ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

Foretrex 301とForetrex 401

2009-08-30 11:31:58 | GPS
Garmin Announces Rugged, Waterproof Foretrex 401 and 301, Wearable Navigation that’s Easy to Use in Tough Conditions (ニュースリリース)


Foretrex 301とForetrex 401

 GARMINは2009年6月にForetrexシリーズの新製品、Foretrex 301とForetrex 401を発表している。既に国内でも発売されている。Foretrex 101の高感度版となる。
 腕時計型のGPSレシーバーだ。43x75x23mm、87.3g。IPX7の防水性能を持つ。DGPSに対応している。軌跡記録数は10,000ポイント。単四乾電池2本で駆動するが、USBケーブルからの給電も可能だ。
 Foretrex 401は電子コンパスおよび気圧高度計を持ち、電池のもちは約17時間。
 Foretrex 301は電子コンパスおよび気圧高度計が無く、電池のもちは約18時間。

 わたしが持っていた Foretrex 101は43.2x83.8x22.9mm、74g。電池寿命は約15時間であった。Foretrex 301/401は101に比べて10g重くなったが、幅が若干短くなり、電池のもちが良くなり、高感度となり、さらに Foretrex 401に至っては電子コンパスと気圧高度計まで備えてきた。
 以前 Foretrex 101を検討したときには電子コンパス・気圧高度計を持つ Geko301 と悩んだので、Foretrex 401 の登場はうれしい。

 Foretrex 301とForetrex 401はGARMINの高感度GPSロガーの中では最軽量となる。また他社の多くのGPSロガーと異なり、防水性能を備えている。また電子コンパスおよび気圧高度計を持っている。これにより、GPSロガーに求める用途によっては、有力な選択肢の1つとなりそうだ。
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Google Maps、世界地図が日本語表記に

2009-08-29 08:06:25 | 位置情報・地図
世界の地名を日本語で (Google Blog)
Google マップで世界地図日本語版、数千万の地名をカタカナ化 (INTERNET Watch)
Googleマップの世界地図、海外地名がカタカナ表記に (ITmedia)
Googleマップ、新機能「世界地図日本語版」を公開 (CNET)
Googleマップ、世界の地名を日本語表記に - 60カ国80%以上カバー (マイコミジャーナル)
「Google マップ」で世界60か国の詳細地図が日本語に対応 (japan.internet.com)
みやすくなった世界地図 (PC online)

 グーグルは8月28日、Google マップで世界の地名を日本語で見ることができるようになった、と発表した。
 英語・フランス語・イタリア語など7ヶ国語の地名から、数千万件を日本語に変換していて、街路の詳細地図に関しては、60カ国で80%以上のカバー率を実現したとのことだ。
 また、これにより世界の地名をカタカナで検索できるようになった。

 今までも便利であった Google Maps が、さらに便利になった。こういう改善を続けるところは、さすがに Google だ。
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Googleが渋滞状況提供、ケータイからプローブ情報収集(海外記事)

2009-08-27 23:58:21 | GPS
The bright side of sitting in traffic: Crowdsourcing road congestion data (Google Mobile Blog)
Google Maps、州道などの渋滞状況を表示 携帯電話から位置や速度情報を収集 (CNET)
 Google は8月25日、アメリカのハイウェイおよび幹線に対して、渋滞情報の提供を拡充すると発表した。
 これは、ケータイ+Google Mapsアプリによる、プローブ情報(この場合は、位置と速度)の収集により実現している。Google はこれを、crowdsourcing であるとしている。そのデータ送信トリガは、Google Maps で「My Location」を実行することによるという。
 ただし、iPhone はプローブ情報収集機能に対応していないとのことだ。

 位置情報を収集すると聞いて気になるのはプライバシーだが、Google のブログによると(英語力が無いので断定はできませんが)匿名化し、ある特定のケータイの動きが分かることは無いよう、十分考慮しているようだ。また、情報送信を拒否することもできる(ただし、My Location は使えなくなるとのことだ(CNET))。

 日本のサービスでは、ホンダやパイオニア(スマートループ)はじめ、ケータイ向けでも全力案内!などでプローブ情報を収集し渋滞情報の提供に役立てている。
 日本でも、Google がプローブ情報を収集するときがやってくるのだろうか。
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エアーナビAVIC-T10 アップデート延期

2009-08-26 18:05:58 | GPS
「エアーナビ AVIC-T10をご愛用のお客様へ」~バージョンアップ(ダウンロード版)発売遅延のお知らせ~
案内ページ

 本日8月26日に予定されていたエアーナビAVIC-T10のアップデートは延期になった。
「開発の遅れにより、発売を遅延」とのことで、現在発売日は未定になっている。
 SD更新版については、案内ページ上では8月下旬発売のままとなっている。
 昨日エントリの通り、本日アップデートを実施するつもりだったのだが、残念だ。
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エアーナビAVIC-T10 、26日アップデート

2009-08-25 19:15:01 | GPS
エアーナビ(AVIC-T10)バージョンアップのご案内

 エアーナビの旧機種、AVIC-T10のバージョンアップが、8月26日(水)15時に予定されている。
 なお明日の販売が予定されているのはダウンロード版のみ。ファームウェアやデータが格納されたSDカードを購入することもできるが、こちらは今のところ8月下旬発売予定となっていて、詳細の記述は無い。

 価格は、通信サービス加入者向けダウンロード版(地図特) CNVU-A200DL-Dが5,250円。通常のダウンロード版CNVU-A200DLが15,750円。SD版CNSD-A200が18,900円となっている。

 現在のところ、ダウンロード版の購入方法は記載されていない。パソコンとエアーナビを直接接続する、ということが分かるくらいだ。

 このバージョンアップにより、2009年4月1日施行分の市区町村合併に対応したデータに更新されるとともに、下記の対応が行われる。ソフトウェアは最新のエアーナビである AVIC-T20 相当になると考えてよさそうだ。

・ウイジェット機能搭載などによりナビポータルサービスへのアクセス性の向上
・地図表示の見やすさ・美しさが向上
・地図スクロールをはじめ操作レスポンスが向上
・周辺検索のATM有り無し表示に対応
・連続交差点案内の実現により、さらに細やかな誘導が可能

 とりあえず、明日中には試してみるつもりだ。
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「コロプラ」と「菊正宗」が提携

2009-08-24 23:43:52 | 位置情報・地図
菊正宗酒造とコロプラ、共同で若者に日本酒の魅力をアピール (ニュースリリース)
位置ゲー「コロプラ」と菊正宗が提携、日本酒の魅力訴求 (ケータイWatch)
コロプラと菊正宗酒造、位置連動ゲーム上で来店・販売促進サービスを開始 (CNET)

 コロプラは8月24日、菊正宗酒造記念館(神戸市東灘区)への来店・販売促進サービスの提供を開始したと発表した。

 コロニーな生活PLUS(コロプラ)は35万人以上のユーザーを持つ有力な位置連動型の携帯ゲームだ。
 このコロプラで09年6月から始まったのが、実店舗との連携サービスだ。
 この連携には「コロカ」という(バーチャルでは無い)実在するカードが用いられる。
 今回の提携では、コロプラのユーザーが実際に菊正宗記念館を訪れ、品物を購入することにより、その金額に応じた「コロカ」(3種類ある)を入手することができる。このコロカはカードのシリアル番号により、ゲーム内に「お土産」アイテムとして取り込むことができる。
 ユーザーにとっては、ゲーム内のお土産も、コロカもコレクション対象となる。
 そういった仕組みにより、ゲームのユーザーを実店舗に誘導する仕掛けだ。
 まったく、よくできている。

 わたしは残念ながらコロプラは参加しておらず、『ケータイ国盗り合戦』(ユーザー数25万人)しかやっていないのだが、こちらも同様にリアルとの連携を進めている。例えば最近では、オリックス・バファローズ戦に参戦ということで、球場を訪れて Felica リーダーにタッチすることにより、ゲーム内アイテムであるアバターを入手できる仕組みになっている。

 両者ともにケータイと位置情報の組み合わせをうまく利用している。


 ケータイGPSなんてナビと現在地確認以外に何ができるの、そもそもケータイでナビなんてするの、と思われていた時期もあったであろうが、最近は位置情報と連動した行動支援、位置ゲー、GPS+地磁気センサーでの StreetView 閲覧、Twitter+位置情報、セカイカメラのようなAR(拡張現実)など、わたしが思いも及ばないようなサービスがいろいろと出始めている。

 ケータイ国盗り合戦は、以前はケータイ基地局測位によって得られる場所を用いたスタンプラリーで、リアルとの連携と言っても鉄道で旅行しましょう、くらいだったように思う(駅でFelicaつきポスターと連動、はあったかも)。
 コロプラも、コロカが発表される前は、現在地に即したお土産が得られるということはあったが、リアルとの連携という点では薄かったように思う。
 それが、今年になってリアルとの連携が進んでいる。

 こういう動きを眺めているのも、おもしろい。
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ドコモがゼンリンデータコムとの業務資本提携を強化

2009-08-24 23:09:11 | GPS
ゼンリンデータコムとエヌ・ティ・ティ・ドコモの業務・資本提携の強化に関するお知らせ (ニュースリリース)
ドコモとゼンリンデータコムが提携強化、行動支援サービスを検討 (ケータイWatch)
NTTドコモ、ゼンリンデータコムに7億円の追加出資 (CNET)
ドコモがゼンリンデータコムの株式を追加取得 - 業務・資本提携を強化 (マイコミジャーナル)
NTTドコモとゼンリンデータコムが業務・資本提携強化、技術・サービス融合 (マイコミジャーナル)

 NTTドコモ、ゼンリン、ゼンリンデータコムは8月24日、ゼンリンデータコムとエヌ・ティ・ティ・ドコモの業務・資本提携の強化について発表した。
 まずは資本提携について。ゼンリンデータコムがドコモとゼンリンを引き受け先として第三者割当増資を実施。ドコモの引き受け分は7億円という。これにより、ドコモはゼンリンデータコムの株式の内20.6%を保有する。
 業務提携については、「両社のもつ技術およびサービスを融合し、地図上の観光情報や地域スポット情報の充実および地下街地図の整備などによる地図データコンテンツの充実、3D技術などの応用によるナビゲーションの高度化などにより、位置情報に基づく行動支援サービスの提供を検討」(ニュースリリース)とのことだ。

 両社は07年6月に業務資本提携を結んだ。このときドコモは4億円でゼンリンデータコムの株式を取得している。この時は07年秋モデルの905iに「地図アプリ」を搭載、地図の閲覧と検索を無料の基本機能としてケータイに取り込んだ。
 今回の提携により、09年秋モデルでは何が出てくるのか。iコンシェルのGPS対応など「位置情報に基づく行動支援サービス」が強化されることは十分ありそうな話だが、具体的にどんなものが提供されるのか、注目したい。
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HOLUX M-241紹介記事紹介

2009-08-24 00:45:48 | GPS


夏休みに最適! 旅行の思い出を完璧にするGPSロガー (日経トレンディネット)

 日経トレンディネットでの、戸田覚氏によるGPSロガーHOLUX M-241の紹介記事。


 まず記事に触れる前に、HOLUX M-241のスペックを確認しておきたい。

・機能:GPSロガーおよびGPSレシーバー
・大きさ・重さ:32.1 x 30 x 74.5mm、39g(電池除く)
・GPS感度:-159dBm
・WAAS/EGNOS/MSAS:対応(ディファレンシャルGPSにより精度を上げることが可能)
・初期測位時間:36秒(cold start)、33秒(warm start)
・電池のもち:12時間(単三電池1本)
 USB給電が可能。
・LCD表示内容:バッテリ残量・緯度・経度・速度・高度・時刻・緯度距離・記録容量の残量
・トラックログの保存量:130,000(一定時間、一定距離の指定が可能)
・PCとの接続:USBおよびBluetooth
・防塵防滴:無し

 この機種の特徴は、GPSロガー(移動軌跡の記録装置)として使うことも、GPSレシーバー(現在地をPCやスマートフォンなどに出力する)機能を持つことと、PCなどとのインターフェースにUSBとBluetoothがあることだ。
 非常に小型・かつ軽量。感度は-159dBmとGPS受信チップとして有名な SiRFStartIII と同レベル。電池は単三型を使用し交換可能であるとともに、電池のもちは12時間と十分。移動軌跡の保存量130,000ポイントと十分(GPSロガーとして有名な GARMIN 社製のスタンダード製品は、内蔵メモリへの記録では10,000ポイントが一般的)。
 仮に5秒おき(初期設定)に記録するとすれば、180時間は保存できる計算になる。電池は12時間もつので、1日1回充電できれば、エネループ2本もあれば十分に使い回すことができる。またUSB給電も可能であるとのことで、車で走った記録を取る場合には電池の残りを気にしなくてもよい。他メーカーのGPSロガーでそのような使い方をしたことがあるが、これは便利だ。
 ログは付属ユーティリティーにより、KMLやGPXとして取り出すことが可能だ。
 注意点は、防滴仕様では無いことだろう。

 個人的にも結構興味のある機種であったのだが、eTrex Vista やら GPS-CS3K やらを買っている内に、買いそびれてしまった。ということで、今回興味深くレビューを見た。


 前置きが長くなってしまったが、記事について。

 この筆者はGPS-CS1KSPを使っていたが、これが大きいので買い換えたとのこと。ちなみに GPS-CS1KSP は 36×36×87mm、55g。一回りくらいは小さくなる。
 なお注意事項として、「若干マニアックなツール」であることが挙げられている。海外製品であり、日本語マニュアルもクイックガイドくらいしか無いためのようだ。「最初の1台として購入する方や、パソコンにあまり詳しくない方には国産品をオススメする」とのことだが、GPSロガーを何台も持つ方はそういないと思うので、ものは試しと1台目にこれを買ってしまうのもいいかもしれない。
 国産品のGPSロガーとしては、高くなってしまうがGPS-CS3Kを挙げることになるだろうか。GPS感度はm-241に劣らないはずだ。

 ちょっと意外であったのが「GPSの感度はさほど高いとは感じなかった」という点だ。この筆者が持っていた機種「GPS-CS1KSP」と比較すれば、体感できるくらいに感度の差はあるはずなのだが・・・
 わたしの場合は「GPS-CS1K」(ハードウェアはGPS-CS1KSPと同一)と「GPS-CS3K」(スペック上での感度はM-241と同等)で感覚上での話ではあるが、明らかに差があったという印象だ。

 ログの取り込みソフト「HOLUX ezTour for Logger」でのログ読み込みや取り込んだ結果についても記載があり、参考になる。
 また、付属ソフトで写真データとGPS位置情報のマッチングも可能とのこと。位置情報を写真データに書き込むことも可能だ。これにより、flickr と地図を連動させる(ちょっと古いですが)ような使い方や、Google Earth や Super Mapple Digital のような位置情報つき写真対応地図ソフトに読み込ませたりができるようになる。

 これも意外であったのが、防滴について触れられていなかった点だ。GPS-CS1KSPの記事では記事のタイトルになってしまうくらい不評であったのに、今回はこれについての記載が無い。GPS-CS1KSP から比べると一回り小さいので、その点には目をつむったということだろうか。
 とは言っても M-241 は元々の感度が十分高く、カバンに入れるなり袋に入れるなりでも十分その性能を発揮できると思うので、大きなデメリットにはならないと思う。


 わたしは高感度版 eTrex Vista HCx のユーザーだが、これは56x107x30mm、156gとちょっと大きく重く、かつ電池が2本必要だ。持ち出すのが億劫になることも多い。地図が常に見られるというメリットはあるのだが、ちょっと現在地を確認したいという程度であればケータイGPSで十分だ。防滴という安心感はあるが、なかなか防滴のメリットを活かせる使い方もしていない。ログがSDカードに記録できるというのも大きなメリットなのだが、13万点記録できるM-241と比べれば、そう大きなメリットにもならない。
 そう考えると、ちょっとログを取っておきたいといった用途では、こういう小型・軽量のログ取り専用機というのもよさそうだ。1年前にこのようなレビューを見ていれば、買ってしまったかもしれない。
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Twitter、位置情報APIを提供へ

2009-08-23 22:53:12 | 位置情報・地図
Location, Location, Location (Twitter Blog)
Twitter、位置情報表示の新API公開へ (ITmedia)
Twitter、位置情報APIをリリースへ (@IT)
Twitter、つぶやきに位置情報を付加するためのAPI提供へ (INTERNET Watch)
Twitter,位置情報付きつぶやきの投稿を可能に (Tech-On!)

 Twitterは8月20日、「つぶやき」に位置情報(緯度・経度情報)を付加するAPIをリリースする予定であることを発表した。
 この位置情報付加機能はデフォルトではオフであり、ユーザーが明示的に機能をオンにする必要があるとのことだ。また位置情報は長期間保存されないという。


 以前、twittervisionの記事やTwittAround(紹介記事)という iPhone アプリの紹介を見て、Twitter を使ったことの無いわたしは、Twitter には位置情報を付加する仕組みが備わっているものと思いこんでいた。
 今回の記事を見てWebを検索してみると、現状の Twitter では位置情報を付加する決まったやり方というのはなく、地図サイトへの短縮URLを記述したり、"L:"の後に位置情報をつけたり、という方法が主に採られているらしい。
 L:の後の位置情報は、緯度経度であってもよいし、住所を記載してもよい。
 ALPSLAB tools の中に、Twitterの位置情報から地図へのリンクを生成するブックマークレットがあるが、これは"L:位置情報"の「位置情報」として、緯度経度と漢字の住所文字列に対応しているとのことだ。
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低価格ナビ「PND-A3510」レビュー記事紹介

2009-08-21 06:48:45 | GPS


第68回:1万5000円を切る脅威の低価格ナビ「PND-A3510」レビュー (INTERNET Watch)

 3.5型液晶・メモリ1GBの廉価版仕様ではあるものの、1.5万円を切る脅威の低価格PND、ハンファ・ジャパンの「PND-A3510」のレビュー記事。購入を検討されている方には参考になるだろう。
 ゼンリン地図を搭載している。ナビ画面を見る限りでは、ゼンリン地図であった頃の迷WANや「PONTUS EN-4500」、防滴バイク向けナビのXROAD「RM-A400」、同じXROAD「RM-C3500」、ツインバード「トモナビ NV-J011B」と同系統のナビゲーションソフトを搭載しているものと推測される。ただしメモリは1GBである点に注意が必要だ。
 わたしは同系統ナビの2GB版を搭載した EN-4500 のユーザーであるが、本blogで何度かレビューをしたように、十分使えるナビだと感じている。

 このPND-A3510、販売元のページを見てもなかなかに情報が少ない。せっかく実機を使ってのレビューなのだから、マニュアルなども参照いただき、
・地図や検索データは何年度版を搭載しているのか。
・2GB版「PND-A4320」と1GB版「PND-A3510」の具体的な違いは何か。(データ量が異なるが、検索対象数に影響があると推測)
・コールドスタートはけっこう速いとの記述があるが、具体的に30秒なのか、1分なのか、2分なのか。
については少なくとも触れて欲しかったところだ。

「地図や検索データは何年度版を搭載しているのか」についてだが、このような安価なナビでは特に重要となる。メーカーには失礼だが、地図更新といったアフターサービスはほとんど期待できないだろうからだ。もしあったとしても、かなりの価格になってしまう可能性もある。
 2GB版のPND-A4320のレビューによると、地図データ・経路データ・検索データともに2008年までのデータを使用して作られた2009年度版とのことだ。確信は持てないが、PND-A3510も2009年度版である可能性が高い。
 4月にEN-4500も2009年度版データがリリースされ、またトモナビも2GB版のアップデータが販売されたところを見ると、基盤となるソフトウェアがこの時期にアップデートされたものと推測とされる。なおトモナビのアップデータ説明はそこそこ情報があるので、参考になる。

 PND-A3510のデータ量だが、ハンファ・ジャパンの楽天市場のページ、同系統のナビソフトを搭載し1GBメモリの RM-C3500 やアップデート前のトモナビが参考になりそうだ。住所は番まで(約189万件)、名称・ジャンル検索40万件、電話番号検索はできない、とのことだ。
 これが2GB版のPND-A4320では、住所2200万件、名称・ジャンル検索200万件、電話番号1000万件になる。

「コールドスタート」についてだが、どれくらいで測位できるかは実機を動かさないと分からないポイントとなる。それだけに、具体的な値が欲しかった。

 なお搭載しているGPSチップはAtlas III。これはXROADのPNDでも見かけるGPS搭載のアプリケーションチップだ。感度については特に記載は無いが、海外のWebを見るとこのチップを搭載した製品で-156dBmという記載を見かけた(正しいかは不明)。
 よく見かけるSiRFstarIIIは-159dBmでこれに比べれば劣るが、それでも十分な感度であろうと推測される。

 不満な点としては、VICSや自律航法の非搭載が挙げられている。わたしもこの点はPNDにおける大きな欠点の一つと考えているので、パイオニアのAVIC-T10を購入した口だ。
 とは言ってもレビューの中でたびたび触れられている SONY NV-U3C も、上位機種にある VICS 対応と自律航法を削除して、小型・安価なラインナップを実現している。また他のPNDを見ても、VICSや自律航法を搭載するナビはまだ少数派だ。現時点でこの価格帯のPNDに搭載されないのはやむを得ないだろう。今後に期待したいところだ。

 INTERNET Watch という有名媒体の記事なので文句も出てしまったが、注目される安価なPNDのレビューであり、参考になる記事だと思う。
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位置情報と写真を活用した「イマイル」

2009-08-20 02:11:55 | GPS
購買支援サイト運営のベンチャーリパブリック リアルタイムに「今」のデキゴトを写真で投稿するGPS連動型ケータイフォトブログ『イマイル』を開設 (ニュースリリース)
位置情報と写真を活用したケータイフォトブログ「イマイル」 (ITmedia)

 coneco.netやTravel.jpを運営するベンチャーリパブリックは8月14日、GPS機能を用いたケータイフォトブログ「イマイル」をリリースした。
 「今」の出来事を写真で投稿する携帯電話専用のミニブログであり、ケータイで撮影した写真に、GPSにより取得した住所情報(都道府県・市区町村・X丁目単位)と一言コメントをつけて投稿するようなサービスだ。
『「今、この場所で目の前にあること」をリアルタイムに見せ合ったり、コメントの書き込みによる感動の共有や追加情報の提供など、利用者同士のコミュニケーションを無料で楽しむこと』(ニュースリリース)ができる、とのことだ。

 閲覧にユーザー登録は不要だ。GPSにより「都道府県・市区町村・X丁目単位」の現在地を割り出し投稿を確認することもできるし、場所を選択肢から選んで投稿を確認することも可能だ。
 基本的に、情報は最新のものから順に表示されるようだ。


 移動中も持ち歩き、かつ簡単に位置情報を利用できるケータイならではのサービスで、おもしろそうではある。が、このサービスは「今」を売りにしていることもあり、他の同様サービスよりも、どれだけ多くのユーザーが利用するのか、が重要になる。
 さてどの程度使われるのか、とりあえず注目はしていきたい。
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MapFanナビークル、3.6リリース

2009-08-20 01:51:13 | GPS
NTTドコモ向けカーナビアプリ 「MapFanナビークル」がバージョンアップ「Google Earth™」でのルート表示に対応~携帯電話のGPSで取得した走行軌跡をパソコンへ~ (ニュースリリース)
カーナビiアプリ「MapFanナビークル」がGoogle Earthと連携 (ケータイWatch)

 インクリメントPは8月19日、ケータイ向けカーナビアプリ「MapFanナビークル」のバージョンアップを発表した。ダウンロードしてみたところ、最新版は3.6となっていた。
 ニュースリリースによると、このバージョンアップにより「Google Earth」に対応したとのことだ。

 ただ、3.5でGPXとKMLでの保存に対応して、今回のバージョンアップで何が変わったのかはよく分からない。
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TomTom、iPhone用のカーナビアプリ

2009-08-19 00:30:31 | GPS
TomTom app for iPhone now available
欧米のiPhoneユーザー待望、ナビアプリ「TomTom」ついに登場 (マイコミジャーナル)
TomTom、『iPhone』用 GPS ナビゲーション アプリの提供開始 (japan.internet.com)

 オランダのカーナビメーカー、TomTomは17日、iPhone 3G/iPhone 3GS用のカーナビアプリ「TomTom for iPhone」をリリースしたと発表した。
 価格は記事によると米国・カナダ版(99.99ドル)、西ヨーロッパ版(139.99ドル)、オーストラリア版(79.99ドル)、ニュージーランド版(94.99ドル)(マイコミジャーナル)とのことだ。

 カーナビとしての特徴としては冒頭に「IQ Routes」が挙げられている。これは実際のTomTomユーザの走行データを利用して、最短のルートと精度の高い走行時間を割り出すという技術だ。

 これは、iPhone OS 3.0の発表時に同時に発表されたものだ。
 なお日本国内では既に、全力案内!ナビいつもNAVIがカーナビ機能に対応したアプリとしてリリースされている。
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GPSを搭載したUMPC「Viliv X70」

2009-08-17 23:59:04 | GPS
Viliv X70 (製品サイト)
Brule、7型液晶搭載のUMPC「Viliv X70」 (PC Watch)
BRULE、GPSを搭載したUMPC「Viliv X70」シリーズを発売へ、価格は5万9800円より (CNET)

 BRULEは8月17日、GPS搭載UMPC「Viliv X70」の予約受付を8月19日から開始すると発表した。商品出荷は9月7日を予定している。下位の「X70-E」で価格は59,800円。CPU、ストレージ、OSの違いで3モデルが用意される。

「Viliv S5」と比べると約660gと重くなった(S5は436g)代わりに、7型液晶(S5は4.8型)となった。解像度は変わらず、1,024×600ドットだ。
 搭載しているGPSチップは、メジャーな高感度GPS、SirfStarIIIとのことだ。


 MapFan Naviiが正式サポートすれば、PNDとしてもかなり使えそうなのだが・・・
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山岳ナビ搭載「SHAKE!ヤマナビ」

2009-08-17 23:23:04 | GPS
マップネット、3.5インチの登山用ポータブルナビゲーション『SHAKE!ヤマナビ』を開発、ECサイト「ナビポタ.com」にて発売開始 (ニュースリリース)
SHAKE!ヤマナビ
登山用ポータブルナビゲーション「SHAKE!ヤマナビ」発売 (日経トレンディネット)

 マップネットは8月17日、国土地理院データベースを採用した登山用3.5インチサイズポータブルナビゲーション『SHAKE!ヤマナビ』を発表した。8月20日発売。価格はキャンペーン中は33,600円。
 登山用の地図が格納されていることが特徴のPNDだ。

 地図は国土地理院発行の2万5千分の1、5万分の1地形図の地形図が地域ごと、20万分の1地形図、20万超の1陰影図が全国版が搭載されている。
 地域については、北海道版、東北版、関東版、中部版、関西版、中国・四国、九州・沖縄版が用意されている。今のところは各地域を格納したSDカードと本体がセットで販売されている。各地域の地図が別売りで用意されるかについては特に記載が無い(普通に考えれば用意されるものとは思うが・・・)。

 パネルのタッチ操作でルート作成ができ、また登山軌跡の登録ができる。
 カーナビのデータも格納されていて、カーナビとしても使用可能だ。カーナビ部については住友電工製のデータベースを採用していて、住所1300万件、電話番号1000万件(プレスリリースによると1000万件だが、販売サイトの仕様では300万件)、名称250万件が格納されている。

 ハードウェアは、幅95.0(mm)×高さ73.0(mm)×厚み21.00(mm)、153(g)と小型軽量。3.5インチQVGA液晶を搭載している。輝度調整はマニュアル(オートディマーは無いようだ)。本体メモリは1GBで、ここにシステムとカーナビデータが入っているようだ。リチウムイオン電池を内蔵していて、バッテリの持続時間は3.5時間となっている。付属品に防水携帯ケースがあることからすると、本体に防水機能は無い。

 山岳ナビとカーナビを組み合わせたおもしろいナビだとは思うが、バッテリ持続時間3.5時間が短すぎるように思う。販売サイトの説明に「実際の登山ルート軌跡を記録。登山の帰り道へ活用可能」とあるが、3.5時間でそのような使い方は難しいと思う。また電池はリチウムイオンであり、万一バッテリが切れたときに乾電池を交換する、といったことはできない。
 山岳向けで防水機能が無いのもどうかと思うが、そこは付属のケースでカバーできるのだろう。


 どこかで聞いたことのあるナビだ、と思って過去の記事を検索してみたが、山岳ナビソフトSANGA搭載PNDのハードウェア違い、と言った印象だ。



 SANGAでは、各地域のデータが1万円弱で販売されている。
 こちらのPNDは本体価格は2.5万程度と安価に設定されている。こちらを選ぶというのもいいかもしれない。
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