ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

ミニ地図帳「ALPSLAB print」

2007-04-29 15:56:44 | 位置情報・地図
プレスリリース
1枚の紙からミニ地図帳を作成できる「ALPSLAB print」 (INTERNET Watch)
1枚の紙からミニ地図帳を作る「ALPSLAB print」、アルプス社が提供 (CNET)
A4用紙でミニ地図帳を作る (ITmedia)

 アルプス社は4月26日、ALPSLAB printなるサービスを開始した。ALPSLAB baseALPSLAB routeの「印刷」機能から利用することができる。
 ただの地図の印刷機能では無い。1枚の紙に出力して、それを切って折ることにより、表紙込みで8ページのオリジナル地図帳ができてしまうというサービスだ。「印刷」をクリックするとメニューが出てくるので、「ミニ地図帳」を洗濯するとPDFが生成される。これを印刷して、加工すれば完成だ。簡単に地図帳を作ることができてしまう。
 見開き3ページの、3種類の縮尺で構成される地図帳をALPSLAB baseから、ルート検索の結果を簡単に見ることのできる地図帳をALPSLAB routeから印刷することができる。

 雑誌の付録などで、このように切って折って本を作るようなものは見たことがあるが、それを地図でやってしまうサービスは初めてみた。アイデアがいいし、おもしろいし、便利だ。

 わたしは PDA の PocketMappleDigital やケータイナビで間に合わせてしまうのでさほど使う機会は無いが、紙だからこその便利さはやはりあると思う。この連休は、試すちょうどいい機会になるだろう。
コメント

HSDPA+3インチ液晶のN904i

2007-04-24 12:25:26 | 携帯電話など
904iシリーズを開発 (プレスリリース)
3.1インチワンセグ、3インチWVGA+HSDPA、タッチパッド、体感ゲーム、スリム&小型──ドコモ夏モデル発表 (ITmedia)
ドコモ、904iシリーズ5機種を開発 (ケータイWatch)
3インチワイドVGA液晶とHSDPAのデザインコラボ端末――「N904i」 (ITmedia)
写真で解説する「N904i」 (ITmedia)
6軸手ブレ補正機能やワイドVGA液晶搭載のHSDPA対応「N904i」 (ケータイWatch)

 NTTドコモは4月23日、夏モデル5機種を発表した。

 わたしが持っているN903iの後継N904iを、地図表示などの観点から見てみたい。
 まず特徴は3インチWVGA液晶。N903iはVGA+であったがそれよりもピクセル数が増え480×854ピクセルになるとともに、3インチの大型液晶を搭載してきた。従来のN903iが2.5インチと今となっては小さめであったことを考えると、情報量・見やすささもに向上していると考えられる。
 なおプリセットされている地図アプリはN903i同様、ゼンリン地図+ナビ。動かしている画面の写真を見ると、N903iであった画面上方の不自然な一行空白が無くなり、縦方向のピクセル数が増えたことと合わせ、地図の表示範囲が増えているようだ。

 もう一点の注目は夏モデルで唯一搭載された HSDPA。これによりデータのダウンロードが高速になり、地図表示時のストレスも低減されているものと思われる。

 もちろん GPS は搭載、ゼンリン地図+ナビ使用時必須のニューロポインターも搭載している。


 個人的には、他に VGA 液晶を搭載してきている機種が無いことが意外だった。VGA 画面による地図表示やフルブラウザは快適であり、ここに価値を見いだせれば唯一の選択肢になりそうだ。

(N903iをWVGAと記載していたので修正いたしました)
コメント

スマートフォン向けNAVITIME

2007-04-20 14:37:26 | GPS
「NAVITIME」をスマートフォン向けにサービス提供開始 (プレスリリース)
ナビタイム、「Nokia E61」向けにナビサービスを提供 (ケータイWatch)
「E61」で使えるNAVITIMEアプリが登場──ナビタイムジャパン (ITmedia)

 ナビタイムジャパンは4月16日、ノキアのスマートフォン「E61」向け「Nokia E61向けNAVITIMEアプリ」の提供を開始した。現状は「お試し版」の扱いで無料。5月半ばの本サービス開始時には有料(価格は掲載されていない)となるそうだ。ITmedia の報道によると、ネイティブアプリとのことだ。

 画面を見る限りでは、基本的には 903i といったケータイ向けに提供されているサービスと同等のようだ。また本サービス時には「道路交通情報」が使えることが明らかになっている。DoCoMo ケータイ版同様、渋滞情報の有り無しで2通りの価格が設定されるのかもしれない。

 E61 は Bluetooth 接続で GPS レシーバーと接続できると聞く。E61 向けの NAVITIME アプリで、このような GPS レシーバーを使うことはできるのだろうか?


 なお、ナビタイムジャパンとしてはこれを皮切りに、スマートフォンに積極的に対応していくそうだ。
コメント

地図連動のアクセス解析

2007-04-20 12:58:02 | 位置情報・地図
なかのひと
あんな所から見られてた!――地図連動のアクセス解析「なかのひと」 (ITmedia)

「なかのひと」なるサービスが提供された。
 アクセス解析ツールなのだが、アクセス元を地図上にプロットして「一目で分かる」ようにしてしまうのがすごい。

 今まで妙なメールが来たときに WHOIS でアクセス元を調べておおよその場所を知る、ということは確かにやってみたことがあるが、この「なかのひと」はそれを自動で行い、さらにはピンポイントで地図上にプロットしてしまう。膨大なデータもまとめ方でこんなにおもしろくなる、という目から鱗なサービスだ。また簡単に利用できてしまうのもすごい。

 このサービスは、WHOISから得られる組織名からYahoo!地図情報を利用して緯度経度を割り出し、そして同様にYahoo!のサービスを利用して地図表示をさせている。いわゆるマッシュアップサイトだが、様々なマッシュアップ向けサービスが提供されはじめている今、アイデア次第でいろいろできるということがよく分かる。
コメント

NiftyのCGM 地図

2007-04-19 23:07:21 | 位置情報・地図
ニフティ、みんなでつくる地図サービス「@nifty 地図・地域ガイド」を開始 (ニュースリリース)
ニフティ、みんなでつくる地図サービス「@nifty 地図・地域ガイド」を提供 (CNET)
ニフティがユーザー参加型地図 (ITmedia)
お気に入りスポットを共有する「@nifty地図・地域ガイド」 (INTERNET Watch)

 ニフティは4月17日、「@nifty 地図・地域ガイド」を公開した。
「地図」そのものと、ユーザーによるスポット登録・口コミも含まれるスポット情報の2つから成っている地図サービスだ。

 地図はマピオンのスクロール地図で、スポット情報などを表示させなければスムーズで使いやすい。地図の上にはその場所の天気がオーバーレイ表示されている。また「時間距離円」なるものを表示させる機能があり、例えば徒歩30分に相当する円(と言っても、徒歩5分で半径400m程度の真円)が表示される機能がある。
 さらにルート検索機能があり、地図の中心地から駅(近そうな駅複数から選択)までの徒歩ルート検索や、出発点と目的地を入力しての駅までの徒歩+路線検索機能も、地図サービスに統合されている。
 ということで、単純に地図サービスとしてはそこそこ充実した機能を持っている。

 次にスポット登録/表示機能だ。なおスポットの登録は会員にならないと行うことができないので、まずは閲覧から試してみた。

 スクロール地図からは、カテゴリを選んでスポットを表示させることができる。なお地図をスクロールさせると、移動した場所を中心に自動的に再検索を行う。この機能がうるさく感じれば、非表示にすることもできる。
 とりあえず、ここで表示されるスポット情報は一般的なもので、口コミの内容を見たりすることはできないようだ。ユーザーが登録したスポットを見ることができるかはよく分からないが、恐らくできるものと推測される。表示順もよく分からないのだが、クチコミ・クリップ情報が反映されている可能性もある。スポットをポップアップ表示させてスポット名をクリックすると、スポットの詳細表示画面に飛ぶ。

 口コミ情報を参照するには、地域ガイドを表示させる。こちらでは「カテゴリ」や「地域」を選択してスポット情報を参照することができる。この時の表示順は「人気順」「クチコミ点数順」「新着順」から選択することが可能だ。このクチコミ登録時には★の数で評価をすることができる。「クチコミ点数順」はこの★の平均値で評価されているようだ。「人気順」は(クリップ数x2+クチコミ登録数)*10をポイントとし、ポイントの高い順に並べているように見える。つまりはクチコミやクリップが多いほどポイントが上がって上位に表示される仕組みだ。
 なお、クチコミやクリップには、スポットが予め登録されている必要がある。

 このサービスの特徴はクチコミ機能にある。ただこのクチコミ・クリップ機能、スポットが登録されていないと意味がない。この点にぬかりは無く、その数サービス開始時で100万件。例えばグルメ情報であれば、店舗名・住所・電話番号・定休日・営業時間・店舗写真といった基本情報は既に入力されている。これにより、ユーザーがクチコミ情報を書きたくなったり、クリップしておきたいと思ったときに、そのスポットが登録されていないために情報が増えなくなる、ということを防いでいる。
 この点から、今後情報が増えて育っていくサービスになるかもしれない。ちょっとしばらく見ていきたい。
コメント

So-net buzzmap で携帯からの登録機能

2007-04-17 01:23:16 | 位置情報・地図
「So-net buzzmap」、ブログとの連携でより楽しく (ニュースリリース)
みんなで作る位置情報サイト「So-net buzzmap」、ブログ連携を開始へ (CNET)
口コミ地図「So-net buzzmap」にブログ連携機能 (ITmedia)
「So-net buzzmap」に新機能――ブログとの連携や携帯からのお気に入り登録機能など (ITmedia)

 ソネットエンタテインメントは3月28日、ソーシャルマップ「buzzmap」にて、ブログ連携機能と携帯電話からの地点登録機能を追加したと発表した。
 buzzmapは1月に記載した通り、自分用地図帳を作ることができるとともに、それを他のユーザーも参照できる、ソーシャルマップだ。

 今回は地図へのトラックバックがまず追加された。ただ単にトラックバックするだけでなく、buzzmap にログインした状態でトラックバックを行うと、自分用地図帳にそのスポットが追加される。
 また、ブログに地図を貼り付けたり、地図からブログにトラックバックすることでブログから地図へのリンクを簡単に設定することもできるようになった。

 携帯電話からは、自分用地図帳にアクセスできるようになったとともに、その編集もできるようになった。しかしながら、DoCoMo の GPS つき端末対応は未了だ。


 個人的にはこのサービス、携帯電話からも閲覧でき、かつ周辺検索もできるという点が気になっている。今後も携帯電話用機能のアップデートを追っていきたい。
 ところで、同じSONY関連で、Petamapと連携しないのだろうか・・・
コメント

「みんなの地図2」紹介記事

2007-04-16 23:59:02 | GPS
 2007年4月26日、GPSレシーバーに対応したPSP用の地図ソフト「みんなの地図2」が発売となる。
 これに先駆けての紹介記事を、紹介したい。

 まずは地図SNSと連動! 発売前のPSP『みんなの地図2』を触ってみた。普通のレビューではあるが、発売前だけに参考になると思う。みんなの地図2ではGPS対応ももちろんだが、目玉の1つが無線LANで測位を行う PlaceEngine だと思う。これについても書かれている。
 このレビューで初めて知ったのが、「1回で検索できる距離は目的地から約3km前後」ということだ。このレビューによると「膨大なデータを処理しなくてはならないため」とのこと。
 PetaMap も紹介されている。ただその真価はみんなの地図2との連携とそれによる情報量の増加にあるようで、まだ簡単な紹介にとどまっている。


 次は、PSPが電子地図になる「みんなの地図2」。スタパ齋藤氏による特徴的なレビュー記事だ。
 まず最初に触れたのが先に挙げた PlaceEngine。ここに前半が費やされている。これだけで読んでみたくなること請け合いだ。
 そして次に紹介されているのはソーシャルマッピングの PetaMap。ソーシャルマッピングは今注目しているサービスだ。これについても詳しく説明してある。ただこの記事は本日付けのものではあるが、それでもみんなの地図2が発売される前なので、軽く触れる程度となっている。

 とにかく、PlaceEngine の「凄い!! スゴ過ぎる!!」が伝わってくるレビューだ。GPS による測位はどうがんばっても屋内での位置測定は厳しい。GPS 以外の測位技術との組み合わせが必要となってくるが、今はその相手が基地局測位であり、PHS ならまだしも 2G/3G ケータイでは精度は悪い。が、一般ユーザーが使える GPS 以外の測位手法は基地局測位止まりだった。
 無線LANや赤外線、RFID などで位置測定をする技術はあったものの、一般ユーザーには身近ではなかったように思う。そこへ登場したのがこの PlaceEngine だ。みんなの地図2では簡単に使えてしまうところがすごい。
 もちろん日本中どこででも使える訳ではないが、PSP と言う普通に使える機器に搭載され、わたしたちが簡単に使えるようになることが、広がるきっかけになるかもしれない。興味深い技術だ。
コメント

GPS搭載のW-SIM

2007-04-13 12:31:12 | GPS
「GPS内蔵W-SIM」や「スタンドアロンW-SIM」を参考出展――エイビット (ITmedia)
エイビット,ウィルコムの展示会でGPS内蔵のW-SIMモジュールなどを参考出品 (ITPro)

 エイビットは4月12日の展示会で、GPSを搭載したW-SIMを展示した。
 記事によると、搭載されている GPS は高感度で定評のある SiRFstarIII。アンテナまで内蔵しているそうだ。ログの保存機能もあるとのこと。既に実際の端末に装着しての動作確認を進んでいるという。

 気になるのは2点、受信感度と、初期測位の早さだ。
 まずは受信感度。これは初期測位の早さにも影響する。写真を見る限りではアンテナは小さそうだ。W-SIM に内蔵とのことで受信感度に取って有利な場所にアンテナを付ける訳にもいかない。さすがの SiRFstarIII でも、実使用時の感度はちょっと落ちるかもしれない。W-SIM の I/F 以外に外付けアンテナ用I/Fを設ける訳にもいかないだろうし・・・
 次に初期測位の早さだ。一般的なケータイGPSでは、測位を助けるための補助データをネットワーク経由で得ることにより、数秒という測位を実現している。この補助データがなければ40秒程度はかかるだろう。このデータを送るための仕組みはW-SIMメーカーのみでは難しいと考えられるので、ウィルコムがどの程度力を入れてくるのかが、気になるところだ。とは言ってもケータイでは測位をし続ける訳には行かず40秒という初期測位時間は許容できないはずなので、何か仕組みは作ってくるはずだ。

 この2点さえクリアできてしまえば、屋内でも可能な PHS による基地局測位と精度の高い GPS による基地局測位を組み合わせることができる。無線LANも含めて3種類によるハイブリッド測位ということもできるだろう。

 キッズケータイpapipo!など、今までウィルコム網を使った子どもを守るための端末がいくつか出ているが、その弱点は位置測定が PHS による測位機能のみで精度が GPS ほどはよく無い、ということであったと思う。GPS 搭載 W-SIM が実用化されればこの弱点が克服される。さらに、3G ケータイへの GPS 搭載義務化を受けて他社端末が GPS を搭載していく中で、PHS による基地局測位もできるウィルコム機に GPS が搭載されれば優位性が出る。期待したい。


(07.4.14 追記)
 ケータイWatchの記事によると、感度の問題は課題。測位方式はウィルコムと協議中とのこと。この協議によっては測位のためのデータをネットワーク経由で得られることができ、測位速度・感度の向上に大きく貢献できる。注目していきたい。
コメント

SONYのPND、nav-u「NV-U1」

2007-04-11 00:32:32 | 位置情報・地図
「ピタッと吸盤」で、ダッシュボードに簡単取り付けポータブル・カンタンナビ “nav-u”(ナブ・ユー)発売 (プレスリリース)
ソニー、4.3型液晶搭載のポータブルナビ“nav-u”「NV-U1」 (ITmedia)
ソニー、ポータブルカーナビ「nav-u NV-U1」 (ケータイWatch)

nav-u NV-U1+VICSユニット

 SONYは2月27日、PND(Personal Navigation Device / Portable Navigation Device)である nav-u「NV-U1」を発表した。3月22日に発売している。詳しくはnav-uのページをご参照いただきたい。

 とりあえず、三洋新製品のミニゴリラ(電池外付け版)との比較を見てみよう。なおNV-U1のリンク先はVICS対応のものだが説明内容は本体のみだ。

NV-U1ミニゴリラ、NV-SD200DT
GPS?ch, ?dBm12ch, -134dBm
外付けGPSアンテナ内蔵内蔵
重さ360g290g
大きさ134x79x44141×83×25mm
液晶4.3インチ4.5インチ
地図データ格納場所内蔵/メモリスティックDuo内蔵2GB
外部メモリメモリースティックDuo(地図更新用)
外部接続USB2.0なし
電池容量内蔵-
稼働時間4時間-
ナビソフト
ナビ以外機能なしワンセグ受信
検索対象施設数住所3000万, 施設200万(外部メモリ使用時)住所3,000万, 施設208万
ログ取り×?×
住所検索号?
施設名検索
電話番号検索280万
VICS○(外付け)×
防滴たぶん×たぶん×
周辺検索範囲
小売価格59,800円7万円程度


 nav-u「NV-U1」は外部メモリを併用した場合だが、カーナビとしては申し分のない性能を持っていることが分かる。ただ GPS 性能が不明なのが気にはなる。
 この表に、1つ注目すべき点がある。それは VICS 対応だ。日本の PND で VICS に対応したのは、この製品が初めてではないだろうか? 仕組みは、クレードルに VICS ビーコンユニットを装着するだけ。これで据え置き型カーナビと同様、VICS 情報を受信できるようになってしまう。

 さらに表には現れない(今まで必要と思っていなかったので項目としなかった)ものがある。それは、気圧センサーと加速度センサーを内蔵し、ある程度は GPS 信号が途切れてもナビができる点だ。これも今までの日本の PND には無く、非常に驚くべき高性能だと思う。

 この性能で価格は59,800円。VICS つきで79,593円。これならば、価格対性能でも、十二分に据え置きカーナビにも対抗できるのではないだろうか?
コメント

goo地図で動画映像との連携実験

2007-04-10 20:20:30 | 位置情報・地図
「goo」で地図と動画連動させた「ウォークスルービデオシステム」の実証実験を開始 (ニュースリリース)
街の移動映像とスクロール地図を同期、gooラボで実験 (INTERNET Watch)
gooラボ,ウォークスルー機能で臨場感を高めた地図サービスを実証実験 (ITPro)

 NTTレゾナントは4月10日、「ウォークスルービデオシステム」というシステムをgoo lab上で公開した。
 地図で移動をしたときの景色がビデオ撮影された実写で表示されるというシステムだ。Mapion3D Mapの実写版のようなイメージだ。3D の CG よりも写真の方が分かりやすく、また写真よりも動いていた方が分かりやすいとの考え方だ。

 と聞くと、地図を移動させるとそれに従って周りの景色が実写の動画で表示されるのか!? と想像するのだが、残念ながら移動は決められた経路を自動(手動のモードはあるが、交差点で移動する向きを選択肢の中から選べるのみ)で、「見た目」ではただ街を走っている映像を写しながら地図を決められた方向に動かしているように見えてしまう。
 ただ3Dの動画映像というのはパッと見た目分かりやすいし、これと全体をつかみやすい 2D 地図が組み合わさることによるメリットはありそうだ。

 なお、位置に関連するブログ検索と画像検索の結果を表示させることもできる(ただ試した限りでは検索がヒットしなかった)。また、映像や画面内にその地点に関連する情報を表示することができるとのことだ。例では「新橋駅銀座口前」を見ると、すぐにその地点のガイドが映像上に重なって表示される。
 プレスリリースでは映像と情報の重ね合わせの例として広告を出すことが挙げられているが、実写映像と3D CG(広告の例で言えば看板など)を重ね合わせれば、何かおもしろい使い方があるのかもしれない。
コメント

ミニゴリラ新機種発表

2007-04-10 12:21:09 | 位置情報・地図
NV-SB250DT

新しい「ミニゴリラ」は、車でも、街でも気軽に使える充電池内蔵タイプ (三洋電機ニュースリリース)
充電池内蔵で持ち歩きも楽々! 三洋電機、ポータブルナビ新「ミニゴリラ」を発表 (CNET)
三洋、ワンセグ対応ナビ「ミニゴリラ」を電源内蔵に (AV Watch)
三洋電機、充電池内蔵で歩行利用時の地図表示にも対応した“ミニゴリラ”『NV-SB250DT』を発売 (ASCII.jp)

 三洋電機は4月9日、ワンセグ対応 Mini GORILLA(ミニゴリラ)の新機種「NV-SB250DT」「NV-SD200DT」を発表した。
 変更点は次の通りだ。

・より詳細な地図を表示可能に。

・住所検索数が3,000万件(従来150万件)と大幅に増加。

・電話番号検索数が280万件(従来180万件)と増加。
 なお施設名検索は従来モデル同様208万件。

・電池内蔵機種を発売
「NV-SB250DT」では電池を内蔵した。ワンセグ視聴は連続4時間。なお「NV-SD200DT」は従来機同様、車外で使用するには外付け電池ボックスが必要となる。

 サイズは、従来機NV-SD10DTとNV-SD200DTでは変更無い。
 ところで、ワンセグ非搭載モデルはバージョンアップしないのだろうか? ミニゴリラは今後、ワンセグ搭載を売りにしていくのだろうか?


「内蔵電池搭載」を全面に押し出しているためにそれが売り文句なのかと思っていたがそうでも無いらしく、従来機同様に外付けタイプの新機種「NV-SD200DT」も発売されている。個人的には、住所検索がより詳細にできるようになったことは大きいと思う。また表立って書かれてはいないが、電話番号の検索対象数も増えている。さらに、より詳細な地図を表示できるようになったという。
 最近複数のケータイカーナビを使っているが、使い勝手に大きな影響を与えるものの1つに、検索対象数がある。その中でもよく使う検索機能は、施設名検索と電話番号検索だ。これで検索できない場合に住所を入力している。住所入力は最初に県、次に市、と順に絞っていく方式のものが多く入力しづらいため、最近はあまり使わない。
 ということで、個人的にはさらに施設名(観光地名)や電話番号検索が増えていくとありがたい。タウンページの掲載数は1,000万件を超え、また発表時のプレゼン資料によると同社DVDナビの電話番号検索数は1,000万件という。

 また、今後は据え置きカーナビでは当然のように対応している、VICS 対応が考えられる。これには SONY nav-u のように専用ユニットを搭載するものだけでなく、携帯電話に接続する形のものも出てくるものと思う。専用ユニットはどうしても費用がそれなりに必要となってしまう。さて、どうなるだろうか?
コメント (2)

PND比較記事紹介

2007-04-10 08:40:49 | 位置情報・地図
 webCGというサイトに、PND(Personal/Portable Navigation Device)の比較・紹介記事が掲載されはじめているので紹介したい。
 対象となる製品は、三洋mini GORILLA、Garmin nuvi360、SONY nav-u、Clarion DrivTrax P5、ソシエテアペックス JROAD(これは初耳)の5機種のようだ。
 今のところは概要および取付についてのみだが、今後どのような比較記事になるのか、楽しみに読みたい。

nuvi360日本語版

ミニゴリラ、NV-M10

nav-u NV-U1+VICSユニット

DrivTrax P5

JROAD JRN410
コメント

PC版NAVITIME でスクロール地図

2007-04-09 12:32:48 | 位置情報・地図
 ふとPC版NAVITIMEを使用していると、地図表示がスクロール地図に変更になっていた。
 今までPC版NAVITIMEでは 郵便番号検索のような一部サービスではスクロール地図を採用していたが、通常使用する地図閲覧機能だけはどういう訳かスクロール地図を採用しておらず、画面中心から見てクリックした方向とは逆方向に地図が動く(クリックした場所が中心になるのならば分かりやすいが、そうでも無い不思議なI/F)となっていた。
 それが、先日使ってみると、操作インターフェースが一新されスクロール地図が採用されていた。

 MaipionBB や Google Maps 初め、既に PC 用の地図サービスはほとんどがスクロール地図を採用している。また Google Maps API を使用しているサイトの地図は当然スクロール地図だ。そんな中 PC 版 NAVITIME の地図操作インターフェースはどうにも使いづらく、PC 版 NAVITIME の使用頻度が減る大きな要因となっていた。
 ただこのスクロール地図、地図そのものの使用感は Google Maps と比べてもまだまだで、スクロール時の描写速度は使用に耐えないほどでは無いが引っかかりを感じる。それに地図領域も小さい。地図表示だけが目的のサイトでは無いのだが、もう少し工夫が欲しいところだ。

 そうは言っても、従来の地図表示インターフェースと比べれば大きな進化であることは確かだ。NAVITIMEの優位点の1つのである携帯電話側との連携を活かす意味でも、今後の改善に期待したい。
コメント

Googleのマイマップ(My Maps)

2007-04-06 00:01:58 | 位置情報・地図
「Google マップ」上に“マイ地図”を作れる新機能 (INTERNET Watch)
Google Mapsに新機能「My Maps」 (ITmedia)
Google マップにオリジナル地図作成機能「マイマップ」が追加 (CNET)
Googleマップに自分だけの地図を作成できる「マイマップ」機能 (マイコミジャーナル)
フォトレポート:絵で見るGoogle Mapsの新機能--「My Maps」 (CNET)

 Google は4月5日、Google Maps 上で自分用地図を作ることができるサービス、マイマップ(My Maps)機能を追加した。
 従来 Google Maps API を使用して作っていたようなページが、Google Maps を使うだけでできるようになったということだ。

 ということで、試しに作ってみた。こちらのお試しページだ。

 これは簡単だ・・・・・
 この例ではコメントと写真しか入れていないが、記事にあるように多角形を書いたりすることも簡単にできる。今のところ複雑なことはできないが、これから機能が向上していくことは十分に考えられる。
 さらにおもしろいことに、この「マイマップ」で作った地図情報を、簡単に KML 形式で出力することもできてしまう。


 なお、このマイマップ、「公開」した場合は、Google の検索結果に含まれるという。
コメント

インクリメントPとPND

2007-04-05 17:22:40 | 位置情報・地図
ニュースリリース
インクリメントP、ポータブルナビのソリューション提供 (ケータイWatch)
インクリメントP、PND市場に参入、地図データやカーナビ用アプリを開発 (CNET)
インクリメントP、ハンディナビ向けの地図データを開発 (ITmedia)
マイタック、4.3型タッチスクリーン搭載のハンディナビ「Mio DigiWalker C323」 (ITmedia)

C323
Driv Trax P5


 インクリメントPは4月3日、PND 向けのソフトウェアソリューションの提供を開始したと発表した。その内容は、Windows CE向けのカーナビアプリケーション、そしてその地図データだ。番地までの住所検索を初めとした検索機能も含まれている。用途は Windows CE を搭載した Personal(Portable) Navigation Device、PND。これにより PND メーカー(もしくは Windows CE 搭載 PDA の開発実績があるメーカー)は、インクリメントPの持つ優れたカーナビソフトと地図データを使用した PND の提供が可能になる。
 今後は、データの更新、リアルタイム渋滞情報の提供も計画しているとのことだ。
 2009年度では国内シェアの半数を目標としているという。

 このソリューションは、既に搭載機種が発表されている。clarion の Driv Trax P5、それに MiTAC の Mio DigiWalker C323 だ。インクリメントPのニュースリリースを見る限りでは、両者のナビゲーション画面は確かにそっくりだ。
 追って、Windows Mobile 搭載の PDA(例えば P350 のように) やスマートフォンにも載せられるようになるかもしれない。


 先日の C323 のエントリにも記載したが、ケータイ向けの MapFan ナビークルを使ってみる限りでは、インクリメントPのナビゲーションソフトは優れた機能を持っているように思う(重いが)。
 PND が日本で認知されてきたのは迷 WAN や Pontus、それに C310 がきっかけのように思うが、検索対象数が少なかったり、また C310 は音声ナビゲーションが怪しかったりと、必ずしも使い勝手のいいものではなかった(ただし昨年後半にはかなり機能の充実した PND が出ている)。このインクリメントPによるソリューションの登場で、PND でのナビゲーション機能のレベルアップが期待できる。
 ただ、PND の核となるナビゲーション機能でこのようなソリューション提供されているものを使用した場合、ましてや計画通りにデータ更新や渋滞情報が使えるようになったときには、各メーカーはどこで差異化を図るのだろう?
コメント