健康楽園。

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サルミアッキ!

2006-06-13 | 旨い!tasting.
日本しかない食べ物ってたくさんあると思います。
発酵食品なんか、湿気の多い日本には最適なんでしょうか?納豆・沢庵漬け・クサヤなんか最たるもんで、外国から来た方には、すぐには馴染めない味です。
旅行前準備で読んだ、片桐はいりさんの「私のマトカ」、その中に北欧フィンランド独特の食べ物も紹介されていました。
かもめ食堂に、まず、フィンランド人を惹き付ける食物として、焼き立ての薫り高いシナモンロールが出てきました。映画の中でも大活躍するシナモンロール「これがフィンランドのおふくろの味。」だそうです。
まだまだ紹介されていますのでご披露しますと・・・・、
「フィンランドの味に興味津々の日本人をまた喜ばせようというのか?次に差し出されたのが黒と白のチェッカー柄の小さな箱だった。トランプと一瞬思ったが、ふるとからからと音がする。開けてみると、中には小指のつめ大の、世にも真っ黒なかたまりが入っていた。飴だと推察される。とても食べものと思えないような見た目の代物だったが、わたしは迷わず口に放り込んだ。味雷が能に何味、と伝えるより前に、わたしの体に鳥肌が立っていた。しょっぱい。まちがえて箱に入っていたゴムのかけらをなめたのだろうか。くじけずになめているとハーブの味もしてくる。これはたぶん甘草の香りだろう。舞台でのどを嗄らさないためにあらゆるのど飴を試しているので、そのての成分はすぐに嗅ぎわけることができる。アジア各地で公演した時には、度肝を抜かれる味のものもたくさんあったが、どれも漢方由来の、アジア人ならばかろうじて想像できる範囲内の味だった。しかし、今回のは想像を絶していた。わたしの中のコンピューターが一時混乱し、必死で検索しているのがわかる。脳が、箱の柄とおなじ白黒の市松模様になる。あまりのことに、口にいれたものを吐き出すべきか、飲み込むべきかを判断する能力さえもなくしていた。タイヤとかゴムホースに塩と砂糖をまぶしてかじったら、もしかしたらこんな味がするかもしれない。未だかって味わったことのないまずさだった。あまりに得体の知れないものに出会うと、喜びすら湧きあがる。狭く思えた地球が果てしなく広く感じられる。この世にはまだわたしが知らない味がある!そう思ったら、なにやら胸がときめいた。」12ページ・私のマトカ。
ありました、ありました・ストックホルムから、フィンランドのかっての首都トウルクまでの巨大客船シリアラインの売店にありました。
早速、買いました。そして、添乗員もそそのかし買わせちゃいました!「フィンランドの独特の味、お父さんの味だと!!!」
添乗員さんは、4箱も買って、メンバー全員に、振舞ってくれたのです!
さて、皆どうなったのかって?????
みんな・吐き出しました!ゲーーーーゲッゲ!何これ!!!ギャーマズイ!と吐き出したのです。
私は、推薦した責任上・全部・最後まで舐め切りました。
完食・完舐め・ナメ!!
ハーブの塩蒸らしっていう感じ・目覚まし・眠気覚ましにもよさそう!!フィンランドの魂の味だそうです。

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