うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

角島灯台....(11226)

2011年08月15日 21時24分34秒 | うべプラネタリアン
何度目かになる角島の灯台訪問だが、ここはいつ来てもなかなかの景色だ。
明治9年に点灯したこの灯台はイギリス人の手によるもの。
日本にとっての領土の崖っぷちという位置は、日本海への入り口であり、当時の表海路であった。
灯台という近代日本の最先端の光だが、考えようでは、この灯台は日本の領土にありながら
同時にイギリス領土(領海)の末端の一部でもあった。
灯台のシグナルは当然イギリス仕様でであったろうし、イギリスは端的に角島を
香港的存在と見ていたに違いなく、したたかな西洋人の野心がふんぷんと臭う。
が、現代となっては、何より、灯台の白さと海のコバルトブルーが映えて、
角島大橋とともに実にいい景色だ。そのせいか盆休みの今日は驚くほどの人出だった。