模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

ひさびさの一人旅行 2日目

2023年03月28日 | お出掛け

3/23(木) 鳥取の駅前ホテルで朝4時過ぎに目が覚めました。
朝食バイキングオープンの630までに間があるので、がら空きの大浴場でゆったりと朝風呂。
バイキングでは旅行時に不足しがちな野菜を中心に、卵料理とジュースなどで軽く済ませました。
麺やご飯などは摂りません。炭水化物を摂ると列車内で眠たくなるので。
部屋にいてもおもしろくないので、7時過ぎにチェックアウトしました。
駅に着いたら726発米子行きが待っており、空いていたので乗車。
こういう咄嗟の思い付きでの行動は、一人旅のもっとも良いところ。
予め出発時刻を決めたり、同伴者が準備するのを待っているのはストレスでしかありません。

2日目はあいにくの小雨。
途中の浜村駅の本屋もペンキ塗りされてはいるものの、国鉄時代の駅舎が使われていました。
車窓からは所々で日本海が望めます。

今日の最初の下車駅は倉吉。8時半には着いてしまいます。
地元の中央西線はロングレールを使っているのか、レール継ぎ目のガッタンゴットンという音がしません。
しかし山陰本線は昔のままのようで、ディーゼルエンジンの大きな音と小刻みなジョイント音がリズミカルで心地よく、懐かしく感じます。

山陰本線は開業時に古くから栄えていた倉吉市の中心部を通らず、4kmほど北に離れた郊外を通り、そこに倉吉口とでもいうような位置づけの上井という駅を設置しました。
後に支線の倉吉線を上井から倉吉の中心部まで開通させましたが、1985年に廃止されています。丹波の篠山口とよく似た状況ですね。
その倉吉の中心部に今回訪問したい地ビールの工房があり、昼呑みする計画にしていました。
4kmという微妙な距離。11時オープンで2時間以上もあるので、1里1時間だろうとゆっくり歩くことにしました。

歩き始めてすぐに大失敗だったと後悔しました。
小雨が強くなり時折、傘をおチョコにするほどの強い風が吹いていました。
その上、履いてきたデザートブーツが雨で濡れた路面でよく滑ります。

スリップして2回コケそうになり、足の小指を痛めてしまいました。
また背負いのリュックにしないで、肩掛けのバッグにしたのも失敗で、重くて肩に食い込む始末。
車の時は着替えなどの散策に不要な荷物は積みっぱなしですが、鉄道の場合は全荷物を持って移動するのに、その配慮が足りませんでした。

30分ほど我慢して歩きましたがギブアップ。地図の上灘あたりで大通りに出るとすぐにバスが来て、あっという間。ずいぶん早く着きました。
この天候では¥200くらいなら絶対バスにすべきでした。バスを下車したのは中心部の白壁土蔵群停留所。

「山陰の小京都にアンノン族が押し寄せています」というフレーズで真っ先に頭に浮かぶのは山口の津和野ですが、ここ倉吉も小京都と言われているようです。

江戸時代のような古い街並みで有名な、長野県の木曽街道妻籠宿の同じ町内に住む親せきが「あの地区は昔お金が無くて、古い家を建て替えできなかっただけなのに、それで得した」と言っていました。
全国に鉄道忌避伝説があります。「城下町には陸蒸気は通さない、と武士が拒否した」という類です。
でも実際は、古くから栄えて建物が密集している市街地を買収し鉄道を敷設するのには費用がかさむため、郊外の安い土地を買収したというのが真相のようです。
倉吉も鉄道が郊外に通ったので、この古い市街地が開発されずに残り、白壁土蔵群として観光地になっているのでしょう。

廃止された倉吉線の打吹駅跡(旧倉吉駅)に鉄道記念館があり、それが停留所から近いので見学、というか休憩させて頂きました。
9時から開館しているので、早く着いたらここで時間をつぶせばよい、と最初から考えて早出したのです。
無人、無料で解錠しているだけ。照明のSWをオンにするところからセルフサービスです。
ベンチに荷物を下ろしてコートを脱ぎ、ひとり誰に気兼ねもなくゆっくりと休憩させて頂きました。
倉吉線の歴史もよくわかったし。寄付金の募金箱が置いてあれば寄付してましたね。(本当か)
無人販売所と同様に日本人の良識が現在のレベルであれば成立する運営方法だと思います。
何年も先までこうであって欲しいものです。


展示物がそれほど多くはないので2時間は潰せず、雨も止んだので白壁の街並みを散策して過ごしました。
プラモデル屋があることも調べてあり、記念に何かキットを買うつもりで探しましたが、閉店したようで見当たりませんでした。

元気に鳴く鳥がいたので撮って拡大。イソヒヨドリでしょうか。

今回1眼のD7000には28mmのみ付けてきたので、雨の中や望遠が欲しい時はTG6を使いました。
プラモデル屋の予定が外れたので、残り1時間位は打吹回廊という公共施設のベンチで過ごしました。

11時に倉吉ビールのBREW LAB KURAYOSHIに突撃。

上から順に頂きました。
ペールエール。

そしてIPA(インディアペールエール)

つまみはソーセージ。
ソーセージを何でもウインナーと呼ぶ人が多すぎると思います。なんででしょうね。
最後にゴールデンペールエール。

みんなフルーティでおいしく、スーッと呑めてしまいます。
ご主人に、昨夜鳥取駅前のクラフトビールバーが休みで呑めなかったことを伝えると、「あそこは最近ねえ・・・」と言葉を濁されました。

山陰のクラフトビール工房の本を見せて頂きながら、ゆっくりしたつもりでしたがレシートの会計時刻は1155でした。
勝負が早いというか、せっかちなんですな。
歩いて行けるところにこんな店があれば、通ってしまうなあ。

この店の入り口の画像のように、TG6で撮るとはっきりしない写真になります。
室内のビールグラスはAi-S28mmです。

いつも使っているタムロンの17-50mmf/2.8も優秀なレンズですが、大きくて威圧感があり、仰々しいので小さなMFの28mmにしました。
200mmまで寄れるので狭い場所でも使えるし、40年前のレンズとは思えないほどシャープでよく映ることが今回わかりました。

バスで倉吉駅に戻りました。倉吉発下りの普通列車は12時台は無く、次は1334発なのでもう少し腹ごしらえすることにしました。

駅から歩いて数分の牛骨ラーメンの店。
ラーメンのスープは豚、鶏に決まっとるじゃろ、と思ってましたが侮ることなかれ。
ビックリしました。申し訳ありません。


ビーフの上品な香りのよいスープでございます。たぶん脂を丁寧に取っているんだと思います。
すっげぇうまい。また食べに行きたい。

米子に向かって途中伯備線に乗り換え、この日の泊地である津山を目指します。
WEBの乗換案内で調べた結果は、倉吉1334発で米子まで行き、50分待って1527発の特急やくも22号に乗って新見まで行け、です。
大山は雲がかかっていました。

ここで時刻表の出番。
やくも22号の前に伯備線の岡山方面行き普通列車が、米子のふたつ手前の分岐駅:伯耆大山を1439に出ます。
私が乗った倉吉1334発は伯耆大山に1427に着くので、米子まで行かずに伯耆大山で降りて12分待ち、伯備線の普通列車に乗り換えて、各駅に停りながら次の特急停車駅の根雨まで先行することにしました。根雨には駅員がいるので特急券が買えます。
こういう前後列車の検討などはアナログな時刻表の強いところ。WEBではこういう芸当は難しいです。
「やくも」って小泉八雲のことなんだよね、きっと。

倉吉始発の山陰本線普通列車は女性の運転手さんでした。
車両もキハ40系ではない新しい車両。加速も良いし、前面展望(通称かぶりつき)はこっちの方がよく見えて楽しい。

伯耆大山からは電化区間ですが、来たのはまた別の新しいディーゼルカー。

伯備線は日野川沿いを上っていきます。
桜は咲き始めていました。

使っているひと筆書き切符では区間重複はできませんが、駅を出なければ容認です。
つまり伯耆大山-米子間では駅から出場できないので、米子駅構内で50分潰すか、各停で車窓を見ながら先行するかの二択でした。
特急ならこんな小さな駅は一瞬なので各停で正解。

根雨1526着。ここで駅前を散策しながら1554発のやくも22号を待ちます。
駅前には何もなかったけど、駅舎は昭和でOK。

こうやって各停で先行すると特急の乗車区間が短くなるので、米子-新見間の自由席特急券が¥1200のところ根雨からだと¥760と少しお得になります。
特急車両もJR東海ではすでにお払い箱になった国鉄時代の車両でした。

根雨から新見までは山岳路線らしいくねくね道を飛ばします。
元祖振子電車の面目躍如。JR西は物持ちが良い。


根雨駅のすぐそばを流れる日野川にはオシドリが集まっていると案内が貼ってありました。
根雨を出た最初の鉄橋を渡る際、中洲に休む明るい色の水鳥の群れが見えましたが、あれがオシドリかも。
こんなに近くに見えるならカメラを用意したのに、残念でした。あっという間に通過。
SLブームの頃D51の三重連で有名だった撮影地、布原信号所は気づく間もなく通過。
この区間だけは特急を使わないと津山着が20時過ぎになってしまうので、乗っててもつまらないですがしょうがない。

新見には来たのは初めてですが、姫新線の乗り継ぎが良くてどんな街なのか散策する間もありませんでした。
姫新線の完乗も今回のテーマ。新見から姫路まで乗り通します。
待っていたのはこんな第3セクターのような小さな気動車。
1654発津山行きです。

新見からも小雨降る中国山地を、小さな曲線で縫うように走っていきます。
走行中に何度もかなりの大減速をするので先頭で見てみたら、なんと25km/hの速度制限がそこらじゅうにありました。

カーブが急なので減速しているのかと思ったら直線にも速度制限があります。
車中で検索して理由がわかりました。
維持費がかさむので廃止したいJR西に対し、保線費用を最小限にして経費を減らし、路線を存続してもらうことにしたとか。
保線作業を省くので、安全確保のために速度を落としてそろそろ走っているのだそうです。
天下の国鉄もここまで落ちぶれたのかと寂しい気持ちになりました。
これが地方の鉄道の現実なのですね。

津山1832着。駅前のホテルです。
晩飯は、雨も降っているし、足が痛くて川向うの市街地まで歩きたくないので、ホテル敷地内の居酒屋にしました。
昨日の鳥取県も、津山の岡山県も旅行支援で¥6000の宿代が¥5000になり、飲食店で使えるクーポンも¥2000もらえました。

津山にはクラフトビールの蔵があるのですが、生で呑めるバーが近所に見つけられなかったので、この居酒屋でビンの津山ビールで乾杯。
足の小指が痛いので、フロントでバンドエイドをもらって早々に寝ました。

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ひさびさの一人旅行 1日目

2023年03月26日 | お出掛け

永年勤続でリフレッシュ休暇を3日もらいました。9月で定年退職なのでサッサと使ってしまわないと消滅します。
暑くも寒くもない早春の今が最適だと思い立ちました。年度末は勤め人は多忙で休めない人も多いでしょうから。
もう自身は職場の戦力としては期待されていないし、業務に関する責任もないので、好きな時に好きなだけ有給休暇を取っても問題ありません。(と本人は考えている)
自分勝手にわがままに行動したかったので、「一人で出掛けてくる」と嫁に宣言しました。現役の彼女は私に合わせて急に休暇など取れないでしょうから。

今回の旅行の計画にはいくつかのテーマを盛り込みました。
(1)行った経験の少ない中国地方に向かう。
(2)昼間からアルコールを呑みたいので、自家用車ではなく鉄道・バスを利用する。
(3)未乗車のJR路線に乗る。
(4)中国地方にある醸造所の地ビール(クラフトビール)を地元で呑む。
(5)一眼レフには最近使用することが少ないMFレンズ、Ai28mmf2.8の1本のみを付け持っていく。

3/22(水) 朝6時に最寄り駅から出発しました。
泊りで出かける日に、自宅を出る時から雨だったことは生まれてこのかた一度もありません。(晴れ男自慢)
長い望遠レンズを入れることができるように友人がカスタムで作ってくれたショルダーバックに、着替え他すべてを詰め込みました。

いつも車で出掛ける時はカメラバッグとして使っています。あとでこのチョイスが失敗だったと気づきます。

名古屋での新幹線自由席は想定外に混んでいましたが、一人なので3人掛けの真ん中にギリギリ席を確保できました。
外人と春休みの学生が多いように感じました。
新大阪からは904発 特急こうのとり3号城崎温泉行に乗り換え。
新幹線で米原通過時に霧でかなりガスってるなと思ったら、この濃霧の影響で東海道線が遅れ発車が6分遅れました。

この直流電車は中央西線では見かけない車両。
全席指定ですが、新大阪を出る時にこの車両は私一人で貸し切り状態でした。
学生は温泉には行かないのですね。

城崎温泉に向かうのであれば、通常は京都で降りて山陰線を下るのですが、テーマ(3)の乗ったことのない福知山線に乗るコースにしました。
柏原駅の桜はまだ蕾で、開花は来週と思われます。

福知山線は篠山口までは複線で線路状態も良く、ローカル線のイメージはまったくありません。
複線のうちに遅れを余裕で回復しました。

福知山から山陰本線に入り快調に飛ばします。
ともに未乗車の福知山線と播但線でしたが、今回は福知山線に。

和田山駅に到着前に合流する播但線を車窓から見ると、良い感じのローカル線でした。
しかしこんな風に乗っていた特急こうのとりの到着直前に、姫路方面の各停が発車してしまうところなどチグハグな感じ。

和田山にはSLの時代から知られていたレンガ造りの機関庫が残っていましたが、屋根が抜け落ちていました。
給水塔と共に完全に処分していないのは文化財として保存の思惑でもあるのでしょうか。
壊すのにも費用が掛かるので、朽ちるのを待っているのか。


山陰本線の車窓からは養父駅の駅舎(https://www.city.yabu.hyogo.jp/soshiki/kyoikuiinkai/shakaikyoiku/1/1/1954.html)や八鹿駅の跨線橋(https://www.tajima.or.jp/furusato/147798/)など、国鉄時代そのままの建造物を見ることができました。

車窓からはろくな写真が撮れなかったので帰ってから調べると、すぐにヒットするくらい有名なようです。

最初の下車駅城崎温泉には1151着。
故郷の丹後に近いので子供の頃から城崎の地名は知っていましたが、日本海に面していると勝手に思ってました。まだ円山川沿いなんですね。

テレビなどでよく見る川の両側に並ぶ温泉街です。
川にイモリを探しましたが見つけられませんでした。石をぶつけたかったのに。
下車目的は温泉ではなく、テーマ(4)の地ビールで昼食。まだ近畿ですが。

城崎町家 地ビールレストランgubigabu という直営店です。
記念すべき旅行1杯目はソフトなヴァイツェン。
つまみはソーセージだけ。これだけあれば一人なので十分。

ビールのおかわりは呑み比べで全種類制覇。
ここは定番のIPAがありません。くせの少ない呑みやすいものばかりでした。

おいしいなぁ。
ここでWBCの日本優勝の一報を聞きました。気持ちよく乾杯。

30分ほどで店を出て駅に戻ります。
血圧が高いので、飲んだら風呂には入らないことにしてるので温泉はパス。
鳥取に向かいますが、1本で直通する各停は1日に2本しかなく、次の1317発で行くと乗り換えが2回必要です。
途中の酒屋を覗くと丹後ビールのIPAがあったので、ホームで電車を眺めながら呑んで時間つぶし。


かなり強烈な個性のIPAでした。丹後やるな。弥栄町の蔵。

各停はほとんどキハ40系のタラコ色です。

乗ったのはキハ47の若番車。1977年製だそう。

若い頃は新参者の40系なんて全然興味がなかったけど、50年近く前の車なんだから今じゃ大ベテランです。調べてみたら、このキハ4710というのはマニアの間では有名な車でした。ラッキー。
新幹線で儲けているJR東海では既に全車廃車ですが、山陰線ではサッシなどを手直しして大事に使っているようです。

30分で香住着。ここで1時間待ち。乗って来た香住行きの1時間後に城崎温泉を出る浜坂行の各停に乗ります。
城崎でもう1時間潰すか香住に行ってから待つかの選択で、香住にしました。

海に向かって歩くと、しおかぜ香苑という公園がありました。

この後何度も痛感するのですが、ローカル線の各停は狭い地域のサービス・利便性に徹しており、各停を乗り継いで遠くまで行くという用途は考慮していないようです。
効率が悪くて、青春18きっぷで元を取るのは大変じゃないでしょうか。
じじいが海を見てるだけでは1時間は潰れないので、駅で鉄分補給。

このキハ189という特急気動車は往年の181系などを彷彿とさせるデザインでカッコイイと思いました。

浜坂駅の留置線が手狭なので、ここまで退避しているのでしょうか。
香住駅の桜はチラホラ咲き始めていました。

香住を出ると遠くに海を望みながら高度を上げていきます。

こんな入り江で釣りがしてみたい。間違いなく釣れると思う。

登りきったところでトンネルを抜けると有名な余部橋梁です。

旧鉄橋は架け替えられてしまいました。ここは上から見るもんじゃなくて下から眺めるものですね。
浜坂着1509。ここは乗り継ぎが良く、同じホームから9分待ちで鳥取行きが出ます。

タラコ同士の交換なんて見るのは何十年ぶりでしょうか。
部活帰りの高校生らを乗せて鳥取に1612着。

夕食はこの旅2軒目のクラフトビール屋として、駅前のビアボンズ アカリ(Beer Bonds AKARI)というバーを予定していたのですが、残念ながら臨時休業で目論見が外れました。
仕方ないのでこの日の2軒目に予定していた、全国旅行支援のクーポンが使える居酒屋を1軒目に変更。

当初はクラフトビールを軽いツマミで2杯呑んで、ここで日本海の魚と地酒を楽しむ計画でした。
まずはモサエビ。北陸で言うガサエビと似たもの。
足が早いのでほとんどが地元で消費されるといいます。

クセもなく甘くおいしい。
それとやっぱりアジ。

鳥取県内の純米酒を3種類呑みました。
共通していたのは色が濃い目で、樽の香のような古酒のようなテイストだったこと。

ホテルに戻ってTVを見るとWBC優勝のニュースで盛り上がっていました。

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冬眠から起きよう

2023年03月23日 | 色々なお道具

WBC楽しめました。野球の試合を最初から最後まで見通す、というは久々のことでした。

ジギングという海のルアー釣りを始めて10年以上になります。
始めた頃はこんなにハマるとは思っていなかったので、最初のリールはダイワの一番安いものを選びました。

しかし、こういう道具は最低でも中級品以上を買わないと、すぐに不満になって使わなくなってしまいますね。
ジギングでは常にハンドルを回し続けます。ルアー釣りが初めてだったので巻き心地とか全然気にしていませんでした。
一番不満だったのは、力の入らないこのプラのハンドル。


それでハンドルノブのみオプションの金属のパーツに変えたのですが、それでも使い勝手が悪くて最近は出番がありませんでした。
そもそも基本性能の悪い車のハンドルを社外の高級品に替えても、性能が向上するわけではないですもんね。

しかしほとんど新品のハンドルノブを使わないでいるのはもったいないので、現在の主力機であるシマノのリール(中級機だけどダイワよりまし)に移植することにしました。
シマノ、ダイワ共にハンドルノブはハンドルのシャフトに上下2個のボールベアリングを介して取り付けてあります。
ベアリングの間隔(シャフト長さ)は両社ともにほぼ同寸ですが、ベアリングの寸法が違うのでそのままでは取り付きません。
ダイワのベアリングは内径X外径が4X8なのに対し、シマノは4X9とパイプで言えば肉厚です。
それに合わせて中のボールもひと回り大きいのか、厚さがダイワ2.5mmに対し4mmと厚くなっています。

なのでベアリングの厚さ差分の1.5mmにスペーサーを挟めばよいわけです。
錆びないようにSUS304の薄肉パイプをスライスしたものを挟んでネジ止めしました。
それで交換工事完了。


シマノに元々付いていたゴム製のハンドルノブでも不満はなかったのですが、替えるとこんな感じ。
ゴムのノブは上側はボールベアリングで下側は樹脂の軸受けでしたが、ダイワ製に交換して両ベアリングになって性能も向上。
ネイビーブルーのハンドルに、他メーカーの梨地メッキ色のノブが似合ってるかどうかは気にしないことにします。
早く実釣して使い勝手を確認したいところです。

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鳥見の時季

2023年03月21日 | 野鳥

2月は昨年よりも気温が数度高く、晴れた日が多かったので電気の使用量が減りました。
電力会社の計算によると100kwh弱はこの気温の影響で減るようですが、うちは200kwh以上も少なかったので、先月導入した屋外配管ヒーターの省エネコントローラーの効果だと考えています。
昨年までは、この程度の寒さでは凍結しないのにヒーターをONにして配管を無駄に温めてたんですね。
そのお陰でこんなに電気代が値上がりしたにもかかわらず、昨年よりも電気代が少し安くなりました。

葉が茂る前で発見しやすく、渡りで移動中のため種類も多いので、鳥見には良い季節になりました。
ヒレンジャクは結局1日しかこの辺りには留まらず、どこかへ去りました。
今回の初見はこれ。

雄のベニマシコです。スズメくらいの大きさ。
視界の隅で動くものがあるとその方向にレンズを向けて拡大して観察します。
小鳥は拡大するまでいつもなんだかわかりません。

これは雄のカシラダカの冬毛だと思います。

あとはいつものノスリとケリ。

ベニマシコやノスリはかなり拡大トリミングしていますが、ケリはこれでノートリミングです。
大きくて逃げない鳥は撮りやすいですね。




 

 

 

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うれしい春

2023年03月15日 | 野鳥

急に春らしくなりました。
野鳥も活発になり、ジョウビタキが見えなくなった反面、渡り途中の普段は見かけない種類を見かけるようになりました。
ずんぐりした見かけないシルエットなので逆光で真っ黒でしたが撮影して、フォトショップで補正してみるとレンジャクでした。
この地では初めて見ました。
浦和の秋ヶ瀬公園で見て以来35年ぶりでしょうか。


レンジャクには赤と黄があるのですが、翼に白い班がないので、これはヒレンジャクのようです。

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