ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

SIGMA 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM購入・レビュー1

2008-05-31 01:13:59 | デジカメ


(SIGMA 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM購入・レビュー2[試写結果など])

 SIGMAの18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSMを購入した。
 購入の理由は、手ぶれ補正つきのお手軽な高倍率ズームレンズが欲しかったためだ。
 キヤノンは純正に APS-C 向けの手ぶれ補正つき高倍率ズームレンズを出しておらず、条件に合致するレンズはしばらく前まで SIGMA の 18-200mm F3.5-6.3 DC OS しかなかった。しかしこのレンズはお手軽高倍率ズームと考えると大きく重く、そして高価だ。
 そんな中、SIGMAより18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSMが発表された。18-200 DC OSよりも軽量・安価と考えられ、発売するのをずっと待っており、そして今回購入となった。

 EFマウントの18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSMは、実測で550g(フード, Kenko PRO1Dフィルタ込み, キャップは除く)。正直軽量とは言い難いが、手ぶれ補正つきの高倍率ズームレンズと考えれば重くもない。
 大きさはスペック上はφ74mm×88.5mm。見た目は TAMRON 28-75mm(A09)とさほど変わらない(若干短い)。

 Kiss Digital X への装着は、少し堅めな気がする。見た目のバランスは(大きなレンズを見慣れているので)悪くは無い。見た目は、TAMRON 18-200mm よりも好みだ。
 ズームリングは、堅めの印象を受けた。ロック機構はあるが、ロックしなくとも18mmに縮めた状態で自重で伸びることはなさそうだ。トルクは一定に思う。
 HSMではあるがフルタイムマニュアルフォーカスでは無く、AF時にはピントリングがフォーカスに合わせて回ってしまう。MFにするとフォーカスリングは軽く回る。回転する角度は狭い。TAMRON 18-200mmによく似ている。
 AFの速度は、EF-S 17-55mm IS USM と比較すると遅いように思う。TAMRON 18-200mm よりは速いだろう。AF時の音はもちろんTAMRON 18-200mmよりも静かだ。

 電源を入れるとレンズから音がする。これには驚いた。説明書に記載のあることを意訳すると以下だ。
・カメラの電源投入、もしくはシャッター半押しで手ぶれ補正ユニットが動作する。
・手ぶれ補正ユニットの動作は、OSスイッチのON/OFFによらない。(ただしOSスイッチがオフであれば光学系は動かない。センサーなどが動いているようだ)
・手ぶれ補正ユニットの動作は、カメラの電源投入もくしはシャッターの半押し/全押しを解除してから、約1分。

 Kiss Digital Xのオートパワーオフ機能は、レンズの手ぶれ補正ユニットが停止しないと動作しない。例えば30秒でオートパワーオフを設定していると、シャッターの半押し/全押しを解除してから、1分で手ぶれ補正ユニットが動作を停止し、さらに30秒後にオートパワーオフ機能が働く。
 純正のISレンズは、シャッター半押しで手ぶれ補正ユニットが動作し、シャッターの半押し/全押しを解除してから数秒で停止する。それに慣れていたので、この 18-125mm OS の動作にはとても驚いた。説明書によるとシャッター半押し後1秒で像が安定するとあるので、その1秒を嫌って1分間手ぶれ補正を動作させることにしたのだろうか?
 非常に気になるのは、電池の持ちだ。オートパワーオフ機能が働くまでが他のレンズと比較すると1分伸びるとともに、その1分の間は手ぶれ補正機能が動作してしまっている。仮にOSスイッチをオフにしても、光学系は動作しないがセンサーなどは動作しているようだ。これは明らかに電力を消費してしまうだろう。
 最近のOSつきレンズ、18-200、120-400mm、150-500mmはどう動作するのだろうか?

 カメラに表示される開放F値と焦点距離(おおよそ)は、
・18mm- F4.0
・28mm- F4.5
・41mm- F5.0
・73mm- F5.6
となる。

 あとは実際に撮影してみて、また追記したい。


(Kiss Digital X装着イメージ。焦点距離18mm)

(Kiss Digital X装着イメージ。焦点距離125mm)

(誤りがあればご指摘下さい)
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ブラウザでGoogle Earth

2008-05-30 07:14:44 | 位置情報・地図
Google Earth API
Google,「Google Earth」をWeb化するAPIとプラグインを公開 (ITPro)
「Google Earth」をWebブラウザで表示可能、APIとプラグインを公開 (INTERNET Watch)

 Googleは5月28日、ブラウザ用の Google Earth プラグインと Google Earth APIを発表した。Google Maps APIとは異なり、プラグインが必要であることには注意が必要だ。
 Google Earth APIのページで、サンプルを見ることができる。試しにプラグインを入れて閲覧してみたが、ブラウザの中で Google Earth が動く様は、ちょっと新鮮だ。
 記事によると、Google Maps APIを使っているページでは、1行書き足すだけで Google Earth API が使用できるようになるという。APIのページを見たところ、exampleページにあるように「Earth」ボタンがGoogle Mapsのページに追加されるような形になる。実際にやってみたところ、こんな感じになった。
 使い方はexampleページのソースに記述があり、「xxxxx.addMapType(G_SATELLITE_3D_MAP);」の追加のみでよい。ただしAPIのバージョンがv=2.xである必要がある。
 ここ数日で、サンプルページがたくさんできそうだ。
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Colorado 300日本語版予約開始

2008-05-30 06:51:59 | GPS


 IDA ON-LINEで GARMIN の最新GPS端末、Colorado 300の日本語版の予約開始が発表された。6月11日の発売となる。
 気になる価格は126,000円。2GB microSDカードがおまけでつく。ページには日本語版のキャプチャ画面も掲載されている。

 例によってGARMINの日本語版GPS端末は高く見えてしまうが、英語版の Colorado 300は81,900円なので、こんなものだろうか? 少なくとも、GPSMAP60CSxほどは、英語版-日本語版間の価格差は無い。なおGPSMAP60CSx日本語版の価格も126,000円なので、さすがにこれよりは安くできなかったのかもしれない。
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行動履歴を自動的に記録するケータイアプリ

2008-05-30 00:43:08 | GPS
携帯電話向け地域情報サイト「まちgoo」にて、行動履歴を活用した簡単日記作成サービス「キセキ」を提供開始 (ニュースリリース)
goo、GPS携帯電話で訪問記録を自動記録できる日記サービス「キセキ」 (BB Watch)
キセキ

 NTTレゾナントは5月29日、ケータイのGPS機能を利用し、位置・時間の履歴を自動的に取得、それに対してコメントをつけることで簡単に行動日記を作成できるサービス「キセキ」を発表し、提供を開始した。
 FOMA 903i 以降向けのアプリだ。また、提供地域が限られていて、東京・神奈川・千葉・埼玉だそうだ。
 サービスのURLから分かるように、ライフログの1形態となる。

 この記録はPCからもgooのサイトを利用し閲覧、また編集することができる。また、外部のブログサービスにも簡単に投稿できるそうだ。
 さらに、これまでの行動記録とそのときのユーザーの時間と位置から、リアルタイムに飲食店情報などを配信できるそうだ。
 なお行動履歴は自動記録することもできるし、記録したい場所だけ残すということも可能だ。自動記録の場合は、10分・30分・1時間の中から、記録する間隔を選択することができる。

 GPS好きとしてはちょっとやってみたいサービスではあるが、まだなんとなく、サーバに行動履歴がリアルタイムで蓄積されていくというのは気にはなる。
 提供地域が限られているのは、オススメ情報を配信したりする都合からだろうか。行動履歴を保存するだけなら提供地域を限る必要はないと思うのだが・・・
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“虎の子”のカーナビに暗雲 採算悪化に怯える電機大手( ダイヤモンド)

2008-05-29 12:45:28 | 位置情報・地図
“虎の子”のカーナビに暗雲 採算悪化に怯える電機大手 (ダイヤモンド・オンライン)

「虎の子」としてメーカーの収益を支えてきたカーナビ事業に、暗雲が垂れ込めている、という話題。
 パイオニアの収益が例として挙げられていて、増収ではあるが減益だそうだ。

 記事では、
・市販カーナビの単価が急速に落ち込んでいる。その元凶は PND。
・07年の市販カーナビ市場は163万台で前期比20万台増。
・PNDは前期比35万台増。
・カーナビ購入者の8割は新車と同時に購入。
・新車の販売台数は前年比6.7%減と縮小。
・一般的には、新車購入代金の10%をナビ購入にあてる。
と記載している。
 興味深い記事だ。

 実際に車を使っている立場からすれば、今までのカーナビは高すぎたものと思う。安価な PND が性能でもカーナビとして十分であれば、ユーザーがそちらに移るのは当然だろう。
 PNDが日本で出始めたのは2006年だと思うが、当初は(カーナビとしては)マイナーなメーカーが安価なPNDを発売。一部には「トイナビ」などと呼ばれていたようだ。
 しかし11月にはカーナビメーカーとしても名高い三洋がミニゴリラでPND市場に参入。この頃は搭載メモリが1GBで検索数などに不満があったが、2007年には2GBモデルが出て、格段に性能が上がり使える PND となった。有名なメーカーが安価で性能の高いPNDを出してくれば、ユーザーとしては十分選択肢になると考えられる。
 現在は4GBのモデルが出てきて、さらにカーナビとしての性能が高くなった。さらにソニー・クラリオン・松下も参入、パイオニアもエアーナビで参入してくる。特にパイオニアのエアーナビは、PND トップメーカーの三洋と比較すると安価であり、(仕様の上では)コストパフォーマンスが非常に高い。
 記事で「単価下落の元凶」とされたPNDを、苦しい収益の例として挙げられているパイオニアが、他社よりも高コストパフォーマンスで提供するというのは皮肉にも思うが、ユーザーにとっては選択肢がいろいろ増えることはありがたい。
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エアーナビAVIC-T10 紹介記事紹介

2008-05-29 12:23:46 | 位置情報・地図


パイオニア、通信機能で渋滞や駐車場の混雑情報を共有できるカーナビ2008年モデル (日経トレンディネット)

 パイオニアの2008年モデルの紹介記事。フラグシップモデルだけでなく、エアーナビAVIC-T10についても2ページ分触れられている。内容としては簡単な紹介程度だ。
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GPSで世界地図に自画像

2008-05-29 08:28:12 | GPS
GPSでお絵かき--美術学校生が世界最大の線描画を公開 (CNET)
世界一でかい自画像を描いた男(協力:GPSとDHL 動画あり) (Gizmodo Japan)

 GPS受信機を運送業者に託し、55日かけて世界一周をさせ、一筆書きで自画像を作ったという話。
 CNETでこの記事を見たときには、おぉ、と思ったのだが、Gzmodo Japan によると「DHLの広告キャンペーンの一環」で「フィクション」だったようだ。
 55日間もどうやってGPS受信機を動かし続けたのかなど、興味はあったのだけど。

(追記)

「GPSで世界最大の線描画」はいたずら--学生自身が認める (CNET)

 CNETの新しい記事によると、いたずらだったそうだ。DHLの広告ということでもなさそうだ。
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プロアトラスSV4発表

2008-05-29 08:17:38 | 位置情報・地図
主要都市の地下街も収録した最新電子地図ソフト「プロアトラスSV4」――クレオ (ITmedia)
地下街マップを収録、ミニ地図帳も作れる「プロアトラスSV4」 (ITmedia)
ミニ地図帳の印刷機能や地下街マップを追加、「プロアトラス」最新版 (INTERNET Watch)

 クレオは旧アルプス社の地図「プロアトラス」シリーズの新版、「プロアトラスSV4」を発表した。7月4日からの発売となる。新バージョンの特徴は、
・地図データ更新サービスがついているパッケージがある。
・主要都市の地下街マップ追加
・ミニ地図帳作成機能
あたりだろうか。また、クレオの製品であることを活かし、筆まめとの連携機能を設けた。
 地下街マップやミニ地図帳は、ALPSLABではすでにおなじみだ。

 もちろんプロアトラスシリーズの特徴である、精細なベクトル地図はそのままだ。

 わたしは Super Mapple Digital シリーズユーザーで、Pocket Mapple Digital が必要なために他社に移ることはできないが、他の地図ソフトがどのような利便性を持つのかは見ていきたいと思っている。
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DoCoMoでも「災害用地図アプリ」

2008-05-28 13:08:12 | 位置情報・地図
「地図アプリ」災害用メニューの概要 (プレスリリース)
通信できない状態でも使える「災害用地図アプリ」 (ケータイWatch)

 NTTドコモは5月27日、906i/706iの発表にあわせ、「地図アプリ災害用メニュー」を発表した。これは906iにプリインストールされる地図ソフト「地図アプリ」の1機能で、
・避難所、災害拠点病院、駅、コンビニなど災害時に役立つ情報を表示できる。
・災害用伝言板、イマドコかんたんサーチと連携して相手の居場所確認が可能
・「災害用地図アプリ」をダウンロードすることにより、通信せずに地図確認が可能。
・「災害用地図アプリ」では、目的地までの方向を矢印で示すことができる。
・「災害用地図アプリ」では、機種によって(今のところはF906iのみ)GPS単独測位機能が使用可能。
・「災害用地図アプリ」では、交差点名称によって地図検索が可能。

というものだ。

 通信が使える場合にはそれを利用して高精細地図を利用でき、電波がつながらないケースでも「災害用地図アプリ」を使うことにより地図をを表示できるというものだ。なお、「災害用地図アプリ」の地図は1MB分までダウンロード可能なようだ。

 要は、au災害時ナビのドコモ版だ。

 万一のときには役に立ちそうで、キャリア主導の「地図アプリ」だからできるサービスだろう。ただ、キャリア主導のサービスにしてはちぐはぐなのは、「GPS単独測位機能」が F906i でしか使えないことだ。905iのGPSはEPSON製だったが、906iでも同様と推測される。それならば他機種でも比較的容易に「GPS単独測位機能」は実現できるはずなのだが・・・
 本来は au のように、Standalone GPS が使える上での「災害用地図アプリ」であるべきだろう。恐らく907iあたりでは、「GPS単独測位機能」を持つ機種は増えるものと思う。
 また、903i 以降用の地図アプリのアップデートもお願いしたいところだ。
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「ニッポンのあそこで」紹介記事紹介

2008-05-27 12:56:34 | 位置情報・地図
ニッポンをとことん遊べる、地図とゲームの不思議なブレンド (ITmedia)

 3D地図にPlaceEngineも使えるPSP向けソフト、「ニッポンのあそこで」のレビュー記事。地図ソフトとしては、1/25000の縮尺、60万件以上の施設データを持つ、とのこと。地図は3D表示ができるというのだからなかなかすごい。

 記事は、レビュー記事だけあってなかなかに詳しく書いてある。地図好きなわたしは地図を閲覧する「遊覧モード」に興味があるが、ゲームソフトとしての「調査モード」も読んでみるとおもしろそうではある。
 このソフトを用いたプチ旅行記もある。新宿から箱根へ向けて PlaceEngine で測位ができるか、というものだが、箱根湯本では測位できなかったそうだ。
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外国人旅行者をFeliCa でサポート

2008-05-22 12:53:25 | GPS
外国人旅行者をFeliCaでサポート――YOKOSO! Japan Card (ITmedia)

 ITmediaの記事によると、「外国人個人旅行客の利便性を、FeliCaカードで向上」させるというサービスが7月から開始されるという。社団法人日本観光協会が5月21日に明らかにした。
 Suicaもしくはnanaco対応のカードを訪日前に旅行客の自宅に届けるという。このカードで受けられるサービスは次のものだ。
・交通乗車券(nanacoは非対応)
・電子マネー
・医療サービス
・スタンプラリー商品、割引、特典(フェリカポケット機能による)

 注目されるのは、フェリカポケット機能だ。記事によるとこの機能により、「観光客が日本でどこに行くか」が把握できるという。これは、観光地やショッピングゾーンにリーダー/ライターを設置。使用者がカードをタッチさせることによりポイントがたまり、帰国時にポイントに応じて抽選に参加できるという。
 おもしろい取り組みだし、今後、いろいろと発展させられそうな気がする。
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「Google Earth 」で「Google News 」を表示可能に

2008-05-22 12:32:23 | 位置情報・地図
グーグル、「Google Earth」で「Google News」を表示可能に (CNET)
Google Earthに「Google News」レイヤー登場 (ITmedia)
「Google Earth」で「Google News」のニュース記事閲覧を可能に (ITPro)

 Googleは5月20日、Google Earthにレイヤーを追加し、Google News の記事を関連する場所で表示可能にした、ことを発表した。

 複数のニュースサイトからニュースを集めている Google News だけに、その豊富な記事が地図上で表示されるというのは大きい価値を持つものと思う。その内にこの Google News も Google Maps にも表示されるようになるのだろうか。
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Google Mapsに写真や動画を表示

2008-05-21 18:35:31 | 位置情報・地図
グーグル、「Google Maps」にユーザー作成の写真、動画、地図を追加 (CNET)
Google Mapsに、Panoramioの写真やWikipediaの項目を表示する新メニュー (ケータイWatch)

 CNETによると、Google は5月14日、Google Mapsに写真や動画を表示できる機能の提供を開始した。
 都市名を検索すると「Explorer this area」(このエリアを散策)というリンクが表示されるので、これをクリックすると表示される。
 表示される写真は Panoramio、動画は youtube。共に Google に買収された企業によるサービスだ。これらの写真や動画は既に Google Earth では表示機能が提供されている。今回はこれを Google Maps にも拡大したという形だ。

 CNETの記事タイトルを最初に見たときには、ネット上にある位置情報を持つ写真を何でもかんでもマッピングするのかと思ってしまったが、そうではなかった。世界中の情報を整理して使えるようにするのが Google なのだから、Panoramio に限ることはないと思うのだが・・・

 それにしても、Google EarthやGoogle Mapsはどんどん便利になっていく。ひたすら感心するばかりだ。
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住所や駅と緯度経度を相互変換できる「GeoPoint API 」

2008-05-21 12:48:13 | 位置情報・地図
緯度経度・住所・駅名・郵便番号を相互変換する、ジオコーダー/リバースジオコーダーの GeoPoint API をリリースしました。 (シリウスラボ)
シリウステクノロジーズ、住所や駅と緯度経度を相互変換できる「GeoPoint API」を公開 (CNET)
流行度をベースに住所や駅と緯度経度を相互変換――「GeoPoint API」 (ITmedia)

 シリウステクノロジーは5月16日、「GeoPoint API」のリリースを発表した。
 これは何かと言うと、「住所、駅名、緯度経度、郵便番号を相互に変換」するものだ。例えば Mapion BB などでは表示している地図の中心地の住所を表示するようになっているが、これは緯度経度を住所に変換することにより可能だ。
 使用にはユーザー登録が必要となる。

 おもしろいのは、
・緯度経度を、住所だけでなく駅名にも変換することができる。説明によると、「渋谷駅の近くの緯度経度」を「渋谷駅」にも「東京都渋谷区渋谷」にも、このAPIを利用するサービスにとって必要な方に変換することができる。
・変換には、「流行っている場所」が加味される。検索した結果候補が複数ある場合、「流行っている場所×距離」で決められる優先順位に従う。
点だろう。
 なお CNET によると、「流行っている場所」は同社の AdLocal という位置連動広告と同様の仕組みを採用しているらしい。

 その内、駅以外のランドマークも変換対象になるのかもしれない。緯度経度を入力して、カテゴリで食事を選ぶと、流行っている店が出てくるとか・・・ それではほとんど周辺検索か。
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次のトレンドは「つながる」――カーナビを変える2 つのキーワード(ITmedia)

2008-05-20 17:16:06 | GPS
 神尾氏によるコラム記事。パイオニアのエアーナビとパナソニックのストラーダFタイプの発表を機会にし、通信に対応するカーナビのトレンドについて記載している。2つのキーワードとは、「テレマティクス」(通信・ネットサービス)と、「PND」のようだ。

 コラムではまず、カーナビのセグメント(最初からついている純正品、ディーラーがつけるナビ、後付の市販品)について説明している。
 次にカーナビの市場についての説明。2008年市販カーナビの成長率は16%(メーカー予測)だそうだ。この中でPNDについても触れられていて、その成長率は37%(メーカー予測)だそうだ。
 わたしは据え置き型カーナビが高額であるため手を出さずにいたが、PND が日本でも発売され、Mio C310 を購入した。その立場から言えば、37% の成長もうなずける。

 ここで、コラムはトレンドについての話に移る。まずはパイオニア。わたしもコラムの筆者同様、パイオニアのエアーナビには注目している。この機種はそもそも PND(という括りにメーカーは入れたくないようだが)にしてはカーナビとしての基本性能が高い(加速度・ジャイロセンサー搭載)。その上通信に対応し、同社のスマートループによる情報を得ることができる。

 カーナビが通信機能を持って何に使うのか? という疑問はあると思う。個人的に思いつく用途は、「リアルタイム性」「媒体を必要としない(サーバーへのデータ保存)」「ネットワーク越しの情報を使える」で、
・渋滞情報
・リアルタイム性が必要な検索情報(駐車場空き情報、ガソリンスタンド価格情報、イベント情報など)
・口コミ情報(おいしいお店情報など)
・自宅パソコンとSDカードなどを経ずに連携(地点登録・ルート登録など)
・メーカー送りなどをせずに、カーナビ内情報を更新する
あたりだ。
 エアーナビがこの用途の全てに対応している訳ではない。例えばバージョンアップはPCとの接続やSDカード経由になる。地図更新はリアルタイム性が欲しいところではあるが、まぁやむを得ないだろうか。
 エアーナビでは、渋滞情報や自宅パソコンとの連携は可能だ。イベント情報やおすすめ情報も配信されるという。これだけでも、通信が使える価値はありそうだ。

 逆に、ストラーダFタイプの通信機能は、あまり興味を引くようなものがない。価格帯が全く異なり思想が違うのだろうが、今のわたしには、カーナビが自宅とつながってもあまりメリットは感じられない。


 コラムは最後にまとめとして、「“ネット端末としてのカーナビ”が本格化」という題で結んでいる。筆者の注目は「PNDとネットサービス(テレマティクス)との連携・連動」だそうだが、同感だ。コラムでも指摘しているように、以前のエントリにも記載したが PND は元々通信機能を持つ PDA などと似たような装置であり、ネットワークと連携できる下地はある
 問題は、ネットワークとつながって何ができるか、だろう。特に、カーナビゲーションという機能を便利に使うための機能に注目したい。以前のエントリでも渋滞情報や駐車場情報などは挙げていたが、このようにすぐ思いつくものでも利便性は確実に上がる。その他には、ネットワーク連携で何ができるだろうか?
 カーナビゲーション特化で安価に、ネットワーク連携でナビを便利に、ということをPNDに望みたい。
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