ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

GPS内蔵Pocket PC「Mio 168 RS」VersionUp

2005-11-30 08:12:46 | GPS
マップルタウン情報の表示に対応──GPS内蔵Pocket PC「Mio 168 RS」(ITmedia)

 Mio168RS と言えば、PDA つき GPS で有名だ。その理由の1つにナビゲーションソフト「MioMap」の存在がある。その最新版が搭載された Mio168RS が12月5日から販売されるとのことだ。

 最新版では、昭文社「マップルタウン情報の表示に対応」(ITmedia)という。何ができるのかと興味を持ったが、ニュースリリースを見ると、MioMap と Super Mapple Digital for Mio とがワンタッチで切り替えられるようになった、ということらしい。ワンタッチ、ということは、地点Aを MioMap で見ていて、Super Mapple Digital に切り替えても地点Aが中心にある、ということだろう。
 ニュースリリースによると、MioMap はナビゲーションに特化していて、Super Mapple Digital は地図帳として優れているので、両者の長所を活かせるようにしたらしい。

「マップルタウン情報の表示に対応」(ITmedia)とあったので、MioMap上にマップルの情報が表示できるのかと誤解していて、ちょっと拍子抜けだった。

 確かに理解できる内容だが、それには MioMap と Super Mapple Digital の詳細地図を入れねばならない。1GB SD カードがついているMio168RS 標準セットユーザなら問題ないだろうが、費用の節約で Mio168RS Basic セットを購入し少ない容量の SD カードを使用している方には、あまり恩恵がないかもしれない。

 なお、旧バージョンについてはバージョンアップサービスがあるとのことだが、無償なのか有償なのかは不明だ。
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au携帯と地理情報システムを直接通信可能に、KDDIが実証実験

2005-11-30 07:43:58 | 位置情報・地図

au携帯と地理情報システムを直接通信可能に、KDDIが実証実験(nikkeibp.jp)
プレスリリース


 言葉を聞くと難しそうだ。au携帯は分かるが、「地理情報システム」とは何で、「直接通信」とは何だろうか?
「地理情報システム」とはTGEの地理情報サービス「GeOAP」のことだ。GeoAPは「インターネット上で地理情報システム(GIS)の機能を提供するASPサービス」(nikkeibp.jp)だという。


 まだよく分からない。


 何ができるのか、をGeOAPのサイトやプレスリリースを見ると、


  • 2地点の住所をサーバに投げると、その距離が返ってくる。
  • 今の地点を投げると、周辺の店舗情報が返ってくる。
  • 地図も表示できる。
  • 2点間の経路地図を表示できる。

ということらしい。もちろんこれだけではなく、アイデア次第でいろんなことができる。詳しくは GeOAP のサイトにいろいろあるので、見ていただきたい。おもしろいのは Microsoft Excel などから直接サーバに投げられる点だ。


 そして「直接通信」についてだ。このシステムのキモは「SOAP」という仕組みでクライアントとサーバが通信を行う点だ。SOAP は通信内容の記述に XML を用いる。 ここから先は推測だが、au のケータイに BREW で構築した XML と SOAP を解釈できるアプリを入れ、それを使用して GeOAP のサーバと SOAP で通信ができた、ということなのだろう。


 何か理屈は難しそうだが、使う我々にとってみれば、使いやすく高速なサービスを受けられる、ということにつながりそうだ。<-まだよく分かっていない。

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GPSmap60Cx/GPSmap76Cxなど

2005-11-26 12:06:06 | GPS

Garmin adds SIRFstarIII and memory card to G60cx and G76cx handhelds!


 GPS Passionによると、GarminはGPSmap 60CxおよびGPSmap 76Cxという機種を出すという。またこの記事のリンク先によると、60Cx, 60CSx, 76Cx, 76CSx, Legend Cx, Vista Cxという機種が出るという。 これらは、高感度が売りのSiRFstarIIIチップセットを搭載するらしい。


 今まで、Garminが主力としている(と個人的には考えている)ハンディGPSにはSiRFstarIIIチップセットは搭載されていなかったが、ついに搭載されることになったらしい。


 まだGarminのサイトには無いので真偽も含め詳細は不明だが、今後の情報に注目していきたい。



(追記:結局、Legend Cx, Vista Cx には SiRFstarIIIは搭載されなかったようです)
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ドコモのGPSに対する取り組み

2005-11-25 10:19:07 | GPS
キッズケータイ「SA800i」は子供の“お守り”(ITmedia)

 SA800i、イマドコサーチ、の発表会における取材記事。ここにドコモのGPSに対する取り組みが書かれている。

「SA800i」は「子供にとってお守りみたいなものになる」(クリエイティブディレクター)とのことだ。
「お守り」とするだけあって、その考え方は徹底してる。それはこちらの記事に書いたとおりだ。


 さて、「GPS 対応機種は随時拡充」(記事)するそうだ。
「比率はこれから増えていく。ただし普通に載せていくだけでは使ってもらえない。(イマドコサーチのように)敢えてGPSが付いていなくても使えるサービスを用意し、エントリーバリアを減らした」(夏野氏)とのことだ。
 つまりは、GPS がなくても使えるサービスをまずは使ってもらい、GPS つきケータイを提供して「GPS を使えばより便利になりますよ」ともっていくつもりなのだろう。また「エントリーバリア」はau 端末で GPS がそれほど用いられていないことを想定しての言葉だろう。
 なお、「イマドコサーチ」のサービスインは来春だ。端末の発売は来年3月だ。

 方針としては理解できる。SA800i に盛り込んだ子どもを守るための仕組みも充実している。が、遅すぎる。

 GPS で先行している au では、既に GPS 搭載ランドセル(ITmedia) で用いられているココセコムで実績を出している。
 au のケータイは GPS を持つだけでなく基地局測位の精度も高いので、このような用途に使用することもできるのだ。

 では、ドコモ端末はどうか。
 FOMA の基地局測位の精度はイマドコサーチのような用途には使い物にならず、GPS をつけたところで空が見えない(GPS 電波が届かない)と測位はできない。そんな中で、「比率はこれから増えていく。ただし普通に載せていくだけでは使ってもらえない」と悠長なことを言っている時間的余裕がドコモにはあるのだろうか?

 言葉が悠長な上に、SA800i の発売は来年3月。「イマドコサーチ」のサービスインも来春。なぜ来春発売のケータイの話を今頃??? 例えて言うなら、902iS の話を今からしているようなものだ。


 まぁ企画端末に新サービスの説明だからであろう。しかしうがった見方をすれば、昨今のひどい事件からケータイに対する GPS 搭載の要求が高まり、顧客が GPS の無いドコモから au に流れていくことに対して、ドコモは何かしらのポーズをしてみたかったのではないだろうか、とも考えらないこともない。
 
 新規 GPS つき端末の開発を発表し「比率はこれから増えていく」と表明する。これで GPS に対するドコモの姿勢が消極的でないと見せる。さらにその端末は「子どものお守り」になり得る機能を持ち、子どもの安全に対しても積極的な取り組みを見せる。それで、顧客をつなぎとめる。そういうことではないのか?

 恐らく、2007年4月のGPS機能義務づけを見越して 903i あたりからドコモのケータイにも GPS が搭載されるだろう。
 しかし au は GPS つき端末で先行し、徐々にその使い方もこなれつつあると考えている。
 そんな中で「比率はこれから増えていく。ただし普通に載せていくだけでは使ってもらえない」とする余裕はあるのだろうか?
 取り組みの遅れているドコモは、早くに測位機能に対する取り組みを表明していく必要があるのではないだろうか。それも GPS だけでは au に負けることは明らかなので、別の測位手法と組み合わせ、au と同等以上の場所で、au と同等以上の測位性能を見せる必要があると思う。
 高感度 GPS は SiRF starIII などの例があるが、この程度のものを搭載するだけでは不十分だ。結局は宇宙に浮かぶ衛星からの電波が受信できないと GPS では測位できないし、その上ケータイではアンテナサイズも限られて感度が低下するのは明らかだ。

 ちょっと極端でありえない話ではあると思うが、例えば PHS 基地局網を維持し、それを用いた測位機能を搭載する程度のことは必要なのではないだろうか。この手法であれば数百メートル程度の精度では位置を知ることができるし地下を含めいろいろな場所に設置されているので、GPS の補完にはなると思う。
 Bluetooth、RFID、無線LAN などその他の無線を使用した位置測定に比べれば、今のところの設置率から考えれば実現性はあるかもしれない。
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Forerunner 305

2005-11-25 08:41:00 | GPS
 GPS Passion によると、Forerunner 305というものが開発されているらしい。

 GPS Passion には、番号の振り方が Edge と似ているから SiRF チップセット搭載か? と書かれている。確かにそうかもしれない。

 なかなか楽しみだ。ただ個人的には Foretrex がいいのだが・・・
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日本TI、 携帯向け1チップ GPSソリューションを発表

2005-11-25 04:33:04 | GPS
日本TI、 携帯向け1チップ GPSソリューションを発表(プレスリリース)
日本TI、OMAPと組み合わせるGPSチップ(ITmedia)


 TIは、1チップGPSソリューションを開発しサンプル供給を開始したと発表した。
 特徴は、
・小型
・部品点数が少ない
・低消費電力
・高性能A-GPS機能
だ。

 小型で部品点数が少なければ、消費者はGPSつきでも小さなケータイを手に入れることができる。また安さにもつながるだろう。
 低消費電力であれば、消費者がGPSを動かしても電池が長く持つことになる。
 高性能であれば、消費者はいろいろな場所で測位をすることができる。

といったように、メリットが大きい。
 技術的には DRP が注目すべき点で、これによりデジタル信号処理、RF 部など今まで複数の部品を必要としていたものが1チップに収まってしまった。

 量産時期は2006年第2四半期とのことで、DoCoMo 903i の世代では使うことができそうだ。

 なお、A-GPS 技術は ITmedia の記事によると、「スナップトラック社の方式を基本として、TIで拡張を行っている」(日本TI)とのことだ。SnapTrack 社は Qualcomm の子会社で、Qualcomm の gpsOne にも同社の技術が使われている。この「拡張」により、例えば MSM6250 と比較しどの程度 GPS 機能が向上したのか、興味のあるところだ。

 この GPS 性能については残念ながら、「3GPPや3GPP2規格が要求するA-GPS性能要件を超える微弱な衛星信号から高速な位置測位 (TTFF)を実現」(日本TI)としかなく、米国のページを含め具体的な表現は記載されていない。
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三菱電機がシステム発売 上下水道設備の維持管理 GPS使い効率化

2005-11-25 04:05:03 | GPS
三菱電機がシステム発売 上下水道設備の維持管理 GPS使い効率化(日刊工業新聞)
 三菱電機が、同社の高精度GPSを用いて上下水道に関する設備(埋設管や弁栓類など)の詳細な位置情報を特定するためのシステムを構築し販売するとのことだ。4000万円から。(同)

 最近、業務用の GPS 応用分野で三菱電機の名を聞くことが多い。同社は高精度GPS測位サービスPASを持っており、このシステムの持つ「2cm程度の精度(三菱電機)」の特徴を活かし、最近いくつかのサービスを展開している。また他方ではCOCO-DATESという位置時間証明情報提供サービスも運用し、位置情報サービスの扱いに積極的に見える。
 また、別の新聞記事によると、Bluetooth GPS 受信機の販売も検討しているようだ。恐らく先日 CEATEC で見た受信機の改良版と考えられる。今後も三菱電気の動きには少し注目してみたい。

 業務用であり4000万の価値があるかはわたしには分からないが、高精度に位置を特定できるとさまざまなサービスを考えることができるという一例にはなるだろう。

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ドコモ、端末の位置情報確認サービス「イマドコサーチ」

2005-11-25 03:58:42 | GPS
ドコモ、端末の位置情報確認サービス「イマドコサーチ」(ITmedia)

 ドコモは、SA800i の発表にあわせ、「イマドコサーチ」というサービスを発表した。これは、保護者がケータイの位置を知ることができる(第三者検索)というサービスだ。探すことのできる端末は FOMA に限られるようだ。GPS 対応なら GPS 機能を使用し、そうでなければ基地局を用いておよその場所を知ることができる。
 プレスリリースおよび記事によると、

・いますぐ検索機能
 iモード端末やPCから、ケータイの場所をすぐに知ることができる。
・スケジュール検索機能
 あらかじめ設定した時刻に、ケータイの場所を知らせてくれる機能。
・エリア監視機能
 スケジュール検索機能と連動し、ケータイの場所を知らせると同時に指定したエリア内にいるかどうかも知らせる機能。

が使えるようだ。

 なかなか強力な機能を備えているように見える。SA800i と組み合わせればうまく使うことができるだろう。
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ドコモ、GPSで「子供を守る」携帯SA800iを発表

2005-11-25 03:54:57 | GPS
ドコモ、GPSで「子供を守る」携帯SA800iを発表(ITmedia)

 NTTドコモの子ども向け新ケータイ、SA800i。来年3月発売。SA700iS と同様に GPS を搭載している。
 キッズケータイ(ドコモ)と銘打ち、「子どもへの配慮と保護」をコンセプトにした端末とのことだ。このコンセプトに従い、
・防犯ブザー
・電源OFF時連動機能
・バッテリーロック
・キッズモード
・直デン機能
を搭載し、デザインも子ども向けになっている。
 また、新サービス「イマドコサーチ」にも対応する。

 これまで起きた子どもに対する犯罪を検証し、メーカの立場で徹底してやれることをやった、という感がある。
 すごいのは、

・防犯ブザー連動機能
 防犯ブザーがついていて、使うと自動的に音声通話をかけるとともに自動的に位置測定をして保護者に通知することができる。

・電源OFF時連動機能
 電源をOFFにすると、切れる前に自動的に位置測定をして保護者に通知することができる。
 さらに、電源OFF時にも定期的に電源が入り位置を測定して保護者に通知することができる。

・バッテリーロック
 専用工具を使用しないとバッテリを外すことができない。


 ケータイを捨てたり破壊してしまえばどうしようもないが、そうでもしない限りはその位置を知ることができるという優れものだ。
 ちょっと大きめのようだが、もしかしたら大き目の GPS アンテナが内蔵されているのかもしれない。

 これでようやく、測位性能以外は DoCoMo も au の背中がようやく見えてきた、というところだろうか。GPS 機能は SA700iS と同様ケータイ用チップの MSM6250 に依存していると思われるので、空が見えないと測位ができないという致命的な弱点が残るであろうところが、残念なところだ。

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GPSで遭難未遂

2005-11-23 00:04:51 | GPS
GPSで遭難未遂(Blog)

 GPS を信じて遭難しそうになった人がいた、という Blog 記事を見つけた。
 なんでも山中で、何かしらの GPS 機器が表示する矢印の方向に進んでいって、本来進むべき方向とは逆向きに歩いていってしまったらしい。
 なかなか謎な事件だ。なぜこんなことが起きたのだろう?
 記事では、
・受信状況によって不正確になることがある
・誤差もある
・入力ミス
が挙げられているが、一番可能性が高そうなのは入力ミスだと思う。恐らく、ゴール地点の入力を間違えたのだろう。例えばスタート地点を入れてしまったとか・・・
 確かに指摘のように不正確であったり誤差もあるが、遭難するほど誤った方向を表示し続けるとは思えない。
 とは言うものの、GPS を使うのであれば、例えば時たま空がよく見える場所でじっとして最新の航法メッセージ(アルマナック、エフェメリスなど)を拾って測位をしやすくするなどの対処が必要になるのかもしれない。


 今後はこの記事にあるように、GPS を信じすぎて事故に会うようなことが起きるのかもしれないが、逆に、GPS によって命が助かることも出てくると思う。

 例えば、遭難した人がケータイで連絡を取る、ということをたまに聞く。基本的にケータイの GPS は Assisted GPS であり、電波が届けば感度・精度とも高く測位をすることができる(電波が届かなければ測位できないが)。
 電波が届けばその結果を第三者が知ることもできる訳で(あらかじめ設定しておくとか、ケータイの所有者が許可しないとダメとか、制約はいろいろあるけれども)、これはなかなか有用なツールだ。
 そもそも、その内ケータイから 110 番にかけると位置を通報するようになるので、そうなれば複雑な手順もなく緊急時に位置を連絡できるようになる。

 しかしこのような記事を見ると、技術を過信してはいけないなぁ、と痛感する。気をつけよう。
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【特別企画】デジカメをGPSで楽しむ

2005-11-22 23:22:27 | GPS
【特別企画】デジカメをGPSで楽しむ(デジカメ Watch)

 デジカメに GPS の位置情報を加えて楽しもう、という企画。
 GPS の簡単な説明、Exif に GPS 情報を加える方法、Caplio Pro G3 と CFGPS2 を用いた実演、が記載されている。入門編だが、興味のある方には参考になる。

 記事にもあるように、デジカメに GPS を直接接続する方法はあまり一般的ではない。最近では D200 に GPS 機器から情報を入力できる、という記事があったが、そのような記事が話題になるほど、一般的ではない。
 個人的には、例えばプロカメラマンが風景写真を撮ったり何らかの記録映像を撮ったりした場合にも、写真に位置情報がついているのは有効だと思う。そういう意味で、D200 のアプローチは好感が持てる。

 ということで現在できることは記事にあるように、
・au などの GPS つきケータイで写真を撮る。
・GPS ログと写真を別々に撮り、あとでカシミール3D などを用いて写真に対して GPS データを追加する。
が挙げられる。

 まず GPS つきケータイで位置情報を撮ることだが、わたしはこの方法が今後有力になっていくのではないかと考えている。ケータイメーカがやり方を工夫すれば最も手軽にできるし、測位も通信が必要とは言え Assisted GPS なので高速であり高感度だ。記事では海外での不安が書かれていたが、Vodafone の GPS つきケータイならば可能なのだろう。

 次に GPS ログと写真を別々に撮る手法だが、デジカメが GPS との I/F を持っていないのが一般的なので、最も現実的な方法だ。カシミール3D のデジカメプラグインを用いれば簡単に使用することができる。
 記事の書き方を見ると次回もあるのかな、と思われるので期待しよう。
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携帯電話で観光案内 ナビ・システムを開発

2005-11-22 07:47:28 | GPS
携帯電話で観光案内 ナビ・システムを開発(河北新報社)

 以前触れた垂水香川大教授によるナビ・システムの実験の話題続報。
 スペース・タグという先生が開発した概念を導入したナビシステムだ。

 おもしろいのは「スペース・タグ」で、「観光案内や観光客が残したメッセージを読むことができる」(同)というのはスペース・タグ1つであるから、これをいよいよ商用化していくということなのだろう。

 ただ気になるのは、「2年後の実用化を目指している」(同)という実用化時期だ。ちょっと遅すぎないだろうか?
 主要なアプリケーションは GPS ケータイだろう。今は au のケータイには標準でついているのが、DoCoMo や Vodafone のケータイにはこれからだ。2007 年春の法制化があるため、DoCoMo で言えば1年後の 903i には GPS を標準(まではいかないかもしれないが)で載せてくるものと考えられる。Vodafone も同様だろう。
 ビジネスとして成功させるのであれば、GPS つきケータイが一気に増えるであろう1年後を狙いたい。au で名を馳せた NAVITIME はじめ、各サービス事業者はこの法制化を見越してサービスを充実させてくるだろうし、わたしが思いつかないような位置情報の楽しい使い方も出てくるかもしれない。また Yahoo!、Google、goo などもケータイ向けのサービスを充実させてくるだろうし、moblog との連携もより一般的になるだろう。
 そんな中、2年後というのはこの波に乗り遅れてしまわないだろうか?
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インクリメントP、電子地図ソフト「MapFan」最新版を発売

2005-11-22 00:23:25 | 位置情報・地図
インクリメントP、電子地図ソフト「MapFan」最新版を発売(ITmedia)

 インクリメントPは、MapFan の最新版「MapFan PLANNER」を発売する。特徴は、VICS を使用しての最新渋滞情報、および過去の渋滞情報の参照だ。かつ、カーナビのように渋滞を加味しての経路探索ができるとのことだ。
 また「ドライブマップ印刷機能」なるものがあり、検索した経路を分かりやすいように印刷できるとのことだ。
 価格は最も安いオンライン版が 5980円。全てのパッケージで、次年度から 4980 円/年 必要となる。

 VICS との連動についてだが、最近ゼンリンデータコムでもits-mo Navi のアップデートにより利用できるようになった(ただし、7820円/年が必要)。

 注意すべきは、これは MapFan.net のアップデートでは無いという点で、Mapfan.net とは別のパッケージ版だ。最初見たとき、てっきり持っている MapFan.net で渋滞予測までできるのかと思ってしまった。なお、MapFan.net のユーザーはオンライン版が 4980 円/年で利用できるようになる。


 それにしても、毎年 4980 円かかるとは、ゼンリンのものよりも安いにしても、高い。渋滞予測にの取得にかなり費用がかかるのだろうか?
 また、GPS との連携はできない。これは不便で、従って Super Mapple Digital の置き換えにはなり得ない。

 MapFan.net を超える、カーナビ並の経路検索機能を必要とする人には必要そうだ。渋滞情報も加味できることから探索の精度も高そうだ。ゼンリンのソフトよりも安いので、いいのではないだろうか。
 逆にこのような機能を不要と考える人には特に必要はなく、安価な Mapfan.net や無料の Google Mapsgoo 地図などで特に不便は感じないと思う。さらにルート検索も(どこまで使えるのかは不明だが)、渋滞の加味も含めてgoo 地図のルートガイドで可能であり、それほど使わないのであればそちらで十分だろう。

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「goo タウンページ」でスクロール地図から電話帳の検索が可能に

2005-11-19 12:38:15 | 位置情報・地図
「goo タウンページ」でスクロール地図から電話帳の検索が可能に

 gooタウンページはスクロールする地図を統合したとのことだ。
 スクロール地図は直感的に操作しやすく、かつ見やすい。gooでもgoo地図goo地域でスクロール地図を展開していたが、今回のリニューアルでgooタウンページの持つ「1,100万件」(プレスリリース)の情報をスクロール地図上で見ることができるようになり、より利便性が向上するだろう。
 なお、iタウンページでも利用できるようになったとあるが、今回のリニューアルの恩恵を受けるためにはすいすい地図でらくらく検索から検索する必要がある。基本検索での検索機能を置き換えるのではなく、新規ページを作成して機能を追加したことは分かりづらいと思うのだが、何か理由があるのだろうか。ブロードバンド環境が前提となってしまい全ての人には提供できないからだろうか?

 なお、gooタウンページのスクロール地図には現在問題がある。画面が縦に長いのでブラウザで下にスクロールさせた状態で使用している場合、地図をスクロールさせるとブラウザの画面が上に戻ってしまうのだ。firefoxでもIEでもそうなので、そういう仕様なのだろう。その内修正されるだろうから、そうしたらまた試してみたい。


 より利便性が向上するのは喜ばしいことだ。Yahoo!、Google、Microsoftの競争に目が向けられているが、gooも負けずにサービスの向上を目指していただきたい。
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ジャングル、「携帯マスター16」を発売

2005-11-19 01:35:24 | 位置情報・地図
ジャングル、「携帯マスター16」を発売

 ケータイのバックアップ・書き戻しなどをするソフト「ケイタイマスター」の新版が発売される。

 特徴は、Super Mapple Digital Ver6.0 の同梱(30,000本限定)だ。なんと、「地図データは広域図、中域図で全国エリアをフルカバー。さらに政令指定都市を含む約200市町区村の詳細図を収録」とのことだ。
 中域図はおよそ25,000分の1に相当する(と思う)。Super Mapple Digital Ver6.0 が中域図まで入っているというだけでも、お買い得なパッケージだ。

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