春風に 新緑揺れて 話する ざわめきたつわ 不慣れな者や
ひのひら ろくべえ
人間は視覚的情報が70%だそうな、この視覚的情報がすべて正しいとも
言えない所がまた難しい。つまり、視覚的情報には、視覚でとらえることの中に
錯覚がある。あるいは思い込みが強いためにそのように見えるという事もある。
客観的情報と思われがちだが、そうとも言えないのが、視覚的情報、この視覚
的情報を、より確信に近づけるものが、推察力と言う力ではないだろうか。
見えるものから、いかにして「見えない所」を知るかという事が大切なので
あろう。見えてることがすべて正しいなどと、思い込んでしまうと推察力を失うこと
にもなりかねない。推察力は人間の高次脳機能である。この部分を失うことにな
ると、集団生活は困難な傾向となっていく。つまり一人一人が今以上に、「推察力」
を持つことが望まれているのではないだろうか。スマートホンも結構だが、そのこと
が情報の全てで、そのことだけで判断するという事は、辛い結果ともなりかねない
視覚情報の中に隠れている「見えない、捉えらえない情報」というものが、見えてる
ものや、捉えられている情報より大切なのではないだろうか。見えてる情報から
見えないものを推察する力、それこそが「推察力」この部分を鍛え、力を発揮する
ことが、よく気の利く人などと評されることになり、将来的な展望も開けてくるのでは
ないだろうか。持ちたいものである強力な「推察力」を。