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印度ヒマラヤは崖っぷち

非人情的、破壊的、創造的。又崇高、峻嶮。

ライバルの栄転

2012-01-13 14:50:05 | 川柳
酒のお題で『ライバルの栄転祝う苦い酒』という句をだしている人がいた。
これに4点はいっていて、

選んだ理由を言ってください。と言われて、これは苦い酒と言っているけれど、実は美味しい酒ですねといったら、
とんでもないと、返ってきた。自分は左遷で悔しい思いを何度味わったか。嫉妬心ばかりで、あとで、またのみなおした。よくぞあらわしたな。

サラリーマンを何年もやっていたから悔しい思いを何度してきたか。そんな人ばかりでびっくりした。我慢することで生き延びたのですね。

TVのスタジオパークで三上博さんがスキーはしないんですか?ときかれて、この仕事怪我をするとおしまいなのでリスクのあることは辞めている、といっていた。ほんとですね。昔サラリーマンのかたもこういう感覚だったのでしょうか?

また『株に凝り女に凝りて独り酒』という句のひと、「80年もいきていればいろいろありますよ。」と言っていた。そんなふうな人にみえないけれど、この方俳句もしている。類句もあるけれど、さりげなくさらりと、いういいかたもあるのですね。自分の句の説明の仕方にも指針ができますね。

少しは川柳の味がわかってきたかな。でも俳句の時間と切り離したタイムをとらないと、湧いてこないのが不便である。

お題と席題

2012-01-13 14:18:02 | 川柳
川柳はどうしてお題とか席題とかでるのだろう。それについて、こねまわすから面白い句がでるのだろうか。
今回は酒であった。スタンスとして、真面目な句を作ろうと思っている。軽薄な、風刺的なものはパワーがないと思う。
席題は辛いであった。

俳句は子供の時から作っているので自分なりに、自分のルールは決めている。

しかし川柳について、今回のみなさんのディベートを聞いていて、具体的に目覚めてきた。真面目な、信頼感のある句をつくろう。近所の公民館でもあるし、身近な庶民で、面白い。


宿題の方は互選で、点も何人かいれてくれていた。入れてくれた人はそれぞれ理由を一人一人いう。書いた本人も書いた背景をいう。俳句では発表した時点で句は他人のものだと言っている。まだよくわからないけれど、ここが川柳と違うようだ。

みんな折り紙つきの川柳の達人だからだ。この会の会場も4つあるけれどその数会場に参加している人もいる。ここにもいつも来ているほかの会場のひともいる。

席題の方は選者は講師だけである。これはこれで緊張がある。

二重投稿

2012-01-13 13:56:55 | 川柳
川柳人協会では二重投句については、毎日のように問合せがあっているという。

このあたりはどうのりこえていいか。

類句は多い。問題は人の句を盗作して出して、それが表彰されるほうだと、講師は言っている。辞退者いるからやめよとなればいい。

二重句いいじゃないですか。公民館で作った句、文化祭や、緑の文集、だしていいですよ。罰則なし。盗作は除名。

去年福島で川柳大会があったとき、講師が選者で呼ばれて、天の句にした句が問題になったようだ。この星を宇宙県にしませんか、というような句。講師はそのままにして、帰ってこられた。そのあとでその句を北海道のひとが自分の句で盗作だといってきてびっくりしているとなった。いろいろ議論して、作者はいつもいい句をつくっているし、盗作するようなひとでない。だから、そのままとしたようだ。

北海道地区の雑誌の句を関東地区の人が読む機会もないし、盗作という言葉は値しない。ただし類句は多い。

俳句の世界はどうですか?とこっちにふられてきた。
「俳句では活字になったのは、ほかには出さないように。友人でNHKの大会で、優秀句に選ばれたけど、だれかが二重投句と報告されて、取り消しされた人がいますけれど」

二重句がいけないのは、大会で天をとって、次の大会で、同じ句でまた天ととって、となるからのようだ。


象牙の塔

2011-11-02 14:02:39 | 川柳
先月半ばごろの吟行に鬼怒川温泉までいってきた。といっても川柳ですが。
アンケートをとか、マンネリ化してきたのでとかいっていた。

吟行と言っても、吟行はなく、前もって出した句を主だった人が4人ほど、選句するだけ。
互選はない。句もつくらない。披講は4人がして、作者名を、二人のひとが記入する。この方たちは、自分のノートをみれない。あとで、印刷してくれるので、この時間が無駄になる。

なんか何も知らないとはいえ、無駄な旅行のような気がした。ただただ象牙の塔を鑑賞したようだった。川柳にたいするエンスーだね。

象牙の塔でも、彼らのエンスーである、句案十体を行きのバスのなかできけたのだから、この集まりも今のところおろそかにはできませんね。彼らは14世川柳の飛兎竜文としての矜恃を保持している。そういう意味では一歩すすんでいるやも。たまさかそこにいる機会に出会った。

※エンスー:enthousiast (エンスージアスト)


鬼怒川河童風呂廃墟の旅

2011-10-12 21:27:54 | 川柳
  

かっぱ温泉の周りには変わらず営業を続ける綺麗なホテルが沢山ある。
もちろん、目の前にも。

折角の温泉の旅で、目の前にこんな不気味な廃虚があったら気分ぶちこわしです。でもないのです。
始めに川柳14世の栃木県の温泉の風呂開きにさら湯に、という14世根岸川柳先生にまつわる話をきいておりましたので、今はないかもしれないというのを、さがしあてたのですから。この河童風呂は栃木県の老舗温泉旅館で一番か二番目に古いものらしい。時代の波にかてなくて、廃業となったようだ。


でも、私には最高の観光地ではありませんか。


のんびり温泉、廃虚の旅。
「ばっちり巨大廃虚を探索した後は、温泉でのんびり疲れを癒し、
おいしい会席料理を食べながら廃虚談義に花が咲く」

尤も、先に美味しい懐石料理を食べたあと、14世川柳の川柳句会を終えて温泉につかったあとに、さらに足をのばして、ここをsる人があっここだということで、興味ある人が数十人おりて、ながめた。


いいねえ。


廃墟の旅も楽しい趣がある。

川柳の講釈

2011-09-16 20:20:44 | 川柳
なかまが川柳の初めの一歩を、講義した。一昨日レジメをつくっていて、くれてもらっていたので、これで間違ってないかきかれた。図書館かんから本をかりて、まとめたという。20分ぐらいだけれど、よかった。

あとでランチの時、川柳は、講師も作成者も上下がなくていいというと、そうだといっていた。

俳句はとても上下があってランクがあって、お金もまた違ってくる。もっとも結社によって違うけれど。

また川柳、つかってはいけない用語があることも教えてくれた。それはどの分野でも共通であろうから。時代の要求を気をつけていく。国際関係は気をつけたほうがいいよね。

今の政治体制は読みやすいという点は一致した。

文語体で詠んでいた

2011-09-14 23:28:35 | 川柳
題目のほう、知らないうちに文語体で詠んでいた。なおされた。俳句のいいまわしがみについていて、それに古典のかな使で書いていた。注意されて、まだ新人というイメージがいっそうつよくなった。みんないろんな本をくれるけれど。口語体で書いて、仮名遣いも注意して、短冊をだすことだね。


雑詠のほうは、ユーモアがあって、おもしろい。川柳らしい表現だねといわれた。気休めですね。
・無口でも上目使いのひょっとこ面    未
・逆らわずまだ治まらぬ腹の虫      

川柳の壁はいがいと厚かった。


席題たのまれた

2011-09-14 22:36:01 | 川柳
席題頼まれたといったら、題目というよ、と短歌のひとがいっていた。

いろいろ会によって、いいかたあるね。

俳句では 兼題 当季雑詠 を含め4句 席題1句 という。全部含めて清木されていて8句を選句する。
東京俳句会は嘱目5句投句、何人かで清記して、7句選句 (この形ほかでも)

川柳では 宿題2句、雑詠2句  それぞれ別に清記されていて、それぞれ3句選句する。席題2句 は時間の関係上 講師のみが発表する。次回に印刷物くれる。たっぷりと。俳句はなにもくれないけれど。川柳は会費も庶民的。俳句は結社に入ると、段階がある。同人のなかにも段階あるが。、

比較がそれぞれ、身をもって感じる。川柳的な世界でいえる。世界は明らかに違いますね。

合評もまたそれぞれに、会にょって、しきたりがある。今日の川柳の会で右横の人、俳句もいっているようですが、川柳のほうが難しいといっていた。

川柳は現在地

2011-08-14 16:34:10 | 川柳
川柳ではみんながわかる、あるあると笑わせる、そういう鉱脈にゆきあたるといいと思う。川柳的言い回しにぶつかればおもしろいのだろう。パクリでなくて。自分でいいたいことを。川柳かいの選評では、自分でどうして作ったかをいう場面がよくある。俳句はいったん発表されると、他人のものだから、自分の言い訳は決して、言う場面はない。

まあ川柳のときは、自分は選句するときは心に伝わるものをを選句している。川柳は現在地でよむものと今は思っている。どうして選んだかをいう場面がかならずあるから、選んだ理由は心に思ったことをいっている。

プッツンと今、居間(リビングルーム)の蛍光灯が切れた。暗くなる前にヤマダ電機に行かなくては。椅子をもって外してみる。スリム、でそれぞれ、「34-27-20」の3段である。以前間違って買った事があるから。メモした。

文字文化解答がだせない

2011-06-09 01:34:29 | 川柳
写実はさける。そのまま呼んでいい。孫の句は読まない。できるだけ省略する。類そう句はよまない。この句は目をつむってよむと、写真ではなく、美容整形の意味にも通じる。写真やさんからみて、川柳的になったかなとおもいました。

選者は一人ひとり理由をいわされる。作者も理由をいわされる。ひとつひとつ丁寧に吟味していく。当然反対意見、などでて、攻め合って凌ぎを削る場面がはっせいすろ。

どちらも合理的にみえる。講師けん批評家はいう。「文字文化、回答を私自身がだせない」みなさんを納得させるいいかたは難しい。根拠のない回答を教えてはいけないしね。

川柳次のお題は「自粛」

2011-05-02 15:04:32 | 川柳
「自粛」ですか。難しいですが、ざっくらばんに作ってみれば案外関係なく気軽ななお題で素敵な作品がそろうことでしょう。川柳っていいですね。昔は戦後の日本社会の発展を担った方々ですが、昔の栄光のこととは関係なく、スタートラインにたちましたね。皆様のお伽噺の続きを見ているようで、楽しいですね。

今からスタートしてみます。ニックネームはせっかく入れていただいて、バランスへの挑戦ということで、例えばネクタイよれよれ(笑)とでもしてみますか。だらしなく、いい加減重くならない名前であればいい。きれいごとで済まされなくていい。川柳に吐いて憂さ晴らしをと思っています。だって、なんか邪魔するものがあって、思いが途絶えてしまいそう。他からの顰蹙を買うことばも聞こえてきそうで。といっても、モーロク爺の句にならないよう。類想句のないことばを探したいものですな。

こちらもあのとき、浜寿司で、リーダーのグループにあってから、人生ゲームが一コマ進んだ感じです。川柳に人生の一筋の流れが進むなんて、思ってもいなかったのですから。第一回から川柳に参加できることができて、ラッキー。川柳は夢と感動の世界ですからね。

これからの川柳のあり方

2011-04-06 17:33:51 | 川柳
これからの川柳のありかたについて、マスコミ、報道関係から社会の動きがよくわかる。そういうのや、天声人語、素粒子をみると、時期をすぐによみこんでいる。川柳のできたころ、文化文政の世情、い川柳ができたのもうなずける。今は東日本大地震の川柳が新聞にのっている。汚職、殺人、詐欺、いじめなどなど、地震のニュースのなかに、そういうのが最近はいるようになった。

先月は大地震が前時間を示していた。けれど。

川柳の指導者は?

2011-04-06 17:01:43 | 川柳
一般的には川柳誌を主宰している。自分の理解と理論をもっていて、その理念で川柳誌を主宰している。同人会員賛同する作家にたいして、指導、教育を行う。

でも、川柳誌に属してなくても自分の理論理想を説き、川柳意欲を向上させるものも指導者といえる。この場合単に川柳作品が優れているだけでなく、川柳の現代性を把握した理論を発表しながら、その実践を行い、さらに信ずるところの主張を、一般愛好者に理解させる説得力を必要とします。

出典;斉藤俊輔、川柳入門講座 社団法人全日本川柳協会・編 平成11年

テレビの笑っていいともなど川柳のコーナーがあって、出演者が気軽につくって、先生がランク付していた。おもしろくて、結構わらっていた。

うがち

2011-03-31 23:40:50 | 川柳
「うがち」について、よくわからない
 しかすがにこの句を見るとうなずける。
始めの5、7 と終わりの5と逆のことをいっている。
序破急 のようでもある。

ほんとうのところ(正直にいって)何パーセントかの動機でしめている。

それが落ちなのであろう。
そこにうがちがでてきている。


柄井川柳

2011-03-30 18:37:11 | 川柳
からいせんりゅう

「川柳」という文芸の名称は人の名前からつけられた。
柄井川柳という人だそうだ。江戸時代後期(宝暦7年〈1757〉に「俳諧」から分かれた「前句附」という一種の興行的文芸の点者(てんじゃ)(選者)として、特に有名だったことから、その俳号 緑亭川柳の「川柳」が文芸の名前として、次第に定着していったらしい。

東寺数多くいた点者でも選句眼が特に秀でており、人柄もよく、公平に選句をすすめることで前句附作者の人気があり、その寄句(応募された句)も超おおかったようだ。

文芸の名称として固定化したのは「新川柳」が発生した明治36年前後おいわれますが、その入選句発表の摺物(木版刷り)の『川柳評万句合』や、のちにその秀句を集めて出版した、『排風柳多留』など。よりかんがえると、実質的には「柄井川柳」さんが川柳のはじまりといっていいのでではないでしょうか。とある。     
   参考  田口麦彦改訂版川柳入門はじめのはじめ  1987東京美術

でこの本をよんでも、柄井川柳の句はひとつものっていない。 彼は選句が上手で句はつくってないのですね。