ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

エアーナビ+ナビポータル レビュー1

2008-08-30 07:50:59 | 位置情報・地図


 エアーナビの通信モジュールが昨日到着したので、自宅で動作を確認している最中だ。
 1日使ってみての感想などを書いてみたい。

 まずはファーストインプレッション。
 ここに書いた内容は、正式オープン前の8月末までに使用した感想について記載している。9月1日の正式版になればまた状況が変わる可能性がある点にご注意いただければと思う。


<通信によるナビゲーション機能強化について>

 最も期待していたのは渋滞情報表示だ。これはまだ実際に走行してはいないのでデモ走行の範囲内でだが、期待通りだと思っている。
 デフォルトでは「渋滞情報表示」がオンになっているが、設定でこれに加えて「順調表示」をオンにすると、順調な道も表示されておもしろい。なおこの双方をオンにすると点滅表示がうるさく見えるが、「渋滞情報点滅表示」をオフにすると点滅ではなく表示されたままになるので、見やすくなるかもしれない。
 今年中にホンダカーナビとの渋滞情報の情報共有も始まるとのことなので、この点からも期待できる。

 また、VICS 情報が使えるため、道路の規制情報も考慮してルート検索が可能になった。例えば中央環状線の通行止めは回避するようルート検索がされることが確認できた。

 さらに、通信によりオービス位置の表示もされるようになっている。ただしアイコンから位置が分かるだけで、警告音などは無いようだ。

 次に、ネットワーク経由で情報の得られる駐車場満空検索とガソリンスタンド価格検索についてだ。
 これらは機能的には期待通りだ。車と密接な関係のある、ガソリンスタンド情報や駐車場情報が得られることは大きい。
 ただし通信を使っていることもあり、やや動作が緩慢だ。実際に車を運転している中で、動作の遅さに関わらず使う気になるかというと、微妙な線だと思う。


<PCやケータイとのナビポータル連携について>

 これらの連携の主体は、
・PC 版 - 地点検索・登録と、ナビ予約
・ケータイ 版 - お迎えメール
機能かと思う。

 PC版では地点検索と登録が主な用途だと思っている。その点では、ナビポータルの地図サイトは良く出来ている。
 地図表示はもちろんスクロール地図。地図のスクロールは実用的な速度だ。地図はインクリメントPのもので中域表示ではエアーナビ搭載のものと同じような地図だが、PC版ナビポータルでは詳細地図が使えるため、その点での使い勝手は高い。
 検索機能は、スポット名、駅名、住所などで可能。特に問題なく検索も速い。

 登録したスポットはエアーナビのナビポータル機能で共有できる。エアーナビ側で登録したスポット情報を PC 側で見ることも可能だ。

 さらに「ナビ予約」という機能があって、これが便利だ。
「ナビ予約」をした後にエアーナビの電源を入れると、自動的に「ナビ予約」をした場所を目的地にルート検索をするという機能だ。この機能を使えば、PCで目的地を検索し「ナビ予約」をしておき、車に移動してエアーナビの電源を入れてボタンを数回押すだけで、目的地へのルート検索ができるようになる。
 エアーナビの地図閲覧や検索機能はとても使いやすいとは言えないが、PC版ナビポータルでそれを補うことが可能だ。

 また、「周辺おすすめ情報」を見ることもできる。恐らくエアーナビの「ナビポータル」にある機能と同じものだと思うが、検索・表示も速く、十分に実用的だと思う。スポット登録をすることも簡単にできる。「ナビポータル」にケータイのアドレスを登録しておけば、クーポン券をケータイに送ることも可能だ。

 ただ、残念な点もある。PC版ナビポータルでは「ルート登録」機能もありルートの「ナビ予約」もできるのだが、エアーナビ側では「ルート登録機能」が無い。そのためにPC版で登録したルートはエアーナビ側からは参照できず、またPC版で登録したルートを「ナビ予約」した場合は、エアーナビ側ではルートの目的地しか参照することができない。

 もう一点。エアーナビ側のナビポータルにある「地域イベント情報」「番スポ!」機能がPC版には無い。「地域イベント情報」は Yahoo! 地域情報の情報を使っているために PC でも探すことはできるとはいえ、PC 版でも提供されればうれしいサービスだと思う。

 もう一つの連携機能として、「お迎えメール」というものがある。ナビの所有者が迎えに行きたい人にケータイメールを出して、迎えられる人がメールに記載のナビポータルサイトにアクセスして場所を登録。登録されるとナビ所有者にケータイメールで通知が来る。この時点でナビポータルのナビフォルダに、迎えに行きたい人の場所が登録されている、というサービスだ。
 おもしろいと思うが、迎えられる人側の操作性がイマイチ良くない。今回はGPSつきのドコモケータイで試したが、GPS機能が使えない(iエリアは使用可能)。また地図の使い勝手も良くない。この辺りは改良をお願いしたい。


<エアーナビ側のナビポータル機能について>

 先に挙げた PC 版との登録地点共有以外の機能は、実際の場面で使えるのか、正直なところ疑問だ。
 9月1日には、もう少し使用感が向上すればよいのだが・・・

 最大の問題は、とにかく動作が遅いことにある。自宅で出かける前に検索するのならともかく、車内で使えるだろうか?
 ナビポータルで表示される情報はジャンルも含めて多岐に渡る。その中で興味のある情報に到達するには、各々の情報を見たりページをめくって次の情報を表示したり、ということを繰り返さなければならない。
 いくら通信を使う機能だからと言っても、現状では遅すぎだろう。特に「番スポ!」が遅いように思う。

(9/1修正)番スポ!の月選択により絞り込み検索の問題について、9/1時点で問題が解消されていたので、記載を削除しました。

 また、地図表示画面にある「おすすめ情報タッチキー」(iのマーク)で出てくる情報がどの場所を中心に検索しているのかよく分からない(ナビポータル画面からたどっていけるおすすめ情報は自車位置が中心なのだが)など、一部詰めが甘いように見える箇所が見られる。

 個々の情報は便利そうではある。自分の家の周りのおすすめ情報やイベント情報を見るという使い方をしてもおもしろいだろう。またPC版同様、見つけたお店のクーポン券をケータイに送信できるなど、ケータイ連携の点でも興味深い機能を持っている。

 次に、個々の機能について簡単に触れておきたい。
 まず「地域イベント情報」。これは現在地付近(範囲はよく分からない)のイベント情報を「Yahoo! 地域情報」から選んで表示するサービスだ。メニューを選ぶとイベント名と期間がまず表示される。イベントを選択すると、その概要と地図を表示することができる。近くでどんな展示会などがやっているのか、ちょっと見てみるには便利そうなサービスだ。
 次は「番スポ!」。これは関東キー局での放送で取り上げられたスポット情報を蓄積したサービスらしい。検索対象のスポット情報は1日前の情報まで。「ジャンル」「放送日」「周辺」で絞り込むことができる。ただ前述のように、わたしのエアーナビでは放送日での絞り込みができない。「番スポ!」は番組名絞り込みなどができれば、また使い勝手が上がるように思う。
 最後に「周辺おすすめ情報」。これは周辺の情報を「おすすめ」「グルメ」「ショッピング」「レジャー」「ライフ」のジャンルから表示するものだ。ちなみにこのおすすめ情報、選択した内容から使用者の好みを分析し、その結果で表示される内容が変わってくるとのことだ。
 ただ惜しいと思うのは、これらの機能が現在地を中心にしてしか検索できないことだ。従って、出かけた先の情報を得ようとしてもできない(面倒なことをすれば別の場所の情報も得られはするのだが、面倒な手順が必要なのでお薦めはできない)。地図で表示されている場所を中心に検索できるようになれば、また使い勝手はよくなるものと思う。



 このように、カーナビがネットワークとつながり、ケータイ・PC と連携できることで、今後に期待できそうな機能はかいま見えている。今後、ファームウェアのアップデートなどで使い勝手が上がるのか、また機能向上が図られることがあるのか、などに期待していきたい。
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エアーナビ AVIC-T10 オンラインアップデート

2008-08-29 22:56:40 | GPS


 エアーナビ AVIC-T10 の通信機能を試しているのだが、先ほど電源を投入したらアップデート通知がやってきた。
 確かにSDカードがネットワーク経由に変わっただけだから理屈の上では可能だが、そんな機能を実装しているとは驚いてしまった。
 今回のアップデートの内容は、

・VICS表示に関する一部不具合
・ナビ予約した登録ルートに関する一部不具合

とのことだ。
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パイオニアとホンダが渋滞情報の相互運用で提携

2008-08-29 12:11:13 | GPS


Honda「インターナビ・フローティングカーシステム」とパイオニア「スマートループ渋滞情報」のリアルタイムプローブデータを相互に活用 (ホンダニュースリリース)
年内を目処に、パイオニア「スマートループ渋滞情報」の「リアルタイムプローブデータ」と本田技研工業「インターナビ・フローティングカーデータ」の相互活用を開始 (パイオニアニュースリリース)
ホンダ、パイオニアの「スマートループ渋滞情報」と走行データを相互活用 (Tech-On!)
【インターナビ 新機能】プローブデータ収集でパイオニアと提携 (レスポンス)

 パイオニアとホンダは8月28日、パイオニアの「スマートループ渋滞情報」と「インターナビ・フローティングカーデータ」の相互活用を、2008年内を目処に開始すると発表した。
「今回、相互に共有するデータは、区間ごとの走行所要時間情報のみに限定する」「すでに蓄積した情報の解析処理ノウハウはそれぞれが独自に開発することで双方の独自性を確保する」(レスポンス)とのことだ。
 また、このサービスはエアーナビにも適用される予定(ニュースリリース)だ。

 エアーナビの通信モジュールが28日に届いたが、同じ日に驚くようなニュースが届いた。
 カーナビにおけるプローブ情報収集の大きな利点が、VICS を補完するリアルタイムの渋滞情報だ。今回「区間ごとの走行所要時間情報データ」を相互に共有することにより、リアルタイム渋滞情報がより充実すると期待される。これはパイオニア、ホンダ双方のユーザーにとって大きなメリットだ。

 現在プローブ情報による渋滞情報の収集・配信は、ホンダ「インターナビ・フローティングカーデータ」とパイオニア「スマートループ渋滞情報」はじめ、トヨタ「プローブコミュニケーション渋滞情報」、日産カーウィングス、デンソー、富士通テン、松下電器が研究するタクシープローブ情報など、複数の車メーカーやカーナビメーカーで研究開発が行われている。ユーザーからすればこれらの情報を集めて相互に運用してくれれば非常に便利なのだが、そこはメーカーの囲い込み戦略があるために難しいと考えていた。
 それがここへ来て、純正ナビのホンダと、アフターセールスのパイオニア(Tech-On!)が手を組んだ。驚きべきことだと思う。

 今後のカーナビやプローブ情報収集の勢力図にどのような影響を与えるのか。注目したい。
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エアーナビ AVIC-T10 通信モジュール到着

2008-08-28 10:39:08 | 位置情報・地図


 ようやく、エアーナビ AVIC-T10 の通信モジュールが到着した。
 内容物の主な物は、
・通信モジュール本体
・ソフトウェアアップデート用のSDカード
・ユーザーIDを記載した紙
・その他設定関連のマニュアル
・ナビポータルのサービスガイド
などだ。


(通信モジュール)

 正式なサービスは9月1日からだが、説明によると「それ以前に初期設定やサービス利用を試された場合に、通信が可能になることがございます」と記載されている。と書かれては試さない訳にはいかない。ということで試してみることにした。
(費用の面含め、あくまでも自己責任でお願いいたします)

 まずは、これまでやってきたように SD カードを挿入して、ソフトウェアのアップデートをする。
 その後電源を落として、通信モジュールを装着。



(通信モジュールを装着したエアーナビ)

 地図が表示されたのちしばらくすると初期設定を要求する画面が出てくるので、マニュアルの通りにIDとパスワードを設定する。そのまま待つと通信を示す青いランプが点滅。ナビポータルの画面が表示された。


(ナビポータル)

 スマートループによる渋滞情報取得も行ってみたが、うまく表示できている。また、通信によりオービス位置が表示されるようになった。ただしデモをしてみると警告案内はされないように見える。

 8月中は通信が安定しなかったりサービスが一時中断する可能性はあるが、使うことはできそうだ(費用の面含め、あくまでも自己責任でお願いいたします)。

 なお、通信モジュールを装着して設定を変えないと、電源投入後にナビポータルの画面が表示されるようになる。これは通信モジュールの接続により初期画面がナビポータルになるよう設定されたためで、初期画面を地図に戻すことも可能だ。
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ニコンの一眼レフデジカメ向けGPSユニット、GP-1

2008-08-27 23:16:00 | GPS


デジタル一眼レフカメラ「ニコンD90」の発売について (ニュースリリース)
Nikon USA のサイトより

 ニコンは8月27日、新しい一眼レフデジカメD90を発表した。9月19日に発売する。
 同時に、GPS ユニットである「GP-1」も発表された。こちらの発売は11月とのことだ。

 このGPSユニットはホットシューに搭載するが、strap adapter GP1-CL1(Nikon USAより)というものも出るようだ。D90 と同時に発表されたが、発売済の一眼レフデジカメであるD3、D700、D300、D2シリーズ、D200と言ったGPS対応の機種でも使用できるとのことだ。D90 以外の機種は10-pin remote terminal cable GP1-CA10(Nikon USAより)なるものを経由して接続するらしい。
 従来機種では市販のRS-232C接続できるGPSユニット(もしくは元々ニコンのカメラと接続すできるように作られたGPSユニット)とカメラをケーブルで接続していたが、ここへ来て純正のGPSユニットが発売されたということだ。
 大きさは2 x 1.8 x 1 inches。電源はカメラ本体から供給される。測位時間はCold Startで45s、Hot Start で 5s らしい。また ViewNX Ver1.2 および画像保存・共有サービスである my Picturetown で地図が扱えるようになるとのことだ(Nikon USAより)。なお ViewNX と my Picturetown での地図との連携については、同じく8月に発表された COOLPIX P6000 のニュースリリースでも触れられている

 GPSの精度としては、測位時間・精度・感度が重要な指標の1つだ。測位時間は既に記載した通りで、一般的と言ってよいと思う。精度については、十分に空が開けている場所であれば、市販するくらいのGPSユニットならば十分使える精度があると考えてよいだろう。
 問題は感度だ。ここに注目したい。

(08.11.26追記)
 国内での発売日・価格が決定した。11月28日発売、2万2,050円とのこと。
 なお以前いただいたコメントと価格の差が大きいので、本コメントの表示を一旦止めました。
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Location View紹介記事紹介

2008-08-22 01:28:05 | 位置情報・地図
Googleストリートビューのような画像を動画で見る (ITmedia)

 この紹介記事で初めて知ったのだが、Location View というサービスがある。
 今となっては紹介記事のタイトルのように、Google Street View を動画で見る、と言った方が通りがよさそうだ。
 記事にあるように、Google Steet View は使っていておもしろい。そしてカバー範囲がサービス開始直後なのに比較的広い。ただ操作が面倒だ。

 この Location View は、街並みを動画で見ることができる。例えばボタンを押して放っておくだけで、車に乗っているかのような感覚で動く街並みを眺めることができる。もちろん Street View のように 360°に渡って見ることができるので、横を見たり上を見たりということは当然できる。
 環境は、Flash か Java だ。

 画面構成としては、上に街並み映像、下に地図というのが Default だ。Internet Explorer を使用している場合は、下にも街並み映像を出すことができる。
 ただわたしの環境では、Firefox でも Internet Explorer でも Flash 版では地図が表示できなかった(Java 版は未確認)。
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iPhone 3GのGPS紹介記事

2008-08-22 01:02:09 | GPS
iPhone 3GのGPS:都内で撮影したはずが太平洋? (ZDNET)
笑っちゃうほど何もないシンプルカメラ、ピントの合う範囲が独特──「iPhone 3G」 (ITmedia)

 iPhone 3GのGPS機能が紹介されている。
 写真に位置情報を付加すると、日本で撮影しているのに西経として記録されるようだ。かなりのバグだが、最新のファームウェアでは改善したのだろうか?


ランチ検索に特化したiPhoneアプリ「30min.」--日本初GPS対応 (CNET)
 ランチ検索に特化した iPhone アプリ。日本初のGPS対応アプリとのことだ。好評のようだが、シンプルさ、使いやすそうなところ、実際に使えそうなが好評な要因なのだろうか?
 飲食店検索であれば、別に GPS 搭載 DoCoMo ケータイで NAVITIME なり Google Maps なりを使えばできる。実際に使い物になるのか、という違いだろうか? 正直 NAVITIME で飲食店検索を使ったことはほとんど無い(使いづらい)ので、使いやすそうなアプリというのは興味のあるところだ。


【使って分かったiPhone】1カ月使って分かった「やっぱりiPhoneは最高!」 (日経 PC online)
 GPS対応アプリということで、Flickr 向けアプリ「Exposure」「Mobile Fotos」が紹介されている。自分の現在地の近くで撮られた写真を検索できるそうだ。なるほどこれはおもしろそうだ。(ちょっと検索してみたところ、Windows Mobile にも同じような考え方のソフトはあるようだ)
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Bluetooth GPS紹介記事紹介

2008-08-22 00:35:32 | GPS


iPhoneに負けるな! 超小型GPSでスマートフォンの現在位置探索(アイ・ビー・エス・ジャパン) (日経トレンディネット)

 以前本ブログでも紹介した Bluetooth GPSが、日経トレンディネットでも紹介されていた。

 前回の記事から特徴を挙げると、この Bluetooth GPSは、サイズは39x33x19mm、28gと小型軽量。I/FはBluetooth(TELEC, FCC, CEの認証済)で、ログ記録の機能は無い。GPS受信チップはSiRFstarIIIで、(よほど変なつくりでもない限り)GPS性能に心配はない。電池内蔵で、駆動時間は10時間。充電はUSBケーブルで行う。といったあたりだろうか。
 とにかく小型軽量で、性能のよさそうな Bluetooth GPS レシーバーだ。

 この記事でも、画面の大きい EM・ONE で Google Maps+GPS の組み合わせが利用できる利点を述べている。感度についても問題なさそうだ。
 ただ記事では「ずっと電源を入れっ放しにしておけば素早く利用できそうだが(中略)電池の“持ち”を考えると、必要なときにだけ電源をオンにするのが現実的な使い方」と指摘している。
 この辺り、A-GPS に対応していて測位時間の比較的短いGPSつきケータイと比べると弱いところだろう。iPhone 3G の GPS は屋外で試したことはないが、こちらも A-GPS 対応と聞いているので、測位時間は短いはずだ。
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MapFanリニューアル

2008-08-22 00:15:05 | 位置情報・地図
「MapFan Web」リニューアル、地図の全画面表示に対応 (INTERNET Watch)

 インクリメントPは地図サイトMapFan Webのリニューアルを実施した。
 いくつか機能が追加されたが、その中に「地図拡大」機能がある。これは MapionBB のように、Web ブラウザのページ全体に地図を表示する機能だ。余計な広告やいらない検索結果が表示されないので、純粋に地図を見たいという場合には重宝する機能だ。
 また、Google Maps のように、航空写真画面にワンクリックで切り替えるボタンが新設されたようだ。

 便利な「地図拡大」機能だが、使ってみるとイマイチ表示が遅く感じる。MapionBB の方が(画面がやや小さいからかもしれないが)速い。MapFan Webも、もう少し高速化して欲しい。
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PDA工房、米軍規格準拠でGPS対応のタフネスPDA受注開始(ケータイWatch)

2008-08-13 02:45:36 | GPS
PDA工房、米軍規格準拠でGPS対応のタフネスPDA受注開始 (ケータイWatch)

 PDA工房を運営するユニバーサルシステムズは、耐衝撃性、防水性などで高いスペックを有するGPS搭載PDAの販売を開始すると発表した。注文から納入まで2-3ヶ月かかるという。
 耐衝撃性、防水性を持つ(IP-54) GPS 内蔵 PDA ということで非常に興味を持ったのだが、価格はなんと149,800円・・・

 ハードウェアのスペックとしては、82.25×144.25×29.3mm、300g。3.5インチQVGAディスプレイ。Samsung 2440-400Mhz搭載。2GB NANDフラッシュ。SDHC対応のSDカードスロット。IEEE802.11b/gにBluetooth搭載。

 まぁ買えはしないのだが、こういうラインナップが存在することには意義がありそうだ。
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ストリートビューが話題、「Googleマップ」の歴史を見る(INTERNET Watch)

2008-08-13 02:28:26 | 位置情報・地図
ストリートビューが話題、「Googleマップ」の歴史を見る (INTERNET Watch)

 INTERNET Watchの記事で見る、Googleマップの歴史。
 2005年の2月にこのサービスを最初に見たとき、Ajaxというものを知らず(今も分かっているとは言えないが)その操作感に衝撃を受けたことを覚えている。正直、これは一体どうやっているのかととても不思議に思ったのだが、当時は全く理解できなかった。
 実際は Mapion の方がスクロール地図導入は速かったはずだが、その頃は残念ながら知らなかった。

 しかし日本の地図で Google Maps が使えるようになってから、まだ3年しか経っていないのか、と改めて思う。
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「GPS」――iPhone 3Gに見る新たな活用法(ITmedia)

2008-08-08 00:45:29 | GPS
「GPS」――iPhone 3Gに見る新たな活用法 (ITmedia)

 ITmediaの、iPhone 3G GPS に関する記事。キーワード説明だ。
 iPhone 3G には GPS が搭載されているが、既にケータイにGPSが搭載されている日本ではそれだけでは訴求効果に乏しいとして、では iPhone 3G の GPS は何が目新しいのか、について記載されている。
 が、ちょっと説明内容に疑問がある。実際はどうなのだろう?

 まず、『ミソは「A-GPS」』としている。しかし記載内容を見ると複数の測位手法を組み合わせたハイブリッド測位(そういう用語が正しいかはあるけれど)についての記載だと思う。A-GPS は通信などで測位に必要な情報を予め得ることによりGPS測位を高速化する手法(iPhone 3G では採用されているようだし、日本のケータイGPSでも採用している)のことだと思っていたが、どうなのだろう。ハイブリッド測位も A-GPSに含めるのだろうか?

 ここでは便宜的に、複数の測位手法を組み合わせた測位方法を「ハイブリッド測位」、ネットワーク経由などで予め必要なデータを収集し測位の高速化・高感度化を実現する方法を「A-GPS」と定義して、話を進める。
(誤りがあればご指摘ください)

 記事にあるハイブリッド測位が目新しいかと言うと、ケータイ基地局を利用したハイブリッド測位ならば、既に日本のGPS搭載携帯電話では実現されている。無線LAN測位は目新しいが、ただ Skyhook Wireless の技術による無線 LAN 測位は、日本ではカバーエリアがまだまだ狭い。
 Google Maps のハイブリッド測位結果の使い方はうまいが、これは国内でも既に DoCoMo 向けの Google Maps でも採用されている。

 しかし記事で単語として出てくる「A-GPS」や記載内容のハイブリッド測位は、確かに iPhone 3G の目新しい点だと思う。それは、海外での利用の際にも使えそうという点だ。あくまでも推測だが、世界的に発売されている iPhone 3G は、Google のケータイ基地局測位、および Skyhook Wirelessの無線LAN測位が世界各地で使えるはずだ。さらに A-GPS も各国で使えるのではないかと考えている(試した訳ではないので分かりませんが・・・)。ただし測位をして3G網を利用して地図を見るにはローミングによりかなりのパケット料がかかりそうなので、実用的かはまた別の話なのだが。無線LANを有効に使えばおもしろいかもしれない。
 少なくとも、日本製のケータイでここまで測位機能が充実しているものは無いだろう。



 次いで、地図の話。
『有償のサードパーティー製アプリを使うことが前提の日本製携帯電話とは、実はこの「ソフト」に対する考え方がGPS機能における最大の相違点』と記事では指摘しているが、同じ記事にあるように DoCoMo ケータイでも無料の Google Maps が動く。iPhone 向けと DoCoMo ケータイ向けとで異なる部分は数多くあるだろうが、最も大きなものは記事にある「iPhone 3GのマルチタッチUIによる操作のほうが地図の閲覧に適している」だろう。
 しかしこれをもって「iPhone 3G の目新しさ」とするのは、ちょっと言い過ぎのように思う。

 なお、DoCoMo 向けではこの Google Maps も非常に良くできているが、同じく無料で DoCoMo が関係している「地図アプリ」も良い地図閲覧ソフトだ(費用を払うことによりナビにも使えるが、地図閲覧のみなら無料)。
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GPS内蔵デジカメ発表

2008-08-07 23:50:26 | GPS


ニコンデジタルカメラ「COOLPIX P6000」の発売について (ニュースリリース)
ニコン、GPSユニット内蔵の1/1.7型CCD機「COOLPIX P6000」

 ニコンは8月7日、コンパクトデジカメの新製品「COOLPIX P6000」の発表を行った。発売は9月。店頭予想価格は6万円前後とのこと。

 なんとこのデジカメ、GPSを搭載している。
 製品紹介サイトによると、本体左側面にGPS用アンテナがあることは分かる。しかしGPSについては、それ以上の詳細は記載されていない。GPSといえば真っ先に知りたくなる感度についても不明だ。
 このGPSにより、Geotagを画像に付加することができるとのこと。測地系はWGS-84。ViewNXというツールで地図の上に写真を乗せて閲覧できるようだ。このツールではGoogle Mapsの地図を用いているらしい。

 興味があるのは、やはりGPSだ。どうやってシャッターを押した瞬間の位置情報を取得するのだろうか。
 GPSは測位を始めてから実際に位置が分かるまでに、環境などにもよるが数秒~数十秒のタイムラグが生じる。従って、シャッターを押した瞬間の位置を記録するためには、シャッターを押す前に既に位置が分かっている必要がある。すなわち、GPS部の電源をずっと入れっぱなしにして測位をし続けておく必要がある。ただそれでは、不必要なときにも電力を消費してしまい、撮影可能枚数が減ってしまう。
 あとは割り切って、シャッターを押した後に位置情報が必要であれば、数十秒そこで測位ができるまで待つか。しかしそれでは、軽快に撮影はできずGPSは使われなくなってしまうだろう。

 このカメラ、どのように撮影可能枚数とGPS測位方法、そして軽快さとの折り合いをつけているのか。非常に興味のあるところだ。
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Googleストリートビュー、日本でも開始

2008-08-06 08:26:27 | 位置情報・地図
More streets in more places (Googleの発表)
Googleマップの「ストリートビュー」機能、日本でも開始 (INTERNET Watch)
Googleマップの「ストリートビュー」に日本の街路写真 (ITmedia)
Google Maps、ストリートビューの利用が日本でも可能に (BB Watch)
Google マップ日本版にも「ストリートビュー」機能--道路に立って街中を見渡せる (CNET)
知らない町でも360度の散歩気分──Googleマップ「ストリートビュー」 プライバシー対策は (ITmedia)
「ストリートビュー」のプライバシー問題、グーグルが方針説明 (INTERNET Watch)

 Googleは8月4日、Google Mapsのサービスの1つ、地上から見た道路の風景を表示する「ストリートビュー」の提供範囲に、日本とオーストラリアを追加したと発表した。「現時点では、東京、大阪、仙台、札幌、函館の近郊がストリートビュー表示に対応している」(INTERNET Watch)とのこと。

 実際に日本の風景でストリートビューを使ってみると、あらためてすごいと思う。

 ただ、気になるのはプライバシー面だろう。記事を見ると日本では、
・顔を自動認識してぼかし処理を行っている。ただし完全ではない。
・解像度がさほど高くないので、上記以外の処理は行っていない。
・プライバシー上の問題がある場合は、ユーザーが申告する。
ということだ。
 なおGoogleとしては、「法律的に検討した結果、公道から撮影したものであれば、基本的には公開して構わないと考えている」(INTERNET Watch)という見解らしい。

 今までは正直「対岸の火事」のような感じでストリートビューのプライバシー問題を見ていたが、それがいよいよこちらにもやってきてしまった。
 実際に使ってみると、顔についてはぼかしがあったりなかったり。車のナンバープレートや表札は特に処理がされていないようだ。確かに解像度がそれほど高くないので完全に認識できるケースは少ないかもしれないが、ナンバープレートであれば大きい4桁の数字(一連指定番号や車両番号というらしい)は識別ができるものもあった。

 確かにすごいし便利なサービスではある。今後のエリア拡大と同時に、プライバシー面の対策が進むことを期待しておきたい。
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GARMINの新GPSレシーバー、Oregon

2008-08-05 01:42:59 | GPS


Garmin’s Touchscreen Oregon Series Gives Outdoor Enthusiasts the World at their Fingertips (ニュースリリース)
ColoradoとOregonの比較表

 GARMIN社は7月に新GPSレシーバーOregonの発表をしていたが、これが日本でも IDA ON-LINE から発売になった(実のところは日本で発売されて始めて知った)。
 GARMINのハンドヘルドGPSレシーバーとしては、恐らく初めてのタッチパネル搭載機となる。基本的には、OregonはColoradoをタッチパネル化したものと考えればよさそうだ。Coloradoの特長であったホイールがなくなり、全面液晶となっている。
 ディスプレイサイズは同一(比較写真を見るとOregonの液晶は大きく見えるが実際は同一)であり、高さがOregonの方が短い(Colorado 13.9cmに対して Oregon 11.4cm)。また重さも若干軽い(Colorado 206.9g に対して Oregon 192.7g)

 その他目立った違いは、Oregonは内蔵メモリ容量が大きい(機種によるが、Colorado 300では384MBに対して Oregon 300では850MB)、SDカードのタイプ変更(Colorado SDに対して Oregon microSD)などが挙げられる。
 細かな比較表については、上に挙げたリンクをたどっていただければと思う。
 価格は、IDA ON-LINEでは Oregon 300、Colorado 300 ともに 79,800 円だ。なお Oregon には、電子コンパス・高度計非搭載・ワイヤレス通信非対応の Oregon 200 もリリースされている。こちらは71,925円だ。

 ちょっと気になるのは、Coloradoのプレスリリースでは触れられていない「HotFix」という測位を高速化するらしい技術が搭載されていることだ。Garminの商品説明によるとnuvi 205、nuvi 255、nuvi 550、nuvi 550などにも搭載されている。ニュースリリース記載の内容を見る限りではハードというよりソフトだが、Colorado とは違うGPSチップを内蔵しているのだろうか??
 Colorado では、ニュースリリースやアップデート内容を見ても、HotFix という機能は未だ搭載されていないようだ。


 この HotFix と操作系以外は Colorado とそう変わらないようだ。ユーザーから見れば選択肢が増える訳で、選ぶ楽しみが増えそうだ。
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