ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

日立、屋内でGPS利用可能な信号送信機を開発

2008-07-31 18:50:30 | GPS
日立、屋内でGPS利用可能な信号送信機を開発 (asahi.com)

「日立製作所は携帯電話端末の全地球測位システム(GPS)機能を屋内で利用できるようにするGPS信号送信機を開発した」(記事)とのことだ。
 これは何だろう、ということで調べてみた。

 日立ということでは、シームレス位置情報の地域公共分野への適用という論文が参考になる。また、シームレス測位試作機を用いた実証実験の実施結果についてというプレスリリースが昨年 JAXA(宇宙航空研究開発機構)から出ている。

 これは「IMES(Indoor Messaging System)」と呼ばれている仕組みだ。
 GPSは、衛星と受信機との三角測量によって位置を測定する。このとき衛星の位置が分かる必要があるが、その位置情報は「航法メッセージ」と呼ばれるデータ列で衛星から端末に送られている。
 IMES では、「航法メッセージ」の代わりにIMES信号送信機の位置情報を端末に送るとのことだ。端末はその送信機からのデータを読み取り、送信機の位置を知ることができる。asahi.com の記事によると送信機のカバー範囲は半径5mとのことなので、送信機の位置はほぼそのまま受信機の位置という訳だ。

 受信機側は、GPSの仕組みをほぼそのまま利用可能だ。元々GPS受信機は「航法メッセージ」を解読する機能を持っているので、その解読した結果を「IMES送信機の位置」と解釈するような仕組みを設けるだけでよいのだろう。

 なかなか、おもしろい仕組みだ。
 現在屋内での測位手法として知名度を得ているものの1つとして、無線LANによる測位がある。これは PlaceEngine や iPod touch/iPhoneなどで用いられている。しかしこの手法では端末が無線LANに対応している必要がある。
 それに対して IMES は、(日本のケータイでは比較的多くなってきた)GPS受信機能をほぼそのまま流用することができる。

 ただこの仕組みを利用するためには、IMES送信機を数多く設置することが必要となる。それは無線LAN測位も同様なのだが、無線LAN親機は無線LANに使うことができるので設置されることのメリットは大きい。それに対してIMES送信機は測位にしか使えないので、無線LAN親機ほどのメリットが無い。
 このあたりを今後どう解決していくのかが、注目されるだろう。
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ケータイ国盗り合戦

2008-07-31 12:31:52 | 位置情報・地図
リアルな動員力を発揮する「ケータイ国盗り合戦」 (ケータイWatch)

 モバイルプロジェクト・アワード 2008「ケータイ国盗り合戦」がモバイルコンテンツ部門の優秀賞に選ばれた(3つの受賞コンテンツのうちの1つ)。

 わたしも位置情報(ただしGPSではなく基地局測位)を使うゲームということで、前々回から参加している。前回までは期日が限られ、全体の2割程度しか盗れなかったのだが、今回は特に期限は設けられていないということでどこまで盗れるか挑戦中だ。

 同じようなケータイを用いたスタンプラリーゲームとしては、Ittemia も挙げられるだろう。こちらは測位にGPSを用い、ピンポイントの位置情報を扱う。
 ただ、Ittemia は最初試しただけで、最近は遊んでいない。もっぱらどこかに行っても、「ケータイ国盗り合戦」のみだ。

「ケータイ国盗り合戦」の長所は、とにかく手軽であることだ。トップページからリンクをクリックすればiエリアで基地局測位(DoCoMoの場合)を行い、それで終わりだ。
 移動中でも、自動車や普通列車くらいならば何ら問題ない(新幹線ではトンネルが多かったりするのでなかなか辛い)。なので、どこかに旅行に行くときにも、その旅行中に遊ぶことができる。
 このあたり、「ケータイ国盗り合戦」は作り方がうまい。
 Ittemia をやらなくなってしまった理由は、手軽には遊べないことが大きい。まず「ミッション」と呼ばれる「どんなスタンプラリーに参加するのか」を選ばなくてはならない。次に、GPS測位に時間がかかる。さらにピンポイントで目的地付近にいないとその場所を取ることができない。このあたりが、遊ぶ障壁を高くしているようだ。

 記事で指摘があるように、位置情報を使ったサービスはナビや地図閲覧などを除いては「これだ」というサービスが少ない。そのような中で、この「ケータイ国盗り合戦」には注目し、また実際に体験していきたいと考えている。
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AVIC-T10アップデート

2008-07-30 03:25:14 | 位置情報・地図
エアーナビ AVIC-T10をご愛用のお客様へ~プログラム修正ソフトご提供のお知らせ~ (ニュースリリース)

 エアーナビAVIC-T10のアップデート2回目の提供が開始されたので、早速適用してみた。
 今回は、「(マニュアルに記載された機能が動作しないというある意味致命的な)リフレッシュ案内、ライト点灯案内が機能しない不具合」解消、「右左折時の誘導音声案内を交差点直前でも行う」などの対応がされている。

 首都高などでデモ走行をさせてみたが、もう一点、大きな改善点があった。それは本ブログで何度か記載していた、通過するICやSA・PAに対する無駄な「直進」案内がほぼ無くなったことだ。
(ほぼと書いたのは、デモ走行の中で一度、ランプの直進案内が出てきたためだ。なぜかは不明)
 これにより、本当に必要な分岐案内が、「直進」案内に阻害されることなく、案内されるようになった。首都高のようなランプがやたらと多い都市高速を走る方には、非常に有用な改善点だと思う。

 先日ナビを使ったときに、この無駄な「直進」案内であやうくJCTの分岐を間違えそうになったことがあったので、個人的にもありがたい改善点だ。
 同じような不満が、いくつかパイオニア社にも入っていたのだろう。
 それにしても、せっかくの良い改善点なのだから、アップデートによる効果として明記して欲しいものだ。

 ただ、この改善に伴うためかは不明だが、チャイムが2度連続で鳴ったり、高速で「xx方面」と表示されるときの「xx」が空白になることがあったり、高速での分岐イラストが一旦別のものが表示されてから書き換わったりと何となく妙な動きを示すこともあるが、まぁ気にしないことにしよう。バージョンアップ前からそうだったのかもしれないし。


「右左折時の誘導音声案内を交差点直前でも行う」だが、デモ走行をさせると直前~50m手前くらいで案内が入るようだ。ただし、どうも完全では無いように思える。
 個人的にはこの改善により、分岐が連続したような場合でも2番目の分岐の音声案内が欠けることなく入ることを期待していたのだが欠けることはあるようで、全ての場合で分岐直前に音声案内が入る訳でもないようだ。
 やはり、「この先x方向です。続いてx方向です」のような案内があった方が便利だろう。


 と気になる点を書きはしたが、「無駄な直進案内」「交差点での直前の案内が無い」などは明確な不具合では無く、使いづらい点の改善だ。
 このような、不具合解消では無い機能の改善は、ありがたいとともに、今後に期待を持てる対応だ。是非ともこの調子で、他の使いづらい点の解消も進めて欲しいものだ。


 ついでに、エアーナビについての雑記などを。

 先日、通信サービスが9月に延期されることが告知された。こちらは残念でならない。そもそも、PND+通信サービス、というところに惹かれて AVIC-T10 を選んだのだが・・・

 Tech On!に、パイオニア、「実機を使わないPCベースの開発を加速させる」という記事が掲載されていた。パイオニアソフト開発関連部署部長の講演だ。
 いわく、「実機を使わずにパソコンを用いるソフトウエア開発」をパイオニアでは進めているらしい。Windows Automotive の導入を進める中で、そのような取り組みをしているとのことだ。
 その中で「パソコンは処理性能が高いためストレスなく処理できるが、実機ではパフォーマンスが追いつかないといったこともある」点が指摘されていて「最終的な確認は、実機を用いる必要がある」としていた。
 どうしても、エアーナビを連想してしまう。
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Google Mapsに歩行者向けルート案内機能

2008-07-29 19:26:03 | 位置情報・地図
Pound the pavement (ニュースリリース)
Google Mapsに歩行者向けの新たな道案内機能 (ITmedia)
グーグルが「Google Maps」を、MSが「Virtual Earth」をそれぞれ強化 (CNET)
Google Maps」で徒歩による経路検索機能、ベータ版公開 (INTERNET Watch)

 米Googleは7月22日、Google Mapsで徒歩によるルート検索ができる機能を追加したと発表した。ただしβ版だ。
 この機能では、歩行者専用道路も対象となり一方通行を無視したルート検索ができるようになるとのことだ。iPhone や Windows Mobile 搭載スマートフォンなどで利用できれば便利に使えるかもしれない。
 CNETの記事によると、「車用のルート案内が利用できる地域についてはすべて、徒歩のルート案内が利用できるようになった」そうだ。日本では乗換案内検索はあるがルート検索機能は無く、未対応となる。

 ただ日本では、既に他の複数ベンダーにより車・徒歩のルート検索サービスが提供されている。
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goo地図の航空写真エリアが拡大

2008-07-29 12:41:05 | 位置情報・地図
「goo地図」で、国内ポータル最大規模となる航空写真の提供エリア拡大について (ニュースリリース9
goo地図、航空写真のエリアを国内ポータル最大規模に拡大 (INTERNET Watch)
goo地図、航空写真が日本国土全域の約3分の2をカバー (CNET)

 NTTレゾナントは7月25日、「goo地図」で提供される航空写真の提供エリアを拡大したことを発表した。「日本の国土約3分の2のエリアを高精度の航空写真でカバー」(ニュースリリース)とのことだ。

 わたしは航空写真を利用するとき、多くは Google Maps を、これで精細な写真が見られない場合は Yahoo! 地図を試すことが多い。たまに、Google Maps には精細な写真が無いのに Yahoo!地図では見られることがあるためだ。ただ見られないときは両方ともに見られないことの方が多い。
 そんな中、goo地図の提供エリアが増えることは歓迎したい。
 ニュースリリースで洞爺湖について触れられていたので試しに洞爺湖温泉を見てみたが、精細な順に goo地図、Google Maps、Yahoo!地図だった。
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nuvi250 plus発売

2008-07-25 06:44:16 | GPS
nuvi250 plus
いいよねっと、住所データ1.6倍増のGARMIN製PND「nuvi250Plus」を発売 (レスポンス)

 いいよねっとは8月上旬より、PND nuvi250の後継機であるnuvi250 plusを発売することを発表した。
 マイナーアップデートで、変更点は、
・住所データが2000万件から3300万件にアップ
・名前検索において、50音順検索に対応。
・2007年地図を搭載。
といったあたりのようだ。
 ハードウェアは変更せずに、ソフトウェアの向上で着実に使い勝手を上げてきている。

 ただそうすると、nuvi250ユーザーへのサポートが気になるところだ。nuvi250 plus相当への有料アップデートなどは無いのだろうか?
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Location Plus A1紹介記事紹介

2008-07-25 06:02:05 | GPS


ハンファ・ジャパン「Location Plus A1」 (デジカメWatch)

 小型GPSロガー「Location Plus A1」のデジカメWatchによる紹介記事。
「Location Plus A1」についてはGPSロガー、Location Plusで本Blogでも取り上げたことがある。
 今回のデジカメWatchの記事は、実際に使用してのレビューであり、分かりやすいものと思う。

 スペックを簡単に記載しておきたい。大きさは84×41×30(mm)、約44g。感度は -156dBm。電池のもちはニッケル水素充電池使用で10時間。記録間隔は1, 5, 10, 15, 20, 25, 30秒で設定可能。記憶容量は60MBで、10秒間隔設定の場合は約480時間の記録が可能。GPSレシーバーとして動作させることもでき、このときのデータフォーマットはNMEA-0183。

 記事では一般的なGPSロガーの例として SONY の GPS-CS1シリーズを挙げていくつか比較した上で、「位置情報をデジカメ画像以外にも広く応用したい、というユーザーにはLocation Plus A1のほうが使い勝手がよさそう」と結論づけている。

 ただ個人的には、一番大きな差は感度ではないか、と思う。
 記事では「GPSレシーバーとしての感度は悪くない」と記載している。わたしはGPS-CS1Kしか使ったことはないので使用しての比較はできないのだが、GPS-CS1KのGPSレシーバーとしての感度は体感では悪い。仕様上のスペックは -150dBm だ。これに対して Location Plus A1 の仕様上のスペックは -156dBm。PND などに多く搭載されている SiRFstarIII は -159dBm なのでこれに比べれば悪いが、それでも GPS-CS1K に比べれば良い。
 実際に使ってみるとこの差が一番大きいのではないかと考えられる。位置情報をデジカメ画像に使う場合にでも、Location Plus A1 のほうが使い勝手はよいものと思う。
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iPhone 3G GPS+地図紹介記事紹介

2008-07-24 12:55:44 | GPS
最もiPhone 3Gの“らしさ”を味わえる地図とGPS (ITmedia)
【戸田覚iPhone購入ルポ】すばらしい端末じゃないか! でも落っことしそうで怖いぞ (日経トレンディネット)
【iPhone 3G】アップル、カーナビアプリ「iNavigation」を独占提供か!?[再] (レスポンス)

 iPhone 3G GPSや地図関連を紹介した記事。

 戸田氏の記事は NAVITIME の UI の悪さについて指摘している。
 個人的には、何度か書いているが、NAVITIME は対応プラットフォームを広げることには非常に熱心だが、そのプラットフォームに特化するような造りまでは手が回っていないのではないか、と感じている。そう感じてしまう要因が DoCoMo 向け NAVITIME で、VGA に対応したのも遅かったし、未だに WVGA には対応できていない。またドライブサポーターでのオートリルート機能なども、助手席ナビに比べると対応が後手に回っていた。それが、iPhone 3G 向けにも現れているのでは? と感じる。
 まぁさすがに iPhone 3G 向けでよくない評判が立てば、改修も早いのではないかと思う。

 ITmediaの記事では、地図とGPSがiPhone 3Gらしさを味わえる、として紹介している。地図は iPhone 向けの Google Maps であり、先の NAVITIME とは異なり iPhone らしい使いやすい UI を提供しているようだ。iPhone の良さの1つはその使用感だろうが、この点はさすがだ。こういう記事を読んでいると、実際に使いたくなってくる。
 わたしは Windows Mobile 向けや FOMA 向けの Google Maps は使ったことがあるが、シンプルで使いやすいものの「いやはや、予想以上にいい」(記事)と言えるほどの使用感は得られなかった。そこまで使いやすいということは、iPhone の良さが出ているのだろう。

 なお、記事によると日本語版では経路検索は使えないとのことだ。


 ところで。ケータイ、地図、GPSとくれば、思い浮かぶのは徒歩ナビや PND として使えないのか? という点だろう。画面サイズも一般的なケータイに比べれば大きい。カーナビにつきもののタッチパネルもある。GPS もついている。W-CDMAネットワークが使えて地図データをダウンロード可能。そして通信料金も定額制。なので、今あっても全く不思議ではない。
 が、実際は存在しないようだ。レスポンスの記事によると、TomTomは既にカーナビアプリの開発が完了したことは表明しているとのこと。しかし「『iPhone』ネイティブアプリ開発用のSDKには、リアルタイムルートガイダンスを提供してはダメだという記述がある」(レスポンス)という。NAVITIMEは現状では「地図検索」「乗換検索」「無線LANスポット検索」「ガソリンスタンド検索」などの提供にとどまっている。
 記事では「現状から察するにアップル純正インターフェイスによるカーナビアプリ“iNavigation”が近日かならず登場する、と断言しても良いだろう」と記述している。
 さて実際のところどうなるのか。楽しみだ。
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iPhone 3GのGPS 受信チップ

2008-07-16 12:21:13 | GPS
【iPhone 3G分解】3G対応チップはInfineon社、メイン・メモリーは東芝が供給 (EE Times)

 記事によると、iPhone 3G の GPS チップは、Infineon の Hammerhead II とのことだ。

 このチップのシリーズは本blogでも取り上げたことがあるが、Infineonと今は Broadcom に買収された Global Locate が開発した GPS 受信チップだ。感度は -160dBm と非常に高い。
 チップのスペックから見れば、iPhone 3G の GPS 性能は非常に期待が持てそうだ。
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小型BluetoothGPS 発売

2008-07-07 18:57:43 | GPS


高感度、僅か28gのGPSを低価格でリリース!『Bluetooth-GPS(GPS20C)』発売開始 (ニュースリリース)
アイ・ビー・エス、8,980円のBluetooth対応GPSユニット (PC Watch)
スマートフォンで使えるBluetooth対応GPSキーホルダー (ケータイWatch)

 IBS Japanは7月4日、小型のBluetooth GPS受信機「Bluetooth-GPS(GPS20C)」を発売すると発表した。7月中旬からの発売となる。販売価格は8980円とのことだ。

 GPS受信チップはSiRFstarIIIで、-159dBmの受信感度。SiRFstarIII搭載ということなので、(よほど変なつくりでもない限り)GPS性能に心配はない。サイズは39x33x19mm、28g。小型軽量だ。電池内蔵で、駆動時間は10時間。動作温度は-20~60℃と、結構高温でも動作する。I/FはBluetooth(TELEC, FCC, CEの認証済)のみで、ログ記録の機能は無い。
 充電はUSBケーブルで行う。

 小型軽量で感度も十分。結構使えるGPS受信機かもしれない。
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ドコモ、利用者の居場所・嗜好反映 今秋「生活支援型」で情報配信

2008-07-04 17:24:16 | GPS
ドコモ 利用者の居場所・嗜好反映 今秋「生活支援型」で情報配信 (CNET)
ドコモ、「907i」で「生活支援型」情報配信 ユーザーの居場所・好み反映 (ITmedia)
(記事提供は双方ともFujiSankei Business i.)
行動支援型レコメンドシステムの開発 (ニュースリリース)
「位置情報を活用したターゲティング情報配信」に関する実証実験を開始 (ニュースリリース)

 記事によると、DoCoMo は 907i から、ユーザーの行動に合わせた情報配信を行うとのことだ。位置連動型広告の1つだろう。行動ターゲティング広告の一種というのかもしれない。
 ユーザーの事前登録情報やスケジュール情報とGPSによる測位結果を合わせて、ケータイに情報を発信する仕組みだ。
 1-3月に行った実験のように、アプリを立ち上げている間はこの機能が有効になるようになるのだろうか。

 ただ、記事でも指摘されているが、プライバシーの面が気になる。特定個人の、ピンポイントの時間に対する位置情報がどこかに蓄積されることになる。いつどこに行った、どこによく行くのかも分かるし、自宅の場所も分かるだろう。
 自分の位置情報がサーバに送られるという面では、最近気になるカーナビのプローブ情報も同様なのだが、これは「誰が」という情報はいらないので、そういう面では安全なのだろうか?

 位置連動広告は、GPSにとって有望な用途の1つではあると思う。しかし、個人と結び付けられたこのような情報がどこかに蓄積されていくのを、単純に気味が悪い、と感じる方もいるだろう。こういう点をどう解決していくのかを注目していきたい。
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ゴリラの新製品、NV-SD585DT発表

2008-07-04 08:33:18 | GPS


5.8V型液晶搭載のSSDポータブルナビゲーションをラインナップに追加 (三洋電機ニュースリリース)
三洋、ワンセグ搭載ナビ「ゴリラ」の5.8型モデル (AV Watch)

 三洋電機は7月3日、ゴリラの新製品「NV-SD585DT」を発表した。7月18日からの発売となる。店頭予想価格は9万円前後の見込み(AV Watch)。
 NV-SD580DT の後継機であり、既に発売済の NV-SD700DT の液晶サイズを小さくしたものだ。

 液晶サイズは5.8型。解像度480×240ドット。439g。ワンセグ対応。FM-VICS対応。GPS 感度は-152dBm。4GBメモリ搭載で、住所3400万件、電話番号4000万件(内職業別1000万件)。非常に魅力的な仕様だ。

 NV-SD700DTが先に発表されたためこれが NV-SD560DT の後継機かと思っていたが、ここへ来て5.8型と NV-SD560DT と同じ液晶サイズの NV-SD585DT が発表された。なぜ既存製品の後継機である NV-SD565DT なのに発表が遅れたのか、非常に分かりづらいところではある(いろいろ新製品を作っているので、手が回らなかったのかもしれないが)。が、これでポータブルタイプのゴリラ/ミニゴリラは NV-SB360DT(4.5型)、NV-SD565DT(5.8型)、NV-SD700DT(7型)と魅力的なラインナップが揃ってきた。

 ただ、NV-SD585DT の予想価格は9万円前後。やはり、ゴリラはポータブルタイプのカーナビとしては高価だ。AVIC-T10 の評判がよければ低価格路線が他メーカーにも波及したかもしれないのに、残念だ。
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Nokia、位置情報SNS 「Plazes」を買収(INTERNET Watch など)

2008-07-03 12:59:09 | GPS
ノキア、位置情報サービスのPlazesを買収 (CNET)
Nokia、位置情報SNS「Plazes」を買収 (INTERNET Watch)
Nokia,「近くにいて時間の合う人」と交流できるSNSを買収へ (ITPro)

 ノキアは6月23日、スイスの位置情報SNS「Plazes」を買収したと発表したとのことだ。
 この会社が提供しているサービスは、記事によると位置情報と時間とを組み合わせたSNS。例えば位置と時間を含むスケジュールを記録し、「例えば1週間後にロンドンに出張に行くといった場合に、同じ時期にロンドンに滞在している友人たちと食事会をセッティングする」(INTERNET Watch)ことができる。もちろん、今近くにいる友人と連絡を取る、ということもできるようだ。
 また、ある場所に関するレビューを残したりもできる。

 実際使う、使えるのかはよく分からないが、おもしろそうなサービスではある。

 ノキアは以前からケータイにGPSを搭載したり、位置情報サービスに力を入れつつあったりする。今回の買収も、未来を見越して売れる可能性のありそうな位置情報サービスを、他に取られる前に取り込んだものなのだろう。
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iエリアが海外でも

2008-07-03 12:47:17 | GPS
iエリア-滞在国情報-
渡航先の位置情報を利用した「iエリア 滞在国情報」サービス、韓国でも可能に (ITmedia)
ドコモの海外向け「iエリア」、韓国で簡易位置情報対応に (ケータイWatch)

 iエリア-滞在国情報-において、7月1日より韓国KTFreetel社のローミングエリアで簡易測位機能が利用できるようになったとのことだ。
 国内のiエリア同様基地局測位で、自分の現在地に近い、天気予報や交通情報、旅行ガイドなどが利用できるらしい。その他の国については、DoCoMo の説明を見る限りでは国単位のようだ。

 サービスがより使いやすい方向にいくのは、望ましいことだろう。
 ただ個人的には、せっかくケータイに GPS がついているものが多くなったのだから、GPS 測位でエリア情報を見られるようにすればいいのに、と思う。スタンドアロンGPSを使えば、すぐにでもできるはずなのだが。

 ただあまり海外で通信サービスを使うと、パケット料がものすごいことになりそうだが・・・
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Super Mapple Digital Ver.9発表

2008-07-02 08:17:45 | 位置情報・地図


ルート検索とまっぷるダウンロードサービスを強化・改良!電子地図ソフト『スーパーマップル・ デジタル バージョン9』発売 (ニュースリリース)
昭文社の電子地図ソフト最新版、ルート検索・GPS連携など強化 (INTERNET Watch)

 昭文社は7月1日、Super Mapple Digital Ver.9 を発表した。8月1日からの発売となる。

 特徴は、
・2008年5月版の地図
・ルート検索機能の強化(カーナビのルート検索エンジンを採用)
・GPSログの取り込み機能の強化

などだ。

 GPSログについて詳細を見てみたい。
 従来は、例えば eTrex Vista HCx で取得したログを Super Mapple Digital に表示させる場合、一旦カシミール3Dで取り込み csv に変換して、それを Super Mapple Digital に取り込んでいた。これが Ver.9 では、NMEA や gpx、au のあしあとデータを直接取り込めるようになったとのことだ。
 この点は Ver.8 で面倒な手順を踏む必要があったところであり、改良は利便性を向上させるだろう。

 ルート検索については、子会社のキャンパスマップル(参照記事)が開発したルート検索エンジンを使用。一方通行・右折左折禁止・時間帯規制・ETC割引を考慮できるとのことだ。
 製品サイトによると、これが今回の目玉機能とのことだ。

 その他、カスタム情報として置いた写真を地図上に表示できるようになったり、マップルとの連携も強化されたらしい。


 ただ、地図ソフトもかなり成熟化が進んでいて、Ver.8 ユーザーからすると Ver.9 を買うメリットは最新の地図データくらいかなぁ、とも思ってしまう(もちろん、新しい地図ソフトを購入する最大の目的はこれなのだが)。
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