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「過労死は自己管理の問題」奥谷氏発言が波紋

2007年02月11日 | ネタ
どうも。
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さて、世の中の闇を一刀両断するこのブログ(大嘘)
本日は「「過労死は自己管理の問題」奥谷氏発言が波紋、という新聞記事について」です。
とりあえず↓コチラをご確認下さい。

「過労死は自己管理の問題」奥谷氏発言が波紋 [asahi.com] 2007年2月7日

 過労死するのは本人の自己管理の問題――。
 労働政策審議会(厚生労働相の諮問機関)の分科会委員、奥谷禮子氏(人材派遣会社社長)の週刊誌インタビューなどでの発言をめぐって、7日の衆院予算委員会で論議があった。
 民主党の川内博史議員が「あまりの暴言だ」と指摘。
 柳沢厚労相も「まったく私どもの考え方ではない」と防戦に追われた。

 奥谷氏は、一定条件を満たした会社員を労働時間規制から外す「ホワイトカラー・エグゼンプション」(WE)の積極推進論者。
 労働時間規制をなくせば過労死が増えるとの反対論に対し、経済誌「週刊東洋経済」1月13日号で、「経営者は、過労死するまで働けなんていいません。過労死を含めて、これは自己管理だと私は思います」などと反論。
 また「祝日もいっさいなくすべきだ」「労働基準監督署も不要」とした。
 労政審分科会でも「労働者を甘やかしすぎ」などと発言している。

 奥谷氏は朝日新聞の取材に対し、「発言の一部分だけをとらえた質問は遺憾だ。倒産しても、会社は社員を守ってくれない。早くから自律的な意識をもつべきで、労働者への激励のつもりで発言した」と話した。
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”本人の自己管理の問題”って、確かにそりゃそうだ。
ひでるさんもそう思いますので、その点はわからんでもないですよ。ええ。
いかに仕事があろうとも、身体壊してまで、命かけてまでやる必要はないでしょう。
…そんなん誰だって理解してます。

ただね、真面目な方であったり、その場の状況が悪かったりすると、なかなか思うとおりにできないのが会社であり、仕事ではないでしょうか。

残業が毎月百時間超えたりする職場でも、変な話働くうちに仕方ないと諦めてしまい、また慣れてしまうものです。
ぎりぎりまで、それこそ倒れる直前にまでならなければ、どうにもできない状況へ追い込まれるのが現場なのですよ。
昔のピンクレディーみたいに。

こうなると日々の業務に追われ、改善だのなんだの、って考える余裕すらないでしょう。
だから、上司とか周囲がそれに気付いて、手を差し伸べてあげないといけないんです。
これを自己管理の範疇だとされては、一生懸命に働く本人が気の毒です。

「奥谷禮子」さんは人材派遣会社の社長さんなんですか?
人を扱うビジネスをしている割に何も分かってない。正直恐いです。
経営者の発言がそんなんでは、働く人への対応もさして期待できそうにないですね。

なんというか、要領のイイ、絶対に過労死にならないタイプだけが、適当に休んで(さぼって)、あるいはSOS出して、という“自己管理”が出来るんですよ。それが今の世の中。
過労死なんてするのは最も会社に殉じた人なのに、自己責任のように言われたら本当に可哀想です。

ちなみに、ひでるさんは過去経験から「ホワイトカラー・エグゼンプション」を導入すれば確実に過労死が増えると思っています。
あれはあくまでも外国向けなもの。
昔とだいぶ変わりつつありますが、粉骨砕身が美徳みたいな気質の日本人に、はっきり言って合わない。
外国のモノが進んだ考え方だから合わせるべき、という思想はどうかと思います。

…以上。
文にするのは本当に難しい事なんで、どこまでひでるさんの気持ちが表現できたか微妙ですが…だいたいそんな風に考えます。


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※労働者を甘やかしすぎって発言も酷いですね。
 例えば、当時のメチャ多忙だった「ピンク・レディー」のお二人がどうにかできたんでしょうか?