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2014-05-17 15:21:35 | 日記・エッセイ・コラム
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雨の後  皐月の空に   雲流れ  遠きのあなた  思い浮かぶや
                                      ひのひら  ろくべえ





      水というものは、四角形の器に入れれば、四角形に、円形の器に入れれば円形に

    器に添って、それと同じ形をとりながらも、存在感とか魂というものは変化しない。

    人間も優れている人間は、相手に自分を添わせることができる。優れた女優というもの

    は、役そのものがどのような役であろうと、自分の役者としての演技力を表現力を出す。

    それがいい役者という話を聴いたことがある。自分を役者というもののために、恥ずかし

    さや、苦しさ、辛さを乗り越えていこうとする。そんな人間性を持ち合わせているからこそ

    大多数の人から賞賛をあびることもできるのであろう。

      つまり、「水は方円の器に随う」という事であろう。随うからこそ、そこから学びえること

    が沢山得られるという事ではないだろうか。若いのにあるいは人生経験少ないのに、自分

    という者の好き嫌いだけで、人を選び、物事を選んでいるようでは、自分の思っているよ

    うな人間性を持つことは難しいという事ではないだろうか。人間は生まれてから生きてい

    る間、自分の好むようなことばかり起きてるわけではない。むしろ好まないことの連続の

    中で、生きているのではないだろうか。そうであるならば、好まない経験を好む経験威変

    化させるような、エネルギーというものが大切になる。常に受身で、苦しさだけを味わい

    自分は恵まれてない、不幸なんだと思う事に逃げ込まず、ダメ元でもチャレンジして、自

    分が納得できる道を歩いたほうがいいのではないだろうか。自らを弱者にするのでなく

    相手に遊ばれる前に、自分が相手を遊んでやれそんな気持ちを持つことが、大切なの

    ではないだろうか。「水は方円の器に随う」である。随っているようだけど、水そのものを

    誰も変化させることはできない。水の魂であろう。

     憧れの姿「水」それこそが対人援助の魂なのかもしれない。