うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

大雨の被害....(E832)

2008年08月30日 15時29分09秒 | 水の存在
東海・関東で豪雨被害だ。
存じ寄りの方も多いので、まずは被害軽微をお祈りする。
みずがめ座のモデルは美少年ガニュメデスだ。
彼は神に拐かされて、天上で神々のお酒の相手をするはめになるのだが、
聡明で優しいガニュメデスは、そんな役では飽きたらず、地上にいるときの
羊飼いの経験から、雨の恵みがいかに大切かをよく知っていたので、
大神ゼウスに人々に水を穏やかに分けてやる役目に就きたいと申し出る。
それはいい心がけと、ゼウスは二つ返事でその力をガニュメデスに与えてやり、
ガニュメデスは雨の神となって人々に感謝される存在になった。
しかし、昨今ガニュメデスは手抜きをしているのではないか。
やたら雨の降りようが偏在する。
トータルで雨量は変わらないとしても偏るのはよくない。
恵みとは穏やかなものでなくてはならない。
しかし結局、ガニュメデスの力及ばぬほど、人は地球環境を壊してしまったのだろう。
恨みのツケを彼に突きつけるのはお門違いか。
さて、今宵(8/30)は天体観望会。ゆっくりと晴れ間が拡大している。
グーである。