健康楽園。

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20世紀の10大ピアニスト。

2012-08-30 | 読んでみた。finding.
二十世紀の10大ピアニストラフマニノフ/コルトー/シュナーベル/バックハウス/ルービンシュタインアラウ/ホロヴィッツ/ショスタコーヴィチ/リヒテル/グールド (幻冬舎新書)
クリエーター情報なし
幻冬舎
なんと大胆。
独断で、中村右介さんが選んでしまった。異論、疑問は、ガッテン承知!!!
ラフマニノフから、、、、、、、、グールドまで、、、、、。
大作曲家がピアニストであった時代のラフマニノフから、断片的に誰が? いつどこで? 何を言ったか?
ホロビッツ、ショスタコーヴィッチ、リヒテルは特に「音楽に国境は無い しかし音楽家には国境がある。」の思いだった。
コルトーはワーグナーに心酔して、トリスタン、指環のオペラ指揮者でもあった。そして連続公演の途中パトロンに見放され莫大な借金を抱え込むことになる。自己破産を拒否して、演奏会での返済に突き進むコルトー。文豪ロマンロランと離婚したクロチルドと結婚。
そのとき1910年、ワーグナーにとりつかれているもう一人の男がいた。
アドルフ ヒットラー、当年21歳だった。
と、このように時代考証とともに記述されているので、多面的立体的に読み進むことができます。
1935年、スターリンによる大粛清が始まった。
「ムツエンスク郡のマクベス夫人」が批判され、擁護したゴーリキーは投獄死。トハチェフスキー元帥は銃殺。
ショスタコーヴィッチは生き残ったが、擁護そた人たちは共産党方針を批判したことに判ぜられたのです。

鉄のカーテンの向こうだけで演奏して、西側からは伝説のピアニストと言われたリヒテル。
コンドラチェフというピアノ教師がドイツ人系であり、自宅に招いたことからリヒテルの父親はスパイ容疑をかけられてしまう。
否認するが、妻とリヒテルを救うため、スパイ告白。銃殺されてしまう悲劇。
妻は、ほかの男と逃走。
コンドラチェフの密告が原因だとされている。
そのリヒテルが第一回チャイコフスキーコンクールで、アメリカの青年クライバーンを審査員として1位に推薦。
ソ連の威信をかけたコンクールでの、すったもんだも興味深い。

最後に最高のピアニストが記述されています。
さーーーーー、誰でしょう???

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7 コメント

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Unknown (MU)
2012-08-30 07:56:13
これは文句なしに面白そう!

ん~誰かなぁ…

コルトーとショスタコービッチ、シュナーベルは聴いたこと無い。

だだだだだだだだだーれだ???

私の解る範囲では…ホロウ゛ィッツ、バックハウス…

ホロウ゛ィッツと囁く声を払いのけ、緻密で正確無比なバックハウスに1票

この本は読まなくちゃですね。

奇しくも今私は フルトヴェングラー著

「音と言葉」を読みかけています。

お馬鹿な私の脳みそには彼の文章は哲学的で難しいから中々進みませんが(^_^;)


MUさんありがとう。 (しゃちほこ。)
2012-09-01 06:09:56
すっげーおもろい本でした。
フルトベングラーの「音と言葉」こりゃーーー難解だねーーーーー。
私も挑戦しましたが、挫折しています。

MUさんにとってナンバーワンピアニストは誰ですか??
興味深いです。

バックハウス、私が最初に買ったLPの演奏者でした。ベートーベンの「皇帝」、いまでも愛聴盤です。
彼の、ベートーベンピアノソナタ全集。モノラルLPですが、楽しんでいます。

意外な結果が待っていますよ。

私の現役でのナンバーワンは、ユジャワンさんです。
Unknown (Unknown)
2012-09-02 06:21:33
音と音楽…しゃっちーさんが挫折???

そりゃ私が理解出来んはずだ(脂汗)

ここここコジャワン??? 恥ずかしながらその名さえ聞いたことござらぬ。現代の人は殆ど聴いてないからわからないす(^_^;)

そんな井の中の蛙、極貧知識しか持たぬ私のピアニストNO1はあまりあてにならないが…うーん、書いたようにホロウ゛ィッツかバックハウスかな。でも曲によってびみょーに違うしな。

ベートーベンはバックハウスが抜群だと思うけど月光はホロウ゛ィッツの方がとても素敵だったり…

そうそう、長い間顔が甘過ぎて拒否ってた(笑)グールドはバッハ聴いてノックアウト。

で、もしや最高ピアニストの答えは


グールド?


紙一重=神一重のグールド、推してみます。


教えを乞う (MU)
2012-09-02 06:45:17
あちゃー コジャワンではなく ユジャワンでしたね(^_^;)

聴いてみたいのですがどのアルバムがお薦めでひょか?

気になります (ろみ)
2012-09-02 22:16:06
最後の一文が気になります!
ということで、図書館にネット予約しました。
現在家族の図書カードまで借りて予約している本が十数冊あるのですが、
幸い一人の方が借り出し中だけで、すぐに順番がきそうです。

10人の中には知らない名前もありますし、
私の耳はクラシックを聴き分ける力なく、雰囲気で好きになったり楽しんだりという程度;;;
でもこの本は、音楽と言うよりも中欧、東欧に関連した逸話的な感じで読めそうですね。
MUさんへ (しゃちほこ。)
2012-09-04 06:10:13
そりゃーーーーーー、難しいですよ!!!
「音と言葉』
この本に、コルトーに対するフルトベングラーの対応、発言が載っていますが、すごく自信過剰なくらい、堅固かたくなな、感情を持っていたみたいで、意外でした。

ユジャワンさん、大震災前、3月4日だったか?
初ライブに行きました。紀尾井ホール。
最近お亡くなりになった、吉田秀和さんも来ていらっしゃったので、彼の感想、聴きたかった、読みたかったです。

まだ、新人なので、あまりアルバムでていません。
私は、1枚も持っていません。

ユーチューブで、聴くと、ものすごさがわかると思います。

是非、是非!!!
ろみさんへ、 (しゃちほこ。)
2012-09-04 06:12:42
とても、新書にしては厚いし、読み応えがあります。
社会、政治情勢と平行して、ピアニストたちが、亡命したり、できなかったり、発言したり、喧嘩したりで、飽きないです。

私は、この10人の中では、リヒテルさんしか、ライブ行っていません。
あとは、レコードで楽しむばかりです。

さすが!!!!
行動派!!!!

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