ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

DSC-HX5V購入レビュー3

2010-03-23 06:24:10 | デジカメ


 SONY サイバーショットDSC-HX5Vを購入したので、簡単なレビューその3だ。
 今回は、動画についてだ。

 AVCHD 1080i, 1920x1080(FH), ホワイトバランスオートの設定で動画を撮影。AVCHD の形式のまま無加工で YouTube にアップロードしたものだ。
 大きな不満点は次の3つだ。
・動画ボタンが本体ホールド時に親指の置く近くにある。ふとした拍子に押してしまい、動画撮影が始まってしまうことがあった。
・内蔵マイクが本体上部左側にある。本体ホールド時に人差し指を置く場所となるため、知らないうちに塞いでしまうことがあった。
・風が吹くとボフボフとノイズが入る。「吹かれ」というらしいが、非常に気になるレベルで入っている。

 なお、マイク穴を塞ぐと音がこもるとともに、本体の機械音(ズーム音など)が目立つレベルで記録されてしまうので注意が必要だ。
 内蔵マイクについては、周りに何らかの突起でも設けてくれれば使用時にも気づきやすいのだろうが、デザイン上の都合でさすがに難しいだろうか。
「吹かれ」対策でマイク穴をスポンジか何かで囲うようにすれば、マイク穴を塞ぎづらくなって一石二鳥かもしれない。

 また、特に広角では歪みが大きいが、25mm相当からの広角なのだから現状では仕方ないだろう。


 個人的には、ここまでの画質のものが撮れれば期待通りだ。ただこれを活かすには大容量のメモリカードが必要となる。ということで、8GBのものを2枚購入してみた。8GBが1枚あれば、1920x1080のFHならば58分、1440x1080のHQならば116分撮影可能だ。1920x1080と1440x1080を比べると残すものであれば1920x1080としたいところではあるが、1440x1080でも解像度だけで言えば地デジレベルだ。今のところSDHCをバックアップできるモバイル環境を持っていないので、まずはHQで撮影時間を稼ぐ使い方になりそうだ。
 また、予備バッテリも必要になるだろう。
 わたしはSONY製のデジタルビデオカメラ DCR-PC350 を持っている。望遠という面ではまだ有利ではあるのだがSD画質時代のものであり、旅行に持って行くデジタルビデオカメラとしての用途は DSC-HX5V に譲ることになりそうだ。


 なお、動画アップロード時には位置情報の扱いには注意が必要だ。紹介記事によると、GPS情報の記録については「独自のフォルダーに保存すると同時に、AVCHDのストリームの中にも連続して記録」しているそうだ。しかしそのストリーム中の位置情報を確認するソフトは添付されていないので、確認や削除はできない。従って、例えば AVCHD の生データをアップロードしたいケースでは「独自のフォルダーに保存」されている位置情報を確認できる PMB で位置を確認し、公開したくない場所で記録された動画であった場合にはアップロードを避けた方がよいかもしれない。


 とりあえず4本アップしてみたが、全て電車を撮ったものだ。人が判別できないほどしか写っておらず、声も入っていないようなものはなかなか無く、ちょっと例が偏ってしまった。クリックするとYouTubeにアップしたものが表示される。






 また、PMBからYouTubeへのアップロードも試してみた。PMBでのWMV変換設定は「画質優先」だ。こちらを使用しても1080iのHDでアップロードすることができるが、PC側でのデータ変換が必要になる。
駅に入る電車の例をPMBにて半分の時間に切り、使用した。最初は切らずにアップロードしたのだが、同一の動画があるとして登録を拒否されてしまった。

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DSC-HX5V購入レビュー2

2010-03-22 07:09:56 | デジカメ


 SONY DSC-HX5Vを購入したので、簡単なレビューその2だ。
 今回は、若干暗いところでの夜景モードや、ISO別の例など。

・おまかせオートは、プログラムオートのISO AUTOよりも感度を上げる傾向にある。
・プログラムオート ISO AUTOの上限感度はISO800。
・おまかせオートの上限感度はISO3200。
・夜景はオートと色合いが異なる。露出は若干暗くなる。ノイズを減らすために使う場合、+0.3~+0.7EVくらいがちょうどいいか。

 以下、ホワイトバランスはオート、その他設定はデフォルト。一部例では露出補正実施。

DSC00438ISO400,おまかせオート
DSC00443ISO250,夜景
DSC00454ISO400,夜景
DSC00456ISO640,夜景



DSC00782
の、ISO別例など。

ISO400,プログラムオート
ISO800,プログラムオート
ISO1600,プログラムオート
ISO3200,プログラムオート
ISO400,夜景,+0.7EV
ISO3200,人物ブレ軽減
ISO800,おまかせオート
ISO400,プログラムオートISO AUTO
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SONY GPS搭載デジカメ「DSC-HX5V」紹介記事3

2010-03-18 06:59:54 | デジカメ


【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】ついにコンデジでAVCHDフル対応! ソニー「DSC-HX5V」 (AV Watch)

 AV Watchでは小寺氏がデジタルビデオカメラなどのレビューを連載している。今回はソニー「DSC-HX5V」の、動画部分に関するレビューが掲載されている。

 動画、静止画の画角サンプル、動画サンプルが複数紹介されている。DSC-HX5Vの魅力の1つはフルHD動画であるため、購入を検討されている方には、大いに参考になると思う。
 記事では次のようなコメントがされている。

・サイズの割には、少しどしっとした重さを感じる。
・動画撮影時の画角は公表されていないが、横は少し狭くなるよう
・F値はワイド端3.5、テレ端5.5と、ビデオカメラ側の常識から見るとだいぶ暗い。
・かなり端に寄っているので、両手で持つ際は指でマイクをふさがないよう注意する必要がある。
・ここまでワイドになると、それなりに樽型歪みは出る
・映像はビデオカメラというよりも静止画的な高コントラストで、発色もしっかりしている。
・絞りはF3.5(解放)とF8しかないが、動画撮影時はF3.5に固定される
・絞りが完全な円形なので、テレ端では背景のボケも結構綺麗
・撮影時にはAFしかない
・動画撮影中は顔認識が働かない
・露出に関してはあまり不安はないが、全体的に若干明るめに撮ろうとする傾向がある。
・動画撮影ではISOがAUTOになってしまう
・手ブレ補正のOFFはできない。常時アクティブかスタンダードモードが入りっぱなし
・バッテリは、動画ばかり撮っているとそんなに保たない
・三脚穴はかなり端についている
・映像としては、ハンディカムに匹敵する画質と言ってもいい
・マイクが上向きに付いているため、集音性が悪くフカレやすい
・連続撮影が29分またはファイルサイズ2GB(17Mbpsモードだと約14分)で止まってしまう

 最後に「エラい時代になったものである」と結んでいる。
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DSC-HX5V購入レビュー1

2010-03-15 04:30:45 | デジカメ


 SONY DSC-HX5Vを購入したので、簡単なレビューをしたい。

 GPS・・・といきたいところだがまずは静止画(低感度設定)とスイングパノラマについてだ。とは言っても、GPSによる測位情報はつけている。

 今日は天気が良かったので、DSC-HX5V の試写をしてみた。ダイヤル設定が必要な「スイングパノラマ」「手持ち夜景」以外は「おまかせオート」を使ってみた。一部を除いてホワイトバランスはオート、露出補正は無しだ。明るかったため基本的にはISO=125の設定となっている。ズームはx1、x5、x10で試してみた。
 結論としては、ノイズも少なく解像感もよく、満足のいく画質だ。ISO=125では目立つノイズも無いように思う。x10のズーム時でも良好。コンパクト機でここまで写れば十分というのが、個人的な感想だ。
 スイングパノラマも噂の通り便利で、一度これを覚えてしまうと手放せそうにない。
 少なくとも晴れた屋外では、普通は「おまかせオート」で撮って、パノラマ写真を撮りたいときに「スイングパノラマ」を使えば済んでしまいそうだ。


「おまかせオート」でISO感度が125で記録していた場合でも、解像度が低下している写真がいくつかあり、若干気になる。後から見ると分からないので確かなことは言えないのだが、逆光のシーン認識がされたときに解像感の低下があるように思う。
 以前 WX1 のレビュー記事で最低感度でのノイズが指摘されているが、HX5V ではおおよそ問題無いと感じた(1枚目のボートの写真のように青空のノイズ量が多いものがいつくかあるように思うが、ここまで気になるほどは少ない)。

 このWX1のレビュー同様、HX5Vでも手持ち夜景で撮影すると若干暗めに写る。手持ち夜景で+0.7EV~+1.0EVくらいに設定すると、おまかせオートと同じくらいの露出になる。なお手持ち夜景の場合、露出補正を設定しても電源を一旦切ると+0.0EVに戻ってしまう。
 人物ブレ軽減を試さなかったのは失敗だった。WX1のレビューによると露出も変わらず、明るい屋外であればISO感度も低く抑えられるようなので、次回は試してみたい。
 手持ち夜景では画像の合成が行われるが、対象物が動かなければ目立つ画質の劣化は無いように見えた。例として挙げる中に、屋外で菜の花をテレマクロ・手持ち夜景で撮ったものがあるが、途中で風が吹いてしまったようで、不自然な描写が一部に見られた。

 静止画で気になったのは、風が吹く水面の写真だ。よくよく等倍で見ればだが、ノイズリダクションのためか、水面の揺らぎが一部消えてしまっているように見える。

 GPS関連で気になったところでは、例として挙げた中では4枚目の写真のみ1km程度外れている。調べてみると前回測位後電源を切って5分程度移動したのちの連続した4枚が大きく外れていて、写真を撮り始めて2分程度で正しい位置に戻っているようだ。GPSにとっては悪い環境ではないと思うのだが、こういうこともあるようだ。
 この他、同じ場所でおまかせオートと手持ち夜景を比べるようなケースでも、同じ場所で撮影しているにも関わらず20~50m程度ずれていることがあった。GPSロガーやカーナビなどと異なり測位し続けるデバイスではないので、どうしてもずれは起こってしまうのだろう。ただ比較的空を遮るものの少ない公園内でもずれがあるので、街中ではどうなるのか、気になるところだ。


 静止画の使い勝手で気になる点は、
・マクロモードの指定ができない。おまかせオートで「マクロ」認識はあるが、これを強制的に指定する方法が無い。
・MOVIEボタンの位置が悪い。何かの拍子に誤って押してしまい、動画撮影が始まることが何度かあった。
が今のところは挙げられる。


 以下に写真の例を挙げておきたい。リンク先はフォト蔵で、クリックすると等倍画像が表示される。









(テレマクロ, おまかせオート)
(テレマクロ, 手持ち夜景。ボケが少し変化しています)
(ズームx1, おまかせオート。同じ場所から Kiss Digital X + SIGMA 18-125mm OS にて)
(ズームx1, 手持ち夜景)
(ズームx5, おまかせオート。同じ場所から Kiss Digital X + SIGMA 18-125mm OS にて)
(ズームx5, 手持ち夜景)
(ズームx10, おまかせオート)
(ズームx10, 手持ち夜景)
(スイングパノラマ1)
(スイングパノラマ2)
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SONY GPS搭載デジカメ「DSC-HX5V」紹介記事2

2010-03-08 06:58:20 | GPS


「中途半端な動画対応は嫌だった」――ソニーのフルHD「Cyber-shot」開発の意図とは!? (日経トレンディネット)

 SONY DSC-HX5V開発陣へのインタビュー記事。主にフルHD対応にフォーカスしている。

 GPSについても若干記載がある。

 GPSアンテナは正面から見て、天板の右端にあるとのこと。
「GPSアシスト機能」により、電源を入れて約9秒で測位が可能。GPSアシスト機能をオフにすると、30秒ほど必要になるとのこと。
 アシスト情報の有効期限は1ヶ月。カメラをPCに接続するかメモリーカードをPCに挿すだけで情報が更新される。(本ブログでPCとカメラを接続する必要があると記載していたが、このインタビュー記事によるとメモリーカードをPCに接続するだけで良いとのこと)

 GPS情報の記録については「独自のフォルダーに保存すると同時に、AVCHDのストリームの中にも連続して記録」。「AVCHDのストリームにはスチルのEXIFと同じように、ユーザーデータを入れるエリアが規格化されています。ここに一定時間ごとにGPSデータを記録」との説明があった。
 PMBではムービー開始時点のGPSマップしか表示できないのは、アプリケーションの仕様。GPS情報そのものは一定間隔で連続記録されていて、「アプリケーション次第ではルート表示なども実現できる」と明言されている。

 電子コンパスについては、特に言及は無かった。


 AVCHDのデータ中に測位情報が一定間隔で記録されていることは知らなかった。是非とも、ルート表示できる機能を実現させていただきたい。
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DSC-HX5V購入メモ

2010-03-07 21:14:55 | GPS


 SONY DSC-HX5Vを購入した。もちろん、GPSと電子コンパスを搭載しているというのがその理由だ。
 土日は天候が悪く使えなかったので、とりあえずレビューほどでは無いがファーストインプレッションなどを書いておきたい。

<GPS関連>
o 比較的開けている場所でGPS測位の試行結果
・購入直後+GPSアシストデータ有りの状態で、電源オンしてから測位成功するまで30-40秒くらい。
・測位成功し、一旦電源オフにしてから再度オンすると、測位成功するまで5秒強。
・測位成功し電源オフしてから、一晩経過後再度オンすると、測位成功まで8秒程度。

o 若干条件の悪い場所でのGPS測位の試行結果
・銀座のソニービル前で試行。外堀通りと晴海通りという広い道路と、ソニービルに面している場所。この日初めて電源オンの条件で、10秒強で測位成功。ただし精度が悪く、150mくらい外れていた。

o その他GPS関連
・GPS機能のオン/オフがメニューの深いところにあり、使いづらい。簡単にGPSオフにできない。
(今後は、GPS情報をつける/つけないのUIを工夫しないと、誤って位置情報を公開してしまう事故が起きかねないと思う。デジカメは家族で共有することもあり、GPSに詳しくない家族が使ってネットにアップしてしまうというケースも十分考えられる)
・電源オフのときには測位はしない模様(確か COOLPIX P6000 は電源オフ後も一定間隔で測位をしていたはず)。
 なので、飛行機に搭乗するときは離着陸時に電源をオフにしておけばよいらしい。
・DSC-HX5Vの測位間隔は15秒(同梱のハンドブックによる)。
・カシミール3Dのデジカメプラグインは、電子コンパスによる方位情報をサポートしている。
・GPSアシストデータの有効期限は1ヶ月。
・測位成功後電源をオフすると、GPSにより本体内蔵時計の時刻が補正される(Default設定の場合)。
・設定リセットをしても、GPS受信機内のデータはリセットされない模様。
・電子コンパスは NV-U75 と同等程度の精度はありそう。また更新間隔は十分に早い。
・GPSアシストデータは、PMBインストール済PCと本体とを USB 接続すると、自動的に更新される。
・GPS情報は、静止画の場合はExifで写真データに埋め込まれる。
 動画の場合は拡張子moddの別ファイルにテキスト形式の形で記録される。動画の場合は撮影開始場所が記録されている。
(どうせ別ファイルにするのなら、動画撮影中のトラックデータをgpxに準じた形式で記録してしまえばいいのに)
・GPS測位の成功/失敗についてはアンテナ本数しか表示されないので、ちゃんと測位ができているのかは撮れた写真をPCで見ないと分からない。
(地図を出せとまではいわないが、衛星の補足状況などGPS情報、平面上への測位履歴のプロット(縮尺変更と画面の移動が可能)くらいは欲しいところ)

<その他、DSC-HX5Vについて>
・とにかく気になるのは、マイク位置の悪さ。意識せずに使っていると、すぐに特に左側の穴を指でふさいでしまう。
・動画撮影中にマイク穴を片方でもふさいでしまうと、本体の駆動音(ズーム音など)が大きく記録されるようだ。
(youtubeなどにアップされている動画も、駆動音が大きく記録されているものはマイク穴をふさいでしまっていた可能性があると思う)
・うちの環境では、PMB で動画を見ていると Windows Vista がフリーズすることがある。ハードウェアアクセラレーションを切って試行中。
・スイングパノラマ、手持ち夜景は便利に使える。
(これは WX1 などもそうだが、ソニー製コンパクトデジカメの大きなメリットだと思う)
・AVCHD フルHD動画も良い。
(ハイビジョンテレビで見ると満足のいく画質。GPSや電子コンパスも良いが、最大のメリットはやはりフル HD 動画だろうか)
・PCでヘッドフォンをつけて再生すると本体の駆動音が気になるが、HDMI経由のTV再生で音をTV内蔵スピーカから出すと特に駆動音は気にならない。・プログラムオートの場合、ISOがAUTO設定でも ISO の上げ方が消極的。暗い場所で試したところ、ISO 400でシャッター速度1秒などいう設定となった。おまかせオートでは夜景と認識して ISO が 1600 まで上がった。


(手持ち夜景にて撮影。ソニーのショールームにて)


(ソニービルの前でスイングパノラマを試してみた)
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ソニー、GPS搭載ハンディカム「HDR-CX370V」「HDR-CX550V」など

2010-03-04 06:44:53 | GPS

(HDR-CX370V)

<ニュースリリース>
歩きながらの撮影に加え、ズームアップ撮影でも手ブレの少ない映像を実現 独自の広角高性能レンズや、暗い場面でも美しい撮影が可能なCMOSセンサーを搭載するなど デジタルハイビジョン “ハンディカム” 2シリーズ 6機種発売 (ニュースリリース)

<レビュー>
上位機の画質と付加価値を注ぎ込んだ中級機 ハンディカム「HDR-CX370V」 (ITmedia)
どんどん先へ行くハンディカム、「HDR-CX550V」 (AV Watch)
ハンディカム「HDR-CX550V」 - 高画質24Mbps記録に対応、広角レンズ搭載 (マイコミジャーナル)

<関連記事>
ソニー、超広角レンズ採用など「Exmor R」ハンディカム6機種 (AV Watch)
ソニー、90のシーンを自動判別するハンディカム「HDR-XR550V」「HDR-CX550V」 (ITmedia)
機能アップ、サイズはダウン――ハンディカム「HDR-XR350V」「HDR-CX370V」 (ITmedia)
【CES】ソニー、ハンディカムだけで14モデルを発表 カムコーダは独走態勢? (AV Watch)

 ソニーは1月14日、ハンディカムの新製品6機種を発表した。1月29日に『HDR-CX170』『HDR-XR150』、2月19日に『HDR-CX550V』『HDR-CX370V』『HDR-XR550V』『HDR-XR350V』が発売されている。レビュー記事がいくつか出ているので、紹介しておきたい。
 この中でGPSは4機種、『HDR-CX550V』『HDR-CX370V』『HDR-XR550V』『HDR-XR350V』に搭載されている。

『HDR-CX550V』『HDR-CX370V』『HDR-XR550V』『HDR-XR350V』は、さらに進化した手ぶれ補正機能である新「アクティブモード」、35mmフィルム換算で29.8mmからの広角レンズ、裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」による高感度など、多くの優れた特長を持つデジタルビデオカメラだ。

 GPSは「DSC-HX5V」同様、GPSアシストデータによって測位時間を短縮できるようになっている。ニュースリリースによると「最速約5秒で位置の特定が可能」とのことだ。GPSアシストデータの有効期限は、取扱説明書によると30日らしい。

 GPSによる位置情報取得は、必要なときに位置情報が得られないと使われなくなってしまう。その点で、「GPSアシストデータ」による測位時間の短縮は良い機能だ。
 また、ハイエンドのみでなくミドルレンジの機種にもGPSが標準搭載というのも、GPS好きからするとすばらしい。


 ソニーはパーソナルナビのnav-u、GPSレシーバーGPS-CS3K、コンパクトデジタルカメラDSC-HX5Vなど、GPSや位置情報に関して積極的な動きを見せている。今後も注目だ。
 個人的には、ミドルレンジのメモリ搭載機、「HDR-CX370V」が気になる存在だ。
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SONY GPS搭載デジカメ「DSC-HX5V」紹介記事

2010-03-03 06:58:00 | デジカメ



ソニーのフルHDデジカメ「DSC-HX5V」、ムービー機能の実力を増田和夫が徹底チェック! (日経トレンディネット)

 ソニーのGPS搭載デジカメ、「DSC-HX5V」。個人的には GPS や電子コンパス搭載という面でとても注目している機種だが、一般的には初の搭載となったフルHDの動画がどの程度の品質なのかが興味のあるところだろう。
 ということで、その動画を扱ったレビュー記事を紹介したい。
 サンプルも、YouTube のフルHD画像サンプル、動画のキャプチャ映像、ズーム時の動画、手ぶれ補正時の動画などもいくつかアップされている。
 ただ、記事の中ではパナソニックの LUMIX DMC-TZ7 と比較されているが、ここはせっかくだから、パナソニック側も最新機種の DMC-TZ10 で比較して欲しかったところだ。

 記事によると画質はPCで見るとやや低コントラストだが、テレビで見るとほどよい映像となる、とのこと。またやや白飛びや黒つぶれがあったり、周辺画質もやや低い面はあるが、普通に見る分にはAVDHCビデオカメラ並の動画が撮れるといっていい、とのことだった。
 なお、「ムービー撮影(AVCHD・MP4)は最大29分」とのことで、あまり引っかかることはないかもしれないが注意が必要だ。

 GPSについても若干触れられている。GPSアシストデータの有効期限は1ヶ月とのこと。
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Panasonic、GPS搭載デジカメ「DMC-TZ10」

2010-03-02 06:26:52 | GPS


<ニュースリリース>
GPS機能を搭載した世界最小広角25mm光学12倍ズーム デジタルカメラ LUMIX DMC-TZ10発売 (Panasonic ニュースリリース)

<レビュー>
パナソニック「LUMIX DMC-TZ10」、GPSを搭載したムービーデジカメの実写画像 (日経トレンディネット)

<関連記事>
パナソニック、GPS機能搭載の12倍ズーム機「LUMIX DMC-TZ10」 (デジカメWatch)
パナソニック、2010年春モデル6機種を発表。超解像技術やGPS搭載機も (デジカメWatch)
パナソニック、AVCHD Lite/超解像搭載のデジタルカメラ (AV Watch)
GPS搭載の“旅カメラ”LUMIX、パナソニック「DMC-TZ10」 (ITmedia)
GPSを搭載し、地名情報の記録も可能なデジカメ「DMC-TZ10」--パナソニック (マイコミジャーナル)
パナソニック、GPS機能や超解像技術搭載モデルなど“LUMIX”新モデル5機種を発売 (Phile-web)
パナソニック、「LUMIX」にGPS搭載や10m防水など6機種を発表 (CNET)

 パナソニックは1月26日、コンパクトデジタルカメラ・LUMIX 6モデルを発表した。その中で「LUMIX DMC-TZ10」は旅カメラ「DMC-TZ7」の後継であり、旅行にフォーカスしたモデルだ。販売価格は46800円(家電量販店価格)、3月5日発売予定だ。GPSによる位置情報は旅カメラにはもってこいだろう。
 先日、「DMC-TZ10」と併せて紹介記事を書いたが、ここではプレスリリースの関連記事併せて紹介しておきたい。

 スペックや概要については、関連記事に詳しい。簡単にまとめると、
・25mm~300mm(35mmフィルム換算)、F3.3~4.9。
・1210万画素。
・103.3×59.6×32.6mm、196g。
・ハイビジョン(AVDHD Lite)動画撮影。
・超解像技術による精細感。
・GPS搭載。
・位置と地名のデータベースを内蔵し、カメラ本体のみでランドマーク名や国名などとマッチング可能。
・メモリカードはSDXCまで対応。
だ。

 GPSは「DMC-TZ10」の主要機能の1つだ。ONにするだけでよいのだが、航空機内や病院内では「GPS(機内)」か「OFF」にする必要があるとのこと。「GPS(機内)」と「OFF」の違いはよく分からない。「ON」の場合は周期的にGPSが動作するのだろう。航空機内ではGPSレシーバー含め離着陸時の電子機器は使用禁止であり、自動的に電源がオンになるのを防ぐための注意書きのようだ。
「DMC-TZ10」ではGPSによる位置情報からカメラの時刻を現地時間に自動的に合わせる機能を持っている。また撮影した国や地域、ランドマーク名を記録できるとのことだ。パナソニックのサイトによると海外で173ヵ国、約500,000件以上、国内で約30,000件以上のランドマークが登録されている。ただし地名やランドマーク名は2010年2月のもので、更新はできない。

 閲覧は、デジカメ本体で閲覧する場合、撮影場所別に自動的に分類され、閲覧できる。PCの場合は付属ソフトウェア「PHOTOfunSTUDIO 5.1 HD Edition」によって日付別、地名別に分類できる。ただしこのソフトの詳細はパナソニックのサイトを見ても、よく分からない。


 個人的には、デジカメ有力メーカーであるパナソニックがGPS搭載デジカメを出してきたことを、まずは歓迎したい。実際の使用感はどうだろう。IT系メディアのレビュー記事に注目しているのだが、なかなか出てこない。
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SONY、GPS搭載デジカメ「DSC-HX5V」

2010-03-01 07:16:39 | GPS


<ニュースリリース>
世界初フルハイビジョン動画撮影(1920×1080/60i、AVCHD)を実現 大画面テレビでなめらかな動画再生が楽しめるなど デジタルスチルカメラ “サイバーショット” 3シリーズ5機種 発売 (SONYプレスリリース)

<レビュー>
GPSにフルHD、便利で楽しいお出かけカメラ「DSC-HX5V」 (ITmedia)
スマートに使いこなし、GPSで楽しむ「サイバーショット DSC-HX5V」 (マイコミジャーナル)

<関連記事>
ソニー、GPS搭載・AVCHD対応の「サイバーショットDSC-HX5V」 (デジカメWatch)
ソニー、フルHD AVCHD/10倍手ブレ補正の「サイバーショット」 (AV Watch)
AVCHD フルHD&TransferJet、映像新時代のサイバーショット「DSC-TX7」「DSC-HX5V」 (ITmedia)
ソニー、世界初のフルハイビジョン動画撮影対応モデルなど「サイバーショット」新モデルを発表 (japan.internet.com)
GPSにフルHD、進化するデジタルカメラたち (ITmedia)
TransferJet・フルAVCHD対応サイバーショット発表、GPS+コンパス内蔵モデルも (engadget)
CES 2010 - ソニーブース、3DテレビやCyber-shot、Handycamなど新製品がめじろ押し (マイコミジャーナル)
ソニー、海外でGPSと電子コンパス搭載の「DSC-HX5V」発表 (デジカメWatch)
【CES】“TransferJet”対応の新サイバーショットを展示したソニー (デジカメWatch)
CES 2010 - 3D対応BRAVIAやコンテンツ提供も - ソニー (マイコミジャーナル)

 ソニーは1月18日、コンパクトデジタルカメラ・サイバーショット「DSC-TX7」「DSC-HX5V」2機種を発表した。
 高感度で知られる裏面照射型構造のCMOSセンサー「Exmor R」を搭載。AVCHD形式のフルハイビジョン動画(1920×1080/60i)に対応していることが特徴だ。
「DSC-TX7」は2月5日に発売済み。44800円(家電量販店価格)。
「DSC-HX5V」は3月5日発売予定。44800円(家電量販店価格)。

 中でも「DSC-HX5V」はGPSと電子コンパスを搭載していて、注目機種だ。先日、「DMC-TZ10」と併せて紹介記事を書いたが、ここではレビュー記事やプレスリリースの関連記事併せて紹介しておきたい。

 スペックや概要については、関連記事に詳しい。簡単にまとめると、
・25mm~250mm(35mmフィルム換算)、F3.5~5.5。
・裏面照射型CMOSセンサー搭載、1020万画素。
・102.9×57.7×28.9mm、133g。
・スイングパノラマ、フルハイビジョン(AVCHD)動画撮影。
・SDHCカード、「TransferJet」搭載メモリースティックに対応。
・GPSと電子コンパス搭載。
だ。


 ハードウェアの面で位置関連での注目点は、
・GPSにより撮影位置情報が記録できる。
・電子コンパスにより撮影時の方位情報が記録できる。
・GPSアシストデータを付属ソフトのPMBによりカメラ側に転送、GPS測位の所要時間を短縮できる(AV Watch)。
と言った点だ。

 ソフトウェアの面での注目点は、
・付属ソフト「PMB(Picture Motion Browser)」で位置情報のついた写真を扱うことができる。
「PMB」による地図上に写真をマッピングして表示できる。
 電子コンパスによる方位情報は、「Google Earth」や「PMB」で確認できる(デジカメWatch)。
と言った点だ。


 ここで、「GPSアシストデータ」と測位時間の短縮について触れておきたい。
 GPS測位は何も情報が無い状態で開始すると、GPSにとって良い環境(屋外で、周囲にビルなどが無く、空が開けている場所)でも速くても数十秒~1分は必要となる。これは、測位に必要な衛星情報を衛星から受信するのにそれくらいの時間が必要になるからだ。加えてこの衛星情報は、ある程度GPSにとって良い環境でないと受信することができない。
 基本的にGPS受信機はこの衛星情報を保存できるようになっている。有効時間は2時間程度だ。従って一旦測位して次回数分後に測位すると、環境が良ければ数秒で位置を知ることができる。また衛星情報があれば、ある程度厳しい環境でも測位が可能となる。

 ならば、その測位に必要な「衛星情報」を予め何らかの方法でGPS受信機に入れておけば測位が早くなるのではないか、という考え方が生まれた。
 これが一般的に実用化されたのが今の携帯電話の測位機能だ。携帯電話は通信機能を持っているので、これを用いて最新の衛星情報を携帯電話にダウンロードし、これを用いて測位時間を短縮している。そのため携帯電話では環境がよければ10秒もあれば測位可能だ。
 この衛星情報をDSC-HX5Vでは「GPSアシストデータ」としている。

 次いで、GPS搭載PDAやスマートフォンでも同様に、GPSアシストデータを端末にダウンロードし測位を早めるという仕組みが導入された。ただしこれらの端末では測位する直前に通信する、という機能を持たないものもある(例えば無線LANしか持たなければ、普通屋外で測位する直前にGPSアシストデータをダウンロードすることはできない)。
 そこで、GPSアシストデータの有効時間を数日に延ばすという技術が導入された。PDAのGPSでよく使われているSiRF社の「SiRF InstantFix」や HTC 製スマートフォンに搭載されている「クイックGPS」がこれだ。

 そして、ソニーの2010年春モデルのコンパクトデジタルカメラとデジタルビデオカメラから、GPSアシストデータによって測位時間を短縮する仕組みが導入された。「SiRF InstantFix」「クイックGPS」と同じようなものと考えられるが、GPSアシストデータの有効期間がどうなのか(下記のレビュー記事によると1ヶ月?)など、発売されたら詳細を確認したい。


 最後に、レビュー記事について紹介しておきたい。

 ITmediaの記事は5ページに渡ってのレビュー記事。1ページで概説、2ページにGPS紹介がある。

 動画で位置情報をつけた様子、付属ソフトPMBのマップビューの様子が紹介されている。マップビューでは撮影方向が記録されていることも分かる。なお動画の位置情報はPicasaでは認識されていないとのこと。
 GPSアシストデータの画面も表示されているが、ここでは有効期間が1ヶ月になっていた。製品版でもそうならばすごいが、逆にこれだけ有効期間の長いデータがどの程度測位時間の短縮に効果があるのか、心配な点だ。
 GPS感度や測位時間についての記述もある。なお一般論だが、最初の測位では、動きながらでは時間がかかることが多い。
・最初の測位は、周りに家が立ち並ぶ屋外を歩きながらだと、10分くらいかかった。
・一度測位すると、数秒で測位できる。
・木造2階建ての建物の窓際でも受信できなかった。
 3ページは動画撮影。動画のサンプルも置かれている。AVCHD 1920x1080(60fps, 17Mbps)やMP4 1440x1080(30fps, 12Mbps)などが選択できるとのこと。
 4ページはTransferJetについてと静止画の作例。5ページ目はスイングパノラマの作例、動画の作例。

 GPS-CS3K を使った立場からすると、マップビューの表示などを見ていると、移動時の軌跡が無いのが寂しく見えてしまう。定期的な測位モードを設けてログを記録できるようにすれば使う人もいるかもしれない。そこまでいくと、最早GPSレシーバーだが。


 マイコミジャーナルの記事は4ページに渡ってのレビュー記事。1ページはTransferJetについて。2ページはGPS紹介だ。

 こちらにも、GPSアシストデータの画面が出ているが、やはり有効期限は1ヶ月になっていた。USB接続でPCとつなげば自動で更新するので、メモリーカードを使ってデータをやり取りしている人は注意、とのこと。
 測位時間は早いときで数秒、長いと2-3分。再び測位するときは早い。屋内では測位できない。高層ビル群の間でも測位に時間がかかったり精度が悪化するとのこと。
 3ページはカメラのしての概説。4ページは動画撮影機能と静止画の作例だ。
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