ひらけいメモBlog@goo

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立命館小学校はなぜ「FeliCa」を選んだのか

2006-06-20 07:52:02 | GPS
立命館小学校はなぜ「FeliCa」を選んだのか (ITmedia)

 ITmedia 神尾氏によるインタビュー記事。関西の交通乗車券「PiTaPa」を使用した児童の安全システムを構築している小学校がある。なぜ GPS ではなく Felica なのか、という記事。

 その理由は、コストだった。必要とされるシステムは、
・児童が通学エリアから外れたら自動的に通知する
サービスだった。
 しかしそのようなサービスを構築することに、コストの壁があった。かと言って既存の GPS つきケータイサービスでは、DoCoMo のイマドコサーチのように、一般的に親側から位置を探さねばならない。これでは万一のときに意味が無い。かつケータイではコストが高すぎる。

 ということで、登下校時・駅の改札を通ったときにメールが配信される、Felica のソリューションを採用したという。いつもは勝手に届くメールが届かなければ、何かあったことがすぐに分かるからだ。

 ただ、保護者の中には児童に GPS 端末を持たせ、「メールが来なかったときには位置検索」できるようにしている方もいるという。

 筆者の今回の事例から、「公共交通分野でのFeliCa採用の広がりに歩調をあわせて、私立・公立で「通学セキュリティ」分野としての共通仕様を考えてもいいのではないだろうか」「通学時に児童の安全に繋がるシステムやサービスが、「いずれは全国に広がってほしい」と願うのは、(略)筆者だけではないはずだ」としている。


 今回の事例では Felica を使用し、かつ筆者が Felica の持つ可能性に着目しているので、このような記事になっている。
 確かに、仮に徒歩のみで登下校している児童の場合でも、登下校時のみにでもメールで通知されれば、何かあったときに親の対応は早まるだろう。今回の事例にあるように、これとGPSでの位置検索ができれば効果は高そうだ。

 しかし、本来適したソリューションは、元々この小学校で検討されていた「GPSを使用し、児童が通学エリアから外れたら自動的に通知する」だろう。
「技術的には実現できる」(記事)であり、記事中にも「このような端末とサービスは当時は存在せず、メーカー側がコスト面で躊躇したのは無理からぬところだろう」とある。またアイティフォーのお守りキッズが携帯電話は必要なものの、実際にそのようなソリューションを提供している。
 本来適したソリューションのコストを下げ、全国的に導入をすすめ、さらにコストを下げていくことが必要なのではないだろうか?
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PDAはなぜ衰退したか

2006-06-20 07:19:14 | パソコン
~来なかった未来~ PDAはなぜ衰退したか (ITmedia)

 なぜPDAは衰退したのだろうか、というコラム記事。

 筆者は衰退の理由を、
・PCが十分小型になり、バッテリのもちも伸びた。
・スタンドアロン性。
・携帯電話がPDAの機能を取り込んでいった。
と指摘していた上で、10本指で打てるキーボードが切り捨てられていったことを残念だとしている。
 どちらかというと、PDA が衰退していったという内容よりも、なぜキーボードが機能として捨てられていったのだろうか便利なのに、という内容だ。

 わたしも「軽量なキーボードつき端末」という機能をハンドヘルドPCに求めている。ただ10本指までは求めておらず(それならば1kg弱のノートPCにすればよいし)、使っているのは SigmarionIII だ。VAIO typeU のキーボードは店頭で試してみたが、正直これで文章を打つのは難しい。SigmarionIII の大きさが、最低限は必要だと思う。
 こんな使い方をする人には、VAIO typeU + 小型の外付けキーボード、しか選択肢は残らないのかもしれない。

 ということで、この記事には妙に共感してしまう。

 個人的には、SigmarionIII に Bluetooth がつき携帯電話と連携することによりスタンドアロン性が解消(あたかもDoCoMoケータイでiモードを使っているような感覚で)できるような、そんな端末が欲しいものだ。
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