TVで飲食店の店主がコロナ禍の窮状を訴えていました。都会だと家賃だけでも大変でしょう。
しかし田舎の小さな家族経営の店は、コロナの前だって毎晩6万円も売り上げがあったわけではないので、給付金で店を改装できるほど金が貯った、と喜んでいるところもあると聞きました。
呑まない食わないサタデーナイトも今晩でおしまい。
来週には公立高校の入学試験があります。
最後の晩を、ひもじく楽しんでいます。
そういえば、ツイッターを観ていたら、今月のスケビでB17を作っていた上手な方が、1/24のSE5aのキットを買われてました。
その方がすぐ製作されるなら、できるまで待ってて参考にしたいなあ。
さて、S.E.5aは張り線の準備ができたので、基本塗装しました。
全体が真っ黒な状態。まず主翼と水平尾翼の下面全体にクレオスのC45セールカラーを吹き、次にリブの谷を狙ってセールカラーよりも少し色の濃いC44タンを、尾根のセールカラーを残すように吹きました。
写真を撮らずにマスキングしちゃいました。
そして上面1色目を吹いたところ。
透け防止に黒サフを全体に吹いたので、プリシェイドができません。
以前スパッドを作った時は、白サフを吹いてマスキングし、黒サフを吹いてリブの尾根と谷の陰影を得ようと考えました。
しかし、スパッドは多色迷彩だったので、何色もマスキングして塗り重ねると、せっかく何本も細切りマスキングテープを貼って表現したリブの陰影なんか、まったくわからなくなりました。
SE5aの上面色は、ローデンの色指示ではハンブロール#108WW1グリーン。
グンゼでは該当色が無く、タミヤではXF51カーキドラブが近似ということですが、かなり茶っぽく緑が弱い。
復元機や海外の方の作品を拝見すると、少し茶色の入った緑色のようです。
なのでクレオスのC54カーキグリーンに、オリーブドラブをテキトーに混ぜたものを基本にすることに決めました。
SE5aは単色なので、そういう意味ではスパッドのリベンジの良い機会です。
スパッドは1/28だったのでマスキングしましたが、1/48のSE5aでこんなマスキングはしたくないので、熊本の趣味人師匠直伝の、仇討ちvs返り討ち剣法でリベンジしてみます。
で1色目は、基本の緑に下面で使ったセールカラーを足して、かなり黄緑に振った緑を尾根線とハイライト中心に吹きました。
谷はほぼ黒のままです。
2色目は基本の緑を、谷線と脚などのパーツに吹きました。これが仇討ち。
下の画像は2色目を吹いたところ。
翼面にある三角の凹みは、操縦策がエルロン方向へ直角にまがる箇所にある、プーリーの点検窓。
キットはデカール表現でしたが、手を加える箇所があまりにもないので、彫ってクリア板を嵌めるつもりです。
コントラストがクッキリし過ぎでわざとらしい上に、色が濁って美しくないでしょう?
なので3色目はC54カーキグリーンにC15濃緑色を足して鮮やかな緑を作り、薄い緑のベールを全体に掛ける感じで吹きました。これが返り討ち?
そしたら今度は、ビリジアンという名が思い出されるほど、緑になり過ぎました。
4色目は薄く溶いたC54カーキグリーンで、リブのハイライトを完全に消さない程度に、全体を馴染ませました。
いつもの大人しい作風=パッとしない出来に近づいていきますが、今回は早めに止めることにします。
5色目はC54カーキグリーンにジャーマングレーを混ぜた黒っぽい緑を、胴体の縫い目の下側と下面、エルロンの風下側や入隅部、機銃の弾道等にシャドーとして吹きました。
エルロンはこんな感じ。ピンボケですが。
胴体の縫い目、主翼の付け根、胴体機銃の凹み、ヘッドレストの入隅にもプーっとこんな感じ。
画像ではわかりにくいですね。控え目で、大人しい人格が出っちゃってます。
全体を暗い色でウオッシングするには、彩度と明度を低くしすぎた気がするので、部分的にしようと思います。
胴体の縫い目はドライブラシしてみようかしら。
日曜日はデカールを貼って、来週クリアを吹いて。
デカールの乾燥待ちに小物を仕上げて。
WW2機や現用機は工業製品っぽい精度や硬質感が欲しい気がしますが、WW1機は工芸品的というか、緩い柔らかさを表現するのが楽しいです。
それには1/48では少々小さ過ぎで、1/32のウイングナットウイングスなどがもっと面白いんでしょうね。高くて買えないけど。
SE5の色って単調になりそうで結構難しそうですが、丁寧なリブ表現塗装の効果で立体感が出て良い感じになっていると思います。
4枚目の写真の状態でウォッシングを掛けるという手もありかなとも思えます。
要所のシャドウも効いていますね。
縫い目のドライブラシは賛成です。
こういうのを公平とは言わないと思いますね。得した店屋が仕入れ業者などに再配分すれば有意義なんでしょうが、株に投資したりしたら、バブルになりますしね。
この後汚しをするかしないか、決めかねています。フィギュアもないことだし、使用感のない納入直後というのも、工芸品的で良いかなと。