GPSケータイを利用する児童対象の防犯システム

GPSケータイを利用する児童対象の防犯システム(ケータイWatch)

　アイティフォーは、GPS ケータイを用いる児童防犯システムを発表した。
　使用できるケータイは今のところ W31T のみとのことだ。また、サーバも含めて大掛かりなシステムが必要で、そのアプリケーションソフトに500万円かかるらしい。

　機能としては、
・1分ごとに位置を確認可能。
・電源を切られた場合に即座にアラームをメールで発信。
・特定のボタン操作で、救助を求めるメールを同報で発信。
・事前に決めた領域から大きく外れた場合にアラームをメールで発信。
・事前に決めた時間移動しなかった場合にアラームをメールで発信。
・「領域」は曜日により決めることが可能。
・「領域」は住所などの簡単な設定でよく、児童に１度歩いてもらって自動修正できる。

「電源」に関する機能の実現法がよく分からないが、au のケータイは BREW アプリで電源が落ちる前に何かしらのアクションを起こせるのだろう。とすれば、電池の取り外しには効果がないのかもしれないが、その場合は位置の更新が起こらなくなるので、アラートの対象になると思われる。

　このシステムを得るための500万という価格が見合うものかが難しい。子どもの安全には変えられないのだろうが、別に 500 万もかけなくとも家庭単位であれば同様のシステムは得られるようにも思う。
　これは、学校や塾が持つことによる、学校や塾の付加価値追加を狙ったビジネスなのだろう。そして学校や塾がシステムを持ち親の代わりに責任を持って子どもを見守り万一のときには対応することに、500万円の価値がありそうだ。