1/19に、このページで核のない彗星の話を採り上げた。
これは、今年最初にリニアプロジェクトが見つけた天体で、周期彗星とされ
仮符号(P/2010 A2)が付けられた。
1/29に、ハッブル宇宙望遠鏡はこの周期彗星の詳細な姿をとらえ、写真に撮った。
なんと、彗星のような尾は引いているが、広がるガスも光り輝く中心核もない。
いや、核はあるが、中心から外れた小さな光点にすぎない。
頭部の形も異様だ。
チリの尾の長さも、わずか地球月間の半分くらいの小ささだ。
しかも軌道は火星木星間の小惑星帯にある。
このことから、(P/2010 A2)は、どうやら小惑星同士の衝突した痕らしいと見られ、
小惑星の衝突ダストが太陽風に煽られて尾を引いて見えているのだとされている。
いま、ふたご座にあって一番見やすい位置だが、なにせ明るさは19等と、
とてもじゃないが我々の望遠鏡の手に負えるものではない。
画像はNASA提供。
これは、今年最初にリニアプロジェクトが見つけた天体で、周期彗星とされ
仮符号(P/2010 A2)が付けられた。
1/29に、ハッブル宇宙望遠鏡はこの周期彗星の詳細な姿をとらえ、写真に撮った。
なんと、彗星のような尾は引いているが、広がるガスも光り輝く中心核もない。
いや、核はあるが、中心から外れた小さな光点にすぎない。
頭部の形も異様だ。
チリの尾の長さも、わずか地球月間の半分くらいの小ささだ。
しかも軌道は火星木星間の小惑星帯にある。
このことから、(P/2010 A2)は、どうやら小惑星同士の衝突した痕らしいと見られ、
小惑星の衝突ダストが太陽風に煽られて尾を引いて見えているのだとされている。
いま、ふたご座にあって一番見やすい位置だが、なにせ明るさは19等と、
とてもじゃないが我々の望遠鏡の手に負えるものではない。
画像はNASA提供。