アイティフォー大阪教育大学で「携帯電話ＧＰＳ児童防犯システム」の実証実験を開始

大阪教育大学が「携帯電話GPS児童防犯システム」の実証実験を開始・単なる位置情報とは異なる本格的な児童防犯システム「お守りキッズ」～児童の登下校をリアルタイムに監視、追跡し、警告メールを発信～ (プレスリリース)

　アイティフォーは29日、同社の防犯システムが大阪教育大学に採用され、付属小学校など３校で7月から実証実験を開始すると発表した。
　この影響か、同社の株価はストップ高になったそうだ。

　ITmediaのコラムに取り上げられているように、このような防犯システムを構築する場合には「カーナビのように通学路を設定して、通学エリアから外れると自動通報するシステム」が必要となるが、アイティフォーのシステムはこのような要求を十分に満たしたものだ。
　この関連で特許を取得しているようなのだが、残念ながら同社のページでは詳しくは説明されていない。以前はもう少し詳しく紹介されていたのだが・・・
　以前こちらの記事でも触れたので、参考になればと思う。

お江戸地図やベネチア風など地図デザインを選べる「ALPSLAB design」

次世代の地図デザインを体験できるALPSLAB designを公開 (プレスリリース)
お江戸地図やベネチア風など地図デザインを選べる「ALPSLAB design」 (INTERNET Watch)

「Web上でテーマに沿った地図デザインを提案し、ユーザーの皆様から直接フィードバックをいただきながら、次世代地図デザインについて考えていく実験プロジェクト」(プレスリリース)とのこと。

　う～ん。
　地図に関する新機能という訳ではないので、正直あまりおもしろくない。それに結局普通の地図が一番見やすい。ALPS Designのサイトで気に入った地図に投票ができるのだが、現状は「標準デザイン」「白地図」と言ったいたって普通の地図が得票を得ていた。

ゼロスピンドル“U”とアルファマップで鳴門の渦を航海する

ゼロスピンドル“U”とアルファマップで鳴門の渦を航海する (ITmedia)

　VAIO type U の HDD 無し版と Bluetooth GPS で、鳴門海峡を航海しようという話。
　このようなレビューは単純におもしろい。また「電子海図でナビゲーション」というあまり例のないレビューなので、そういう用途を考えている方には参考になるだろう。
　ただ、さすがに耐水・耐塩害の Panasonic TACHBOOK と比べると取り扱いに困るようで、最初は防水パックに入れて操作していたのだがこれでは熱がこもってしまって失敗だったようだ。そんな話が読めておもしろい。

Mio P350 発売中

　Mio P350 がついに発売となり、Blog を見ても「届いた！」という記事を見るようになった。話題のハンディナビ、迷WAN BZN-100/BZN-200 と比較し購入される方も多いようだ。(個人的には迷WAN BZN-200の対抗馬は C310 だと思っていたのだが、迷WANよりも安くPDA機能つき、の P350 を選択される方が多いらしい)
　なお、わたしの注文した C310 はまだ発売にはなっていない。

　パソコンGPSショップのP350は初回売り切れ、PDA工房のP350は、PDA工房のページを見る限りではまだ在庫があるように見える。ご確認いただきたい。(2006.6.30追記：在庫は無くなったようだ)

P350 (パソコンGPSショップ)

P350 (PDA工房)

Intel、携帯デバイス向けプロセッサ事業をMarvellに売却

Intel、携帯デバイス向けプロセッサ事業をMarvellに売却 (ITmedia)

　既にここで取り上げたように報じられていたが、Intel が XScale を売却する。売却先は Marvell とのことだ。Marvell は売り上げ好調なファブレス半導体メーカーだ。
　取り上げた記事では、W-ZERO3 にロゴをつけた話と相反と書いたのだが、噂は本当だった。

　今後、W-ZERO3 のようなスマートフォンや PDA に載る CPU がどうなるのか、注目される。Marvell が引き継いだ XScale になるのか、それとも、Samsung などの ARM を搭載した別の CPU になるのだろうか？？
　どちらでもユーザーとしては構わないのだが、気になるところではある。

VAIO type U HDD 無し版発売

VAIO type U 新製品「フラッシュメモリー搭載モデル」発売のご案内 (プレスリリース)
“0スピンドル”VAIO type Uが発表──ワンセグ対応のサプライズも (ITmedia)
「ZERO」がもたらす幸せってなに？──ソニー「VAIO type U ＜ゼロスピンドル＞モデル」 (ITmedia)
ソニー、16GBフラッシュメモリ採用の「VAIO type U」<ゼロスピンドル>モデル～ワンセグチューナを搭載 (PC Watch)

　既に案内済の VAIO type U の HDD 無しモデルが7月3日から受注される。現在こちらのページでエントリ受付中。29日17:00まで。エントリした方のみ、7月3日に注文ができる。

　VAIO type U を積極的に持ち運ぶ、例えばあまり使わないかもしれないが Bluetooth GPS を使用して街中で地図を見る、や、車に載せてカーナビのように使う、などには、当然衝撃に弱い HDD よりもフラッシュメモリの方が適している。
　レビューを見ると、スタンバイ/復帰の速度はあまり変わらないかかえって HDD 版よりも遅いようだが、その他の動作は HDD 版よりも速いようだ。
　またバッテリの持続時間が延びるのも、持ち運ぶ方には便利だろう。

　欲しいが、ちょっと高い買い物をしたばかりなので、見送っている。
　エントリだけはしたいような・・・　でもそうしたら買ってしまいそうだし・・・

「子どもは今どこ？」，公立小学校がICタグで児童の安全確認

ネクストコム、児童の登下校時の安心・安全を提供するアクティブRFIDシステムパッケージを販売 (プレスリリース)
「子どもは今どこ？」，公立小学校がICタグで児童の安全確認 (ITpro)

　埼玉県蕨市の小学校2校が、ICタグを使用した児童の居場所確認システムを導入するそうだ。7月よりテストを開始し、10月から本格運用に入る。まずは2校100名の児童でテストをする。
　ICタグはネクストコム社のアクティブRFIDで、30-40mの範囲でも識別できる。電池寿命は1年と長い。学区内の30ヶ所にリーダーを設置し、学区内全域をカバーするとのことだ。

　保護者が児童の安全を確認する手段は、登下校時に自動送信されるメールと、居場所を知ることのできる Web のようだ。また Web カメラと組み合わせることで、付近の映像を Web から見ることのできるシステムも構築できるという。

　ただ、安全を知るための仕組みとしてはちょっと弱いだろうか。リーダーの個数は30個しか無いのだから、例えば予めリーダーの通過順を定義しておいてそれから外れたらメールで通知したり、また通過しないはずのリーダーを指定しておいて、そのリーダーで読めてしまったらメールで通知するなどの方法が必要だと思う。
　このようなサービスにはアイティフォーのものがあるが、ICタグによるサービスであれば似たようなシステムは比較的容易に構築できるはずだ。

　一点、30個のリーダーで、死角が無いのかが不安ではある。全ての範囲をリーダーで監視しろ、というのでは無く、移動する過程で必ずリーダーに引っかかるようにできていればいいだろう。


　痛ましい事件が何件も発生する今、早急な対応策が求められている。

タフネスケータイ「G'zOne W42CA」、6月29日から順次発売

au携帯電話の新ラインナップの販売開始について (プレスリリース)
タフネスケータイ「G'zOne W42CA」、6月29日から順次発売 (ITmedia)

　auは27日、G'zOne W42CA を6月29日から順次発売すると発表した。
　GPS+電子コンパス、Win対応、そして防水。GPSケータイとして使うにはぴったりの端末だ。
　DoCoMo ユーザーなのが残念だ・・・

「キッズケータイpapipo!」、7月14日発売

「キッズケータイTMｐａｐｉｐｏ！」　7月14日より発売開始 (プレスリリース)
「キッズケータイpapipo!」、7月14日発売 (ITmedia)

　WILLCOMとバンダイは23日、「キッズケータイpapipo!」を7月14日から発売する、と発表した。
　安全と位置情報関連では、以前挙げたように、
・「安心ココダヨ！メール」
　PHSの基地局測位により、子どもからのメールに自動的に位置情報が添付される。
・「安心ドコカナ！メール」
　保護者からのリクエストにより自動的に基地局測位による位置情報つきメールを返送する。かつその送信メールはケータイには残らない。
・「安心電源オフ！メール」
　電源を切ったときに、予め決められた連絡先に位置情報つきメールが送られる。
・「安心バッテリーチェック！メール」
　バッテリが残り少なくなったときに、予め決められた連絡先に位置情報つきメールが送られる。
で、かつ保護者からのリクエストに答えて位置情報を送ったときに、ケータイ側に履歴が残らない点が特徴だ。

　ただ、いつも書くことではあるが、結局は PHS による基地局測位の精度しか得られない点が残念でならない。WILLCOM は、ハイブリッド測位は実現してくれないのだろうか・・

ローカル検索を利用する人が急速に増えている～アイレップ調査

アイレップSEM総合研究所とクロス・マーケティング、「インターネットユーザの検索行動調査」結果を発表 (プレスリリース)
ローカル検索を利用する人が急速に増えている～アイレップ調査 (INTERNET Watch)

　アイレップとクロス・マーケティングは、「インターネットユーザの検索行動調査」を発表した。サンプル数は500だ。男女比は半々で、年齢構成も含めインターネットの利用人口を考慮して比例配分したとしている。

　興味深いのはサマリーとして挙げられている、
・ウェブ検索に次ぐ検索手段として、ローカル検索が急速に普及している
・ローカル検索は、ビジネスシーンよりもプライベートシーンで利用されている
だろう。

　よく利用する検索方法、はウェブ検索が 98.2%(残りの1.8%は何を検索しているのだろう)だが、ローカル検索はこれに次ぐ 37.6% となっている。
　なおローカル検索に利用したサイトは特に挙げられていなが、レポートでは「参考までに」ということで Google Local(現在は Google Maps) が取り上げられている。

　次にローカル検索の用途だが、「行ったことのない場所へプライベートで行くとき」が 95.3%、「行ったことのない場所へプライベートで行くとき」が 47%、「近くの飲食店を探すとき」55.7%、「ショッピング施設を探すとき」45.6%となっている。なおレポートによると、「飲食店」「ショッピング施設」を探すためにローカル検索を利用するユーザーは、インターネットのヘビーユーザーに多いようだ。


「行ったことのプライベートで行くとき」にローカル検索が多いことがサマリーとして挙げられているが、この時にローカル検索で何を探すのか、については触れられていない。
　推測するに、「近くの・・・」でも検索されている「飲食店」「ショッピング施設」それに「地図」が対象になっていると考えられる。
　この点から考えると今の Google Maps はよく出来ていて、地図も閲覧できるし、近くの飲食店も分かるし、さらにはその店舗の口コミ情報も得ることができる。ただ逆に、GoogleMaps ではこれしかできないからこれらの対象が上位に来ている、とも考えられる。

「行ったことのない場所へプライベートで行くとき」に地図と飲食店やショッピング施設だけが検索対象と考えるのはもったいない。例えば観光用途で考えるとすれば、
・その場所に関連する、内容の充実したブログ・サイト
・その場所に関連した写真検索
・その場所に属する市町村・都道府県のサイトおよび観光協会・商工会などのサイト
・その場所に属する有名スポットの公式サイト
などが出てくれば便利だろう。
　gooのローカルトピック検索の検索対象を広げたイメージだ。(このローカルトピック検索、未だに検索結果が貧弱で残念だ)

　なおこのレポートによると、ブログ検索の利用度は週に1回以上でカウントしても10%程度だそうだ。勝手な推測だが、Web 検索でも十分 Blog が検索できること、Blog 検索の即時性がまだ広がっていないだろうこと、単純なキーワード検索では山のように検索結果が出てくる割には欲しい情報が得られない(人のことは言えないのだが)こと、という理由が考えられる。わたしもブログ検索は使うが、欲しい情報に当たることの方が珍しい。

　しかしブログや私的Webサイトは、公的観光サイトを補強するとても有用な情報を提供してくれる。例えば花を見に行きたいのであれば Blog の即時性はリアルタイムの開花情報にもつながる。
　なので、ローカル検索で上に挙げたようなブログや私的サイトが検索できれば、ローカル検索を利用する側にとっても有用性は高いのではないだろうか。

　そんな訳で、ローカル検索からもっといろいろな情報につながれば便利なのに、このプレスリリースを見て思った次第だ。

Mio C310レビュー記事紹介(Livedoor Computer)

指で使おう！シンプルで人にやさしい ウォーキングナビ端末「Mio C310」レビュー (Livedoor コンピュータ)

　Mio C310 のレビュー記事。前回はP350を紹介していた。
　なかなか、詳しく紹介されている。この記事で初めて知ったことも多い。
　操作ボタンの紹介や、タッチペン付ストラップ、ActiveSync では無く専用の通信ソフトを使うこと、などが記載されいる。


P350 (パソコンGPSショップ)
C310 (パソコンGPSショップ)

Mio C310レビュー記事紹介(All About)

Mio DigiWalker C310 (All About)

　Mio C310 のレビュー記事。前回は Mio P350を取り上げていた。

　内容としては特に新しい情報は無いが、よくまとまっていて分かりやすい記事だと思う。
　別の記事でも取り上げられていたが、P350と比較したときには「指だけで操作できる」ことが大きな特徴となっているようだ。

P350 (パソコンGPSショップ)
C310 (パソコンGPSショップ)

VAIO Type U 用 GPS 紹介記事

山田祥平のRe:config.sys　いまどこ、ここどこ、あそこどこ (PC Watch)

　VAIO Type U 用の Bluetooth GPS、VGP-BGU1 を試してみた、という記事。
　恐らく筆者の方が使い方も含めそれほどGPSに詳しくはないようで、そのために GPS 初心者向けの内容になっていて、初めて VGP-BGU1 を試してみよう、という方の取っかかりにはなるかもしれない。「充電しながらの利用はできない」というのは意外だった。(2006.7.7 「充電しながらの利用はできない」という内容もこちらの記事を見る限りは誤りのようだ)

　記事中に「位置情報だけを記録し、あとで一気に転送できるような、インテリジェント万歩計的に使えるものがあったらいいなと思う」とあるがそれに関連し、ログを本体に記録できる Bluetooth GPS が増えて欲しいものだ。あるにはあるのだが、Bluetooth GPS の中では主力ではない。せっかく単体で測位ができる Bluetooth GPS なのだから、ログとリにパソコンや PDA との常時接続が必須、というのでは便利さが半減してしまうように思う。

　一点不明なのは、海外での使用に関する記述だ。この紹介記事でもこの部分は二転三転していて、23日朝見たときには記載があり、夕方見たときには無くなっていて、24日朝見たときにはまた復活していた(内容が23日朝のものとは若干異なっているように思う)。「世界中どこにいってもGPSを活用できそうだ。購入を考えている方は参考にしてほしい。ソニーに確認したところ、国内だけではなく海外の規格も通っているそうだ」と記事にはある。
　しかし清水様による紹介記事では「本製品は国内専用です。各国の電波法の関係で、海外などではご使用できません」とマニュアルを引用している。また本体には、国内用のTELEC認証マーク(〒のようなマーク)しか無く、FCC, CEといった海外用の認証マークが無い、と紹介している。なおFCCは北米、CEは欧州の認証を示している。なるほど、わたしのノートPCにはついている。
　それにしても、マニュアルの内容とソニーに問い合わせた内容が異なっているとは、どういうことだろうか？
　日本の考え方であればいくらメーカーが通っていると言ってもマークがついていなければ電波法違反に思えるのだが、本当のところはどうなのだろう？

　2006.6.26 追記
「初出時にワールドワイドでの対応と記載しておりましたが、各GPSについては発売された国内のみの対応となります。お詫びして訂正させていただきます」とのことだ。

三洋とノキア、新会社設立交渉が決裂

三洋とノキア、新会社設立交渉が決裂 (ケータイWatch)

　信じられない記事だ。
　久しぶりの、日本の携帯メーカーに関するよいニュースだと思っていたのに・・・

　これで、三洋の携帯事業が今すぐどうこうなる訳では無いと思うが、先行きは暗くなったのは確かだろう。

P350レビュー記事紹介

Mio DigiWalker P350 (All About)

　P350のレビュー記事。
　とりあえず一通りの紹介をした上で、ナビゲーションデバイスとしては優れているが無線LANやBluetoothが無いためにWindows Mobile端末として見ると微妙、とのことだ。

　確かにBlogなどを見ても、上位機種である P550 が欲しい、との記事をよく見る。ただ P550はGPS信号の品質がかなり劣化しているという情報も見かけるので、Bluetoothや無線LANを入れるのもなかなかに難しいようだ。

　なお、次回はC310を取り上げる予定らしい。

P350 (パソコンGPSショップ)
C310 (パソコンGPSショップ)