 | アメリカ便り
日本から帰ってきてから翻訳の仕事がどんどん入ってきています。
でも全部断っていましたが今日ついに2つ、短いのを受理しました。
こうも毎回断っていたら、そのうち仕事が来なくなるかもしれないと思い受け入れたのです。
私の大好きな短い文章で締め切りも厳しくないのでした。
もう終わって、“ボトルネック(問題点)”である主人に見てもらい、またそれを見直して送り返します。
でも今主人はマーチマッドネスとか言うバスケットボールのトーナメントを見ているのでしばらくは腰を動かさないでしょう。

仕事が終わってからジュンちゃんといつものパークへ行ってきました。
3マイル歩いた後、ジュンちゃんを川岸で遊ばせました。

今日の御題です。
先日会いに行った娘の話から思いついたのです。
娘が言いました。
“お母さん、この間ブレッドカンパニー(スターバック+食事もできる所)にいったんだけど、ある杖を突いたおじいさんが、頼んでいた食事ができたのでとりにいったんだけど、そのおじいさん杖をついているから、オボンにのった食事を運べないで困っていたの。でも周りの人は誰も助けようとしなかったんだよ。ひどいでしょ、ウエストヴァージニアというところは。セントルイスではそんなことは絶対ないと思うよ(私もそう思います)。それで、私が手伝いにいったんだけど。そのおじいさんとても感謝して、私に言ったの、あなたは大変よい両親に育てられたんですねって”。
そうです、娘(息子もですが)は大変良い母親に育てられたのです。
父親ではないです。
というのは父親は実に当たり前のアメリカ人だから。
主人は子供たちに嫌われたくないから、子供たちを怒らすようなことは何もいわないし、いつも無難なことばかり言うか、黙っているかのどちらかです。

私は子供たちが小さいころから、日本語以上に善悪、思いやり精神を教えてきました。
だからどこに出しても恥ずかしくない子供たちと思っています。
いやー、私が嫌いな身内の自慢をしてしまった。

といったところで、御題からそれてしまいました。
ドアを開けてあげたり、後ろの人が来るまで、ドアを開けておいてあげる(これって日本人はしないです)のは思いやりではなくマナーです。
くちゃくちゃ音を立てて食べたり、口をあけて食べたりしてはいけないのと同じです。
女性、老人優先もマナーです。

思いやりとは目には見えにくく、後になって心に染み渡るものと思います。
たとえば、主人のためにビールを冷やしておくとか、、、
これは冗談ですが。
先日私が日本で経験したことですが、私より2つも年上の友達が、毎日往復1時間半もかけて仕事に通って疲れているのに、私が帰る直前、仕事が終わった後、居酒屋に付き合ってくれたました。
これは本当に感謝しています。
別に居酒屋はどうでも良かったのですが、その気持ちが非常にうれしかった。

思いやりとはそんなものです。
口に出して要求しなくても、わかってもらえることが思いやり精神です。

主人、“この翻訳の見直し速く終わらせたら、妻(私のこと)がはやく床に入ることができるだろうから(思いやりですね)、がんばって早くおわらせよう”。
なんてことは思っていないでしょうね。

ハブグレジュンタのマミー