goo blog サービス終了のお知らせ 

鹿児島市の司法書士喜山修三のブログ

相続や売買の不動産登記,会社設立や役員変更,債務整理,成年後見等を業とする司法書士事務所の所長の法律や日々の雑感を掲載。

五木寛之講演会

2010年08月30日 | 
 演題が「今を生きる力」とする五木寛之の講演会がありました。

 私にとっての五木寛之さんは,「青春の門」「風に吹かれて」「ゴキブリの歌」「大河の一滴」の作者であり,大塚博堂の歌で♪あなたに借りた 五木寛之 返すためにだけ 借りた本です♪と歌われた作家でもあります。

 五木寛之さんと渡辺淳一さんの言葉は,乾いた砂が水を吸い込むように,私の感性に自然と染みこむので,反論することを忘れてしまいます。そう,一歩間違うと盲信の可能性があります。


 私自身,五木さんの幾冊かの本を読んでいます。かねてか「機会があれば是非会って見たい」と思っていた作家の一人ですから,願い事の一つが叶った感じです。願えば叶うでしょうか。

 昭和7年生まれの五木さん(申年で干支が私より二回りも上なんです)は,背筋を伸ばして凛とした姿勢で,90分間よどむことなく講演をされました。これにはホントびっくり。

 一緒に行った母が「頭がいいがぁー,私もあの人の10分の1でも脳みそがあれば良いのに」とつぶやいていました。

 話の内容は,秘密です。というのはジョークですが,やはり五木さんが本で書かれていることで,今がどのような時代で,その時代を生きていく姿勢について話されました。なので,詳細は『親鸞』を初めとする五木さんのここ20年?くらいの本をお読み頂ければ,と思います。

 講演内容は,演題から想像した私の予想と大まか一致していました。逆にいうと,本に書いていることと違うことを話す筈がありません。では,何故わざわざ時間を費やしてまで講演会に行くのか。

 それは,本を通して著者と会話をしているので,「会いたかった」という一言に尽きます。本を読んで,あるいはラジオで話を聴けば聴くほど会いたいという想いが募るのではないでしょうか。恐らくそういう魅力を持った作家です。

 背筋を伸ばした凛とした姿勢は,「何時間歩いても平気」だということを,ごわごわした髪は「半年に一度(最近は季節に一度)しか洗わない」ということを容易に想像させるので,読者としては「本に書いていた通りだな」なんて,訳もなく納得したりするものです。

 ホント,何だか,初めてお会いした(見た?)という気がしませでした。機会があったら,また行きたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リンゴが教えてくれたこと

2010年02月14日 | 
リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)
木村 秋則
日本経済新聞出版社

このアイテムの詳細を見る
奇跡のリンゴ」を産み出した木村さんの本です。

 肥料を使わない「奇跡のリンゴ」を産み出すまでの苦労話を,ご自身で書かれています。

 『奇跡のリンゴ』と重複する部分もいくらかありますが,新たな感動を呼び起こします。

 何たって,値段が安く本も小さいので,持ち運びに便利です。

 移動時の隙間時間に読むのに最適な一冊です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奄美大島名瀬(週刊文春1月28日号)

2010年01月24日 | 
 奄美大島何故,ではありません,奄美大島名瀬です。

 テレビで,自分の行ったところのある場所が放送されると,つい見入ってしまいますが,それは本屋雑誌でも同じです。

 本や雑誌の場合,著者のその土地に関する感じ方が書かれているのですが,それが一緒だと思わず共感を憶えてしまいます。

 週刊文春の1月28日号に福岡伸一氏が『やわらかな サイクル』という題で,名瀬と元ちとせさんの歌について書かれています。

 名瀬の通りを歩くと,生暖かい風と程よい湿り気を感じ,アーケードの商店街と街並みは懐かしい匂いがし,日本ではなくアジアの小都市にいる様だ,と書かれている。

 また,奄美の歴史や風土のに関する数多くの専門書や資料を販売している古本屋さん「あまみ庵」についての感想も嬉しい。やはりこの本屋を訪れた方は,そこに並べられている書籍やCDやテープにに親しみを憶えるのでしょう。

 名瀬と元ちとせさんに興味のある方は,是非ご一読下さい。

【追伸】
 本誌の終わりに『原色美女図鑑』のコーナーがあり,今月号は,吉永小百合さんが掲載されています。 その年齢からは,あり得ない美しさです。サユリストが,何十年もサユリストである続ける意味がわかるような気がします。ホント,美女っているもんですネ。   
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奇跡のリンゴ(石川卓治著)

2010年01月03日 | 
 椅子から立ち上がるときに腰に力が入らないので,ナンデケ?と考えたら,「太陽とともに走ろう」の後遺症であることが判明しました。たかだか,2.4キロ走っただけて腰が痛くなるとは。

 この本は,こんな軟弱な人間とは対局にいる人,無農薬,無肥料でリンゴづくりに成功した木村秋則さんの記録を書いた本です。

 与論島の家の庭には,無農薬,無肥料で毎年たくさんの蜜柑やパパイヤが実を付けるので,無農薬,無肥料でリンゴを作ったことが「そんなに偉いことなの。その気になれば誰でもできるんじゃないの」という気持ちがありました。

 したがって,この本がベストセラーになったということは知っていたのですが,なかなか読んで見ようという気持ちになりませんでした。

 ところが,本屋さんに行くたびに木村さんの笑顔の写真を目にするものだから,とうとう購入してしまいました。

 しかし,読んでびっくり。本当に「感動」と「勇気」をあたえてくれる本です。もし読んでいない方には強くご一読とご購入を強くお奨めします。  

 何かを成し遂げられるのは,バカになることができて,観察眼鋭い人の様です。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半島へふたたび(蓮池薫著)

2009年12月07日 | 

 旅行。同じ地に旅行をしたとしても,事前準備と興味違いでこうも深みが違うのかと思い知らされた本です。

 なるほど,著者のいうように旅行ガイドブックではありませんが,今までとは違う目線で朝鮮半島を見ることができます。

 私も,今まではまったく関心のなかった,戦争記念館や西大門刑務所にも行ってみたいと思うようになりました。

 異文化コミュニケーションの大切さはもちろんのこと,その意義や方法,何よりも「夢に向かって努力できることがいかに幸せなことであるか」など,24年間不自由な生活を強いられた著者ならではの言葉には感動を覚えます。 

 「いつも頭から離れないのは,まだ解決を見ない拉致被害者問題」と著者が書いているとおり,本の中で何度も出てくるのは,いまだに帰国を果たせずにいる拉致被害者のことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事業承継でハッピーリタイアする方法(泉正人著)

2009年11月12日 | 
 一般的には,事業承継といえば,相続税対策は,株式は,遺言は,遺留分は,というように大変堅いというか,きな臭いというか,ややこしいイメージがつきまとうのですが,この本はそういうイメージを一新します。だから,ハッピーリタイア?

 国際弁理士として社員6人の弁理士事務所を経営した,著者のお父さんの事業承継にまつわる話です。

 ややこしい相続税や株式の話に入る前に,「仕事が命だ」と頑張って来た経営者に,事業承継の話をどのように切り出せばいいのか,大変ポジティブなヒントを与えてくれる本です。

 ややこしい相続税の話ももちろん大切ですが,それより何より,前向きな気持ちで,事業承継をしようと決心できるのが一番大切なことかもしれません。

 この本を読んで初めて知ったのですが,著者のお父さんは鹿児島県の出身で,10歳の頃に戦争で父親を亡くし,著者のお母さんが大島紬の機織りをしながら,お父さんと妹さんを育ててくれた,とあります。

 ん~~~ん~~ん,このような話を聞くと,まるで親戚のような,親しみを感じてしまいます。

 ということで,事業承継に興味のある方は,是非ご一読下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奄美自立論(喜山壮一著)

2009年11月11日 | 
奄美自立論

 県外の方と明治維新のことが話題になりり,あまりにも鹿児島のことを知らないで恥ずかしい思いをしたことは一度や二度ではありません。

 明治維新のことは歴史の教科書にも掲載されされるし,また明治維新のことを書いた歴史書や小説は,枚挙にいとまがありません。にもかかわらず・・・

 ところが奄美の歴史を書いた本は,明治維新のことを書いた本に比べれば極端に少なくなります(元々比べるのが無謀かも知れませんが)。

 そんな状況にあって,与論島で生まれた著者が奄美の歴史について渾身の力を込めて欠きました。

奄美の歴史や奄美について興味のある方は,是非ご一読下さい。「温故知新」奄美の歴史を知ることは,奄美の将来を考える上できっと役に立つと思います。

 著者は喜山喜山壮一君。姓が示すとおり,壮一君は私の従兄弟です。工学部出身の彼がこのような本を書いたのは,本好きの叔父の影響でしょうか。

 南方新社から好評発売中です。 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いきのびる からだ

2009年09月24日 | 
 【生きのびる からだ】は,文藝春秋社から発行されているエッセイ集で,著者は南木佳士(なぎ けいし)です。

 人は仕事のストレスをどうやって解消するのでしょうか?

 愚痴を言う,お酒を飲む,カラオケに行く,スポーツをする,などいろいろな方法があると思いますが,著者は,人の死に満ちた職場で正気を保つために小説書きはじめたそうです。

 人の生命に関わる勤務医の仕事をしながら小説を書くという作業だけでも凄いのに,書いた小説(『ダイヤモンドダスト』)が,芥川賞を受賞するのですから,もの凄い!としかいいようがありません。

 しかし,作家として一級の作品を書き続けながら,臨床医の仕事を続ける生活がやがて精神を圧迫し,芥川賞を受賞した翌年,38歳でパニック障害を発病し,その後鬱病になり,医業も書くこともできなくなり,生きているだけで精一杯の事態に陥ったそうです。 

 医師であると同時に芥川賞作家でもあるときくと,華やかな生活を勝手にイメージしてしまうのですが,精神の葛藤は相当なものだったのでしょう。

 『背中しか見せられなかった』というエッセイの,「息子たちを自殺者の子にしたくない。そう念じ続けることによってかろうじて生きのびた父親は恩人(息子のことです)に返す言葉を持たなかった。死ぬないでおろろしているうしろ姿しか見せられなかった父親である」という文章に接すると,胸が詰まりそうになります。

 このようなことばかり書くと大変重たい本という印象を受けるかも知れませんが,重たいテーマばかりが並んでいるわけではありません。

 私より5歳年上になるのですが,若かった頃,先輩の医師が眼鏡を額に上げて書類を見たり,注射器の目盛りを確認したりするのを見て,往生際が悪いな,と思っていたが,今まさに自分がそういう行為をしていることなど,身に憶えにあるエッセーが数多くあります。

 それより何より,読み終わった後,何となく『優しい気持』になれますし,何故,体や身体ではなく,『からだ』なのかということも書いてあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小説離婚裁判

2009年07月06日 | 
 先週金曜日,2泊3日博多に行って来ました。仕事です。遊びではありません。
 そのときに持参した新書が3冊。「憲法とは何か」長谷部恭男著,「なりたくない人のための裁判入門」伊藤真著,「小説離婚裁判」壮司雅彦著。

 鹿児島中央駅から博多までの間に読んだのは「小説離婚裁判」。仕事のために,あるいは教養を高めるために読んでおいていた方が良い本,というのは中々手につきませんが,趣味で読む本というのは読みやすく,かつ面白い。

 外務省の高級官僚と結婚したのは,上智大学出身で商社に総合職で入社したこれまた主人公のエリート女性。しかし,エリート女性とはいえ,平成のバブル不況にはかなわず,閑職に追いやられた。能力再開発研修という非人道的な研修を受けさせられ,日々自信を失っていたときに,昔つきあっていた外務省の官僚と結婚。しかし,誰もがうらやむその結婚に潜んでいたのは,「モラルハラスメント」。IQが測定不能なほど高い外務省の官僚は何故「モラルハラスメント」を続けるのか。

 村上春樹氏ならこのモラルハラスメントを題材として違う視点から人間の心の奥深く潜んだ苦悩や矛盾を描くのでしょうが,この小説の著者は現職の弁護士です。したがって,主な話の展開は裁判の行方が大きな比重を占めています。「モラルハラスメント」を手がかりに,婚姻生活や家族のあり方を考える小説としては,とても面白く読み応えのある小説です。また離婚訴訟における法廷技術を学ぶための教材にもなるかもしれません(司法書士には直接的には関係ありませんが)。

 ところで,博多駅は現在工事中です。私が福岡に行った昭和54年に新幹線が開通し,新しい駅ビルができたと思っていたのですが,違いましたっけ??

 博多は,山笠で大変賑わっていました。鹿児島とは人の数が大分違います。ドケドケドケーーー,山笠があるけん博多タイッという声がどこからともなく聞こえてきそなほど熱気のある街でした。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「手紙屋」喜多川泰氏著

2009年06月28日 | 
何かのついでに年に数回古本屋に行きます。古本屋ですが,結構良い本に出会えます。通常の本屋は,今話題の本を平積にして店の目立つところに置くのですが,古本屋の場合は,少し前に話題なった本が店の目立つところに置いてあります。

 それからすると,古本屋に行ったからこそ素晴らしい本に巡りあうことができた,とも言えるかもしれません。そこで購入したのが,喜多川泰著「手紙屋」という本です。

就職活動に出遅れた大学4年生の主人公が,手紙屋との10回の文通(「文通」何だか懐かしい言葉になりましたネェー)で会社を選ぶ基準や働くことことの意味を考えさせられる本です。

 10通の手紙の中で一番気に入ったのは,2通目の手紙の『あなたの称号』の箇所ですです。手紙屋は「人は,与えられた『称号』のとおりになってしまう」と言います。

 例えばあなたが相手に『約束を破らない人』といえば相手はあなたとの約束を守ろうとしますし『優しい人と』 という称号を与えたら,あなたに優しく接するようになる,と。

 しかし,世の中の人はその人が欲しがるような称号を,思わず頑張りたくなるような称号を与えてくれる人はいませんが,その例外の一人が母親です。母親は,自分がまだ持っていないけれど,与えられると嬉しい称号を与えてくれる,とか。やはり母親の子供の与える影響は,父親の比ではありません。

偉人の共通点は,周囲の誰がなんと言おうと「お前は将来世の中の多くの人のためになる才能を持っているんだよ」という称号を与えられて育っている。そしてその称号を与えてくれたのは,母親や母親や周囲の大人だったりする。

 そうか,そうか,フムフム。それなら私は,妻には『夫思いの妻』という称号を与え,子供たちには『父親を尊敬する子供』という称号を与えることにしましょう(ジョークです。) 

 一般的なビジネス万向けの啓蒙書とは,ひと味違う面白さがあります。梅雨の時期,外に遊びに行けないときに,お勧めの一冊です。

 本の中で一カ所だけ「与論島」という言葉が出て来ます。喜多川氏は,東京都生まれで,愛媛県で育ったと紹介されていますが,何故「与論島」なのか訊いてみたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

同級生

2009年01月18日 | 
 初恋 部活動 大学受験 友情 告白 先生 ・・・・・ 同級生。なんだか甘酸っぱい香りのする言葉である。
 
 連日の新年会と懇親会で体と心が少々疲れた(軽い二日酔い)時には,東野圭吾のミステリーを読む。こういったときには,間違っても専門書を読もうという気力はわかないものである。

 東野圭吾の本は実に面白い。ベストセラーになるのも頷ける。
 「同級生」はトリックよりも,刑事と主人公の会話に現れる心理描写が抜群に面白い。現実の刑事も,嘘を読み取る能力が本に書かれているように優れているのだろうか?

 高校時代,ほとんど女性と縁のない生活をしていた私には,主人公の様な高校生活は,まったく想像できない世界ではありますが。    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ここがおかしい菌の常識

2009年01月03日 | 
 主婦,食品関係者,病院関係者,きれい好きの方,子育て中のママにお勧めの本です。

 細菌性食中毒は,食中毒を起こす菌が食品について繁殖して起こるが,食中毒菌が繁殖した食品は,臭くならないし,色も変わらないし,酸っぱくもならない。このような,食中毒菌ではなく,腐敗菌が食品に増えたときの変化である。

 しかし,食中毒菌が増えた様な食品だったら,腐敗菌も増えて臭いがしそうですが,菌というのは仲間意識が強いので,どれか一つの菌が増えたら,そのほかの菌は増えない。だから,食中毒は人間の五感では判断できないとか。

 ブドウ球菌は,ほとんどの人間の手指,手のひら,足の裏,脇の下,頭皮など体の表面にいっぱいいるが,菌の上記の性質で,ブドウ球菌何か悪性の病原菌がついても防御してくれるそうです。フムフム,菌というのはそこまで縄張り意識が強かったのか。

1 5秒間手を洗ってもう一度菌の数を調べたら,80%の人は,手の菌が増えて いた。

2 著者が全国のホテル80室について仲間と一緒に調べたところ,「消毒済み」 書いた浴室のコップからも便座の表からもかなり高い確率で(正確な数字は本を お読み下さい)一般生菌が検出された。

3 子供は抗菌グッズで身を固めさせてはいけない。土には土壌菌がたくさんいる ので,なるべく土のあるところで遊ばせた方が良い。

4 オナラには,大腸菌をはじめ腸内細菌がいっぱい入っているので,親のオナラ の臭いを子供が感じると,親の腸内細菌を子供たちに与えることになるので,子 供お腹を丈夫にする。

5 ビフィズス菌を腸まで運ぶためには,胃酸の働きが弱まった時が良いから,ヨ ーグルトを食べるのは,食事の後が良い。

6 菌対策としては,手洗い,とにかく乾かす,整理・整頓,食品の購入時期や保 存に注意する。

そのほかにも日常生活で必要かつためになる知識が盛りだくさんです。著者は,医学博士の青木皐(のぼる)氏で,集英社文庫から476円で販売されています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

株式投資で3億円を稼ぐ方法

2008年10月10日 | 
株価が暴落しているこの時期に,一日たった30分で3億円を稼ぐなんてあり得ない。誰だってそう言います。私もその一人でした。ある法則を知るまでは。
 でもあなたが数ヶ月で3億円を稼ぐことができたら・・・・。あなたの生活はどう変わりますか?誰も知らなかったこの法則。

 すみません,別に私が株式投資で3億円を稼ぐ方法を知っているはずもないのですが,あまりに歯切れの良い文章だったので,このブログを読んでいる方がどのような反応を示すか知りたくて,興味本位で書いてみました。

 上記の文章は,『営業と詐欺のあいだ』という坂口孝典さんの本から抜粋した文章に,私が考えたフレーズを少し書き加えたものです。

 同書によると,「ポイントは短く,そして意外な言葉を次々に繰り出します」とあります。なるほど,さすがです。もし上記の文章が,私のブログでなく,いかにもお金もうけの上手そうな人のホームページに掲載されていましたら,思わず引き込まれたのではないでしょうか。

 職業柄,たまに,悪質商法の被害に遭った方の相談を受けます。例えば,1万5千円でしか換金できないネックレスを,30万円のローンで買わされたとか・・・。

 同書には,様々な「悪質商法・押し売り」「マインドコントロールの方法」「そしてそれらの撃退法」や「セールスマンの交渉術」このブログのはじめに紹介した「ウエブ販売・コピーライティング・マーケティング」などが紹介されています。
 
 騙されないために,あるいは心理学の本や特定の目的を訴える文章の本としておすすめです。幻冬舎新書で740円です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

相続の「落とし穴」

2008年09月24日 | 
 この本は,本当に良い本です。著者は,灰谷健司(はいたにけんじ)さん。現在三菱UFJ信託銀行財務コンサルタントをなさっていて,94年に税理士試験に合格され不動産鑑定士や中小企業診断士の資格もお持ちです。

 第一章 よくある相談事例を紹介しいます。司法書士は,一度や二度は遭遇している事例です。私も,気の毒な事例に遭遇した時は,現在の相続法の矛盾を感じます。

 第二章 何故相続は揉めるのかを分かり易く解説しています。財産も多くなく,愛人や隠し子もおらず,何処にでもいる仲の良い普通の家族でも,さまざまな問題が起きる。それが相続なのだ,と言う。

 第三章 相続財産と混同しそうな,保険金や香典はだれのものになるか,高齢者の再婚や未成年者の子供がいる場合の遺産分割についても言及しています。

 第四章 家族で相続について話し合うきっかけを作るための方法や事前の相続対策決めてについて書いています。この章以下がこの本の素晴らしいところです。
 究極の相続対策は,「親に全財産を使ってもらうことである」となんとも思い切りが良い。全く同感です。

 第五章 遺言書と遺書の違いを説明し,トラブルになりにくい遺言書について説明しています。遺言は元気なときに書くもので,遺書はなくなる間際に書くものである。遺言は生命保険に似ている。保険も遺言も万一なくなったときの備えであると言う。

 第六章 著者は「遺言は家族へのラブレターである」と書いています。遺言で具体的に分割を方法をしていするとともに,付言事項で家族ひとり1人の名前を書いて,ひとり1人にその思いを書き残すことが大切であると説きます。

 司法書士にとりましては,第一章から第三章までは,日常業務で経験することでなので取り立てて珍しいことではありませんが,第4章からが大変参考になります。この本を読んでいたら,遺言を書いて貰うタイミングやその内容についてももっと有意義なアドバイスができたのに,と思いました。

 相続や遺言にに興味がある方や司法書士等の専門家にもお勧めです。760円は本当に安い。「良い本は安い」とは,常々感じる本の値段に関する私の感想です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横書きの小説

2008年08月28日 | 
 昨日,若者を中心に横書きの小説に人気が集まっているとの記事を目にしました。今出版されているほとんどの小説は縦書きですが,携帯になれた若者は横書きの方が読みやすいと感じるんだとか。

 考えて見ると,昭和50年代半ば頃のほとんどの法律書は縦書きでしたが,それから数年の間には,ほとんどの法律書が横書きになりました。

 司法書士が毎日作成している不動産登記の申請書や商業登記の申請書も数年前まだでは縦書きでしたが,今では横書きに変わっています。訴状が横書きになってからは,十年経過したのでしょうか。

 昨年中国に行った折,デパートの書籍売り場に立ち寄って(読めないと分かっていながら)数冊の本を手にしたのでしたが,手にしたほとんどの本が横書きでした。漢字,漢文と言えば当然縦書きと思っていたので,漢文横書き本は,衝撃的でした。

 私も,当初横書きの法律書や横書きの申請書は違和感がありましたが,今では,横書きの方が読みやすく(数字はアラビア数字の方が格段に読みやすい),「なぜもっと早く横書きにしなかったのだろう」と思うぐらいです。なので,ひょっとすると,十数年後には,横書きの小説が主流になっているかも知れません。 

 「エェーッ 小説って 昔 縦書きだったの」なんて言われたりして。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする