貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

さらばブルトレ

2007-12-06 23:05:51 | 趣味
例によって、溜め込んでる新聞(朝日)を整理していると、
11/18付で「ついに来たか…」という記事が。
記事にあるように、新幹線の延伸とあいまって、飛行機に所要時間で、
夜行バスには料金で太刀打ちできず、「廃止」となるようです。

私ら鉄道ファンにとって、「ブルトレ」は特別な存在
以前書いた、映画「三丁目の夕日」の舞台、151系特急電車と同じ昭和33年に登場した
寝台特急「あさかぜ」用の「20系寝台客車」がそのネーミングの由来。
(ルーツは南アフリカだったかな?)
その後、車両の増備とともに夜行長距離急行を置き換え、全国展開を果たしたものの
「夜乗って、朝着く」という利便性よりも、スピードを求める「時代の要求」に
徐々に合わなくなってしまったのかも…
ちなみに、20系の三等寝台(のちのB寝台・3段)のベッド幅は、わずか52センチ!
その後の14系・24系でやっと70センチに広がり、24系25型で2段寝台になりました。

関西~九州のブルトレは、鹿児島・長崎本線が「あかつき」、日豊本線が「彗星」。
神戸時代、仕事が終わって駅のホームで、西下していく彼らの姿を何度も見かけ、
「アレに乗って(このまま)どっかにいきたいなぁ…」と思ったものです。

また記事本文にある唯一の急行「銀河」は、正真正銘「由緒ある列車名」。
新幹線開通前からの生き残りで、他の急行より早く特急の置き換え車両を充当、
最終の新幹線に乗り遅れた客の「救済列車」でもありました。

もう一つ、「さくら」(東京~長崎・佐世保)の食堂車廃止のときのエピソードを
書こうと思いましたが、時間切れ(笑)
稿を改めます。
とにかく寂しいニュースです。

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2 コメント

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Unknown (もも)
2007-12-07 00:41:03
私は寝台車に乗ったことがありませんが旅心をかきたてるものがありますね。
スピードがどんどん加速していくのはある意味必要かもしれないけれど、移動する手段としては速いだけではなくそこに旅の情緒も欲しいです。
旅じゃなく仕事で移動する時でも風景などに癒されることもあります。
人間性が失われないように祈るばかりです。
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廃止前にぜひ…(笑) (讃岐の団塊オヤジ)
2007-12-07 10:54:08
関東以北ではしばらく残るようですから、ぜひ一度体験を(笑)
慣れないと眠れません!、って。
東京~高松は「瀬戸」※、婚約中や結婚後も何度か乗りました。
私は品川あたりで車掌さんに起こされた、という経験をもつ猛者(笑)
神戸・大阪あたりまでは起きていても、東海道は白河夜船でした。
※現在は電車の「サンライズ瀬戸」になっています。

>旅の情緒…
夜行列車は特に「それ」を感じることが多いものですね。
「駅弁」を食べながら通り過ぎる家々の灯りを眺めていると
「あの家にも、それぞれの暮らしがあるんだなぁ」などと。
晩ご飯を食べているのかな?、テレビを家族で視ているのかな?
そしてあくる朝、目的地の駅に着いて旅が始まる…
飛行機や新幹線では、なかなかそうはいきません。
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