健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

韓国へも輸出できそう。

2011-05-14 | looking.
赤ちゃんを産み、育てること、その素晴らしさ、尊さを、讃歌として歌い上げている映画だと思う。
生まれてくることで見えてくる世界の広さ、生き続けることで広がってくる世界の大きさ、それを真正面から訴えかけてくる内容であり、育てる素晴らしさというテーマを感じさせてくれる。

角田光代さんの原作は、まだ読んでない。読もうと思う。

既婚者との愛憎から妊娠を中断してしまった主人公。妊娠させられた男の妻がアパートに押し掛けてきて「あなたは、がらんどう!!」だ、と詰め寄られる場面は悲劇。
男の無責任さをもっと責めてもいいと思うが、その元愛人の家から4ヶ月の赤ちゃんを誘拐して4歳まで母親をして、発見されるまで育てる。
その育てられた娘役が、井上真央さん。現在朝ドラ「おひさま」のヒロインです。
娘の現在と、誘拐犯、永作博美さんの過去の逃避行とが交差して進んで行きます。
娘も、本当の両親に引き取られてから、親の愛情というものを感じられなく、悩み苦悩している。ほんとうの母との気持ちの断絶から家出して働く。そして妻のある男とつきあってしまっていて、妊娠する。
そのころは八日目の蝉、にはなりたくない。
十年近く土の中にいて、地上に出たら7日の命しかない蝉。八日目には、みんな死んでいて、自分だけ生き残りたくない!!!
ところが、迷いながらも、過去住んだうさんくさいカルト集団エンジェルホームや、小豆島を回るうちに、だんだん4歳の記憶、あえて封印していた記憶が蘇ってくる。
小豆島の自然が素晴らしい。
とても綺麗。映画の場面、そこに行きたいと感じてしまった映像。

そこで娘は写真館に入り、大きな愛情に包まれて育ったことを強く確信する。こんなにも大事に育てられたという感謝の気持ちで一杯になり、生きる力を得る。
そして、八日目の蝉になりたいと宣言。
1日でも多く行きて、素晴らしい世界を見たい、そして生み育てて素晴らしい世界を赤ちゃんに見せたいと。
なぜか目頭が熱くなってしまう映画です。

少子化阻止のメッセージや良しです。
コメント
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