うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

リハーサル....(12134)

2012年04月29日 22時02分33秒 | うべプラネタリアン
金環食観察のリハーサルをしておきたい。

まずは、どれくらいの高度で食が起きるかの見当を付けておくこと。
金環食のタイミングは7:20頃だから、晴れた朝の同時刻の太陽位置を見ておくといい。
気を付けることは、太陽を直視しないことだ。
太陽は、全周360°を365で動くわけだから、ほぼ1日1°動く計算。
1°は腕を伸ばして立てた小指分。げんこつがほぼ10°。ということは日食10日前なら
同時刻太陽の位置のげんこつ1コ分上で食が起きると考えておけばいい。
5/1なら20日前だからげんこつ2個分だ。
早朝の食とはいえ、5/21は夏至の1ヶ月前だから、太陽はかなり高い。
観測サイトに多少山や岬があっても、太陽高度に懸念することはない。

写真撮影するなら、手持ちのフィルターの効果をたしかめておくことだ。
これはぜひやっておきたい。
皆既食の場合は、光度変化が激しいからフィルターの着脱作業が要るが、
金環食は、強烈な太陽光を狙うわけだから、フィルターはつけっぱなしでいいだろう。
多少の光度変化への対応は、ISO感度調整や絞りやシャッター速度で調節すればいい。
その辺がリハーサルのリハーサルたるところと言える。

あとは日食メガネの効果の程(像の明るさや大きさ)を体感しておくことに尽きる。