うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

09年の天文現象 1 ...(8232)

2008年12月15日 21時19分58秒 | うべプラネタリアン
09年の目玉は、なんといっても、皆既日食だ。
しかし、何だかわんさかいろんなことがあって、目玉の目白押しだ。
まるで三十三間堂の仏様である。←ひどい比喩!
つまり、ひとつ一つの仏像が重文クラスなのに、それが一堂に千体も集まっていると、
どれを拝んだらいいのかわけがわからなくなる、ま、そんな感じだ。
そこで、脈絡もなく、面白そうな現象を羅列すると、つぎの通り。
別格に、皆既日食を置いて、それ以外で、
①彗星が来る。昨年台湾で見つかった、ルーリン彗星。4等クラスで肉眼彗星になるだろう。
②土星の環が消える。完全に消失する(真横から見る)タイミングは夏だが、
春の観望のシーズンは串団子状態か。それとも、我々の小望遠鏡ではもはや環は見えないか。
③木星と海王星が同視野に見える。金星と天王星が同視野に見える。
④流星群極大日がことごとく月齢条件が良く、観望絶好。
まだまだつづいて面白そうなものがあるが、とりあえず、やはり日食。
画像は、藤井旭さんの天文年間よりスキャンした。