ひらけいメモBlog@goo

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Amazon Cloud Drive(米国)に写真をバックアップしてみた

2016-01-30 16:09:29 | デジカメ
 アマゾンジャパンは2016.1.21、「プライム・フォト」を開始した。これはAmazonプライム会員であれば写真データ(Raw含む)を無制限にAmazon Cloud Driveにアップロードできるというサービスだ。
 これは先行して米国では2014年11月から提供されており、これが日本にも拡大された形となる。

 ただ私はプライム会員ではないので、「プライム・フォト」は使用できない。
 そこで、米国で先行している、米国版Amazon Cloud Driveの有料機能(無制限の写真/Unlimited Photos)を使用することにした。これは2015年3月から提供されているもので、年額11.99ドルで(プライム・フォト同様に)写真データ(Raw含む)を無制限にAmazon Cloud Driveにアップロードできるというサービスだ。
 まずは米国版Amazon Cloud Driveのページから米国Amazonのアカウントを登録(日本のアカウントと米国のアカウントは別)後、Could Driveの有料版を契約した。
 米国版なので英語でアカウント登録を開始するのだが、面白いことにAmazon Cloud Driveのページは日本語で表示され、有料版の契約処理も日本語で行うことができる。

 さて、今回の用途は、写真データのバックアップ、それもCanon一眼レフデジカメのRawデータだ。
 私は現在、写真のバックアップにはGoogle Photosを用いている。しかしGoogle Photosの場合は、写真が圧縮されてしまうという制限もさることながら、Rawデータを無制限にアップロードすることはできない。そこで、RawデータのバックアップにAmazon Cloud Driveを用いることにしたのだ。

 ということで、アップロード元はデスクトップパソコンだ。Get the Appsのページからアプリケーションソフトをダウンロードし、インストールする。
 ただし1つ注意点がある。私はWindows 7を使用しているが、Amazon Cloud Driveのアプリをそのままインストールすると、なぜか日本のアマゾンに接続されてしまった。日本のアマゾンではこのサービスを使用できないため、米国Amazonに接続しなければならない。
 そのためには、インストール時に、「コントロールパネル」にある「地域と言語」の「形式」を英語にする必要がある。インストール完了後は設定を戻して構わない。これでソフトを米国Amazonに接続することができる。(参考サイト:Amazon Cloud Driveの容量無制限プランを1ヶ月近く試用してみてわかった3つのデメリット)



 アップロードは、写真の格納されているフォルダを指定すればよい。フォルダ構造を維持したままアップロードできるので、バックアップという観点では管理はしやすい。(Google Photosはフォルダ構造が維持されず全て同じ場所に置かれてしまうので、バックアップ向きでは無いかもしれない)
 今のところは8000ファイル、170GB程度アップロードしてみた。時間はかかるが、フォルダを設定して放置しておけばよいので、さほどは気にならないと思う。なお、PC版のクライアントソフトは「同期を取る」という発想のソフトでは無いので、都度ファイルなりフォルダなりを指定してアップロードする必要がある。
 EOS Kiss DigitalのCRW/THM、Kiss Digital X / 60D のCR2は写真として認識された。



 問題点は、アマゾンジャパン側で同様のサービスが始まっても、米国Amazonからデータを移すことができない、という点だろうか(もちろんアップロードをやり直せばよいのだが)。一度使い始めたら、日本でサービスが始まってもそのまま米国側サービスを使い続けることが必要となる。
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ハンディクリーナー Dyson DC61購入・レビュー

2016-01-30 11:55:32 | デジタル家電など



 ハンディタイプのクリーナー Dyson DC61を購入したので、簡単なレビューを書いておきたい。

 ネットの記事を読んでいたところ、Dyson V6 Mattressの紹介記事を見かけた。
 ゴミが目にとまったが普通の(キャニスター型の)掃除機を出してくるのも億劫、そんなときにこのハンディタイプの掃除機がよさそうだ。ということで、購入を検討してみることにした。

 記事にあったDysonのハンディクリーナーのページによると、記事にあったV6 MattressとDC61 Motorheadが現行品として挙げられていた。
 最新機種はV6 Mattress。DC61 Motorheadは現行ではあるが型落ち。V6は静音性が向上するとともに、フィルタの強化で排気がきれいになっている、という機種のようだ。

 コジマの掃除機のページによると、V6 Mattressは31,500円。DC61 Motorheadは25,400円。おおよそ6,000円の差がある。
 静音性と排気の違いなら安い DC61 Motorhead か、と考えたが、コジマのページを見ていると、V6 FluffyやV6 Motorheadなどの機種が載っていて、V6 Fluffyは54,000円。V6 Motorheadは44,800円。またDC62という機種が39,800円である。何が違うのか、とネットを検索することになってしまった。

 結論としては、V6 Mattress, Fluffy, Motorheadの本体は V6 で共通。DC61とDC62は型番は違うものの本体は共通。
 違うのは、付属品だった。この付属品の差が価格差に効いてくるようで、特にヘッド部分が効いてくる。

機種名 本体 カーボンファイバーブラシ ソフトローラークリーナーヘッド ミニモーターヘッド コンビネーションノズル 隙間ノズル フトンツール ハードブラシ ソフトブラシ 延長ホース ロングパイプ 価格
DC61 Motorhead DC61/DC62 × × × × × × 25,400
DC62 DC61/DC62 × × × × × × 39,800
V6 Mattress V6 × × × × × 31,500
V6 Trigger V6 × × × × × × × 30,500
V6 Motorhead V6 × × × × × 44,800
V6 Motorhead+ V6 × × 53,500
V6 Fluffy V6 × × × × × 54,000
V6 Fluffy+ V6 × × 63,800
ハンディークリーナーツールキット(並行輸入) - × × × × × × 7000強

 カーボンファイバーブラシ、ソフトローラークリーナーヘッドは、普通の掃除機として使う場合のヘッド部分。ミニモーターヘッドは布団掃除など用の小型ヘッド。
 コンビネーションノズルは、やや堅めのブラシ。
 隙間ノズルはその名の通り、細い隙間を掃除するためのツール。
 フトンツールもその名の通り、布団掃除用ツール。
 ハードブラシは、堅めのブラシ。
 ソフトブラシは、柔らかいブラシでテレビなどのほこり取りにも使えそう。
 延長ホースは、フレキシブルな延長ホース。
 ロングパイプは、堅い延長パイプ。ハンディータイプのDC61にこれをつければ、コードレスのDC62と同等となる。
 なお、ハンディークリーナーツールキットというのは、並行輸入品の付属品セットだ。
 家電WatchのDC62およびDC61の記事が参考になる。


(DC61付属ツール。左上:ミニモーターヘッド 右上:フトンツール 左下:隙間ノズル 右下:コンビネーションノズル)


(ハンディークリーナーツールキットのツール。上から、ハードブラシ、ソフトブラシ、延長ホース、フトンツール)


 今回の目的は、ハンディータイプの掃除機、だ。普通に掃除をするときは既に保有している、コンセントにつないで使うキャニスター型(紙パック)の掃除機を使えばよい。そのような観点で、機種と付属品は何があればいいのか、検討してみることにした。
 実際に購入したあとの使用状況も考慮して、必要な付属品は下記だ。

・コンビネーションノズル
・延長ホース

 ハンディークリーナーとして使うという目的から、ヘッド部分とロングパイプは不要。
 布団掃除用のミニモーターヘッドとフトンツールは布団掃除用には必要だが、ハンディークリーナー用途であれば不要。
 延長ホースがついている機種は限られるが、このフレキシブルさはハンディクリーナーとして使うには必須だ。これにより掃除時の自由度が飛躍的に増す。

 上記の表によると、価格の面では、ヘッドとロングパイプの付属する(コードレスクリーナーの)DC62、V6 Motorhead、V6 fluffyが高く、逆にハンディータイプもしくは布団クリーナーのDC61 Motorhead、V6 Mattress、V6 Triggerが安いことが分かった。
 今回欲しいのはハンディークリーナーなので、安い側のDC61 Motorhead、V6 Mattress、V6 Triggerを候補とできる。
 できれば一番安いDC61 Motorheadがよいが、これには延長ホースが無い。一般的に販売されている機種からハンディークリーナーを選ぶとすれば、延長ホースのあるV6 Mattressがよいと思う。

 ただ、Amazon等で販売されているハンディークリーナーツールキットの構成がなかなか秀逸で、ここにはフトンツール、ハードブラシ、ソフトブラシ、延長ホースが入っている。これにDC61 Motorheadを組み合わせると、フトンツールが重複してしまうものの、なかなか使いやすい構成とできそうだ。
 ということで、DC61 Motorheadとハンディークリーナーツールキットを購入した。実は便利かもしれないとロングパイプも並行輸入品を購入したのだが、こちらは購入後1ヶ月経過した今も使用していない。


 購入して1ヶ月になるが、ハンディークリーナーは目についたゴミをサッと掃除することができ、とても便利だ。


(DC61外装箱)


(DC61開封)


(DC61本体と付属品)

 普段はコンビネーションノズルのみを使用。ところによっては延長ホースを組み合わせる、という使い方をしている。
 ソフトブラシもなかなか便利で、テレビなどのホコリ取りに重宝する。
 ただし、ゴミ捨てには難がある。これはサイクロン方式によるもので、紙パック式には劣る点だ。Dysonのページにはワンタッチでゴミを捨てることができる、と説明はされているが、髪の毛等が中で絡まってしまい掻き出す必要があったりすることと、捨てるときにどうしてもせっかく吸い取ったホコリが舞ってしまう。なおカプセル集じんの方式よりは捨てやすいかもしれない。

 ゴミ捨て時の欠点もありはするが、とにかく便利なハンディークリーナー、DC61。おすすめだ。

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Synology DiskStation DS215j 設定・レビュー2

2016-01-24 17:56:28 | パソコン


 DiskStation DS215jを購入、初期設定まで完了した。

 実際の運用の前に、次の設定を行った。

・システム-更新と復元、から最新版のDSMをダウンロード。

 最新パッチが未適用の状態になっているので、これをインストールした。

・システム-地域のオプションから、タイムゾーンをTokyoに変更。(元々はSeoulになっていた)


・ユーザー-詳細-2ステップ認証から、すべてのユーザーには2段階認証を強制化。

 外部からアクセス可能であるため、2段階認証でセキュリティを強化した。Google認証システムのスマートフォンアプリでコードを生成する方式。

・コントロールパネル-ネットワーク-DSM設定、から、HTTPS接続を有効に。
・コントロールパネル-WebサービスからHTTPS接続を有効に。


 外部からアクセス可能であるため、HTTPSを用いる。

・コントロールパネル-通知-電子メール、から、電子メール通知を有効にする。

 何かあるとメールが届くようになる。

・メインメニュー-セキュリティアドバイザー

 DS215jのセキュリティ設定をこれでチェックする。問題があればレポートされるので、漏れが無いよう対策する。

・Antivirus Essensial

 ウィルス対策のパッケージ。パッケージセンターからインストールする。


 引き続き、バックアップ用に用いていた外付けハードディスクのデータ移行を行った。
 まずは、コントロールパネル-共有フォルダから、バックアップ用の共有フォルダを作成した。

 次いで外付けUSB HDDをDS215jに接続し、File Stationで外付けHDDから先ほど作成した共有フォルダにデータをコピーした。DiskStationはNTFSフォーマットの外付けUSB HDDをPCを介さず直接扱うことができる。便利な機能だ。
 一晩かけてデータのコピーが完了。運用を開始した。


 購入して1ヶ月ほどになるが、現時点で使用しているパッケージは、Cloud Station(プライベート版Dropbox)とPhoto Station(プライベート版Google Photo)だ。
 Note Station(プライベート版Evernote)もインストールしたが、Evernoteから抜けられず使っていない。これはEvernoteと連携しているスマートフォンアプリがNote Stationでは使えないためだ。著名サービスであればこれと連携するアプリが充実しているが、そのようなアプリが使えないのは残念な点だ。
 Dropboxのファイルはほぼ引き上げて、Google DriveとCloud Stationに移行した。パブリッククラウドに置くのは気になるようなファイルも、Cloud Stationであれば置くことができるかもしれない。
 Photo Stationは、iPad及びAndroid端末2台(ただし内1台はGoogle Photoを併用)の写真データ格納先に設定している。Google Photoはファイルサイズが縮小されてしまうことと、アップロード先のフォルダが指定できないこともあり、データ管理・バックアップという観点では使いづらい。その点Photo Station(スマートフォンアプリはDS Photo)はアップロード先が指定でき、画像データは変化しないので、使いやすいと思う。

 なお1000BASE-T環境で、CrystalDiskMarkでの測定によると、Seq Read 65MB/s、Seq Write 71MB/sの結果となった。

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Synology DiskStation DS215j 設定・レビュー1

2016-01-24 17:18:36 | パソコン


 Synology DiskStaion DS215jを購入したので、その設定と、簡単なレビューを書いておきたい。

 購入の目的は、写真データ、その他ファイルのバックアップ。そして2台のPC間でのデータの共有だ。

 これまで、写真データ(JPEG/RAW)はデスクトップパソコンの内蔵HDDと1T外付けHDDに2重に保存。デスクトップとノートパソコン計2台にあるその他ファイルは年に数回DVDにバックアップしていた。
 しかしながら、外付けHDDには(他のデータも入っているため)そろそろ一杯。ノートパソコンのバックアップもDVD1枚に入らなくなり、バックアップ方法の再検討が必要となってきた。
 そのような中、NASの紹介記事を見かけ、購入を検討することとした。

 NASは記事で紹介されているウェスタンデジタル製や、REGZAの録画用に購入したことのあるI-O DATA製もあるが、Amazon等を見ると今の売れ筋はSynology DiskStation DS215jらしい。ということで、このDS215jを購入してみることにした。

 DS215jは2ベイのNASで、HDDは自分で購入して組み込む方式だ。HDD 1台でも運用でき、後から1台追加することも可能らしい。が、せっかくの2ベイなのでここは最初からHDD 2台で運用することにした。
 HDD容量は、2Tあれば足りそうだが、余裕を見て3Tとした。機種はNAS向けのWD Redとした。
 なおHDD 2台の運用方法だが、デフォルトで適用されるSHRを使用することとした。2台の場合はRAID1相当となり冗長性を持たせることで、HDD 1台のみの故障であれば復旧が可能となる。

 運用するに当たっては、下記を参考にした。別機種の記事もあるが、Synology社のNASはDSMというOSが共通で使われているので、別機種の記事でも参考になる。

写真や動画の保存先にちょうどイイ 初めてのNASに最適なSynology「DS215j」
OneDrive同期、クラウドノート、SSDキャッシュなどなど クアッドコアCPU+DSM5.1で他を圧倒するSynology「DS415+」
“初めてのNAS”にSynologyを選ぶ3つの理由
ITmediaのSynology宣伝ページ
Synology「DS415play」~Windows感覚で簡単に使える高機能・高速NAS
NASとクラウドを併用して目指すストレージ充 第1回


シンプルなパッケージ。


シンプルな説明書。


外観。


ディスク設置。


電源とコード。

 説明書はかなりシンプルだが、特に問題なくディスクの組み込みまでは終わった。
 LANケーブルを接続し、電源を投入した。この後はデスクトップパソコン側から操作する。


http://find.synology.com/からDS215jに接続する。


 後は指示通りにクリックしていく。






 しばらく待つと、DS215jは再起動し、再接続される。




 ここでユーザー名とパスワードを設定するのだが、これは外部からの接続時にも使われる情報となる。パスワードの強度はできるだけ強いものがよいと思う。


 自動アップデートに設定。


 推奨パッケージは、とりあえずインストールしておいた。後で削除することも可能。推奨パッケージは、Audio Station、Cloud Station、Download Station、メディアサーバー、Photo Station、Video Station。


 QuickConnectを設定する。この情報と、先ほど設定したユーザー名・パスワードで外部からDS215jに接続することができる。


 設定終了。
 これで使えるようになる。


 基本的な操作は、画面左上のメインメニュー、コントロールパネルから行う。またファイル操作はFile Stationから行う。


 実際の運用の前にいくつか設定をしたのだが、それは次回記載したい


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