ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

Mio DigiWalker P560 購入1

2008-01-31 20:00:44 | GPS
Mio P560

 Mio DigiWalker P560 を購入した。なおMioのサイトに製品の案内が出ている。

 なぜ P560 なのか、というと、新しい MioMap を使ってみたかったからだ。
 MioMap は日本での PND 黎明期(と言っても2年前だが)に購入した C310 で初めて使用した。所有の車にカーナビがついていなかったのでしばらくは使っていたのだが、ちょっとその使いづらさ(特に検索機能の弱さと分岐での音声案内がされないことがあること)からあまり使わなくなり、N903i 購入でケータイカーナビに取って代わられ出番は無くなってしまった。

 そのC310購入から2年経ち、新しい MioMap を搭載した P560 が発表された。この MioMap は最新の PND である C525 とは異なるもののようで、また2年前の P350 と C310 の同時発売とは異なり単独での発売だ。ということで新しい MioMap を試すには P560 を選ぶしか無く、購入に至った。
 今後発売される Mio の C525 系列には、この MioMap が搭載されるのだろうか。


 ちなみに PDA として P560 はどうか・・・ というと、ちょっと魅力に欠けるように思う。スペック的に弱いのは、
・液晶は3.5インチ、解像度は QVGA
・SDRAM が 64MB
・CPU の動作周波数が 400MHz
・CF スロットが無い
・USB ホスト機能が無い
あたりだろうか。
 CFやUSBホストには目をつむるとしても、ちょっと貧弱なスペックだと思う。

 優れているのは
・GPS搭載
・無線LAN搭載
・Bluetooth搭載
・2GB フラッシュ搭載(大部分は MioMap と思われるが)
・SDHC 対応
だが、無線LANやBluetooth、SDHC は今となっては目新しいものではない。

 通信機能を持った PDA なら、W-ZERO3 や EM・ONE のような Windows Mobile 搭載スマートフォンや、安価な iPAQ 112 がある。最近のソフトウェアアップデートにより iPod touch も魅力的になった。また同価格帯の EeePC は WindowsXp マシンで Windows Mobile よりは使いやすいだろう(重いが)。

 PND ということなら、3.5 インチ液晶搭載機は比較的安価に出ている。
 地図閲覧やナビなら、GPS搭載ケータイでも十分な機能を持つ。さらにケータイカーナビなら渋滞情報を得られるし地図はいつでも最新だ。


 このように、1つ1つを捉えれば中途半端とも思える Mio P560。ただ新しい MioMap が使い物になるのであれば、PDA+PND が1つで済むのでそこそこ魅力的になるかもしれない。
 ということで、買って試してみることにした。しばらくの間、レポートしてみたい。とりあえずはフラッシュの空き容量と GPS レシーバの使い勝手だろうか。
 さらに、新しい MioMap が PND(EN-4500)やケータイカーナビと比べてどうなのか、見ていきたい。
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auの2008年春モデル

2008-01-30 01:18:40 | GPS
au携帯電話の新ラインナップ10機種の発売について (ニュースリリース)
Cyber-Shot、防水、3インチ有機EL、スポーツファッションなど10機種──KDDI、au2008年春モデル発表 (ITmedia)
au、国内初の電子ペーパー搭載端末など春モデル発表 (ケータイWatch)

携帯がパーソナルトレーナーに「au Smart Sports Run&Walk」 (ITmedia)
携帯がランニングなどをサポート「au Smart Sports」 (ケータイWatch)

 KDDIは2008年1月28日、2008年春モデルを発表した。
 GPS好きとしてはやはりGPS搭載のケータイが気になるのだが、基本的にauのケータイは全てGPSが搭載されているので、その点はDoCoMoユーザとしてはうらやましいところだ。
 ただ気になるのは、ニュースリリースを見る限りでは電子コンパスつきの機種が無いこと。皆さんが使うかは別にしてあれば便利なだけに、残念なところではある。

 GPSの基本用途は地図閲覧だと考えられるが、そのために便利な VGA 以上の搭載機は、W61S のみ。あれ? と言った感じがする。DoCoMo の WVGA 機で地図閲覧やフルブラウザを使うと QVGA 機とは格段の差を感じるだけに、今となってはちょっと以外なラインナップなのだが、今でも一般的には VGA はさほど求められてはいないのだろうか。

 auの2008年春モデルの発表とともに、興味深いサービスも発表された。「au Smart Sports Run&Walk」だ。個人的に音楽は興味無いので、それ以外のところを見てみた。
 基本的には、GPSでログを取ってサーバに保存し、その結果をいろいろと使うというサービスだ。
 地図表示、距離、タイム、速度、消費カロリーはまぁ当たり前だろう。事前に決めたテーマ(現在は「スローランで美ボディ☆」「続けられるカラダ作り」があるそうだ)に従って、ケータイがトレーナーとしてガイドをしてくれるような機能やペースメーカーとして働く機能もあり、おもしろそうだ。
 さらにケータイWatchの記事によると「auからオススメの走行・歩行コースが約50種類(1月31日時点)」用意されていて、ITmediaの記事によると「「信号が少ない」「女性も安心」などといった特徴をもとにしたコース検索機能」によって検索できるようだ。
 GPSは何に使うの?という話もあると思うが、このようなアプリケーションが見えてくるとなかなかに楽しい。もちろん類似のサービスは既にあるが、一般的なケータイで、標準搭載のアプリでできてしまうのがおもしろい。
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SoftBank Mobileの2008年春モデル

2008-01-30 00:50:40 | GPS
2008年 春商戦向け新機種について (ニュースリリース)
VIERAにREGZA、防水、横開きフルキー端末、株ケータイやティファニーコラボも――ソフトバンク、春モデル15機種発表 (ITmedia)
ソフトバンク、2008年春モデル14機種を発表 (ケータイWatch)

 2008年1月28日、ソフトバンクモバイルは2008年春モデルを発表した。
 GPS好きとしてはGPS搭載モデルが気になるが、搭載されているのは

・920P
・921T
・820T
・821T
・X02NK

の5機種だ。ソフトバンクモバイルにしては比較的多いように思う。
 この内 820T はコドモバイル。821T はかんたん携帯。その用途から考えて GPS が搭載されてくるのは順当だろう。
 この中でフラグシップ的なモデルは 920P と 921T だ。GPS の用途で普通に考えられるのは地図閲覧だが、905i を用いている立場からすれば、VGA と HSDPA 対応は欲しいところ。これに叶うのは 920P のみとなる。これは P905i のソフトバンクモバイル版と考えればよさそうだ。

 興味深いのは X02NK(Nokia N95) だろう。国内では NAVITIME を利用できる。これはまぁ普通だが、Nokia のケータイだけあって、海外でも Nokia Maps が使える。この点が非常に興味深い。
 ただ実際に持っていないのでGPSがどのような具合で動くのかがよく分からない。国内でも国外でも Assisted GPS が使えるのだろうか? このあたりの記事を見る限りでは、少なくとも A-GPS を機能としては持っているようだが、日本で使えるのだろうか?
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Mio P560予約受付開始

2008-01-22 19:48:13 | 位置情報・地図
Mio P560

“Windows Mobile 6”搭載のスタイリッシュPND「Mio DigiWalker P560」 (ITmedia)

 Mio P560 が日本でも発売されることとなった。予約受付中、1/31からの発売だ。
 P560 はこのブログでも CEATEC での展示などで触れていたが、発売中の P350 の上位機種であり、Bluetooth や無線 LAN の搭載されているマイタック製 PDA だ。OS は Windows Mobile 6 だ。
 もちろん MioMap が搭載されているが、どうやら PocketMappleDigital は標準搭載では無いらしい。ちょっとこの点は残念だが、PDA工房のセットでは(エリアが製品版に比べれば狭いが) Super Mapple Digital Ver.8 がセットについてくる。
 注目は MioMap だ。PDA 工房の製品紹介別サイトの紹介を見ると(マイタックのページには紹介が無いので)、交差点の実写表示がされている。高速道路でのジャンクション・ICの分岐案内もあるようだ。使いやすさはかなり向上したのでは無いだろうか? 今後のマイタック製 PND にも期待が持てる。

 PocketPC系統のPDAはPocketPC2002搭載機しか持っていない私には、かなり気になる機種だ。とは言っても、eTrex もあるし、PND もあるし、SigmarionIII+CFカードタイプGPS受信機もあるし、これ以上GPS関連機器を購入しても・・・ というのはある(苦笑)
 それに、QVGAだし、CFスロットは無いし、結構高いし・・・
 いや、気にはなるのですが。

 なお、ナビとしての検索能力は、住所3400万件、電話番号780万件、POI 42万件(C525などのMioMapとは微妙に異なる)。ジャンル検索、周辺検索、50音検索をサポートしている。
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Skyhookのカバーエリア

2008-01-19 07:31:16 | 位置情報・地図
Skyhook社のカバーエリア

 アップデートされたiPhoneやiPod touchで使用されているSkyhook社のWi-Fiによる簡易測位機能についてだ。
 Skyhook社のページを確認したところ、東京近郊が一部カバーエリアに入っていることが確認できた。

 上記のページを見るとアメリカが表示されるが、スクロールしていくとアジア地域でもごく一部ではあるが、カバーエリアを示すらしい青い点が表示されている。これは東京近郊にもあった。ただし、さほど広い訳ではない。他にも、北京・ソウル・台北あたりがカバーエリアのようだ。
 iPod touchを持っている方は、確認してみるとおもしろいかもしれない。
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迷WANの新機種

2008-01-18 05:36:26 | 位置情報・地図
【東京オートサロン08】ブロードゾーンがPNDを4機種…迷 WANなど (レスポンス)

 東京オートサロン2008で、ブロードゾーンがPNDの今期春モデルを発表しているそうだ。
 新しいモデルは、BZN-350、BZN-600、BZN-700 の3機種。既に発売されている BZN-500 もそうだが、本3機種では地図がインクリメントP社製になっているとのことだ。記事によると、
・BZN-350
 3万9900円。3.5インチ、2GB SD モデル。
・BZN-600
 7万9800円。4.3インチWVGA、2GB SD モデル。ワンセグ対応、録画つき。
・BZN-700
 8万9800円。7インチWVGA、4GB 内蔵モデル。ワンセグ対応、録画つき。AV入出力端子つき。

 BZN-650 なるナビ(これはPNDでは無いようだが)の参考展示もあったそうだ。

 なお、発売中の BZN-500(6万9800円)だが、3月にはオービスや重点取り締まりポイントのデータを追加するバージョンアップがなされる予定だそうだ。
 BZN-500でオービスデータが無い点は、搭載地図が違うとはいえ従来モデルからのデグレードであったが、それが解消されることになる。恐らく新規モデルでは最初から搭載されているのだろう。

 安価な3.5インチモデルを残してきたのは評価できる。BZN-600はBZN-500のマイナーアップグレード版となるのだろう。
 注目はBZN-700。PNDでは初めて4GBのメモリを搭載してきた。PNDの7インチモデルはXROADの機種が既にあるが、昨年試作品を見た限りではその大きさを活かしているようには見えなかった。BZN-700はどうなのか、4GBの大容量メモリを利用してそのディスプレイの大きさを活かしてくるのか、注目される。

 地図の面では引き続きインクリメントP社製を搭載してきたことも注目できる。昨年、OEM元と考えられていたCARPOINT XROAD が BZN-400 などと同様ゼンリン地図を搭載して参入してきたことで、迷WANの立ち位置は微妙になっていた。新機種のハードウェアの製造元についてはよく分からないが、少なくともインクリメントP社製の地図を搭載してきたことで、他機種との違いをアピールすることはできそうだ。
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衛星「だいち」の精度不足、解決へ 宇宙機構

2008-01-17 03:08:44 | 位置情報・地図
陸域観測技術衛星「だいち」データの地図への利用 (JAXA)
衛星「だいち」の精度不足、解決へ 宇宙機構 (asahi.com)
精度不足の陸域観測衛星「だいち」、3月までに改善めど (YOMIURI ONLINE)

 先日来、「だいち」には「陸域観測衛星だいち、誤差やノイズで地図作れず」、という問題があると報道されてきた。その内容は、姿勢制御が十分にできず十分な高さ精度が得られないことと、観測したデータに過度なノイズが乗る、というものであり、それにより主目的である「1/25,000の地図を作る」には不十分と指摘されていた。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月16日、宇宙開発委員会において、解決の見通しを得た、と発表した。その概要は、
・高さ方向の精度問題については、地上基準点を併用する。また観測データを蓄積している。これにより所望の精度を達成できる。なお高さ精度が得られなかった原因は姿勢制御には無い。12月末までに技術的な確認はできていて、1月から適用する。
・ノイズについては、低減手法を開発し、12月末までに効果を確認した。3月から適用する。
ということらしい。


 報告内容を見ると、読売新聞などにより「だいち」が所望の性能を得られない旨の報道がされ問題となったため、それに対する JAXA の正式見解が今回の報告、ということのようだ。
 読売の記事を見る限りでは「基本図作りの衛星としては初めてだったので、想定外のことが起きてしまった。今回の経験を次号機に生かしたい」(宇宙機構)などとかなり悲観的な書き方であったが、JAXA の報告を見る限りでは技術者レベルでの問題解決は12月末にはできていた、ということになる。

 とにかく、問題が解決できる見込みで何よりだ。
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iPhoneの地図機能強化とiPod touchへの地図機能搭載

2008-01-17 02:37:28 | 位置情報・地図
アップル、iPod touchのソフトウェアを大幅にアップグレード (ニュースリリース)
iPod touchに5つのアプリケーションが追加 (ITmedia)
Apple、iPod touchとiPhoneに新ソフトを追加するアップデート (AV Watch)
アップル、iPhone/iPod touchのソフト更新 (ケータイWatch)
「iPod touch」に有料ソフトウェアアップグレード、新ソフト追加など (INTERNET Watch)
アップル、iPod touchにメールや地図などを追加できる有料ソフトウェア (BroadBand Watch)
【Macworld】GPSは無いけど現在地が分かる,iPhoneのアップデートで地図機能が強化 (ITPro)
iPhoneにソフトウェアアップデート――現在位置を把握も可能に (ITmedia)

 米Appleは1月15日、iPhoneおよびiPod touchのアップデートを発表した。
 iPhoneのアップデートにより、無線LAN及び基地局測位を用いた簡易測位機能が追加された。これは米Skyhook Wirelessと米Googleの技術による。Google 側の技術は、My Location機能を用いているものと推測される。
 iPod touchのアップデートにより、iPod touchではiPhone同様の「Maps」が使えるようになる。無線LANを用いた簡易測位機能も使える(さすがにケータイでは無いので、基地局測位は使えない)。


 iPhoneからケータイ機能を取り除いたようなiPod touchだが、なぜかiPhoneと比較するとケータイとは関係の無いアプリケーションが削られていて、その1つが「Maps」だった。今回の機能追加で「Maps」がiPod touchでも利用できるようになり、iPod touchへの興味が沸いてきた。

 気になるのは、iPod touchの無線LANによる簡易測位機能が日本でも使えるのか? という点だ。これについては明記している記事も無く、また Apple の日本向けニュースリリースを見ても「マップによる位置情報機能、交通情報の取得、および経路検索の機能については地域や使用環境により、サービスの提供の有無と、それらの精度が異なります。」とあるのみで、「地域」の具体的な名称については挙げられていない。
 ただし ITpro の記事では、簡易測位機能の内 Skyhook 社については「米国とカナダにある2300万個のWi-Fiホットスポットの情報をデータベース化」「将来的に欧州圏やアジアにも広がる予定」としていて、こちらの技術は日本では使えない。Google Maps for Mobile の「My Location」はケータイの基地局測位についての記事はあるが、無線LANスポットを用いたという話は聞かない。
 とすると、日本では簡易測位機能が使えないことになってしまうが、実際はどうなのだろう? 既に日本の無線LANスポットの位置データベースがあるのだろうか。

 無線LANの簡易測位機能と言えば、日本では SONYコンピュータサイエンス研究所の PlaceEngine がある。Apple が SONY と提携してくれれば便利に使えそうなのだが・・・・・ 無理か。

(08.1.18追記)
メールや地図が利用できるiPod touchの有料ソフトウェアレポート (BB Watch)
 BB Watchの記事によると、無線LANによる簡易測位機能は「東京で利用できることは確認している」(アップル)とのことだ。ただし市ヶ谷では測位できなかったとのこと。
 トラックバックをいただいたが、日本でもiPod TouchでMapの位置情報取得機能が使えたによると、新橋では可能とのこと。使えることが分かっただけでも、今後の展開に期待が持てる。

(08.1.19追記)
Skyhookのカバーエリア
 Skyhook社のサイトを確認したところ、東京近郊が一部カバーエリアに入っていることが分かった。
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陸域観測衛星だいち、誤差やノイズで地図作れず

2008-01-09 12:56:15 | 位置情報・地図
550億円の陸域観測衛星、誤差やノイズで地図作れず (YOMIURI ONLINE)
観測衛星「だいち」の精度不十分、地図作れず (asahi.com)
JAXAのだいちサイト
JAXAのだいちサイト
JAXA標準プロダクトの精度評価結果
参考資料

 読売新聞の報道によると、およそ2年前に打ち上げられた陸域観測衛星「だいち」のデータが、その主目的である「全世界の1/25,000地図を作製する」に、単独では精度不足であることが分かったという。
 個人的にはだいちのデータには期待していただけに、がっかりなニュースだ。

 報道によると、
・姿勢制御の問題で、高さ方向の精度が6m程度(想定は5m以下)となっている。
・送信時にデータを圧縮しすぎて、伸張時にノイズが乗る。
という問題があるそうだ。姿勢制御は復旧する可能性があるが、画像ノイズ修正には限界があるとのことだ。

 問題になっているのは「PRISM」というセンサーだと考えられる。これは2.5mという高精度の分解能を持つ。しかしこの分解能を活かすにはだいちの軌道・姿勢が高精度で分かっている必要があり、姿勢制御の問題で精度が劣化するというのはありそうだ。
 また、参考資料などを見ると、画像のノイズはJPEG圧縮によるブロックノイズのようだ。

 地図作製には不十分となり非常に残念ではあるが、それでもだいちは JAXA のサイトにあるようにいくつもの成果を出してはいる。今後もその成果に期待をしていきたい。
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カーナビとモバイルナビの利用意向調査結果紹介

2008-01-08 14:59:30 | GPS
モバイルのGPS機能はカーナビの代替となるか--カーナビとしてのモバイル利用意向は16.9% (CNET)

 カーナビとモバイルナビの利用意向調査、というものが実施された。
 自動車保有者1129人が母数だ。

 カーナビ保有者:55.3%
  純正:55.6%
  会員制サービス利用あり:12.7%
 モバイル機器(ケータイ・スマートフォン)でのカーナビサービス利用
  あり:12.1%
 利用したいナビゲーション
  メーカー純正(オペレーター・会員サイトあり):28.1%
  メーカー純正(オペレーター・会員サイトなし):19.0%
  カーナビメーカー製(会員サイトあり):25.8%
  カーナビメーカー製(会員サイトあり):18.6%
  ポータブルナビ:16.3%
  モバイルでのナビ:16.9%
  ゲーム機でのナビ:1.4%

 記事での分析にあるようにオペレーターや会員サイトと言った付随サービスを望む人が、望まない人よりも多いようだ。あればあったで何かに使えるだろうから、ということだろう。
 一方、ポータブルナビ(PND)とモバイル機器でのナビがそれぞれ16%ある。これらの人は、ナビは欲しいが安く済ませたい、という人たちだろう。特にケータイならば定額制に加入していれば、大きな出費無しに最新地図を持ったカーナビを手に入れられる。

 ケータイナビは個人的には注目している分野ではある。それは価格では対局にあるメーカー純正の高価なナビと同様通信機能を持ち、かつそれを費用を気にせずに使えるからだ(定額制を利用しているだろうから)。記事にあるようなクチコミ情報が付加価値になるかは分からないが、自由に通信ができるということは付加価値を持つ可能性を秘めている。少なくとも、最新の情報が常に使えるというのは大きなメリットだ。
 しかし、完全に通信に依存しているケータイナビは、ケータイが通じないところでは使えないという大きな弱点がある。また、画面の小ささはいかんともしがたい。せめて、au のような Standalone GPS と、大容量の外部SDカードを活かした地図データの自動的な事前ダウンロードができる、圏外でも使えるようなケータイナビは実現できないだろうか?
 それに、P905iのようにナビ画面を外部出力できて、それがケーブルレスでできれば・・・
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ナビタイムジャパンへのインタビュー記事紹介

2008-01-08 07:39:20 | GPS
狙うは経路検索サービスの「世界標準」 (ITPro)

 ナビタイムジャパン社長へのインタビュー記事。
 特徴は、複数の移動経路を同時に検索できる、トータルナビ。
 ケータイサービスは現在(昨年末?)200万人。6-7割がEZナビウォークとのこと。
 今後は、海外用サービスとしての Global NAVITIME、および現地向けサービス。国内ではサービスの稼働する端末を増やすこと、とのこと。

 ケータイ向けナビでは複数サービスを利用しているが、ナビタイムが一番信頼性が高いと思っている。鉄道検索のみであれば乗り換え案内などと比較しても遜色無い。トータルナビという面ではDoCoMo向けサービスでは地図アプリがライバルになると思うが、経路検索の信頼性、ナビゲーション機能の面でもナビタイムの方が上だと思う。実際のところ、他社サービスを試しに使用しているときに、「ここでナビタイムを使っていれば・・・」と思うことが何度かあった。
 ただ、使い勝手という面ではまだまだ向上の余地があると思う。DoCoMo向けアプリは数度バージョンアップをしているが、バージョンアップに伴いナビ画面が見づらくなったり、というのもあった。複数へのデバイスの展開はもちろん必要だろうが、既存サービスの質の向上もお願いしたい。
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