模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

事前の調査と確認が大事です

2021年02月28日 | プラモデル

日曜日は晴れて風も強くなく、春らしい休日でした。
小鳥の囀りも活発になってきて、そろそろ渡りの鳥が入れ替わる頃。

RAF SE5aのデカール貼りです。
東欧の工業製品を甘く見たらだめですね。
軟化剤は効かないし、パリパリ割れました。
エルロンのヒンジ部をカットしたら、切れずに割れました。

一番ショックだったのは、迂闊な自分のミス。

下翼の下面はセールカラーとタンで自然な濃淡を簡単に付けられて、まずまずの出来。
下面は明色なので、デカールの余白が目立たないのでそのまま貼りましたが、上面のラウンデルは真面目に外周のニスをカットしました。
そしたら、ベースの白色が青よりも大幅にハミ出していたので、青の外周に不均一に白が残ってしまいました。
まったくローデンひでえな、印刷のトンボ合わせがなってねえじゃないかと。
しかし、おかしい。版ズレなら下面用も同じようにズレるはず。下面はハミ出してません。
実物の資料を確認すると、上面と側面のラウンデルには青の外側に細い白縁が付いていました。3重じゃないんですね。

超ショック。手描きで白縁描くしかないか。
マスキングテープでガイドして書くか。
手作り感満載だな。手描き下手っぴだし。

ノーミスで完成させるのは、いまだに困難です。
さて、風呂入って、ヤケ
酒だ。ふるさと納税のクラフトビールが届いたから。

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2月が逃げていく

2021年02月27日 | プラモデル

TVで飲食店の店主がコロナ禍の窮状を訴えていました。都会だと家賃だけでも大変でしょう。
しかし田舎の小さな家族経営の店は、コロナの前だって毎晩6万円も売り上げがあったわけではないので、給付金で店を改装できるほど金が貯った、と喜んでいるところもあると聞きました。

呑まない食わないサタデーナイトも今晩でおしまい。
来週には公立高校の入学試験があります。
最後の晩を、ひもじく楽しんでいます。

そういえば、ツイッターを観ていたら、今月のスケビでB17を作っていた上手な方が、1/24のSE5aのキットを買われてました。
その方がすぐ製作されるなら、できるまで待ってて参考にしたいなあ。

さて、S.E.5aは張り線の準備ができたので、基本塗装しました。
全体が真っ黒な状態。まず主翼と水平尾翼の下面全体にクレオスのC45セールカラーを吹き、次にリブの谷を狙ってセールカラーよりも少し色の濃いC44タンを、尾根のセールカラーを残すように吹きました。
写真を撮らずにマスキングしちゃいました。

そして上面1色目を吹いたところ。
透け防止に黒サフを全体に吹いたので、プリシェイドができません。

以前スパッドを作った時は、白サフを吹いてマスキングし、黒サフを吹いてリブの尾根と谷の陰影を得ようと考えました。
しかし、スパッドは多色迷彩だったので、何色もマスキングして塗り重ねると、せっかく何本も細切りマスキングテープを貼って表現したリブの陰影なんか、まったくわからなくなりました。

SE5aの上面色は、ローデンの色指示ではハンブロール#108WW1グリーン。
グンゼでは該当色が無く、タミヤではXF51カーキドラブが近似ということですが、かなり茶っぽく緑が弱い。
復元機や海外の方の作品を拝見すると、少し茶色の入った緑色のようです。
なのでクレオスのC54カーキグリーンに、オリーブドラブをテキトーに混ぜたものを基本にすることに決めました。

SE5aは単色なので、そういう意味ではスパッドのリベンジの良い機会です。
スパッドは1/28だったのでマスキングしましたが、1/48のSE5aでこんなマスキングはしたくないので、熊本の趣味人師匠直伝の、仇討ちvs返り討ち剣法でリベンジしてみます。

で1色目は、基本の緑に下面で使ったセールカラーを足して、かなり黄緑に振った緑を尾根線とハイライト中心に吹きました。
谷はほぼ黒のままです。
2色目は基本の緑を、谷線と脚などのパーツに吹きました。これが仇討ち。


下の画像は2色目を吹いたところ。

翼面にある三角の凹みは、操縦策がエルロン方向へ直角にまがる箇所にある、プーリーの点検窓。
キットはデカール表現でしたが、手を加える箇所があまりにもないので、彫ってクリア板を嵌めるつもりです。

コントラストがクッキリし過ぎでわざとらしい上に、色が濁って美しくないでしょう?

なので3色目はC54カーキグリーンにC15濃緑色を足して鮮やかな緑を作り、薄い緑のベールを全体に掛ける感じで吹きました。これが返り討ち?
そしたら今度は、ビリジアンという名が思い出されるほど、緑になり過ぎました。
4色目は薄く溶いたC54カーキグリーンで、リブのハイライトを完全に消さない程度に、全体を馴染ませました。
いつもの大人しい作風=パッとしない出来に近づいていきますが、今回は早めに止めることにします。

5色目はC54カーキグリーンにジャーマングレーを混ぜた黒っぽい緑を、胴体の縫い目の下側と下面、エルロンの風下側や入隅部、機銃の弾道等にシャドーとして吹きました。
エルロンはこんな感じ。ピンボケですが。

胴体の縫い目、主翼の付け根、胴体機銃の凹み、ヘッドレストの入隅にもプーっとこんな感じ。
画像ではわかりにくいですね。控え目で、大人しい人格が出っちゃってます。

全体を暗い色でウオッシングするには、彩度と明度を低くしすぎた気がするので、部分的にしようと思います。
胴体の縫い目はドライブラシしてみようかしら。

日曜日はデカールを貼って、来週クリアを吹いて。
デカールの乾燥待ちに小物を仕上げて。
WW2機や現用機は工業製品っぽい精度や硬質感が欲しい気がしますが、WW1機は工芸品的というか、緩い柔らかさを表現するのが楽しいです。
それには1/48では少々小さ過ぎで、1/32のウイングナットウイングスなどがもっと面白いんでしょうね。高くて買えないけど。





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あっという間に去った4連休

2021年02月23日 | プラモデル

平日の月曜日。一人なので、パパしか見ない録画番組を観ました。
戦争映画や釣り番組などです。その中で一番良かったのは、ディスカバーチャンネルが無料の日に録った水雷艇の歴史ドキュメンタリー。
第一次大戦の水雷艇から始まって、ドイツのSボートやイギリスのボスパー、ケネディのPT109まで網羅してました。
ドラマUボートはまだ1話しか観てませんが、暗いなあ。
眼下の敵や空軍大戦略、トラトラトラくらいの、時代劇で言えば水戸黄門レベルの戦争映画の方が好きです。
スターリングラードとかフューリーもだけど、リアルな戦争映画は苦手です。

工作室での作業は午後から少しだけ。RAFの複葉機を。
下翼だけ付けました。

復元機や先達の製作記を参考にリギングの方針を決め、少なくとも片端は銅線で作ったアイになるようにします。
上翼を付けてからでは孔を明けにくいので。
私がよくドリルを折るのは、無理な体勢で明ける時なんです。

最終日も午後から作業。
ダブルの張り線は片側を銅線のアイにして、もう片方はエバグリの0.75mmプラロッドに横孔を貫通させて使います。


アイの片方からスタートしてプラロッドでターンさせ、アイのもう片方でテンションを掛けて接着の計画です。
脚部の筋交いのアイも埋め込み。

一番難易度が高そうで躊躇しましたが、4本とも失敗しなかったのは翼間支柱。
筋交い用です。上だけアイにしました。
対面の下側のこの位置に瞬着(海外の製作記では瞬着はCAと記してました。キャビンアテンダントシアノアクリレートですね)で止めてから、上のアイでテンション掛けて張ります。
ケチらないで両側アイにしても良いかな。

張り線の準備ができたので機体を進めます。
離型剤除去が完全でなかったので、念入りにサフを吹きました。
プラが薄く透けそうだったので透け防止に黒サフを吹きました。

バリさえ取れば金型精度は悪くなく、簡易インジェクションの飛行艇を作った感じとよく似ています。
ダボホゾは今ひとつなので、ホゾを深くさらったり、ダボピンを立てたりする必要があります。
張り線用に明けた孔には、塗料の吹き込み防止に銅線の端材を刺してあります。

1/48なのですが、1/72のゼロ戦くらいの大きさです。
アッという間に4連休が終わりました。
複葉機は意外と早くできそう。

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もやもやが晴れた

2021年02月21日 | 音楽・AV

志村動物園というTV番組が終わって、代わりに相葉君の番組になりました。
昨年の10月頃その番組を観ていたら、どこかで聞いたことがあるようだけど知らない曲が、CMになる前などに挿入されました。
これが何という曲だか知りたくて、歌詞検索して探してみましたがわからず。
TVを動画に録って手当たり次第に友人や同僚に送り付け、聞いてみたのですが誰もわからず、もやもやが募るばかりでした。
女性ボーカルで、ミカバンドかシーナ&ロケッツのような声質で、シンプルなロック。

それが今朝、偶然分かったのです。こんなことがあるんですね。
スノウベリーのプラモデルが完成したので、総括のブログを書いていた時でした。
朝早く、家族がみんな寝ていたので、HDDにitunesで保存したCDをイヤホンで聞きながら書いていました。
3時間も書いていたのですが、2時間ほど聴いたときでしょうか、その曲が掛かったのです。
イントロの楽器の音ですぐあれだとわかりました。唄い出しの声で確信に。
そしていつもTVで流れるフレーズ「風が吹き今にも何か起こりそう・・・」
これだ、これだ。
「奥田民生・カバーズ2」に収録の 「夕陽ヶ丘のサンセット」by 住岡梨奈+堂島孝平 ×A.C.E.
という曲でした。
このCDは何年か前にレンタルしてHDDに取り込んであったのですが、レンタルはライナーも付いて無いし、1曲1曲まで詳細に聞き込んでないんで覚えてなかったんですね。

スノウベリー号を2年間もじっくり製作して完成したので、模型の神様がご褒美をくれた、と思うことにします。
今日はいい日だきっと。

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スノウベリーの2年

2021年02月21日 | お船

先週一番寒い朝は氷点下7℃でした。今朝は3℃で昼間は20℃近くまで上がるようです。
わずか数日の間にしてはアップダウンが激しく、ジェットコースターのようです。
風邪をひかないようにしないと、医者に診てもらうのも大変ですからね。

昨日の土曜日ステイホームで体力を使わず、酒を飲まんもんで深夜まで寝付けず、今朝も4時前にすっきり起きてしまいました。
なので、英国コルベット艦HMCSスノウベリーの総括をやってしまいます。
どこで、いつ買ったのか履歴を見てもわかりませんでしたが、初めて船台に載せたのは2019年の正月。
他のキットに寄り道しながらも、2年掛かって完成しました。

では、Walk around という感じで。
この辺りが一番賑やかな部分です。
人は両手を挙げて同方向に振ると、電線音頭になると学んだ。

水兵はトミーテックのジオコレ ザ人間「自衛隊の人々」の塗り替えです。
自分で見つけたわけではなくて、他の方がこの人形を使われているのを見たので丸パクリです。
ご丁寧にすべての船窓に錆び垂れを描きました。
ランダムとか自然にとかいうのを、人為的に施すのは苦手だな。
ガイアのエナメルの錆用塗料なんですが、引いて伸ばすと錆っぽくなってくれますね。

黒っぽいのは、スポンジぽんぽんです。1/144なので大きくならないように気を付けました。

マストはもう少し後傾していたのに、張り線したら直立しちゃいました。

ボートやカッターは最後に付けましたが、もう少しもっともらしく工夫できなかったか、と思います。
艦橋の張り出し下のトラスはエバグリで自作。
レーダー塔の手すりはキットのままで、その他の手すりの横棒は0.3mmリン青銅線に置き換えました。
これを見ると置き換えて良かった。


軍艦旗はアルミホイルをデカールでサンドしたもの。
実物写真を見て気づいたので、舷側の内側には斜めの支え(頬杖)をエバグリで20本以上付けたのでした。

後部のキャビン屋上から、手すりの金属化を始めました。
うまくいくのか、どれだけ面倒なのか不安だったころ。でも意外と簡単でした。

スノウベリーの銘板の上方に見える明り取りの天窓は、大半を閉めて、数個開けました。
天窓の丸いクリアパーツは最後までマスキングしていたのですが、開けたところからつや消しクリアが吹き込んで、開けた窓だけ内側から曇ってしまいました。

投射するタイプの爆雷を見てもわかるように、モールド全体がもったりしてシャープさに欠けるキットでした。

英国艦船にお詳しい方のブログにブックマークして色々パクらせて頂きました。
この右舷側の艦橋張り出しを、前後方向に延長したのもその情報から。

張り出し下の手すりはロープなのですが、ここだけナイロン糸を張らずにストレッチリギングにしました。
失敗したらやり直しできない箇所だったので。

艦橋の弾片防護のクッションは、エポキシパテかなんかで、もう少し柔らかさを感じる表現にしたいところ。
まったく同じ形で、しかも味気ない造形です。

主砲の円形デッキには、100均のフルイから切り出した真鍮メッシュを使って半田付けして組んだ柵を付けました。
もう少し低くないとおかしいのですが、自分的には結構お気に入りの箇所。
木甲板は、かなり適当にチーク色を塗りましたが、ウオッシングしたらまあまあになったと思います。
もう少し退色していた方が、らしいかも。

錨はシャンクを可動にして船体に密着させました。やって良かったと自己満足。
錨は一番ハードに汚しましたが、それでもおかしくないですね。
鎖はウオーターラインの大型艦船用の金属製を奮発しました。

台座の木片は本物のチーク。
東急ハンズで買った。木製はがきとして売っていたもの。
チークというのはものすごくオイリーな木材だと知った。
なのでシールも貼れず、アクリル板にタップを切って真鍮ネジで固定。
接着剤が効かないので、こういう使い方しか思いつかなかった。

切手を貼って投函しても、取れてしまうと思うなあ。

ベースのアクリル板は、何か廃物の展示用のアクリル板から切り出しました。
厚さ5mmほどあるので、電動トリマーを持ってない頃なら手を出せない素材。
真鍮の支柱の中心には鉄のネジが通してあって、船底に仕込んだネオジム磁石で付けていますが、先週の地震で心配になったので、急遽両面テープも併用しました。

なぜこのキットを買う気になったのか。どういう心境の時にポチっしたんでしょう。昔過ぎて思い出せない。
結果オーライ。楽しかったし、良い経験ができた。
同じ1/144の飛行機を並べて。
イマイ1/144の日本機を作ったことがありますが、この船にしたような手を入れることができない大きさだと思っていました。
最近は1/144の飛行機でもかなり手を入れた作品をみるようになりましたが、やればできるかもと思うようになりました。

船は横長で構図が難しいです。
拡大すると喫水線上に小さな点々が見えます。フジツボのつもりでスポンジぽんぽんしました。
水線下のウエザリングは想像できなかったので、全体をウオッシングしたのみです。

大型モデル用の棚に収まりました。
並べてみたら、イ-19はほとんど汚せてなかったので、少しは成長してるんだなと思いました。
イ-19の真鍮支柱が標準の長さだったのを、そのままだとマストが支えてしまうことがわかり、この船用に短く詰めたのが19年4月でした。

次にここに来るのは、ドイツの高速魚雷艇S-BOOTのはず。
レベル1/72です。1/72なので船員も改造できるかなあ。
古い記録を調べたりしてたら、もう3時間以上過ぎたんだ。
今日は暖かいらしいから、何をしようかな。

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