健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

建築のエロティシズム。

2012-09-01 | 読んでみた。finding.
建築のエロティシズム―世紀転換期ヴィーンにおける装飾の運命 (平凡社新書)
クリエーター情報なし
平凡社
ウイーンには3回行った。リングが街を囲み、リングに沿って、セセッションや郵便局など、世紀末装飾を過剰に発散した素敵な建築物が並ぶ。クリムト風、エゴンシーレ風の意匠が素晴らしい。
おもにオットーワーグナー設計の建物を主体に見てきました。
分離派といわれ、聖なる春に萌え出る文様によって埋め尽くそうとした。
この装飾欲の背後に働いていたものは「価値真空」という「空虚」への恐怖ではなかったか。
時代の真理として裸にされなければならないのはこの「空虚」そのもであった。

この本を読むと、もう一度確認に行きたくなります。
まだ知らなかった、オットーワーグナー以降、ロース、ヴィトゲンシュタイン、ヴァイニンガー、ココシュカを認知することが出来た。

フェティスズムそのものの解説の興味深い。
物心崇拝や呪物信仰をいい、神の存在そのものでなく、その力に関連した代理物としての、、、、さまざまな物や考え。

ココシュカの欲望とモースのナスシズムが融合した異形の怪物sとして建物、確かめにウイーンに行きたくなるな、、、、、やはり。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20世紀の10大ピアニスト。 | トップ | 沖縄支社、沖縄物流センター... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ろみ)
2012-09-02 22:30:35
オーストリア、ドイツの好きな仲間達(ドイツ語勉強中の人も)がいるので、
写真や話を聞き、行ってみたいと思いつつまたいつか、になっています。

クリムト、シーレ以外は知りませんでした。
ろみさんへ。 (しゃちほこ。)
2012-09-04 06:17:01
ウイーンは、とてもこじんまりとした首都という感覚を持ちます。
巨大過ぎないので、居心地がいいです。

美術館がなんといっても素晴らしいし、国立歌劇場は、真っ白と金彩という風情で、上品な印象でした。ヴェルディの「オテロ」聴きました。
フロイトも排出したし、芸術の都ですね。

コメントを投稿

読んでみた。finding.」カテゴリの最新記事