五月風 若葉を揺らし 鯉泳ぐ 波の間の間に 舟を漕ぐかな
ひのひら ろくべえ
誘拐や殺人など事件が多発する日本。安全な国のイメージが壊れつつある。
そんなニュースが毎日のように、ワイドショウの話題となっている。他国のことよ
り、自国のことをどうするか、問題の核心は何なのかそんな番組もあっていいの
ではないだろうか。他国の事故は他国に任せ、そのことから何を学び、我が国を
どうして行くのかが大切な視点ではないだろうか。それなのにマスコミは野次馬
的にただただ、あれも悪かった、これも悪かった、などと視聴者の感情を刺激し
興味本位な話題つくりに奔走しているように視聴者には見えることを、解っての
ことなんだろうか。視聴者が求めているのは、そのことから日本が何を学び、国
の運営や将来ビジョンにどのように生かすのかというようなことを知りたいのでは
ないだろうか。野次馬的に面白おかしく、時には大げさに報道することから脱皮を
目指すことも大切なのであろう。視聴率アップだけを狙うテレビ番組は、視聴者に
嫌われ始めているとも聞く、まさに営利だけを求める手法の限界が来ているので
はないだろうか。営利だけを追求することで、そのシステムや安全性が失われて
行ってるとしたら、まさに隣国と同じこと。大きな事故やトラブルという発生リスクは
高くなるはずである。テレビを始めマスコミ様、あなた方はどんな日本になってほし
いのですか。そのことを主張してから、ニュースを捉え報道することが大事なので
は、テレビのワイドショウを構成したり運営している人、あなた方はどんな日本にし
たいとお思いですか。「勇知兼備」という言葉があります。今の時期だからこそ
勇気と知恵を兼ね備えた、構成運営といううものが視聴者を引き付ける一番の
方法ではないだろうか。コマーシャルの前に、答えを隠す、人物を隠すなどの姑息
な手段ではなく、まさに王道で視聴率を稼ぐ、稼げる番組を見たいと願います。