建築のエロティシズム―世紀転換期ヴィーンにおける装飾の運命 (平凡社新書) | |
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平凡社 |
おもにオットーワーグナー設計の建物を主体に見てきました。
分離派といわれ、聖なる春に萌え出る文様によって埋め尽くそうとした。
この装飾欲の背後に働いていたものは「価値真空」という「空虚」への恐怖ではなかったか。
時代の真理として裸にされなければならないのはこの「空虚」そのもであった。
この本を読むと、もう一度確認に行きたくなります。
まだ知らなかった、オットーワーグナー以降、ロース、ヴィトゲンシュタイン、ヴァイニンガー、ココシュカを認知することが出来た。
フェティスズムそのものの解説の興味深い。
物心崇拝や呪物信仰をいい、神の存在そのものでなく、その力に関連した代理物としての、、、、さまざまな物や考え。
ココシュカの欲望とモースのナスシズムが融合した異形の怪物sとして建物、確かめにウイーンに行きたくなるな、、、、、やはり。
写真や話を聞き、行ってみたいと思いつつまたいつか、になっています。
クリムト、シーレ以外は知りませんでした。
巨大過ぎないので、居心地がいいです。
美術館がなんといっても素晴らしいし、国立歌劇場は、真っ白と金彩という風情で、上品な印象でした。ヴェルディの「オテロ」聴きました。
フロイトも排出したし、芸術の都ですね。