暖かき 春の昼下がり 舟を漕ぎ 夢で恋する 憧れの君
ひのひら ろくべえ
人と人の関係は、自分の思うようにならないのが当たり前、自分の思うようにならないかたと
イライラする必要はない。それが人間関係なんだから。イライラするという事は、自分の思い通り
しようとする、よこしまな心根が存在するからであろう。物事を解決しようと「苦心惨憺」するが、人
間関係をうまくしようと「苦心惨憺」するものは少ない。ただただうまくいかないと、嘆いたり、愚痴を
言うだけ、その暇があったら「苦心惨憺」しろという事であろう。
イライラして、相手のことばかりあーでもない、こうーでもないと、ボヤキ愚痴る、そんなことでは
解決しないばかりか、ありじごくに落ちて、人間関係は悪くなる一方となる。人間関係も相手に合わ
せて「苦心惨憺」して、その人と合った関係が持てるようにしなければならないのである。
気候に自分を合わせるように、相手に自分を合わせる「苦心惨憺」の心を持っていれば、イライラ
したり、ボヤイたり、愚痴を言う事も減るのであろう。よくよく自分を見つめて、春の気候のように、朧
にならないようにしたいものである。