GPSを搭載した腕時計型トレーナーに新モデル

GPSを搭載した腕時計型トレーナーに新モデル (ケータイWatch)

　いいよねっとは4月6日から、ForeAthlete 101およびForeAthlete 301を発売すると発表した。
　恐らく、Forerunner 101とForerunner 301の日本語版と推測される。もし英語版でも構わないのであれば英語版の方が安いので、そちらをお奨めしたい。

　ForeAthleteは腕時計タイプのGPSつきトレーナーだ。

　ForeAthlete 101はPCと接続できないのが注意点だ。単四乾電池2本で動作する。
　ForeAthlete 301は充電池を内蔵したタイプで、心拍数を測定するためのトランスミッターがついている。

　いずれも純粋なGPS受信機というよりはGPSを利用した腕時計型トレーナーだ。パソコンGPSの説明によると、GPS受信機として用いるのであれば Foretrex シリーズがいいらしい。


Fr101

Fr301

キッズケータイSA800iの販売台数

ドコモ中村社長、「今のワンセグではメリットなし」 (ケータイWatch)

　記事によると、SA800iの販売台数は現在8万台弱とのこと。小学生向けなどで実績が出ているらしい。
　参考までに、以前の記事によると、１ヶ月前のSA700iSの出荷台数は16万台弱。

携帯ナビゲーションの道は一日にしてならず

携帯ナビゲーションの道は一日にしてならず (ITmedia)

　神尾寿氏のITmedia記事、auのナビゲーションサービスについて。ケータイGPSのナビゲーションについて興味のある方は、それほど長くないので見ていただければと思う。
　記事での指摘はうなずけるものばかりだ。

　このナビゲーションサービス、KDDIとQualcommの、BREW 戦略がその力を発揮しているようだ。逆に言うと、コンテンツプロバイダ任せ(記事)ではｉアプリの制限を越えられず、結局 EZ ナビウォークに相当するほどのサービスは展開できない。NAVITIME のｉモード向けサービスが、それをよく示している。
　ただ、SA700iS に内蔵されている「ナビゲーション」は比較的使いやすい(少なくとも NAVITIME のｉアプリよりは使いやすい)。SA700iS のように「標準機能化し、端末と一体的なサービス開発体制の構築」(記事)ができれば、ドコモケータイでも使いやすい GPS アプリケーションを実現できることが分かる(SA700iS は BREW を載せているという特殊事情はあるが)。

　しかし、ナビゲーションサービスがいかに「解約率の低い」(記事)優良コンテンツだとしても、auですら75万人程度(*1)のユーザー数しか獲得できていないサービスに対して、ドコモが「標準機能化し、端末と一体的なサービス開発体制の構築、さらにキャリア内部でのノウハウの蓄積と人材育成」(記事)という負担の大きな活動をすぐ(903iの時期(*2))に開始するとは思えない。もし開始できたとしても、「一日にしてならず」(記事)というのだから、すぐにEZナビウォークのレベルに達することはできないだろう。

(*1) 「GPSケータイ市場の動向と今後の展望のさわりによると、05年12月でauのGPSケータイは1,574万台だそうだ。
(+2) 903iの時期には、ドコモケータイの複数の機種にGPSが載ると言われている。

　わたしはドコモに囲い込まれ SA700iS を使っているが、せっかく GPS を載せていても 700i系なのでいくつかの地図コンテンツサービスが利用できない。903i が出る頃には買い換えたいのだが、この記事によるとナビゲーションなどの使い勝手の面ではあまり当てにはできないようだ。

　ナンバーポータビリティが実現したときに乗り換えるのか。その MNP が実現される2006年秋は 903i の発売時期だ。一縷の望みを、903i と展開されるサービスにかけている。

GPSの義務化に向け、「3Dナビ」で優位に立つ──KDDI

GPSの義務化に向け、「3Dナビ」で優位に立つ──KDDI (ITmedia)

「3Dナビ」発表時の、KDDI/ナビタイムの会見をまとめた記事。昨日の記事に追加し、気がついた点を記載してみる。

・ナビサービス利用者の75%が定額制に加入
　以前、KDDI でパケット定額制が始まったとき、これで EZ ナビウォークのユーザーがかなり増えるだろう、と予想したことがあった。普及の阻害要因が地図閲覧に伴うパケット使用料だろうと考えたからだ。結果的にその予測は外れた。ただこの結果を見ると、ナビサービスを使ってみる－＞案外便利に使えて何度か使ってみる－＞料金が気になる－＞パケット定額制へ、という流れがあるようだ。

・独自フォーマットを利用し軽量化
　元々5MBくらいの立体地図をナビタイムが50分の1に軽量化、100KB程度にしているそうだ。

・BREW だからこそできた技術
　DoCoMo ユーザのわたしとしては残念だが、ここは三洋にがんばって欲しいものだ。三洋の DoCoMo 端末は今のところ BREW 搭載で、ｉアプリは BREW の上に載せている。「ナビゲーション」という BREW アプリが載っているが、これを更に機能向上し、EZ ナビウォーク相当にしてもらえないだろうか？　他の DoCoMo 端末メーカにはできないことなので、三洋端末の差異化につながると思うのだが。

・GPS義務化に向け、新サービスも開発中。
　ナビサービスをベースとしたコミュニティサービス、だそうだ。目指すのは（人の移動をトータルでアレンジする）コンシェルジュのようなサービス(記事)だそうだ。KDDI とナビタイムが今後どのようなサービスを展開してくるのか、大いに注目できる。

PHS網を利用した「ウィルコム位置検索サービス」を提供

ウィルコムプレスリリース
ウィルコム位置検索サービス (ウィルコム公式サイト)
PHS網を利用した「ウィルコム位置検索サービス」を提供 (ITmedia)
ウィルコム、位置検索サービスを4月6日開始 (ケータイWatch)

　ウィルコムは28日、PHS基地局での位置検索サービスの開始を発表した。4月6日から利用できる。
　何ができるのかと言うと、

・第三者検索
　ウィルコムPHS・携帯電話・パソコンなどから、ウィルコム端末の場所を知ることができる。
・自己位置通知
　予め指定した最大2ヶ所のメールアドレス宛に、位置情報を含むURLをメールで送る。ただし一部の機種を除く

だそうだ。
　初期登録料525円、月額315円。検索には11回目以降5.25円かかる。

　ドコモのイマドコサーチの、ウィルコム版だ。プレスリリースにあるように、PHSは屋内などでも位置が検索できる特徴がある。ただしGPSがその性能を発揮できる場所では、GPSにはかなわない。
　GPSとPHS基地局測位のハイブリッド機ができれば、おもしろいのだが・・・

SA700iS・SA800i 売れ行き情報

NTTドコモ端末売れ筋ランキング・東京（3月16日～3月22日） (ケータイWatch)
　SA800i ミント18位。

NTTドコモ端末売れ筋ランキング・関西（3月20日～3月26日） (ケータイWatch)
　SA700iS シュプールレッド9位

迷WAN BZN-100 販売拡大中

　注目しているハンディカーナビ、迷WAN BZN-100 の取り扱い店舗が増えている。楽天で見てみると、現在10店舗だ。ただ見てみると、まだ残りx個、というお店も多い。そのように表示されていないお店もあるが、そうすると逆に即納されるのか、心配になってしまうほどだ。

　周りの車持ちを見るとカーナビはかなり普及していてはいるのだと思うが、まだ高価なために手を出しかねていた、という方が(わたしを含めて)多いのだろうか。
　なお安価なだけでなく、車との接続はシガーソケット程度、あとは固定するだけなので、設置も簡単だ。

　製品については、以前の記事もご参照いただきたい。


　BZN-100の最安値はオートクラフト。カード決済可能。
税込送料込で46,620円

　次いでCATMAIL。カード決済不可なので注意。
税込送料込で46,725円。

　カー用品　TRENDもある。カード決済可。
税込送料込で48,300円。


　次にBZN-200だ。4月発売予定だったが、若干製造が遅れているという情報も見かける。予約順に販売になるはずなので、希望される方は早めの予約がいいだろう。

　やはり最安値はオートクラフト。カード決済可能。
税込送料込で57,624円。

　次いで、やはりCATMAIL。カード決済不可なので注意。
税込送料込で57,729円。

　同じCATMAILでカード決済の場合は若干高くなる。
税込送料込で59,745円。

(06.4.19 BZN-200 追加、06.6.2 商品リンク先修正)

位置情報連動モバイル広告配信サービス

シリウステクノロジーズなど、位置情報連動モバイル広告配信で提携 (ITmedia)

「位置情報連動モバイル広告配信」で３社が提携した、という記事。この広告配信システムは「AdLocal」という名称だ。
　持って歩くケータイなのだから、その位置に連動した広告はとても合っていると思う。今はケータイと位置を連動させたサービスがそれほど無いが、そのようなサービスが伸びてくれば位置連動広告も伸びてくるのだろう。

　それより、この広告がテスト導入されている「00アイランド」が気になる。MMORPG と位置情報をどのように組み合わせているのだろうか？

「カーナビケータイ」

「070定額」に「トリプル定額」も――携帯業界、こんな商標出願 (ITmedia)
　カーナビケータイが登場、という訳ではなく、商標の話。
　ITmedia の記事によると、KDDI は「カーナビケータイ」という商標を登録しているとのことだ。すぐにでも商品化する、ということではなく、将来に備えて確保したものなのだろう。
「EZナビウォーク」や「EZ助手席ナビ」で先行しているauらしいと言えるだろうか。

「EZナビウォーク」に「3Dナビ」機能追加

「EZナビウォーク」における「3Dナビ」の提供について (KDDIプレスリリース)
auの歩行者向けナビゲーションサービス 「EZナビウォーク」において「3Dナビ」機能を技術提供 (NAVITIME プレスリリース)

au、歩行者ナビ「EZナビウォーク」に3D表示機能 (ケータイWatch)
au、3Dナビ対応の「W43T」を4月下旬発売 (ケータイWatch)
KDDI、音楽専用キー付き、3Dナビ対応の「W43T」 (ITmedia)
「EZナビウォーク」に3D表示機能を追加 (ITmedia)
写真で解説する、「3Dナビ」対応の「W43T」 (ITmedia)

　KDDIとNAVITIMEは27日、「EZナビウォーク」で「3Dナビ」機能をリリースすることを発表した。4月下旬に提供が開始される。
　機能としては、交差点でカーナビの3D表示のような画面が見られるようになる。視点は2つ、「目線表示」と「スカイビュー表示」だ。対応機種は今のところ新規発表された W31T のみで、順次拡大される。
　画面のイメージはプレスリリーをご参照いただきたい。

　駅から出たときなど、実際の絵で自分の向いている向きが把握できると助かのは確かだ(わたしは実際に迷う)。個人的には、合わせて地磁気・加速度センサなどにより向きが正確に分かるようになって欲しいが、それは端末側の話か。

　まず気になるのは次の点だ。
・パケット料金
・表示速度

「3D地図データの容量を大幅に軽量化(中略)ハイパフォーマンスな3D地図描画」(NAVITIMEプレスリリース)とあることから、この点は考慮されて設計されているようだ。

　次に、対応機種が気になる。今のところは W31T にしか対応しないそうだ。ただ ITmedia の記事によると既存の端末でも5月下旬にEZアプリのバージョンアップをし、使えるようになる機種もあるらしい。

　おもしろいのは、地図データをゼンリンが提供している点だ。ゼンリンはゼンリンデータコムの親会社だが、ゼンリンデータコムはNAVITIMEに競合するサービスを展開している。優れた技術を持つもの同士が提携してよいサービスを展開してくれるのはユーザーとしては望ましいが。

gooの歩行経路案内と自動車経路案内

「goo」で、スクロール地図による歩行経路案内および渋滞予測付き自動車経路案内の実証実験を開始 (NTTレゾナントプレスリリース)
NTTレゾナント、歩行経路案内と自動車経路案内の実証実験を開始 (インターネットWatch)
NTTレゾナント、「goo」のスクロール地図を機能拡張　歩行・自動車経路の案内機能を実験 (IT Pro)

　NTTレゾナントは23日、実験サイト「gooラボ」のスクロール地図サービスにおいて、「歩行者ナビゲーション機能」「自動車ナビゲーション機能」の提供を開始したと発表した。平成19年3月末まで。
　また、キーワードを入力していくと予測される入力結果を表示する「キーワードサジェスト機能」も合わせて提供する。
　従来「自動車ナビゲーション機能」は静止画の地図サービス上で提供されていたが、今回スクロール地図でも提供されるようになった。「歩行者ナビゲーション機能」は新規の提供だ。「歩行者～」用のデータはゼンリンデータコムから提供を受けているとのことだ。

　まず、「自動車ナビゲーション機能」を使用してみた。スクロール地図で表示されるととても見やすく便利に使える。出発地と目的地の設定もスムーズに行え、スクロール地図の操作性もよい。とても使いやすい UI だ。渋滞予測も(条件設定により)できるが、実際にどの程度実際と合っているのか、試してみたい。

　次に「歩行者ナビゲーション機能」を試してみた。こちらはゼンリンデータコムの誇る「歩行者専用経路を含む詳細な経路を表示することが可能」なデータを使用したものだ。ただこちらはちょっと期待はずれで、ある政令指定都市で確認したところ、NAVITIME のサービスでは経路として表示された歩道橋が、goo の「歩行者ナビゲーション機能」では使用できなかった(地図上には歩道橋が表示されているのだが)。
　しかし使いやすい点は「自動車ナビゲーション機能」と同様なので、いろいろと試してみたい。

逆GPS方式とは

　GPS関連で検索をしていたら「逆GPS方式」というものが引っかかった。初めて聞いた言葉だったので Google で調べてみると、

• 位置を知りたい対象から電波を出してそれを4以上の場所が既知なアンテナで受信。対象とアンテナとの時間差から距離を求め、これにより対象の位置を特定する方式。
• GPSが4以上の衛星から電波を出し受信機側の位置を特定する方式であるのに対し、電波の送受信の関係が逆であることから、逆GPS方式と呼ばれることがある。
• 飛行機や車の位置を特定する用途が考えられている。

ということが分かった。
　詳しくは、電子航法研究所研究発表会のACAS受動型測位方式の実験と検討などをご参照いただきたい。

旭化成エレクトロニクス、世界最小・最薄６軸電子コンパス開発

世界最小・最薄６軸電子コンパスの開発について (旭化成エレクトロニクス、プレスリリース)

　旭化成エレクトロニクスは22日、6軸(地磁気3軸、加速度3軸)センサーを開発したと発表した。4月5日からの展示会で展示するとともに、7月にサンプル出荷を開始する。
　特徴は、6軸なのに小型なことだ。
　愛知製鋼のものと比較してみよう。

	旭化成エレクトロニクス	愛知製鋼
サイズ	4.5×4.5×0.9mm	5.2x6.0x1.5mm
地磁気センサ	3軸	3軸
I/F	デジタル	デジタル
時期	3月販売開始	7月サンプル出荷

　大きく異なるのはサイズと時期だ。
　愛知製鋼製品は発表時には6軸で世界最小を謳っていたが、１ヶ月もしない内にその座を奪われてしまった。愛知製鋼製品と比べても旭化成エレクトロニクス製品の小ささは驚異的で、特に背の高さが低いことは目を見張るものがある。

　時期については、愛知製鋼製品が圧倒的に早い。こちらは販売は3月だが、904SH に搭載されるということはシャープへの配布はもっと早かったということだ。対して旭化成エレクトロニクス製品は7月にメーカーへの配布が始まるということなので、採用されても搭載されたケータイの発売は早くても来年だろう。


　これらのセンサーが搭載されれば、「より高精度の歩行者ナビゲーションを提供可能」(旭化成エレクトロニクス)になるとのことだ。これらのセンサーを使用しどのようなケータイとそのアプリケーションが実現されるのか、期待したい。

売れ行きダウン？SA700iSとSA800i

NTTドコモ端末売れ筋ランキング・東京（3月9日～3月15日） (ケータイWatch)
NTTドコモ端末売れ筋ランキング・関西（3月13日～3月19日） (ケータイWatch)

　SA800iは東京で15位にミントがあるのみ。大阪では三洋製GPSつきケータイは姿を消してしまった。

GARMIN eTrex Vista Cx発売開始

　IDA ON-LINEは、GARMIN の新ハンディGPS受信機、eTrex Vista Cx アジア・パシフィック版の発売を開始した。

　税込・送料込みで 58,275 円。今回販売しているものは 64MB のメモリカードが添付されたもので、今のところ残りは5個になっていた。

　eTrex Vista Cx はメモリカードスロット(microSD用)を搭載し、大容量のメモリカードに地図データを入れることができるのが特徴だ。


eTrex Vista-Cx 64MB microSDカード付属版 税込・送料込みで 58,275 円