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迷歩録   じょうだん

2016-12-19 09:32:20 | 日記
  冷たさや  陽射遠く  師走かな  白菜縮み  塊となる


         
                  ひのひら  ろくべえ




      コミュニケーションの方法に、「じょうだん」という方法がある。この「じょうだん」(冗談)とは

     コミュニケーションを行う上では、両刃の剣であることを知っておかなければならない。うまく行けば

     笑いが起きて、心が開き、交流が楽しいものとなることで、交流がうまく行くこととなり、その後も面

     白い人などと言う評価を受けることで、関係性が保たれる結果ともなる。しかし逆に的を外してしまっ

     た時、その評価は最悪ばかりだけでなく、その後の関係性もどことなく気まずく、コミュニケーション

     の、わだかまりともなってしまう。冗談というものは、TPOがとても大切なのだが、そこまで気づか

     いをしながら、冗談を活用している人も少ないように思う。

      最初に書いたように冗談は両刃の剣、この両刃の剣をどのように活用するかは、そのものを使う人の

     使い方による。冗談を有効的に活用して、関係性を縮めて、より関係性を緩やかにすることで、信頼関係

     つくりに役立てるということであれば、その冗談が通用する、あるいはその人の経験、その人が楽しく感

     じることなどを事細かく情報収集して臨むことが大切なのではないだろうか。

      失敗した時の冗談めいた言い訳や、TPOをわきまえない冗談などは最悪の結果をもたらすことにもな

     りかねない。このことが冗談はコミュニケーション上における両刃の剣ということではないだろうか。

     コミュニケーションは相手が存在して、その行為はキャッチボールにもにて、相手に合わせたやり取りが

     必要となる。この相手を知るという行為が、知性と経験に基づくところが多いのではないだろうか。

      冗談の上手い人との会話は楽しいものとなるが、冗談の使い方が未熟な人との会話は、嫌悪感だけが、

     胸の奥に残ってしまう。

      冗談とは広辞苑によると、むだばなし、むだぐち、ふざけて言う話、などの説明がある。このことから

     考えても、コミュニケーション上で軽々に使ってしまうと、相手を深く傷つけることにもなりかねないの

     である。対人援助職として相手を傷つけてしまえばそれは冗談としては済まなくなってしまう。冗談で言

     ったとか、冗談でしたなどと言う言動は、対人援助職としては、最もみっともない言い訳となってしまう

     事を心得ておくことが大切なのであろう。

      冗談は両刃の剣、使う時は慎重に、情報に基づいてを心に刻み込み、軽々にならないよう注意をしたい

     ものである。

      冗談で笑いを取り入れたと思っていても、相手は顔で笑って、胸の奥を傷つけていることだってある。

     表情を掴みながら慎重に使いたいのが冗談コミュニケーションである。