健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

石庭美和「風」。

2014-10-30 | looking.
石庭さん曰く。
長く待った子供を授からなかったので、子持ちになる人生を諦める代わりにきちんと好きなことをやって死んでいこうと思った。だから生活を整理し、本気で絵を描き始めた。その途端、腹に子供が宿った。先ずはつわりが来て、絵具の匂いに吐いた。生まれた赤ん坊には感激したが、可愛い野獣は生後3年以上も睡眠が熟さず、寝不足という消耗に全ての集中、判断力を削がれた。やがて子供が言葉を持つようになると眠りが深くなり、代わりに1日中休むことなく喋りはじめる、、、、。先達の女達が皆通った道なのだ、、、、、、と、自らを励まして制作に臨めるようになった今は、小学校に助けられている。愛しい敵の就学時間が私の制作時間となったからだ。
今、私は自分の為には滅多に外出しない。アトリエに籠れる時間はまだまだ少ないのだから、故に殆ど外の誰にも会わなくなった。世の展覧会も楽しげな集まりも皆別世界。そんな底深い育児の穴から覗く空は美しく、季節の草木は芳しい。
夏休みが終わる日の夜明けに、息子の眠る寝床から携帯でこの文を書いた。明日からは授業が5時間となり、私の時間が戻ってくる。、、、、、、、戻ってくるよね???今回のグループ展の〆切が迫ってきてるんですけど!!!!(と言いつつ、朝御飯の支度に向う)

文章も素敵だけど、習作「風」は、素晴らしい。
こちらが習作?????
おもわず見入ってしまう完成度の高さ!!!!
復帰してきてくれること、この上ない喜びです。
コメント (2)
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