模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

秋が深まって

2019年10月29日 | スピットMK.22

月曜日、朝7時で気温9℃。本格的な秋になりました。
夏から網戸のままだった塗装ブースの換気扇を開けたら、カメムシが10匹近く浸入しているのを発見。
2匹室内に取り逃がしました。寒さで動きが鈍いとはいえ、同時に10匹は処理能力を超えてました。
秋になると越冬のために、寄ってくるのです。
それからは落ち着かず、プラモに集中できません。
後から3匹出てきましたが、まだいそうな気がします。

働き方なんちゃらの影響か、今年から有給消化率を上げるために、何か月も前に何の予定も決まってないのに、有給休暇を申請しなければならなくなりました。
それがこの月曜日。土曜日の釣行は随分前からわかっていたのでした。
あまり食べたくないイナダは、嫁が何かで見たレシピで、鯖味噌のように味噌で煮たら、思ったよりも旨かったです。
シオとイナダを各半身だけ刺身にしましたが、それでも半分残ったので、漬けにして翌日食べたら、臭みが気にならず食べやすくなりました。
アジは刺身でも1尾食べられます。残り5尾ほどは、3枚におろしてアジフライにしました。

月曜日の午前中は、仕事のお勉強と、日曜日に塩を洗い流しておいたジグなどをケースに整理して過ぎました。

落ち着かない工作室で、午後からはパイロットを塗り塗り。
私のウデでは1/48はこの程度が限界です。
でも、東海の1/72の搭乗員の方が、上手く塗れたと思います。
お人形の塗装は、原型の造形の良し悪しが8割って気がします。
グリフォンスピットでも、こんな空軍大戦略と同じような服装なんでしょうか。ネクタイなんかして。

塗り分けが接する色同士は、極力溶剤を変えてます。
黄色と茶色と肌色(ファレホ)は水性アクリル、黒と青と水色と緑はエナメルという具合です。
先に塗る水性をややはみ出し気味にして、隣接したエナメルでエッジを決めていきますが、こうすると下地が溶けださないので。
ベルトのバフやゴーグルは、エナメルで水性の上に描くので、下手くそが何回なぞっても溶けないの。
エナメルが終わったら、油性のつや消しクリアを吹いてそこまでの工程を確定しておきます。
ウエザリングカラーのグレーで墨入れ。
拭き取りが雑ですが、このように首から下はほとんど見えません。
今回、目はウエザリングカラーの濃いブラウンを流してはみ出しを拭き取っただけで、描いてません。
新しいカメラは接写が得意なのは良いけど、肉眼では全然おかしく見えないところが、ボロボロなのも全部写っちゃいますねえ。
マスクに1.6mmのプラ棒輪切りに銅線を挿して、インカムを付けました。
ゴーグルのガラスだけマジックで塗れば、ツヤが出るはず。

先週、表裏共に磨き倒したキャノピーは、そういう材質なのか、濁りが取れないし、歪のせいでレンズ効果抜群。
パイロットの頭が大きく見えます。
材質がダメだと、ゴージーやワックスもダメだしね。

分割した乗降扉を、こんなにピタリ成型できる会社が、このキャノピーじゃなあ。
ちょうど頭の位置に気泡があります。
アフターパーツ買いたくないなあ。絞りに挑戦しても成功するとは限らねえしなあ。
あきらめが肝心ということです。
ウインドスクリーンが寝ててスピード感があって、カッコいいな。

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操縦員の訓練

2019年10月28日 | スピットMK.22

子供を隣町の体育館まで送って、釣り道具を洗い、イナダを10尾ほどさばいたら日曜日の午前中は終わりました。
午後から、スピットファイアを始めましたが、手が震えて細かい作業が上手くできません。

デカールの丸い計器のみポンチで抜いて、手の震えを抑えつつ貼ってみました。
仮置きしたパイロットの肩越しに計器盤を覗くと、こんな。

貼るものがないところは凸モールドに色を塗ってごまかしましょう。
だって、こんな濁ったキャノピーじゃ機内が見えるわけないですから。

傷と歪みでまさしく氷砂糖のようです。そのうえ気泡がひとつあります。
自分史上最悪のクリアパーツですね。
クリアパーツ用の金型は、普通の不透明の樹脂用以上に金型の表面を磨くのが常識です。
鏡面に近いくらいに仕上げないと、金型のキズを転写したのが目につくからです。
何回再生産しているか知りませんが、メンテしてないようですね。
曲線で構成されているので、機械を使わずに手で丁寧に磨かなくてはいけないのですが、海外にはできる職人がいないのでしょう。
#1500から#8000までペーパー掛けをして、コンパウンドで磨き、なんとか史上3番目に悪いくらいまでにはなりました。

反面、飛行姿勢なので閉じる、脚庫扉やフラップは、軽い調整で上手く収まりました。
こういうところはCADとNC加工機でやれば、職人でなくても難なくできるのでしょう。

俺がシートの接着を失敗したのか、どこかのフィギュアをパクってきたからなのか、うまく座れません。
他のキットからコンバートした場合には座れないこともありますが、付属の着座姿勢のパイロットが座れないのはひどいな。
フィギュアなんか乗せるやついないだろう、っていう思想でしょうね。
お尻の下に2mmほどの座布団を敷くと、丁度良い高さになりました。
シートの上にパラシュートを置く前提の、設計なのかもしれません。

フットペダルとブーツの底は削ってあります。
シートを茶色に塗っているのをよく見かけたので、調べてみました。
そしたら、金属じゃないことがわかりました。
後期スピットファイアのシートはTufnolという、紙に樹脂を含侵した素材だったそうです。

バックレストはレザー風に黒にして2トーンです。

パイロットを仮に座らせたのは、操縦桿に手を乗せる位置で腕を固定するためです。

腕がくっ付いたら、シートから外して塗るつもり。
左旋回でやや左向いて、丁度良いかな。

次工程は憂鬱なお人形塗りだ。

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秋のイナダ祭り

2019年10月27日 | 釣り

土曜日は、小田原の友人が釣り船をチャーターして、お誘い頂いたので、相模湾まで遠征してきました。
仕事が、試験やプレゼン資料作成や災害対策で超多忙で、精神的に余裕がないのですが、こうなることをまったく予期しない頃に約束してたので、出る前はなんか気が重かったのですが、エイやっと出てしまえば、解放されて楽しいものです。

金曜日、会社を定時に上がって、そのまま高速に乗りました。
時折雨の降る中、300Kmちょっと走って9時過ぎには現地着。
写真地図で目星をつけてあった空き地に車を泊め、2列目の背もたれを水平に倒して、3列目とフラットにして寝床作り。
持ってきた座布団を、低い箇所に置いてなるべく平らにします。


肴はサラダと脂肪分の少ない肉類で、麺も米も無し。
寝床に胡坐をかいて、軽く飲んで10時には寝ました。

東海道線が近く、真夜中でも貨物列車が通るので、時々目が覚めましたが、寝袋に入れば、この時期、暑くも寒くもなく快適で、良い眠りがとれました。
定年後はキャンピングカーを買わなくても、こうやって車中泊で全国を釣り回りたいと思っているので、その練習でもあります。

台風21号を心配していましたが、大きく東に逸れ、ほとんどうねりも残っていませんでした。
1日早かったら中止でしたけど、なかなか強運です。

6時過ぎ集合で、7時頃出港。チャーターなのでのんびりしたものです。
まずはイナダから。
アミコマセでオキアミの付け餌が用意されてましたが、試しにジグを入れたら船内ファーストヒット。
ジグがフォール中に止る、いわゆる底まで落ちていかないほど活性が高く、2本のフックに1尾づつのダブルも2回ありました。
ブリを食べるのは好きではないので、いろんなジグを試したり、ウルトラライトなロッドを使って引きを楽しんだりと、ゆっくり釣りましたが、それでも8時前にはつ抜けしました。
8時過ぎのクーラーです。


前日までシケで遊漁船が出てないので釣れる、と船長が出港前に言ってた通りでした。
1本だけ、カンパチの幼魚が混じりました。

釣り座をオオトモ(大艫)にしてもらったうえに、40~50mという浅いポイントなので、軽く小さなジグが使えるので楽でした。

普段日本海で乗る船より大きい船に人数も少ないので、余裕です。贅沢。

イナダはもう十分ということで、後半戦はアジに切り替え。

河口近くはこの通り茶色にひどく濁っていました。

なかなかアジの居ついているポイントが見つけられず、点々と移動しましたが、4か所目くらいで溜まっているポイントに当たりました。
さすがにこれだけ濁っているとルアーでは厳しいので、エサ釣りに切り替えましたが、大苦戦。
ルアーロッドに、あの長い仕掛けはダメだったなあ。

竿置きもないので手返しも悪く、糸さばきに慣れていないので、仕掛けをすぐにダメにするし、全然釣れません。
レンタルロッドの連中は、電動リールを使って次々に30cm位のアジを上げています。
イナダはいらないけど、アジは何十尾釣っても困らないに、結局2尾。へたくそ。
ああ悔しい。アジ現場は焦ってたので写真も無し。

イナダを5、6本他人に押し付けてもらってもらい、アジを沢山釣った人から恵んでいただきました。


2時頃上がって帰りました。

富士山はもう雪が降ったのですね。

家に帰ったら、まだ晩飯前だったので、1尾だけアジをさばいてみました。
ものすごく脂がのってておいしいです。
新鮮過ぎて、こりこりと硬いほどでした。

今年最後か、もう1回なにか釣りに行けるかどうか。

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平穏なのに、気持ちだけザワついてる週末

2019年10月20日 | スピットMK.22

仕事に関する通信教育だの、試験勉強だのが気になって、休日も気持ちが休まりません。
この歳になってお勉強なんて、何の因果でしょうか。
思い出した。小学生の頃、夏休みの宿題をほとんど7月中に終わらせていたのは、期日までにやらなくてはいけない課題があると、ストレスが溜まって発散できない小心者だからなのです。頭を切り替えて楽しめないんですな。
プラモデルを趣味としていながら、手持ちの在庫が比較的少ないのは、ケチなのと、この課題ストレスのためだと自己分析しています。
在庫が宝の山ではなく、課題の山に見えるからでしょうか。
でもプラモデルを作ってる時だけは、完全にリラックスできるのが救いです。中毒ですな。


さて、独りで盛り上がって手を着けた、スピットファイア最終型。
胴体内部に刻印があって、1996製ですって。
20年前って随分前の気がしますが、プラの成型技術なんか、その頃とそんなに変わってないですよね。
20年前だって金型加工機はNCだったし、CADもあったし。それ以上前だと職人わざとかになるんでしょうが。
エアフィックスのこれも、合いもよく、モールドもかなり良い出来です。

以前作った初期型は飛行姿勢にしました。

電池BOXは100均で買った、切手の糊を湿らす、水スポンジのケースを、コゲ茶とシルバーで塗ったもの。
今回も、また飛行姿勢にしようと思います。
前回は素組みでしたが、今回は3舵を動かしてみようと思います。
今回の電池BOXは未定。ガラクタ箱を物色してみます。

グリフォンエンジンは、直径8mmの小判型ジャンクモーター。

この5翅のプロペラ軸は2mmでモーターシャフトは0.8mmなので、真鍮パイプを4本重ねて太らせます。
マウント方法は、プラバンで作ったバルクヘッドにねじ止めしてから機体に接着です。

シートにはベルトを通す孔を明けました。

頭当ての丸いモールドの下の、コの字の部分は何だろう。
ここがベルトの孔でしょうか。

パイロットはサフ代わりにツヤありの肌色を油性で吹いておきます。

肉眼じゃわからないけど、これだけ拡大すると、パテの充填が悪いところがバレますね。
こういうモールドの切れが悪い人形は塗りにくいんですよね。
どこまでが黄色のライフジャケットで、どこからがブルーの制服かわからない。

エルロンの切り離しには、オルファの特専黒刃の刃厚0.2mmを使いました。
プラが柔らかいので、力を入れ過ぎないようにして、軽く溝に沿って刃を走らせるだけで簡単に切れます。

オルファと言えば、先日買ったアートナイフホルダ用のプラ刃。

普通のPカッターは刃厚0.55で、ハセガワのラインエングレーバーが0.5弱です。
これの方が薄いので、刃の付け方を工夫して研ぎ直せば、動翼のスジボリ用に使えるかも。

前回同様、左旋回にします。
機銃バルジに後方に、凸のモールドがあったのですが、削り取りました。
フラップが下がっていることを示す、インディケーターだそうです。
フラップは格納状態なので。

これを作る前に、手持ちの参考資料を当たりましたが、このキットの製作記事1件と世傑のみでした。
その製作記事で指摘されていたのが、計器盤のモールドとデカールが合わないところ。

確かにひどい。全然違う。
一個ずつ切り抜いて貼るかな。
E/P跡は消してないけど、見えるかしら。

明日1日行ったらまた休みですね。今月になるまで知らなかったので、得した気分です。
さて、今晩はラグビー南ア戦。
ガタイの大きな相手との対戦ばかりで、選手の身体は、ボロボロなんでしょうね。
本当に強くなった日本頑張れ。

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お見舞い出張

2019年10月19日 | お出掛け

仕事の関係先に台風19号のお見舞いに行ってきました。
東日本震災の時も1週間後に行きましたが、すすんでやりたい仕事ではありません。


初日は群馬方面。足利、佐野地域です。

東武佐野線はまだ不通でした。

乗り換え時間に余裕がなかったので、ランチはテイクアウトのお弁当。

普段の工場勤務の日は、朝は普通に納豆ご飯ですが、昼の定食はご飯をひと口も取らずおかずのみ、夜は飲むので野菜、肉など肴のみです。
糖尿病ではありませんが、このくらい炭水化物を減らすと、カロリー高めのおかずを摂っても、血糖値や悪玉コレステロール、尿酸値など成人病の指標は改善し、体重も劇的にではないものの減っていきます。
健康状態もよくて、自分にはこのバランスが合っているように感じています。
この日は外出先なので、野菜が無くて、パンがあるのは仕方ないと諦めました。
単品のメンチカツを追加するところがあさましい。

現地に到着すると、TVで観るのと同じ光景。
茶色い泥にまみれていました。
とても部外者がカメラを向ける気にはなりませんでした。
被災者の方が、気丈でポジティブなのが救いでもあり、印象的でした。

都内まで戻って居酒屋で、スケビを読みながら一人酒。
出羽桜が置いてあって、マハタの刺身も旨く、当たりのお店でした。
サラダとソーセージと刺身の3品に、生ビールと吟醸酒を各1杯。
盛が良いので、品数は少な目。
カウンター並びの常連と思われる、私より少し若そうな客が、初めて避難所で寝た、なんて話しているのが聞こえました。

2日目は川崎の多摩川周辺へお見舞いです。
本流の堤防は健在でも、流入する支流がオーバーフローした箇所がかなり広範囲に広がったようです。
住宅密集地の細い路地には、多くの濡れた家具や布団などが出されていました。

高津駅前のラーメン屋さん。おいしかったです。


見た目ほどこってりではありません。
とんこつ醤油ベースですが、魚粉が入っているので、魚介の方が強く感じるほど。
つけ麺もやっているようですが、そのつけ汁がどんな感じか、想像できる気がしました。
魚粉を入れると、味や香りが、いかにもって感じになりますが、最近魚粉入りの店が多いので、個性がなくなちゃう気がします。

カツサンドもラーメンの画像も新しいコンデジで撮りました。
さっと撮って、さっとカメラを仕舞いたいので、手ブレやピント、露出の歩留まりが良くて助かります。

こちらの現場も、わずかな立地の違いで浸水したお宅と、免れたお宅とに分かれています。
ほんの紙一重で天国と地獄が隣り合っている感じです。
人的被害はある程度見えてきましたが、経済的な損失もかなりの額になるのではないでしょうか。

取引先は130cmの深さまで水が来たということでした。
車だけは、浸水が始まってすぐに高台に避難させて助かったそうです。
60歳を超えたご主人が、親の代から住んでいるが、こんなことは初めてだとおっしゃっていました。
千曲川の氾濫も、この前は江戸時代のようですから、数百年に一度のレベルなんでしょう。
だから2世代くらいじゃ、経験できないレベルの災害ということですね。
今回の災害を経験した世代が生きているうちに、将来のために災害対策のインフラ整備をしておかないと、いずれ知らない世代になれば、無駄な公共事業を仕分けしろ、なんて言い出すのでしょう。

ここのご主人も、暗くはなく前向きで、こちらの方が元気を頂くほどでした。
まだ片付けも終わっていないのに、週末は雨のようです。
頑張ってください。

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