ひらけいメモBlog@goo

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パナソニックStrada Pocket新機種発表

2009-09-28 19:10:28 | 位置情報・地図


「車載用吸盤スタンド」で取付けも簡単。高性能CPUで高速ルート探索・地図スクロールを実現 ポータブルSDカーナビステーションStrada Pocketのラインアップを強化 (ニュースリリース)
パナソニック、ポータブルナビ「Strada Pocket」6機種 (AV Watch)
パナソニック、歩行モード搭載ポータブルナビ「ストラーダポケット」 (マイコミジャーナル)
パナソニック、ポータブルSDカーナビ「ストラーダポケット」に新ラインアップ (CNET)
パナソニック、ストラーダポケットの新製品を発売…簡単取付け (レスポンス)
【パナソニック ストラーダポケット 新型】徒歩ナビ機能搭載で多彩な利用シーンに対応 (レスポンス)
【パナソニック ストラーダポケット 新型】秋冬商戦に向けたパナソニックの“本気” (レスポンス)

 パナソニックは9月17日、PND「Strada Pocket」の新機種、「CN-MP250D」「CN-MP180D」「CN-MP150D」など3シリーズ6モデルを発表した。10月9日発売。CN-MP250Dは64,800円前後、売れ筋となるであろうCN-MP180Dは54,800円前後とのこと。

 ワンセグ、FM-VICSの対応有無と、AC アダプターの有無でモデルが分かれている。
・ワンセグ対応
「CN-MP250DL」「CN-MP250D」「CN-MP180DL」「CN-MP180D」
・FM-VICS対応
「CN-MP250DL」「CN-MP250D」「CN-MP150DL」「CN-MP150D」
・ACアダプター・家庭用スタンド有り
「CN-MP250DL」「CN-MP180DL」「CN-MP150DL」

 大きさは133×89×28mm、296g(CN-MP250D)。5インチ液晶を搭載している。メモリは8GB microSDHCカードを利用し、1,031都市市街地図を収録。電話番号検索数は約910万件、住所情報は約3,600万件分となっている。

 本シリーズは、6月に発売された「CN-MP100D」「CN-MP100DL」「CN-MP200D」「CN-MP200DL」の後継機種となる。これらモデルにジャンプアップキャンペーンを適用し8GB版としたときの、アップデート点は次の通りだ。

・取り付けに「吸盤スタンド」を採用。
・高性能をCPU搭載し、検索などを高速化。
・歩行モード「おでかけウォーク」を採用。
・VICS非搭載モデルを用意。


・取り付けに「吸盤スタンド」を採用
 特殊ゲル素材を使用した「車載用吸盤スタンド」を採用し、簡単にスタンドの着脱ができるようになった。
 三洋のNV-SB541DTなどもそうなのだが、取り付けスタンドの変更が、新モデルの最大の特徴となるのだろう。SONY nav-uが先鞭をつけたこの方式だが、三洋に続いてパナソニックも採用してきた。もはや国内メーカー製PNDでは当然の機能になってきたが、もともとPNDの特徴である手軽に持ち運びできること、を活かすことのできる便利な機能だ。

・高性能をCPU搭載し、検索などを高速化
 豊富な地図・検索情報を高速表示できるようになり、また東京-大阪間を約4秒でルート探索するとのこと。
 ただこうアピールされると、逆に6月発売のシリーズで市街地図を表示させるとどうなるのだろう、と心配になってしまう。

・歩行モード「おでかけウォーク」を採用
 車を降りたときの徒歩での使用に特化したモード。自分の位置と、目的地への直線を表示するモードだ。
 これもSONYや三洋製では採用されてきたモードで、市街地図を搭載してきたからこそ意味のあるモードだ。ただしパナソニックのものは自分の位置と目的地方向を示すだけであり、「徒歩ナビ」と称するSONY NV-U75に比べると一歩遅れている。この機能が本当に使われるのか、というのは実際のところよく分からない。しかし搭載してきた以上は、次モデルでの改善を期待したい。

・VICS非搭載モデルを用意
 前モデルでは、ワンセグの有無で2シリーズがあったが、今回のモデルではこれにVICS非搭載モデルを加え、3シリーズとなった。
 ユーザーの選択肢を増やす、という意味では意味のあるシリーズ展開だろう。

 この他、前モデルから継承したStrada Pocketの特徴には、次のようなものがある。


・高精度自車位置測位システム「迷いまセンサー」の搭載
 GPSに加え「加速度センサー」と「ジャイロセンサー」から構成された測位システム。「加速度センサー」は「車の進行距離」を、「ジャイロセンサー」は「車の進行方向・道路の傾斜」を検知することができ、これによりGPS測位ができないような箇所でも、ある程度の精度で自車位置を特定することができる。

・FM-VICS搭載
「CN-MP250DL」「CN-MP250D」などの対応機では「車載用スタンド」にFM-VICSチューナーを内蔵している。ただし光・電波ビーコンには対応しておらず、この点ではSONY製NV-U75などからは一歩遅れている。

・「おでかけストラーダ」「Googleマップ」との連携
 新機種ではこれらに加え、「路線・地図アプリ(Yahoo! JAPAN)」との連携も開始される。
 ただしStrada Pocketは外部機器とのデータのやり取りには SD カードを経由する必要がある。今後はせめて Bluetooth の搭載(EZカーナビリンクなど)、ゆくゆくは通信機能の搭載を目指すことになるだろう。

・「ディーガ」や「ビエラ」から“番組持ち出し”機能で持ち出したSDビデオ再生
 これはMP250、MP180に限る機能で、SDビデオの再生が可能だ。

・走行状態の検知には、パーキングブレーキ結線は不要。
 車両が現在走行しているのか、停止しているのかの判定は、パーキングブレーキ結線とすることもできるし、GPS・加速度センサーで行うことも可能。
 選択肢が用意されているというのは良いことだと思う。三洋製ナビも、PNDはこのような選択肢をもってもらえればよいのだが。


 6月の4GBモデルは、無償アップデートで8GBになるということが発売時に明らかにされていたことから、ソフトウェアについては間に合わせの印象を受けていた。それからわずか4ヶ月での後継機のリリースとなったが、これが真に予定されていた姿なのだろう。

 国内メーカー製PNDについては、SONY・三洋が一歩先行していたと思うが、これでスペック上は大方追いついたように見える。PNDとして必要とされる性能は、かなり達成してきているはずで、性能・価格ともに、各メーカーがこれからどのような手を打っていくのか注目したいところだ。ただし、据え置き型のように必要ではない機能を搭載し続け、これにより価格を高めに維持することだけは、やめて欲しい。
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SONYの新PND、nav-u「NV-U75V」「NV-U75」

2009-09-24 05:02:52 | 位置情報・地図


新開発の自車位置測位システムと充実した地図情報を搭載 高精度で快適なナビを実現する“nav-u”(ナブ・ユー)『NV-U75』シリーズ 発売 (ニュースリリース)
ソニー、自律航法の精度を向上させた新nav-u「NV-U75V」「NV-U75」 (Car Watch)
ソニー、ワンセグ録画/おでかけ転送対応の4.8型新「nav-u」 (AV Watch)
ソニー、ナビ性能アップのポータブルナビ「NV-U75」 (ITmedia)
ソニー、ポータブルカーナビ「nav-u」に4.8型モデル--徒歩モードを充実 (CNET)
ソニー、高精度測位と充実の地図情報を搭載パーソナルナビ「nav-u NV-U75」 (マイコミジャーナル)
【ソニーnav-u】スタンダードクラスのPNDをフルモデルチェンジ (レスポンス)
ソニーnav-u に高性能ナビ機能搭載モデル…1335エリアに対応 (レスポンス)

auの「EZカーナビリンク」、ソニーのカーナビと連携 (ケータイWatch)
ソニーのnav-u「NV-U75V」「NV-U75」、KDDIのEZカーナビリンクに対応 (ITmedia)
ソニーの「NV-U75V」「NV-U75」、EZカーナビリンクに対応 - KDDI (マイコミジャーナル)
EZカーナビリンク、ソニーのパーソナルナビ「nav-u」と連携 (CNET)


 SONYは9月18日、PND nav-uシリーズ4.8型液晶搭載の新モデル、「NV-U75V」「NV-U75」を発表した。10月31日の発売となる。「NV-U75V」はワンセグ搭載モデルで価格は6万5000円前後、「NV-U75」はワンセグ非搭載モデルで5万5000円前後とのこと(Car Watch)。
 大きさは141×88.5×17.5mm、245g(NV-U75)。

「NV-U3V」「NV-U3」の後継モデルとなる。改良点を次に挙げるが、多岐に渡っている。型番が従来のものを踏襲していないのも、その現れなのかもしれない。これだけ改良されていても、サイズは若干小さくなっているのだから驚きだ(NV-U3は150x87x20mm、250g)。

・縦方向の勾配変化にジャイロセンサーを採用し、従来の気圧センサーを廃止。
・8GBメモリーを搭載し、市街詳細地図のカバーエリアを約10倍拡大、全国1,335エリアに。
・従来の光ビーコン、電波ビーコンに加え、FM VICSにも対応。
・目的地方向検索と目的地周辺検索を搭載。
・縮尺の異なるの地図の2画面同時表示
・「ピタッと吸盤」を小型化
・Bluetoothを搭載、EZカーナビリンクに対応。
・徒歩用の地図を使用する「徒歩ナビ」と電子コンパスを搭載。

 では、順に見ていこう。

・縦方向の勾配変化にジャイロセンサーを採用し、従来の気圧センサーを廃止。
 位置検出のためのセンサーに、GPS、横方向と縦方向のジャイロ、3軸加速度センサーを搭載してきた。従来機種では縦方向の検出に気圧センサーを用いていたが、これをジャイロに変えてきた。当然、精度の向上が見込めるのだろう。
 車速センサーは無いものの、PNDとしての位置検出機能の高さはトップレベルだろう。
 なおGPS感度の向上も図られているような記述がニュースリリースにはあるが、詳細は不明だ。

・8GBメモリーを搭載し、市街詳細地図のカバーエリアを約10倍拡大、全国1,335エリアに。
 従来機種は4GBであったメモリを、8GBに倍増させてきた。据え置き型ナビとPNDを比較したときに欠点の1つがデータ量の少なさであっただけに、順当な進化だろう。
 これにより、詳細地図のカバーエリアが増加したとともに、住所検索3500万(従来3400万)、電話番号検索3000万(従来1000万)と増えている。ただ電話番号の内2000万件は個人宅と思われ、実際に必要なのか疑問ではある。
 詳細地図は、精度を増したカーナビ使用中にも有用だろうし、後で説明する徒歩ナビ時にも有効に使うことができそうだ。

・従来の光ビーコン、電波ビーコンに加え、FM VICSにも対応。
 nav-uは光ビーコン、電波ビーコンを用いた渋滞情報の取得ができることに、大きな特徴があった。今回はこれに加え、FM-VICSの情報もオプションで取得できるようになった。これにより、地方都市などのより広域の渋滞情報を受信、表示できるようになったそうだ。
 渋滞情報の取得に通信が使えるエアーナビに次いで、PNDとしてはトップレベルの対応だ。

・目的地方向検索と目的地周辺検索を搭載。
 目的地方向検索とは、自車位置から目的地方向にある最寄りの施設を検索する機能で、例えば目的地に向かう途中に寄れるコンビニ、などが検索できる機能だ。
 据え置き型ナビでは当然の機能なのかもしれないが、わたしが今まで使ったことのある PND には無い機能で欲しい機能の1つであり、これがPNDに搭載されてきたことはうれしい動きだ。

・縮尺の異なるの地図の2画面同時表示
 これも据え置き型ナビでは当然の機能ではあるが、使い勝手は向上しそうだ。

・「ピタッと吸盤」を小型化
 ソニーが先鞭をつけた吸盤方式による簡単取り付けだが、最近になって三洋とパナソニックが追随してきた。ソニーとしてはこれまでの経験を活かしてこれを改良し、さらに先を行く構えだろう。

・Bluetoothを搭載、EZカーナビリンクに対応。
 Bluetoothを搭載してきた。これによりBluetooth搭載携帯電話と組み合わせ、ハンズフリーの通話ができる。
 ただそれより、Bluetooth搭載のメリットは、auのEZカーナビリンクに対応したことだろう。これにより、通信を用いて最新かつ豊富な検索対象データからスポット情報を検索し、それをカーナビ側に伝えることができる。他キャリアではこれを活かせないのが残念なところだ。
 エアーナビのようにカーナビそのものが通信できる、ような機能備えていない中では、SDカードなどを経由しないこの方法は最良のものだと思う。

・徒歩用の地図を使用する「徒歩ナビ」と電子コンパスを搭載。
 そもそも、徒歩用に電子コンパスを搭載してきたことか驚きだ。これにより、徒歩ナビ利用時に自分の向いている方向と地図の向きとを合わせることができる。
 また、徒歩用のデータを持ち、地下道、駅内コンコース、歩道橋、公園など、歩行に適したルートを案内できるという。
 あれば便利な機能であるのは確かだ。ただ、PNDを徒歩ナビで使うニーズがどの程度あるのかは、よく分からない。最近の国内勢PNDは類似の機能がついているところを見るとそこそこのニーズがあるのか、どうなのか。


 このように、かなりの機能向上を図ってきた SONY nav-u、NV-U75とNV-U75V。三洋、パナソニックと国内勢PNDの新製品発表が続く中でも、注目のモデルだ。
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ポータブルナビ「ゴリラ」新機種発表

2009-09-18 07:33:38 | 位置情報・地図
SSDポータブルナビゲーション「ゴリラ」 3機種を発売 (ニュースリリース)
三洋、吸盤タイプの車載キット採用ワンセグ「ゴリラ」 (AV Watch)
三洋電機、ポータブルナビ「Gorilla」に簡単吸盤取り付けキットの新モデル (CNET)
三洋、 SSDポータブルナビ ゴリラ の新製品3機種を発売 (レスポンス)
三洋、吸盤で簡単に取り付け可能なSSDポータブルナビ「ゴリラ」3製品 (ITmedia)
三洋、吸盤で簡単に取り付けが行えるSSDポータブルナビ「ゴリラ」3機種発表 (マイコミジャーナル)

 三洋電機コンシューマエレクトロニクスは9月17日、ポータブルナビPNDの新機種、「NV-SD630DT」「NV-SB541DT」「NV-SB531DT」の3機種を発表した。
「NV-SB541DT」「NV-SB531DT」は09年4月発売の「NV-SB540DT」「NV-SB530DT」の後継機となり、5.2型液晶搭載。「NV-SD630DT」はこの姉妹機で、6.2型液晶を搭載する。

 液晶サイズ以外の違いは次の通り。
・「NV-SB541DT」「NV-SB531DT」は電池を内蔵する。
・「NV-SD630DT」「NV-SB541DT」はFM VICSを内蔵する。

 8GBメモリの搭載、吸盤タイプの取り付け方法、ゴリラジャイロ(新W測位システム)、ワンセグ搭載といった特徴は全機種共通だ。

 わたしが着目するのは、FM-VICSを搭載し小型の「NV-SB541DT」だが、これと旧機種となる「NV-SB540DT」は何が違うのか、というのが気になるところだ。結論から言うと、取り付けが吸盤タイプとなったこと、新W測位システム採用の
ゴリラジャイロ、以外は目立つ差は無さそうに見える。
 下記に、代表的な仕様を掲載してみた。

機種名ゴリラ
NV-SB540DT
ゴリラ
NV-SB541DT
GPS性能-152dBm-152dBm
外付けGPSアンテナ
大きさ139×86×24.5mm139×86×24.5mm
重さ270g270g
液晶5.25.2
地図データ格納場所内蔵8GB内蔵8GB
地図縮尺詳細地図・立体表示有詳細地図・立体表示有
外部メモリSD(32GBまで)SD(32GBまで)
内蔵電池稼働時間3.1h3.1h
ワンセグ
その他ナビ以外機能MP3/WMA
MP4/JPEG
MP3/WMA
MP4/JPEG
住所検索数3500万3500万
ジャンル・周辺検索450万450万
施設名検索1000万1000万
電話番号検索4000万4000万
地点登録500500
VICS○(FM)○(FM)
自律航法
通信機能××
パーキングブレーキ結線必要必要
実勢価格6980087000
発売日09/0409/10


 ここに挙げた内容では、実勢価格と発売日が異なるくらいで、あとは変わりない。

 新機能の吸盤式の車載取り付けキットは、先日発表のゴリラ・ライトで発表されたものと同様のものだろう。直接ダッシュボードに吸盤で取り付けられるタイプのようだ。
 なお、吸盤タイプでは無い取り付けキットは、「NV-SB541DT」と「NV-SB540DT」ともに同じオプション品で、NVP-T20となる。とすると、「NV-SB540DT」でも「NV-SB541DT」のオプション品である吸盤タイプの取り付けキット「NVP-TQ21」が使える可能性はありそうだ。

 もう1つの新機能、新W(ダブル)測位システムは、GPSとジャイロセンサーからの測位回数を5回/秒(従来機種は2回/秒)に増やしたことを指しているようだ。どの程度改善するのかは不明だが、効果はあるだろう。

 こう見ると、旧機種の「NV-SB540DT」を購入し、吸盤タイプ取り付けキットを別途購入するという選択肢もありそうだ。


 なお、(今回初めて気づいたのだが)「NV-SB540DT」の代からだろうか、パーキングブレーキ接続ケーブルに、「シフトレバー取付タイプ」が増えている。これにより、相も変わらずパーキングブレーキ結線は必要ではあるものの、車に配線をする必要は無くなったようだ。
 吸盤タイプの取り付けキットと合わせ、ゴリラもようやく、簡単に持ち運びができ、設置も簡単、別の車でも容易に使うことができる、という PND の特徴を活かすことにしたのかもしれない。

 それにしても、相変わらずのパーキングブレーキ結線はいただけない。裏技がそこそこ知られているだけに、パーキングブレーキ結線を不要とする、別の安全確保手段を取って欲しいものだ。
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「goo地図」に「回転地図」と「統計地図」

2009-09-16 07:47:07 | 位置情報・地図
「goo」で、地図コンテンツを拡充 (ニュースリリース)
goo地図、回転地図や統計地図機能を追加。3D地図表示もラボ提供 (BB Watch)
NTTレゾナント、「goo地図」に「回転地図」「統計地図」を追加 (CNET)
「goo 地図」において、地図だけが回転する「回転地図」など新機能を提供 (japan.internet.com)

 NTTレゾナントは9月10日、同社の「goo地図」において、「回転地図」「統計地図」「3D地図表示システム」を追加したと発表した。

「回転地図」はパソコン上に表示させる地図を回転させることのできるサービスだ。このサービスの特徴は、地図は回転しても文字は回転しないところにある。
 ナビゲーションに使う地図(カーナビやケータイナビ)は回転できる地図が当然だが、確かにPC向けのスクロール地図で回転するようなサービスは、わたしは見たことがなかった。
 また、ケータイ向けの地図サービスでも、例えばDoCoMoケータイ向けのGoogle Mapsのように、地図は回転できるが文字も一緒に回転するものもある。
 使い方は簡単で、goo地図から閲覧したい場所の地図を表示させ、地図右上にある「回転」ボタンをクリックする。これで回転するモードになるので、あとは方位磁針をくるくる回すだけだ。軽快に地図が回転する。

 また、ルートガイドでは、経路検索の結果を印刷することができる。この印刷時に回転地図を使い、経路の全体図のみではあるが、到着地を上にしたり向きを任意に変えた状態で、印刷することが可能だ。


「統計地図」は、ユーザーが任意で都道府県ごとの数値情報を入力し、ランキング付けをすることで、その順位に基づいて色づけされる地図コンテンツ、だ。から参照することができる。
 例えば
人口といった統計が入力されている。全部で400件弱の統計地図が、今のところは登録されているようだ。
 使い方は単純で、各都道府県のデータ、出展、単位とデータの並び順(昇順と降順)を入力すればよい。
 面白そうではあるが、単純な統計データ入力を超えるような使い方があったりするのだろうか?

「3D地図表示システム」はわたしのPCでは動作しなかったので、まだ試せていない。
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7インチ液晶搭載PND「PND-A7040」

2009-09-15 07:01:44 | GPS


 ハンファ・ジャパンは9月14日、7インチ液晶・4GBメモリ(SDカード)を搭載したPND「PND-A7040」を発表した。現在先行予約中で、キャンペーン価格は3万4800円。ただしこの価格は先着200個らしい。通常価格は3万7800円。10月中旬の出荷を予定している。
 本体サイズは188×25×120mm、重量は約372g。7インチにしては軽い。画面解像度はWVGAで、800x480ピクセル。
 GPSチップはSiRFstarIIIであり、感度には問題なさそうだ。

 住所検索は3400万件、電話番号検索は1000万件、名称検索・ジャンル検索は200万件と、検索データベースは十分そうだ。また、4GBのメモリを活かして詳細地図も搭載している。


 まだ情報が少ないが、その限られた情報と価格とを見ると、コストパフォーマンスは非常に高そうだ。ソフトウェアの完成度はどうなのか、興味のあるところだ。
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USB接続の小型GPSレシーバー「NAVI CLIP」

2009-09-15 06:39:49 | GPS
ミニノートPCを持って出かけよう!買ってすぐ使えるパソコンナビ「NAVI CLIP」 (ニュースリリース)
アイ・オー、USB接続のGPSレシーバ「NAVI CLIP」 (PC Watch)
アイ・オー、USB接続対応のコンパクトGPSレシーバー「NAVI CLIP」 (ITmedia)
アイ・オー・データ、USB接続の高感度GPSレシーバー (マイコミジャーナル)

 アイ・オー・データ機器は9月10日、USB接続のGPSレシーバー「NAVI CLIP・UMGPS/MF」を発表した。10月上旬の発売となる。価格は1万400円。外形寸法は22×66×14mm、質量17g。
 搭載しているチップセットは高感度で定評のある SiRFstarIII だ。

 特徴は、PC向け地図ソフト「MapFan.net」(1年間ライセンスつき)と、PC向けカーナビソフト「MapFan Navii」(30日間の体験版)を添付してきたことだ。
 ただし、MapFan.net の利用にはインターネットへの接続が必要だ。かつ、同社で従来販売してきたGPS製品(USBGPS2)に付属の Super Mapple Digital/Pocket Mapple Digitalは添付されない。


 従来製品に添付されていた Super Mapple Digital は、同梱されていた Pocket Mapple Digital が特徴的であった。この Pocket Mapple Digital はスマートフォンなどで用いられている Windows Mobile 向けの地図ソフトで、使用にインターネット接続を必要とせず、非常に使い勝手がいいソフトだった。

 今回の製品はこの PocketMappleDigital の添付をやめた代わりに、MapFan.netとMapFan Naviiを搭載してきた。特に、MapFan Navii体験版の添付がおもしろい。
 MapFan Naviiを試してみたいと思っているネットブックユーザーには、ぴったりではないだろうか?
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インクリメントP、PC向けカーナビソフト「MapFan Navii」

2009-09-11 06:50:41 | 位置情報・地図
モバイルパソコンをカーナビに ネットブックに最適!最新カーナビソフト「MapFan Navii」新発売~ 通信環境を必要としない、ストレスフリーの使用感! ~ (ニュースリリース)
インクリメントP、パソコン用カーナビソフト「MapFan Navii Ver.1.5」 (Car Watch)
ネットブックをカーナビ化、「MapFan Navii Ver.1.5」発売 (INTERNET Watch)
インクリメントP、ネットブックをカーナビ化できる「MapFan Navii」を発売 (ITmedia)
インクリメントP、モバイルPC向け本格カーナビソフト「MapFan Navii Ver.1.5」 (マイコミジャーナル)
ネットブックがカーナビに変身--インクリメントPの新ソフト (CNET)
インクリメントP、モバイルPC用の本格カーナビソフト (PC online)
インクリメントP、PC用ナビソフト「MapFan Navii Ver.1.5」発売 (レスポンス)
ネットブックがカーナビに!カーナビゲーションソフト「MapFan Navii」 (japan.internet.com)

 インクリメントPは9月10日、PC向けの本格カーナビソフト「MapFan Navii」(マップファン・ナビィ)の発売を開始したと発表した。価格は1万3650円で供給媒体はUSBメモリ。またGPSレシーバーとのセット品も販売され、こちらは2万1500円。また「通信オプション」I(年額4179円)および「Option オービスデータ for MapFan Navii 2009年度版」(2079円)も提供される。
 ネットブックでの使用も想定されている。MapFan Naviiの動作環境は、OSはWindows XpもしくはVista、CPUはAtom Z520もしくはPentium M 800MHz相当以上、ハードディスクは3.9GB以上、ディスプレイは1024x600ドット以上とのこと。なおINTERNET Watchの記事によると、解像度は1024x600に固定されるようだ。
 GPSレシーバーは、アイ・オー・データのUMGPSおよびUSBGPS2、アイ・ビー・エス・ジャパンのGPS20Cの動作確認がされている。

 カーナビとしての収録データは、電話番号670万件、住所3600万件、周辺検索200万件。電話番号の収録数が少ないかな、という印象を受ける。

 通信オプションの契約によりできることは、下記の通り。
・状態情報・交通規制情報の表示。
・駐車場の満空情報検索。
・ガソリンスタンド料金表示。
・天気情報表示。
・口コミ情報、テレビでオンエアされた注目スポットの検索、観光ガイドサイト『観光楽地図』に掲載された情報の検索
 また、通信契約により同社の地図ソフト「MapFan.net Ver.10」を無料で使うことができる。

 これまで「MapFan Navii」はWILLCOM D4専用品であり、最初のプロダクトキーの登録時にはウィルコム回線を使用しないといけない、などの制約があった。今回の発売で、ようやく一般のネットブックでも使えるようになる。

 車載で使うと振動が気になるが、SSD搭載のネットブックであればそれも問題にはならないだろう。
 一般的なネットブックはもちろんのこと、「Viliv S5」「Viliv X70」といったUMPCにとって、魅力的なソフトになりそうだ。「Viliv S5」「Viliv X70」はGPSも搭載(インクリメントPでは動作確認をしていないが)しているので、その点でも魅力的だ。
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ポータブルナビ「ゴリラ・ライト」登場

2009-09-02 22:42:07 | GPS
薄くて・軽くて・取り付け簡単、「手軽に使えるナビ」SSDポータブルナビゲーション「ゴリラ・ライト」を発売 (ニュースリリース)
三洋電機、薄く軽くなったPND「ゴリラ・ライト」 (Car Watch)
三洋、ワンセグ搭載5型ポータブルナビ「ゴリラ・ライト」 (AV Watch)
三洋、手のひらサイズのSSD採用ポータブルナビ「ゴリラ・ライト」 (ITmedia)
三洋、吸盤式車載キットを採用した薄型軽量ポータブルナビ「ゴリラ・ライト」 (CNET)
三洋、ポータブルナビ「ゴリラ」に薄型のSSDタイプ「ゴリラ・ライト」追加 (マイコミジャーナル)
三洋電機がSSDポータブルナビ、ゴリラライト 発売…エコ運転診断も (レスポンス)

 三洋電機コンシューマエレクトロニクスは9月2日、ポータブルナビゲーションデバイス(PND)の新機種、「ゴリラ・ライト」NV-LB50DTを発表した。発売はかなり先で11月5日。店頭予想価格は4万5000円前後とのこと(Car Watch)。

 特徴は5型液晶を搭載しながら、4.5型のミニゴリラNV-SB360DTよりも薄く軽量であることだ。ニュースリリース中でもNV-SB360DTと比較されており、この後継機ということだろう。
 もう一点ニュースリリースには触れられていないが、GPS感度がゴリラシリーズ最高の-159dBmになっている。これまでのゴリラは-152dBmまでであったので、一般的なPNDに追いついたこととなる。
 また、アウトドアでの利用を想定し、電子コンパスを内蔵している。GPSの高感度化も、このアウトドアでの利用に合わせたものと思う。
 また、吸盤式の車載キット(ピタゴリラ)の採用で、取り付けや載せ換えが簡単になったという。ただ付属品を見ると例によって「パーキングブレーキ接続ケーブル」が同梱されている。

 なお Car Watch の記事では「ワンセグはSDカードに録画でき、予約録画も可能」とあるが、ニュースリリースには「ワンセグ放送の録画はできません」とある。


 さて、このNV-LB50DTと5.2型NV-SB530DT、旧機種となるNV-SB360DTとを比べてみよう。

機種名ミニゴリラ
NV-SB360DT
ゴリラ・ライト
NV-LB50DT
ゴリラ
NV-SB530DT
GPS性能-152dBm-159dBm-152dBm
大きさ128×85×26.2128×85×18.8139×86×24.5mm
重さ310g210g270g
液晶4.55.0V5.2
地図データ格納場所内蔵4GB内蔵4GB内蔵8GB
地図縮尺詳細地図無し詳細地図無し詳細地図・立体表示有
外部メモリSD(16GBまで)SD(32GBまで)SD(32GBまで)
内蔵電池稼働時間4h3.3h3.3h
ワンセグ
その他ナビ以外機能MP3/WMA/JPEGMP3/WMA
MP4/JPEG
MP3/WMA
MP4/JPEG
住所検索数3400万3500万3500万
ジャンル・周辺検索450万450万450万
施設名検索1000万1000万
電話番号検索4000万4000万4000万
地点登録300500500
VICS×××
自律航法×××
通信機能×××
発売日08/0509/1109/04


 こう見ると、NV-LB50DTはNV-SB530DTの廉価版とも言える。ゴリラシリーズは国内他社のPNDと比較すると高めにシフトしたラインナップであったが、NV-LB50DTならば発売時からSONYのNV-U3Vなどとも価格的に張り合えるようになりそうだ。ゴリラのPNDとしてのポテンシャルは非常に高く、注目される機種になるだろう。

 ミニゴリラ「NV-SB510DT」はゴリラ「NV-SB540DT」「NV-SB530DT」に代替わりし、ミニゴリラ「NV-SB360DT」はゴリラ・ライト「NV-LB50DT」に代替わりした。これにより、新しい機種でミニゴリラを名乗るものは無くなってしまった。
 このまま、国産PNDとして名高いミニゴリラは無くなってしまうのか。それともSONY NV-U3Cに相当するような、より廉価版の機種などに引き継がれるのか。まだまだゴリラ動きには注目だ。

 それにしても、2ヶ月後に発売とは、やたらと先の話だ。「NV-SB360DT」や「NV-SB540DT」「NV-SB530DT」は月頭に発表され、月内には発売されていたのだが・・・

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エアーナビAVIC-T10アップデート

2009-09-02 06:19:56 | 位置情報・地図
エアーナビバージョンアップのご案内

 当初の予定よりも1週間程度遅れたが、エアーナビ AVIC-T10 のアップデート(アップデート内容)が開始された。早速試してみた。
 わたしは通信サービスを利用しているので「地図得」5,250円でバージョンアップが利用できる。

 大まかなバージョンアップの流れはバージョンアップの流れ [ダウンロード版編]に記載されている。このページに手順書が掲載されているので、これを参照みながらの作業となる。
 基本的には次の通りだが、わたしの場合は若干トラブルがあったこともあり、2時間はかかった。

・エアーナビのバージョンを1.06から1.07にアップデート。これはこれまでも実施してきた内容。
・エアーナビ本体をPC接続用のモードに移行。
・パソコン用のバージョンアップ制御ソフト「ナビアップデーター」のダウンロードとインストール
・ナビポータルのページから、アップデートのライセンス購入
・「ナビアップデーター」の起動、ライセンス入力、バージョンアップデータダウンロード(3.1GB)
・エアーナビとPCをUSBケーブルで接続
・「ナビアップデーター」からエアーナビへデータ転送
・エアーナビ側で、転送したデータを用いてのバージョンアップ

 このアップデートで、最終的にバージョンは2.00になる。
 ここで、PC側の作業(ナビアップデータのインストール、ライセンス購入、データダウンロード)とエアーナビ側の作業(1.07へのアップデート、PC接続用のモードに移行)は平行して行うことができる。

 若干のトラブルというのは、

・保有していたSDカード(元々パイオニアから、通信サービスの開始時に入手したものなのだが)で、1.07へのアップデートに失敗。昔使っていたSDカードを探し出して、これでバージョンアップを実施。
 エアーナビのアップデートではよくあるトラブルかもしれないが・・・
・8/31にダウンロードしていた手順書に誤記があり、それを参照していたため手順に詰まってしまった。9/1付けの手順書を参照する必要がある。
・パソコンとエアーナビを接続後、「ナビアップデーター」の応答が無くなった。別のアプリケーションがエアーナビを外部記憶媒体と認識して見に行ってしまい、競合したようだ。
 そのアプリケーションやエクスプローラやらを終了してしばらくすると、「ナビアップデーター」の操作が可能になった。

 実行前は、2時間もかかるとは思わなかった。ほとんどが待ち時間ではあるのだが手順も多く全自動ではないので、一番時間のかかるPCからナビへの転送(これに1時間弱かかった)以外は、適当に様子を見ておく必要がある。
 また、データ転送後、エアーナビの再起動までに20分はかかった。
 他に時間のかかる点は、エアーナビの1.06から1.07へのバージョンアップ、3.1GBものデータのダウンロード、それにエアーナビがPC接続用のモードに移行するまで、だろうか。

 ライセンス購入と、1.07へのバージョンアップくらいは、事前に実施できるようにしておいて欲しかったものだ。


 今回のアップデートにより、少なくともウィジェットが使えるようになったことは確認できた。タッチパネルの反応が速くなったような気もするが、これはバージョンアップ後はいつもそんな印象を受けていたので、怪しいところだ。とりあえず後は走ってみての確認だ。
 先週末に300km弱走行する機会があり、期日通りであればこれに間に合ったのだが、残念だ。
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PSP向けカーナビソフト「みんなのナビ」発表

2009-09-01 07:42:31 | 位置情報・地図
PSP「プレイステーション・ポータブル」専用ナビゲーションソフト 本格的なナビゲーション機能と詳細な歩行者ルート探索機能を搭載!『みんなのナビ』発売 (ニュースリリース)
ゼンリンとソニー、PSP「みんなのナビ」車でも徒歩でも使えるナビゲーションソフト
(GAME Watch)
PSP『みんなのナビ』…無線LAN電波で位置を測定 (Response)
PSP『みんなのナビ』…ゼンリンとソニーがナビを共同開発 (Response)
ソニーとゼンリン、PSP専用ナビゲーションソフト「みんなのナビ」 (CNET)
ゼンリンとソニー、PSP用ナビソフト「みんなのナビ」ソニーのPND「nav-u」のナビゲーションエンジンを採用 (Car Watch)

 SONYとゼンリンは8月28日、PSP向けナビゲーションソフト「みんなのナビ」を発表した。発売は11月5日、標準価格8,190円。UMDでの供給であり、PSPgoでは利用できないとのこと。
 SONY製カーナビ「nav-u」のナビエンジンを搭載、また詳細な徒歩ルート探索機能を持つことを特徴としている。もちろん地図はゼンリン製だ。UMDの収録データをメモリースティックにインストールすることも可能。
 PSP用GPS「PSP-290」に対応するだけでなく、PlaceEngineにも対応する。
 PetaMapとの連携も可能。

 詳細な情報、例えば検索用にどの程度のデータ量を持っているのかはまだ不明だ。一部都市においては、道路や歩道の幅、主要な建物の形まで分かる詳細地図を収録しているとのこと。
 カーナビで一般的な、ジャンクションランプガイド、交差点拡大表示、三次元交差点案内などはサポートしている。
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Viliv X70紹介記事紹介

2009-09-01 07:28:51 | GPS
Brule「Viliv X70」~7型ワイド液晶搭載のGPS内蔵UMPC (PC Watch)

 GPSつきUMPC、Viliv X70のレビュー記事。
 地図やらGPSについてはほとんど触れられておらず一般的なPCとしてのレビュー記事ではあるが、購入検討時には参考になりそうだ。
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