ピィチャピィチャと 雨だれの音 夢覚める 今日も始まる 生きる遠泳
ひのひら ろくべえ
今日は目覚めたときから雨、昼からは爽やかな晴れと変化した一日でした。
雨というものは現代人にとっては、あまり喜ばしいことではないようである。天気
予報見たり聞いたりした時の反応がそれを現している。「明日雨か・・・・」とか「雨」
というように、なんだか受け入れがたい表現であらわされる。不思議ではない、そ
れほど現代という時代は、水というものに弱い社会となっているのかもしれない。
諺に「雨は花の父母」というのがある。つまり雨が花を養い育てる、父であり母
である。という事を現しているのであろう。これは人間を含むあらゆる生物に言える
ことなのだが、人間は自分の目先の不自由さだけで、嫌う傾向にある証拠であろう。
水はなければならないもの、その水は雨という自然現象がもたらすもの、そのことを
理解はしているが、雨の日を嫌う。雨なければ水もなし、生きていくことすらできない
雨にもう少し感謝をしながら生きたいものである。雨は花だけではない地球上に存在
する全ての物の父母であろう。そのことを忘れてはならないことではないだろうか。
禽獣草木、すべてに雨は恵みを与えるもの。雨を好きになりたいものである。