昨日から、台風10号の進路・最大風速・暴風圏範囲などを注視し続けてきた。
台風が来ると、「辰巳(南東)の風は怖い」と親から教わって来た。幼少の頃、その恐ろしさを体感した台風もあった。近年では、昨年の台風21号がそうだった。
台風の右側に入ると「辰巳の風」が吹く。勢力の強い台風だと、中心に近ければ鉄筋コンクリートでない限り暴風で家が揺さぶられる恐怖を味わう。屋根瓦も飛んだりする。
今回は台風の右側の暴風圏に入るものの予想進路からすると中心から約250kmも離れているので、「辰巳の風」が吹いても最大瞬間風速40m/秒の可能性は低いと勝手に判断した。
それでも、25m/秒以上の暴風が吹き荒れる可能性があるので備えは不可欠と、作業着に着替えた。
畑では、暴風で吹き飛んでしまいそうな資材は全て片付けた。アライグマ対策でネットでスッポリ覆ったスイカ畑やバナナ瓜畑の防虫ネットだけは外したが、鉄パイプの枠組みは来年もそのまま使いたいという思いから、やや目の粗いネットもそのままにした。ただ、予想以上の暴風が吹けば鉄パイプが歪んだりするのは仕方がない・・・
家の周りも片付けた。外にあったコンテナ20個や椅子などは倉庫に全て片づけた。倉庫付近など3カ所に吊るしてあった野鳥除けの百均カラスも、全て片付けた。軒下のマイ喫茶の縁台は軒下の柱にくくりつけた。
作業中、昨年の台風21号の猛烈な暴風がトラウマになっているのか、「こんな備えだったら、吹き飛んでしまうかも・・・」という思いが何度もチラついた・・・憂いなしの対策となったのかどうか・・・
縁側などの雨戸だけは、早く閉めると真っ暗になるので明日にした。約3時間で一応の備えを終えた。作業着が噴き出た汗でビショビショになっていた。
この台風10号、雨だけはしっかり降ってくれて、暴風の被害がなく通り抜けてくれるのを願うしかない・・・
(気象庁HPより引用)