健康楽園。

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ほんとうの勇気とは??

2006-09-23 | looking.
「ユナイテッド93」ようやく見ることができました。
2001年9月11日、あれから5年以上が経ってしまいました。
あのテロ・戦争(アメリカでは)から、大きく世界は変わっていったと思います。
もう一度、あの事件を検証してみることは、とても意味のあることだとも思います。
4機、ハイジャックに遭遇して、1機だけが、テロという目的を遂げることなくペンシルバニア州シャンクスヴィルに墜落しました。
おそらくは、残っていたボイスレコーダー、乗客たちの、ハンディテレフォンによる、通話記録から、推測・構築して、出来上がった映画なのでしょう。
もっと、乗客たち、乗務員たちの、家族背景などが連綿として映像で語られると予想していましたが、それはありません。
淡々・と、事実を積み上げて行く構成になっています。
かえって安っぽさが無くなり、悲劇を浮き彫りにするパワーを強化しました。
ユナイテッド93が、結果的に41分離陸ラッシュから出発が遅れたのが重要な伏線になっています。
なぜなら・乗客たちが、ワールドトレードセンターで起きた2つの悲劇・テロを電話で認識できていて、ペンタゴンへの突っ込みも知ることが出来たことです。
おそらく他の3機は、ハイジャックされて、空港に引き返すとでも、言い含められていたのではないかと推測されます。
ナイフと偽の爆弾だけでは、反撃を食い止めるのは難しいからです。
しかしながら、さらなるテロ拡大を、防ぎ、自分たちも助かるんだと、蜂起する乗客たちには感動を覚えます。
久下李哉さんという早稲田大学2年生の日本人学生も乗り合わせていたのも昨日知りました。
もし、乗客たちの勇気の決断が無かったら、さらなる悲劇が上乗せされていたことに違いありません。
真の勇者たちを描いた映画です。

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4 コメント

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Unknown (shoegirl)
2006-09-24 22:58:10
有名な俳優さんを使わず、

きっと故人の雰囲気を持った俳優さんたちをキャスティングしたのだろうと思いました。

本人出演というのもありましたし。

遺族の方々の気持ちを思うと、

あまりにも辛すぎる映画化だと思います。

でも、忘れ去らせたくないと思ったのでしょう。

結末は分かっているのですが、

なんとか助かって欲しいと念じながら見てしまいました。
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コメントありがとうございます。 (ヘルスパラダイス)
2006-09-25 22:39:56
悲劇の結末は、既に判っているのに、手に汗にぎってしまう作品になりました。

頑張れって応援したくなります。

たんたんと描かれ始め、ハイジャックで一気に沸騰します。

それにしても、やりきれない思いも残ってしまう作品になりました。

二度と起こさないように、どこを、どうやって変えればいいのか、考えさせられます。
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見てみたいです。 (招き猫)
2006-09-26 23:10:49
こんばんわ。

ご無沙汰しておりました。招き猫です。



この映画、何かの番組で取り上げられていたのを見て、是非見たいと思っていました。

あの事件から5年、色々と考えさせられ、

考えなくてはいけないと思う5年でした。



悲劇の結末。

もう繰り返されない事を祈りながら、

他の内戦などで苦しむ人達の事も

ふと思ってしまいました。。。



近いうちに見たいと思います。
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コメントありがとうございます。 (ヘルスパラダイス)
2006-09-27 06:44:34
妙に、お涙ちょうだいっていうウウェットなつくりになっていないのがいいと感じました。

冷静に・淡々と、それだからこそ、まったく偶然・乗り合わせてしまった乗客たちの悲劇が浮き彫りになります。

もう少しラッシュで離陸が遅れていたら起らなかったのにとか、

紙一重のあざなえる、めぐり合わせの恐ろしさ、時間の無常を強く突きつけられます。

硬質クリスタルな映画です。
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