近隣の親戚の法事でのお坊さんとの雑談。
「今日は管内23カ寺の仏教婦人会の役員さんに我がお寺に集まってもらって、研修バスツアーの打合せをする」ので、これから行くのだと言う。
毎年の「仏教婦人会研修ツアー」は、県外の有名なお寺に参詣もするが周辺の観光やホテルでのランチもするので、ご婦人方の親睦旅行ともなっている。家内も過去に何回か参加させてもらった。
毎年実施される研修ツアーは、檀家数に応じて各寺毎に参加人数が割り当てられる。我が寺では、例年、役員さんだけでは人数が足らないので頼みに回ったりしている。
ところが、「町内の交通不便な山村地域にあるお寺では老人や一人暮らしの檀家も多く、奥さんが遊びにでかける機会もないので研修ツアーは大変喜ばれているとのこと。また、朝から晩まで夫婦で働くばかりの農家では、お寺の行事なのでと言えば、奥さんも家族に遠慮なく参加できるので喜ばれている」と言う。
お寺を支えているのは女性。我がお寺の仏教婦人会は、毎月1回お寺に集まって自分達でお経を唱えている。週1回、持ち回りでお寺の「お花」や「オッパン」も替え、清掃もする。お正月・報恩講・永代経・お盆のお勤めにお参りするのも大半が女性。
我が宗派には男性対象の壮年会もある。壮年とは程遠いが、今期から順番で壮年会の役員が回ってきた。ただ仏教婦人会のような活動は、とても真似できないと思っている・・・
仏教婦人会と仏教壮年会の活動度合いが、信仰心の差となっているのかも知れない・・・