今回の「⑬山里から津久井湖へのみち」は、
津久井湖の山里の風景を眺めながら、中世の山城の遺構、
城山を歩きながら津久井湖の展望を楽しむハイキングコースです。
起点は「⑰北条武田合戦場のみち」の終点、
相模原市津久井町長竹の韮尾根のバス停ですが、
韮尾根へはバスの便が悪く、
半原発08:55のバスを逃すと12:00まで運行されないので、
逆コースの城山高校バス停を起点とすることにしました。
行程
JR相模線・海老名駅09:25発-JR橋本駅09:52着(IC運賃324円)
(門沢橋近くで乗車客同士のトラブルで電車が30分遅延)
JR橋本駅北口・三ヶ木行10:00発-城山高校前バス停下車10:20(IC運賃268円)
(神奈川県立高校の合格発表日。城山高校には多くの受験生が集まっていた)
城山高校前10:25ー水の苑地→津久井湖観光センター10:35→城山登山口10:43→
飯縄神社(飯縄曲輪)11:30→城山山頂(11:45)(昼食)12:10→
パークセンター(周辺マップを頂く)→平井橋・久保田酒造13:15(買い物)13:25
→明日原→雨乞山15:00→農場→韮尾根バス停15:45→オギノパン(おやつ・休憩)
韮尾根バス停16:19発-半原バス停16:22着(IC運賃175円)
半原バス停16:40発-小田急線・本厚木駅着17:25(IC運賃566円)
小田急線・本厚木駅17:25発-小田急・海老名駅17:27着(IC運賃124円)
バス停近くの指導標識と城山大橋の右側に見える津久井湖
城山高校バス停近くの指導標識に沿って10分位歩くと
道路左側に城山・登山口(標識アリ)の階段に着きますが、
その前に所用を済ませるために、津久井湖観光センターに寄りました。
津久井湖観光センター・花の苑地と城山・桜の小道からの眺め
津久井湖周辺は桜の名所としても有名です。
その時の様子はこちら「津久井湖城山公園」でどうぞ。
ヒノキ林と落ち葉の中を登っていくと、林間越しにスタート地点の城山高校や
圏央道、津久井の町等が見えました。
2013年5月18日にこの山を登った時は、全く見えなかったことを考えると、
あらためて落葉樹が多かったことに気付きました。
2013年5月18日「津久井城山ハイキングとルピナス」
よろしかったらどうぞ!
アオキの花芽や実にほっこりとし、
朽ちた木に生える大きなキノコにビックリしました。
木に絡まる巨大な蔓。
夏だったら1本の木と間違えていたかもしれません。
前回は息を切らして登った鎖場も、今回はそれほどでもありません。
月に一度でも長距離歩きや、ハイキングを続けていれば、
体が自然と鍛えられるものだと実感しました。
水が白く濁っているので、城兵が刀を研いだという言い伝えや
決して水が枯れることがないと言われる宝ヶ池。
この日は枯渇していました。
登山道から47分で飯縄神社(飯縄曲輪)に到着し、
約1時間で、城山山頂(375m)にある築井古城記碑に着きました。
城山は津久井城(築井城)と呼ばれた山城で、
戦国時代には小田原北条氏に仕えた内藤氏が城主を務めていました。
天正18年(1590)の豊臣秀吉の小田原攻めに伴い落城し、
江戸時代初頭には麓に陣屋が置かれていました。
築井古城記碑は家臣の子孫が江戸時代に建てたと言われています。
築井古城記碑を背に記念撮影。
頂上から1段下がった場所は見晴らしがよく、
津久井湖、峰の薬師方面などの眺望も素晴らしかった。
ベンチがあったので昼食をとり12:10に出発。
太鼓曲線と飯縄神社の中間あたりにある指導標識を
根本口方面に向かい、男坂を下山しました。
可愛いクリーム色のお花やミヤマシキミの蕾。
四季の広場の遊具と紅白の梅。
さらに下ると、パークセンターに着いたので、
(根本口に出るはずでした)
関東ふれあいの道で、雨乞山方面を目指しているが、
指導標識を見失ってしまったので、無料庵バス停の場所を
教えてほしいとお願いすると、この地図で説明して下さった。
指導標識はパークセンターを出たすぐのところにあり、
生活道路を下っていくと、下りきったところに、バス停がありました。
無料庵のバス停を横切ると久保田酒造があります。
久保田酒造は「相模灘」などの地酒を造り続けてきた
老舗の蔵元で、創業180年だそうです。
とても大きなお屋敷で、昔は2階で蚕も飼っていたそうです。
出来立ての新酒が売っていたので、欲しかったのですが、
もう一山(雨乞山)登らないといけないので、
何かの拍子に瓶が割れたら大変と、
酒かす(1㎏ 670円)だけ買って帰りました。
久保田酒造店の脇の山道を登ると、明日原の耕作地に出ます。
しばらく台地の端を津久井城山などの景色を見ながら15~20分歩くと、
行き止まりになり、雨乞山への登山道(指導標識アリ)に着きます。
登山道を左に曲がって進むと、しばらくは緩やかな登りですが、
その後はアップ・ダウンを繰り返し、急登になります。
昨年秋の台風で根元から倒れた木あったり、
動物の糞が何ヶ所かで大量に見られたので少し不安になりましたが、
急登が終わると、雨乞山(429m)の頂上に到着しました(15:00)
10分ほど休憩。
周囲に樹木が多く、展望はそれほど良くありませんでした。
山頂からの下りは緩やかで気持ちよく歩けました。
18分ほどで韮尾根側の登山口に到着。
山里の景色を楽しみながら終点の韮尾根バス停に15:45到着。
半原行のバスの出発時間まで34分あったので、
歩くことも考えましたが、疲れたので、
オギノパンに寄り、丹沢あんぱんを食べながらバスを待ちました。
オギノパン前から見た雨乞山(後ろの山)
家に戻る前にスーパーによって買い物をしたり、
駐車場から駅までの往復、家での歩数もすべて含んでいますが、
この日一日の歩行は19.7km 28.447歩 消費カロリーは995.6㎉でした。