ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

ローカル検索を利用する人が急速に増えている~アイレップ調査

2006-06-28 07:40:48 | 位置情報・地図
アイレップSEM総合研究所とクロス・マーケティング、「インターネットユーザの検索行動調査」結果を発表 (プレスリリース)
ローカル検索を利用する人が急速に増えている~アイレップ調査 (INTERNET Watch)

 アイレップクロス・マーケティングは、「インターネットユーザの検索行動調査」を発表した。サンプル数は500だ。男女比は半々で、年齢構成も含めインターネットの利用人口を考慮して比例配分したとしている。

 興味深いのはサマリーとして挙げられている、
・ウェブ検索に次ぐ検索手段として、ローカル検索が急速に普及している
・ローカル検索は、ビジネスシーンよりもプライベートシーンで利用されている
だろう。

 よく利用する検索方法、はウェブ検索が 98.2%(残りの1.8%は何を検索しているのだろう)だが、ローカル検索はこれに次ぐ 37.6% となっている。
 なおローカル検索に利用したサイトは特に挙げられていなが、レポートでは「参考までに」ということで Google Local(現在は Google Maps) が取り上げられている。

 次にローカル検索の用途だが、「行ったことのない場所へプライベートで行くとき」が 95.3%、「行ったことのない場所へプライベートで行くとき」が 47%、「近くの飲食店を探すとき」55.7%、「ショッピング施設を探すとき」45.6%となっている。なおレポートによると、「飲食店」「ショッピング施設」を探すためにローカル検索を利用するユーザーは、インターネットのヘビーユーザーに多いようだ。


「行ったことのプライベートで行くとき」にローカル検索が多いことがサマリーとして挙げられているが、この時にローカル検索で何を探すのか、については触れられていない。
 推測するに、「近くの・・・」でも検索されている「飲食店」「ショッピング施設」それに「地図」が対象になっていると考えられる。
 この点から考えると今の Google Maps はよく出来ていて、地図も閲覧できるし、近くの飲食店も分かるし、さらにはその店舗の口コミ情報も得ることができる。ただ逆に、GoogleMaps ではこれしかできないからこれらの対象が上位に来ている、とも考えられる。

「行ったことのない場所へプライベートで行くとき」に地図と飲食店やショッピング施設だけが検索対象と考えるのはもったいない。例えば観光用途で考えるとすれば、
・その場所に関連する、内容の充実したブログ・サイト
・その場所に関連した写真検索
・その場所に属する市町村・都道府県のサイトおよび観光協会・商工会などのサイト
・その場所に属する有名スポットの公式サイト
などが出てくれば便利だろう。
 gooのローカルトピック検索の検索対象を広げたイメージだ。(このローカルトピック検索、未だに検索結果が貧弱で残念だ)

 なおこのレポートによると、ブログ検索の利用度は週に1回以上でカウントしても10%程度だそうだ。勝手な推測だが、Web 検索でも十分 Blog が検索できること、Blog 検索の即時性がまだ広がっていないだろうこと、単純なキーワード検索では山のように検索結果が出てくる割には欲しい情報が得られない(人のことは言えないのだが)こと、という理由が考えられる。わたしもブログ検索は使うが、欲しい情報に当たることの方が珍しい。

 しかしブログや私的Webサイトは、公的観光サイトを補強するとても有用な情報を提供してくれる。例えば花を見に行きたいのであれば Blog の即時性はリアルタイムの開花情報にもつながる。
 なので、ローカル検索で上に挙げたようなブログや私的サイトが検索できれば、ローカル検索を利用する側にとっても有用性は高いのではないだろうか。

 そんな訳で、ローカル検索からもっといろいろな情報につながれば便利なのに、このプレスリリースを見て思った次第だ。

コメント    この記事についてブログを書く
« Mio C310レビュー記事紹介(Li... | トップ | 「キッズケータイpapipo!」、... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

位置情報・地図」カテゴリの最新記事